ほとんど一人で観光
Mの旦那は、もともと早起きのようだ。6時頃から起き始めた。
「朝のお勤めに行くよ」
朝のお勤めと言うと一般人はおトイレのことを言う。しかし、ここはお寺なので坊さんがお経を読んでくれる。普段なら寝ているが、せっかくなので行くことにした。廊下は屋内なのに温度計は0度だった。家の中でもコートは必須。コートを着つつ、椅子に座り、坊さんのお経に耳を傾ける。

廊下なのに0度!
前に置いてある名簿のようなものに、Mの旦那の名前と、亡くしてしまった大切なご子息の名前が記してあった。おじさんも、供養してもらおうかな。だけどここにはそんなに来ないだろうから、かえって寂しい思いをさせるだけか?など思いつつ、30分ほどの読経を聞いた。
朝のお勤めが終わるとすぐに食事だ。がんもの煮つけがおいしい。

昨日水がしみてしまったウォーキングシューズは部屋の中に入れておいたのですっかり乾いていた。雪がまだ残っているので水に浸さないように気を付けよう。
奥の院までMの旦那に付き合ってもらう。奥の院の裏には、ろうそくや線香を供える場所があった。Mの旦那はろうそくを一本供えた。なのでくうみんも真似してろうそくを供えた。一本50円とあったが、50円がないので100円出して2本供えた。
現の世ならぬどこかには、人の寿命のろうそくがあって、まだ長いのや、もうすぐ終わるろうそくがたくさんあるそうだ。短くても長くてもいいけど、取り残されるのは嫌だ。
おじさんのろうそくの方が長いと思っていたのに、おじさんのろうそくはすぐに燃え尽きてしまった。
くうみんはろうそくを風の吹きこまないところを選んで2本並べて火をつけた。こんな風に同じ長さだったらよかったのに。
「私、宿に戻るわ。これから一人で回って」
Mの旦那が言うので、これから一人旅。

背中に哀愁漂うMの旦那の後ろ姿

由緒正しい方々のお墓がたくさん
歴代天皇陵と言うものもあった。天皇は神道だが、高野山は宗教問わず何でもオッケーの心の広い宗派なのでおかしなことではないそうだ。

このお地蔵さんはみんなから化粧をされている。化粧をしてあげると美人になるのかな?

善良な人は軽く感じると言うみろく石。結構重かったので私は悪い奴だ
奥の院までの道中、中の橋付近に姿見の井戸がある。この井戸をのぞき込んで顔が映っていなかったら、3年以内に死ぬそうだ。くうみんは顔が映ったので3年は保証された。
主な施設の拝観料は200円から600円だが、セットになった券を買うと、2200円分の拝観料が1500円で済む。これはお値打ち!これを買って、寺巡りをした。
1500円分を回ったときは「これで元を取った」と思った。それ以上行った時は「ああ、得した」と思った。どうも普段の金銭感覚で考えてしまう。

なかなかきれいな猫がいたので写真を撮ったら…

こちらに近づいてきて…かみついた!! 手袋していなかったらケガするところだった。

凶暴な猫!
お寺内部では写真はNGだ。それなのに金剛峯寺でバシバシ撮っている親父がいたので、渋い顔で睨んでやったが知らん顔している。派手なスタジャンを着ている。胴体の色は白で背中に大きな赤い丸い模様が3つ、重なるようについている。胸の部分には赤や青で派手な刺繍が施されていて、腕の部分は青と言う日本人離れした派手さだが、こいつは間違いなく日本人だ。
大師教会で阿闍梨の受戒の時、隣に座った男だ。確かN県出身。
見兼ねて言った。
「さっきから写真バシバシ撮っているけど、そんなことしていいんですか?!」
「えっ」
「さっきから写真撮っているけど、そんなことしていいんですかと言ったんです!」
すると写真を撮っていたスマホを仕舞った。
その後も真正面で睨んだり、わざと隣で見学したりしていたら、不気味に思ったのか、そそくさと靴を履きに行った。なので、なおもそいつを追いかけて、くうみんも隣で靴を履いた。
男はすごいスピードで山門を出て行ってしまった。
くうみんは山門の前に立って腕組みし、仁王立ちしてそいつの後ろ姿を睨みつけた。
「今日はこれくらいにしといちゃる!!」
さて、観光も終わったし、宿に帰るか。

今宵の夕食
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「朝のお勤めに行くよ」
朝のお勤めと言うと一般人はおトイレのことを言う。しかし、ここはお寺なので坊さんがお経を読んでくれる。普段なら寝ているが、せっかくなので行くことにした。廊下は屋内なのに温度計は0度だった。家の中でもコートは必須。コートを着つつ、椅子に座り、坊さんのお経に耳を傾ける。

廊下なのに0度!
前に置いてある名簿のようなものに、Mの旦那の名前と、亡くしてしまった大切なご子息の名前が記してあった。おじさんも、供養してもらおうかな。だけどここにはそんなに来ないだろうから、かえって寂しい思いをさせるだけか?など思いつつ、30分ほどの読経を聞いた。
朝のお勤めが終わるとすぐに食事だ。がんもの煮つけがおいしい。

昨日水がしみてしまったウォーキングシューズは部屋の中に入れておいたのですっかり乾いていた。雪がまだ残っているので水に浸さないように気を付けよう。
奥の院までMの旦那に付き合ってもらう。奥の院の裏には、ろうそくや線香を供える場所があった。Mの旦那はろうそくを一本供えた。なのでくうみんも真似してろうそくを供えた。一本50円とあったが、50円がないので100円出して2本供えた。
現の世ならぬどこかには、人の寿命のろうそくがあって、まだ長いのや、もうすぐ終わるろうそくがたくさんあるそうだ。短くても長くてもいいけど、取り残されるのは嫌だ。
おじさんのろうそくの方が長いと思っていたのに、おじさんのろうそくはすぐに燃え尽きてしまった。
くうみんはろうそくを風の吹きこまないところを選んで2本並べて火をつけた。こんな風に同じ長さだったらよかったのに。
「私、宿に戻るわ。これから一人で回って」
Mの旦那が言うので、これから一人旅。

背中に哀愁漂うMの旦那の後ろ姿

由緒正しい方々のお墓がたくさん
歴代天皇陵と言うものもあった。天皇は神道だが、高野山は宗教問わず何でもオッケーの心の広い宗派なのでおかしなことではないそうだ。

このお地蔵さんはみんなから化粧をされている。化粧をしてあげると美人になるのかな?

善良な人は軽く感じると言うみろく石。結構重かったので私は悪い奴だ
奥の院までの道中、中の橋付近に姿見の井戸がある。この井戸をのぞき込んで顔が映っていなかったら、3年以内に死ぬそうだ。くうみんは顔が映ったので3年は保証された。
主な施設の拝観料は200円から600円だが、セットになった券を買うと、2200円分の拝観料が1500円で済む。これはお値打ち!これを買って、寺巡りをした。
1500円分を回ったときは「これで元を取った」と思った。それ以上行った時は「ああ、得した」と思った。どうも普段の金銭感覚で考えてしまう。

なかなかきれいな猫がいたので写真を撮ったら…

こちらに近づいてきて…かみついた!! 手袋していなかったらケガするところだった。

凶暴な猫!
お寺内部では写真はNGだ。それなのに金剛峯寺でバシバシ撮っている親父がいたので、渋い顔で睨んでやったが知らん顔している。派手なスタジャンを着ている。胴体の色は白で背中に大きな赤い丸い模様が3つ、重なるようについている。胸の部分には赤や青で派手な刺繍が施されていて、腕の部分は青と言う日本人離れした派手さだが、こいつは間違いなく日本人だ。
大師教会で阿闍梨の受戒の時、隣に座った男だ。確かN県出身。
見兼ねて言った。
「さっきから写真バシバシ撮っているけど、そんなことしていいんですか?!」
「えっ」
「さっきから写真撮っているけど、そんなことしていいんですかと言ったんです!」
すると写真を撮っていたスマホを仕舞った。
その後も真正面で睨んだり、わざと隣で見学したりしていたら、不気味に思ったのか、そそくさと靴を履きに行った。なので、なおもそいつを追いかけて、くうみんも隣で靴を履いた。
男はすごいスピードで山門を出て行ってしまった。
くうみんは山門の前に立って腕組みし、仁王立ちしてそいつの後ろ姿を睨みつけた。
「今日はこれくらいにしといちゃる!!」
さて、観光も終わったし、宿に帰るか。

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