家庭裁判所のバカ~!! おじさんのバカ~!! 図らずもバカシリーズ 知っていたら教えてください
おじさんは認知症のお母さんの成年後見人だった。おじさん亡き後、後見人チェンジの手続きはどうしようと言う話になった。
「このまま放っておけばいいんじゃない?おじさんが成年後見人になったのも、お母さんの土地の売買のためだったんだし。もう売るものもないから、これでいいわよ」
と姉さん方が言うので、そのままにしておくことにした。
しかし、そうは問屋が卸さなかった。
くうみんの所へ、家庭裁判所から何か送られてきた。中身の趣旨は次のようなものだった。
「○○様の成年後見人のおじさんへ 前回報告時より3年経過しました。財産目録や収支報告をするように」
くうみんはお姉さんに報告した。
「お姉さん!こんなものが!!」
「あ~、やっぱり手続きしないといけないわね」
さすがにこの役、成年後見人ははくうみんではなく、2番目のお姉さんが果たすことになった。お姉さんは書類を書いて家庭裁判所に赴いた。
2週間後くらいにお母さんの所に集まって、その後どうなったのか聞いた。
「届け出た経常的な収支と比べると、預金が少なくなっているって言うのよ」
「そりゃあ、3年の間には入院も何回かしたし、超機能車いすのレンタル代だって月に1万円かかるようになりましたよ。それにここに親類縁者が集まって食事をすることも年に何回かあったし」
「そうなのよ。それでね、入院や車いすはいいけれど、食事代は出しちゃダメだって」
「何よ、それは!!」
お母さんの入居している老人ホームに親類縁者が集まると言うことは、実家に親類縁者が集まるようなもの。お母さんに意思表示ができたら、きっと、
「寿司でもウナギでも取って、みんなで食べましょう」
と言うに決まっている。それがダメだったらどんな集まりになると言うのか。お茶だけじゃ皆集りゃしないよ!
しかし、そんなことはまだいい。一番の問題は、成年後見人を見張る役を付けなくてはならなくなったことだ。後見監督人と言うらしい。
今までそんな役をつけろとは言われなかったが、最近は成年後見人が財産をかすめ取る事件が多くなったので見張り役を付けることになったらしい。信託銀行に依頼するか、弁護士を付けるか、しなくてはならないらしい。
「だったら、T兵君に頼んだら?安くしてくれるんじゃないかしら?」
T兵君はおじさんのいとこの子で、弁護士だ。頭もいいが、性格もいい。
「それが裁判所の指定した弁護士じゃないとダメだっていうのよ」
「なんですか?それは!」
お姉さんが聞いてきた話によると、今はまだ見張り役を付けるのは法律で決まっている訳ではないが、だからと言って放っておくと、向こうが勝手に決めた弁護士を付けざるを得ないようになっていると言う。
「あたしたちはお母さんの財産なんか、使い込みしないわよ!」
「そうよ!年に数回集まって食事するくらい、何の使い込みよ!!」
最近弁護士の仕事が不足しているから、裁判所と弁護士会が仕事を増やそうとしてこんなことを考えたのではないかと勘ぐってしまう。
ちなみに一番安くて済むのは信託銀行に頼むことで年間15万円から20万円くらい。弁護士を付けるとなるとかなり高くなるとお姉さんは言う。
パソコンで検索したら、弁護士もそんなに高くはないようなことが書いてあった。しかし、お姉さんが家庭裁判所で聞いた話が間違いではないなら、どちらが本当のことだろう?
誰か詳しい人がいたら、教えて欲しいのですが。この辺、どうなんでしょうか?
団子3姉妹は頭を抱えた。くうみんはキッとおじさんの遺影を睨みつけた。
「こんなことはおじさんの役目よ!!」
お姉さんたちも口々におじさんをののしった。
「まったく何やってるのよ!何で私たちがこんなことで悩まなければいけないのよ!」
「あんたが生きていればこんなこと、考えないで済んだのに!!」
3姉妹はおじさんの遺影に向かって人差し指を上下に振った。
「このバカ~!」
おじさんは死んでも叱られるのだった。

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「このまま放っておけばいいんじゃない?おじさんが成年後見人になったのも、お母さんの土地の売買のためだったんだし。もう売るものもないから、これでいいわよ」
と姉さん方が言うので、そのままにしておくことにした。
しかし、そうは問屋が卸さなかった。
くうみんの所へ、家庭裁判所から何か送られてきた。中身の趣旨は次のようなものだった。
「○○様の成年後見人のおじさんへ 前回報告時より3年経過しました。財産目録や収支報告をするように」
くうみんはお姉さんに報告した。
「お姉さん!こんなものが!!」
「あ~、やっぱり手続きしないといけないわね」
さすがにこの役、成年後見人ははくうみんではなく、2番目のお姉さんが果たすことになった。お姉さんは書類を書いて家庭裁判所に赴いた。
2週間後くらいにお母さんの所に集まって、その後どうなったのか聞いた。
「届け出た経常的な収支と比べると、預金が少なくなっているって言うのよ」
「そりゃあ、3年の間には入院も何回かしたし、超機能車いすのレンタル代だって月に1万円かかるようになりましたよ。それにここに親類縁者が集まって食事をすることも年に何回かあったし」
「そうなのよ。それでね、入院や車いすはいいけれど、食事代は出しちゃダメだって」
「何よ、それは!!」
お母さんの入居している老人ホームに親類縁者が集まると言うことは、実家に親類縁者が集まるようなもの。お母さんに意思表示ができたら、きっと、
「寿司でもウナギでも取って、みんなで食べましょう」
と言うに決まっている。それがダメだったらどんな集まりになると言うのか。お茶だけじゃ皆集りゃしないよ!
しかし、そんなことはまだいい。一番の問題は、成年後見人を見張る役を付けなくてはならなくなったことだ。後見監督人と言うらしい。
今までそんな役をつけろとは言われなかったが、最近は成年後見人が財産をかすめ取る事件が多くなったので見張り役を付けることになったらしい。信託銀行に依頼するか、弁護士を付けるか、しなくてはならないらしい。
「だったら、T兵君に頼んだら?安くしてくれるんじゃないかしら?」
T兵君はおじさんのいとこの子で、弁護士だ。頭もいいが、性格もいい。
「それが裁判所の指定した弁護士じゃないとダメだっていうのよ」
「なんですか?それは!」
お姉さんが聞いてきた話によると、今はまだ見張り役を付けるのは法律で決まっている訳ではないが、だからと言って放っておくと、向こうが勝手に決めた弁護士を付けざるを得ないようになっていると言う。
「あたしたちはお母さんの財産なんか、使い込みしないわよ!」
「そうよ!年に数回集まって食事するくらい、何の使い込みよ!!」
最近弁護士の仕事が不足しているから、裁判所と弁護士会が仕事を増やそうとしてこんなことを考えたのではないかと勘ぐってしまう。
ちなみに一番安くて済むのは信託銀行に頼むことで年間15万円から20万円くらい。弁護士を付けるとなるとかなり高くなるとお姉さんは言う。
パソコンで検索したら、弁護士もそんなに高くはないようなことが書いてあった。しかし、お姉さんが家庭裁判所で聞いた話が間違いではないなら、どちらが本当のことだろう?
誰か詳しい人がいたら、教えて欲しいのですが。この辺、どうなんでしょうか?
団子3姉妹は頭を抱えた。くうみんはキッとおじさんの遺影を睨みつけた。
「こんなことはおじさんの役目よ!!」
お姉さんたちも口々におじさんをののしった。
「まったく何やってるのよ!何で私たちがこんなことで悩まなければいけないのよ!」
「あんたが生きていればこんなこと、考えないで済んだのに!!」
3姉妹はおじさんの遺影に向かって人差し指を上下に振った。
「このバカ~!」
おじさんは死んでも叱られるのだった。


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