戦い済んで日が暮れて
今日は午後から中部地区のブロ友、Mの旦那が来ることになっている。
マラソンが決まったとき、どちらから連絡を取ったか忘れたが、くうみんはMの旦那に話した。
「マラソン終わったら、どこかのんびり温泉にでも行きたいんだよね。山海の珍味も食べたいな」
すると、Mの旦那は言った。
「なら高野山に行こうか」
高野山と言うくらいだから、歩き回るのだろう。
「え、でも私、のんびり温泉…」
「定宿があるんや。予約しとくから」
「あの、温泉…」
「そこの精進料理もおいしいのや」
「あの、山海の珍味…」
「じゃ、楽しみにしとるわ」
「あ…」
という訳でマラソン後、高野山に行くことになったのだ。
マラソン帰りは電車が混まないうちに、サササと帰ることにしている。
くうみんはホテルの部屋に直行したが、今から掃除をすると言うのでロビーで待つことになった。待つこと20分。部屋に戻るとのんびり風呂につかり、お楽しみビールを飲んだ。
そして戦利品のティファニーのネックレスを取り出して一人悦に入る。

箱には白いリボンが掛けられていましたのよ

ハートにランの模様。このゴージャスな輝きは私にぴったし
携帯が鳴った。Mの旦那からだ。
「今ホテルの部屋にいる。チェックインが2時だと言うのに掃除が終わっていないので、待たされたんや」
なんとMの旦那も!だらしないぞ、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋!
「そうですか、私、今パンツ一丁なので支度してそちらに向かいます」
Mの旦那の部屋は24階で、21階のくうみんの部屋より高い階だ。Mの旦那の分のビールも持って行ったが、Mの旦那は酒は飲まないと言う。
「どこ行こか」
ホテルがあるのは金山と言う駅の近くだが、「相席屋」と言う店が目に留まった。そこは男性はお金を払うが、女性はタダで、その代り男性と相席になるのだと言う。
「ここならタダらしいけど、あたしたちオバさんじゃ、誰も来てくれないかも知れない」
Mの旦那はため息をついた。
「それは傷つくな」
「このグルメ本で決めましょう」
あのバカ高一鳳が載っていたグルメ本なので、信頼に足るかどうかわからぬが。Mの旦那は本文を読むと割と早く店を決めた。
「そんじゃ、風来坊にしよう」
と言うことで、この日はMの旦那と手羽先の店、「風来坊」に入った。手羽先と言うと山ちゃんが有名だが、風来坊の方が薄味でおいしいと言う。
Mの旦那は酒を飲まないので、ウーロン茶、ビールをくうみん一人でぐいぐい飲んだ。
明日の打ち合わせもしておかねばならぬ。
朝食は、くうみんがせしめたパンとバナナをMの旦那とで分けて食べることにした。パンはくうみん、バナナはMの旦那。
Mの旦那は鶏手羽をほおばった。
「明日は7時半にロビー集合にひよか?」
くうみんも鶏手羽を口に入れて、モゴモゴ言った。
「7時半?早過ぎまへんか?」
「ほれじゃ8時でいいか?」
「ほれくらいがいいでしょう」
食事を始めたのが6時前。8時になる前にホテルに戻った。信じられないことにそのまますぐに寝てしまった。
朝までめざめることはなかった。
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「マラソン終わったら、どこかのんびり温泉にでも行きたいんだよね。山海の珍味も食べたいな」
すると、Mの旦那は言った。
「なら高野山に行こうか」
高野山と言うくらいだから、歩き回るのだろう。
「え、でも私、のんびり温泉…」
「定宿があるんや。予約しとくから」
「あの、温泉…」
「そこの精進料理もおいしいのや」
「あの、山海の珍味…」
「じゃ、楽しみにしとるわ」
「あ…」
という訳でマラソン後、高野山に行くことになったのだ。
マラソン帰りは電車が混まないうちに、サササと帰ることにしている。
くうみんはホテルの部屋に直行したが、今から掃除をすると言うのでロビーで待つことになった。待つこと20分。部屋に戻るとのんびり風呂につかり、お楽しみビールを飲んだ。
そして戦利品のティファニーのネックレスを取り出して一人悦に入る。

箱には白いリボンが掛けられていましたのよ

ハートにランの模様。このゴージャスな輝きは私にぴったし
携帯が鳴った。Mの旦那からだ。
「今ホテルの部屋にいる。チェックインが2時だと言うのに掃除が終わっていないので、待たされたんや」
なんとMの旦那も!だらしないぞ、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋!
「そうですか、私、今パンツ一丁なので支度してそちらに向かいます」
Mの旦那の部屋は24階で、21階のくうみんの部屋より高い階だ。Mの旦那の分のビールも持って行ったが、Mの旦那は酒は飲まないと言う。
「どこ行こか」
ホテルがあるのは金山と言う駅の近くだが、「相席屋」と言う店が目に留まった。そこは男性はお金を払うが、女性はタダで、その代り男性と相席になるのだと言う。
「ここならタダらしいけど、あたしたちオバさんじゃ、誰も来てくれないかも知れない」
Mの旦那はため息をついた。
「それは傷つくな」
「このグルメ本で決めましょう」
あのバカ高一鳳が載っていたグルメ本なので、信頼に足るかどうかわからぬが。Mの旦那は本文を読むと割と早く店を決めた。
「そんじゃ、風来坊にしよう」
と言うことで、この日はMの旦那と手羽先の店、「風来坊」に入った。手羽先と言うと山ちゃんが有名だが、風来坊の方が薄味でおいしいと言う。
Mの旦那は酒を飲まないので、ウーロン茶、ビールをくうみん一人でぐいぐい飲んだ。
明日の打ち合わせもしておかねばならぬ。
朝食は、くうみんがせしめたパンとバナナをMの旦那とで分けて食べることにした。パンはくうみん、バナナはMの旦那。
Mの旦那は鶏手羽をほおばった。
「明日は7時半にロビー集合にひよか?」
くうみんも鶏手羽を口に入れて、モゴモゴ言った。
「7時半?早過ぎまへんか?」
「ほれじゃ8時でいいか?」
「ほれくらいがいいでしょう」
食事を始めたのが6時前。8時になる前にホテルに戻った。信じられないことにそのまますぐに寝てしまった。
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