無事帰る…これで終わりではない
電車で帰ろうとしたが、甘木高速バス停から直通で福岡空港へのバスがあるらしい。そこまではタクシーで行かなければならないが、何しろ大荷物なのでバスで行くことにした。
朝食をたらふく食べて帰り支度をすると、チェックアウトを済ませて予約したタクシーに乗り込んだ。さらば、甘木よ。もう二度と来ないであろう。
高速バス停には10分ほどで着いた。ほどなくバスが来て、運転手がくうみんの荷物をトランクルームに入れてくれた。電車じゃこうは行かない。下手すりゃ長~い階段を上ったり下りたりしなければならない。タクシー代は880円だったか?バス代、1230円。多少高かったけど、これで正解。
「次は福岡空港」
運転手がアナウンスしたが、誰もベルを押さない。誰も降りないのかなとくうみんがベルを押した。
「ぴんぽ~ん」
「はい、次止まります」
福岡空港に到着してバスが止まると、みんなぞろぞろ降りて行った。なんだ、みんな降りるんじゃないか。
そう言えば昔読んだマンガで、こんなのがあった。
みんなが下りるはずのバス停が近づき、運転手がアナウンスした。
「次は団地前です」
誰もベルを押さない。運転手が再度アナウンス。
「降りる方、いませんか?降りる方がいなければ通過します」
焦り始めるバスの乗客。
「どうしよう!でも、ここで押したら負け犬になる!!」
と、主人公の男性が押したいのをこらえている。そこへ、
「ぴんぽ~ん」
の音が響いた。一人の男性がバスの床にうずくまって言う。
「今日は子供の誕生日なんです…早く帰ってきてねって…遅くても待っているからって…」
乗客達はざわざわしながら言う。
「3号棟の○○さんだ…」
って、くうみんは負け犬か?!まあ、無事空港に着いた。
おじさんと一緒なら待ちながらワインでも飲むところだが、一人ではそうも行かないので缶ビールを買って飲んだ。
飛行機は定刻通り出発した。

九州よ、さらば!また来るよん
しかし飛行機は早いな。船なんて夕方4時に横浜出発で、翌日の夕方7時30分でようやく宮崎沖。なのに飛行機なら福岡から羽田まで2時間もかからずにひとっとびだ。

海ほたる

もうすぐ東京

陸地に着いたぞ!

着地!

荷物を取り出す係員
飛行機の横っ腹が開いて荷物が運び出される。くうみんたち乗客もぞろぞろと飛行機から外に出た。
空港からバスに乗って家路についた。駅から近いのはこんな時有り難い。家に帰るとおじさんの大きな遺影に挨拶した。
「無事帰りました」
小さな遺影は持って行ったのでおじさんも一緒だったとも言える。
一番にプランターの様子を見た。「水やり当番」や、底の方に水を入れることのできるプランターのおかげで植物たちも元気だ。新聞や郵便物は止めておいたけど、チラシや宅配のパンフレットでポストはかなりいっぱい。何とかならんか。
荷物をせっせと片付けて、やっと旅行が終わった。
さて、旅行は何事もなく終わったとお思いでしょうか?実はなぁ…
お次はサルでもできる反省会。
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朝食をたらふく食べて帰り支度をすると、チェックアウトを済ませて予約したタクシーに乗り込んだ。さらば、甘木よ。もう二度と来ないであろう。
高速バス停には10分ほどで着いた。ほどなくバスが来て、運転手がくうみんの荷物をトランクルームに入れてくれた。電車じゃこうは行かない。下手すりゃ長~い階段を上ったり下りたりしなければならない。タクシー代は880円だったか?バス代、1230円。多少高かったけど、これで正解。
「次は福岡空港」
運転手がアナウンスしたが、誰もベルを押さない。誰も降りないのかなとくうみんがベルを押した。
「ぴんぽ~ん」
「はい、次止まります」
福岡空港に到着してバスが止まると、みんなぞろぞろ降りて行った。なんだ、みんな降りるんじゃないか。
そう言えば昔読んだマンガで、こんなのがあった。
みんなが下りるはずのバス停が近づき、運転手がアナウンスした。
「次は団地前です」
誰もベルを押さない。運転手が再度アナウンス。
「降りる方、いませんか?降りる方がいなければ通過します」
焦り始めるバスの乗客。
「どうしよう!でも、ここで押したら負け犬になる!!」
と、主人公の男性が押したいのをこらえている。そこへ、
「ぴんぽ~ん」
の音が響いた。一人の男性がバスの床にうずくまって言う。
「今日は子供の誕生日なんです…早く帰ってきてねって…遅くても待っているからって…」
乗客達はざわざわしながら言う。
「3号棟の○○さんだ…」
って、くうみんは負け犬か?!まあ、無事空港に着いた。
おじさんと一緒なら待ちながらワインでも飲むところだが、一人ではそうも行かないので缶ビールを買って飲んだ。
飛行機は定刻通り出発した。

九州よ、さらば!また来るよん
しかし飛行機は早いな。船なんて夕方4時に横浜出発で、翌日の夕方7時30分でようやく宮崎沖。なのに飛行機なら福岡から羽田まで2時間もかからずにひとっとびだ。

海ほたる

もうすぐ東京

陸地に着いたぞ!

着地!

荷物を取り出す係員
飛行機の横っ腹が開いて荷物が運び出される。くうみんたち乗客もぞろぞろと飛行機から外に出た。
空港からバスに乗って家路についた。駅から近いのはこんな時有り難い。家に帰るとおじさんの大きな遺影に挨拶した。
「無事帰りました」
小さな遺影は持って行ったのでおじさんも一緒だったとも言える。
一番にプランターの様子を見た。「水やり当番」や、底の方に水を入れることのできるプランターのおかげで植物たちも元気だ。新聞や郵便物は止めておいたけど、チラシや宅配のパンフレットでポストはかなりいっぱい。何とかならんか。
荷物をせっせと片付けて、やっと旅行が終わった。
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