スーちゃんの涙雨 くうみん布団は涙を拭くハンカチに
昨日、ひねくれくうみんはお昼過ぎに外出しました。大変良い天気だったので、洗濯物も、布団も干しっぱなしです。
先にブログでお話しましたが、介護施設にくうみん母、ハリケーン西太后陛下を入居させるよう見学に行き、大変お気に召したと思いきや、
「やっぱりやめる!」
とのたまわれたので、おじさん母東太后陛下に来ていただいてはどうかという話になったのです。
おじさんの二人のお姉さんが来て、施設の人の説明を聞いていましたがあんなにきれいに晴れていた空が見る見る曇っていくではありませんか!
「あら、あんなに晴れていたのに」
「あたし、布団干しっぱなし~」
まあ大丈夫だろう、くうみんは高をくくっていました。しかし、そのうちに大粒の雨が窓に見えるではありませんか!
「悪いけど、先に帰ってる!そうだ、帰るときに、あそこのメンチカツ、買って来て!」
「判った、早く帰れ」
買ったことはないのですが、先日この近くでなにやらおいしそうなメンチカツを売る店を発見したので、今日のおかずにしようと言っていたのです。
くうみんは自転車で急ぎ帰ります。傘を持たずに外出した人が多かったと見えて、道行く人は大急ぎで走っています。
やっと家にたどり着き、布団を取り込むと、何とまたきれいな青空に戻っているではありませんか!
「うそ!」
へなへなと座り込むくうみん。
きれいに晴れたはいいけれど、またいつ雨が降らないとも限りません。布団を広げて、布団乾燥機を引っ張り出します。
そのうちおじさんが帰ってきます。
「店が休みでメンチカツ、買えなかった」
「へ、なんか今日はタイミングの悪い日だね」
介護施設のほうも、お姉さん方が待ったをかけました。
「あそこは介護付き老人ホームじゃなくて、高齢者専用賃貸住宅だから介護度が高くなると別の所に移らなければならない、同じ系列のホームを紹介してくれると言ってもすぐに入れるかわからないでしょう」
なるほど道理です。
結局もう雨は降りませんでした。この電力不足のときに…
天気が良くなったので外を走って、その後フィットネスクラブのお風呂で汗を流し、サウナに入りました。
「今日は、いい天気だと思ったら、急に雨降ってまいったわよ」
「そうね、突然だったわよね」
「あの時、スーちゃんの出棺だったんだって」
「あら、そうなの」
あれはスーちゃんの涙雨だったんだ。やっぱりお別れは辛いよね。
その後いつものようにおじさんと乾杯、おいしく食事をして、いい気持ちで布団にもぐりこみました。
布団の中はスーちゃんの涙の匂いがするように思われました。スーちゃんの涙なら仕方ないよね。この布団、ハンカチになったんだね。
そう思ううち、くうみんは深い眠りに吸込まれていきました。もう朝まで目が覚めない、本当に癌なの?のくうみん。
クリックいただければ幸いです。

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「やっぱりやめる!」
とのたまわれたので、おじさん母東太后陛下に来ていただいてはどうかという話になったのです。
おじさんの二人のお姉さんが来て、施設の人の説明を聞いていましたがあんなにきれいに晴れていた空が見る見る曇っていくではありませんか!
「あら、あんなに晴れていたのに」
「あたし、布団干しっぱなし~」
まあ大丈夫だろう、くうみんは高をくくっていました。しかし、そのうちに大粒の雨が窓に見えるではありませんか!
「悪いけど、先に帰ってる!そうだ、帰るときに、あそこのメンチカツ、買って来て!」
「判った、早く帰れ」
買ったことはないのですが、先日この近くでなにやらおいしそうなメンチカツを売る店を発見したので、今日のおかずにしようと言っていたのです。
くうみんは自転車で急ぎ帰ります。傘を持たずに外出した人が多かったと見えて、道行く人は大急ぎで走っています。
やっと家にたどり着き、布団を取り込むと、何とまたきれいな青空に戻っているではありませんか!
「うそ!」
へなへなと座り込むくうみん。
きれいに晴れたはいいけれど、またいつ雨が降らないとも限りません。布団を広げて、布団乾燥機を引っ張り出します。
そのうちおじさんが帰ってきます。
「店が休みでメンチカツ、買えなかった」
「へ、なんか今日はタイミングの悪い日だね」
介護施設のほうも、お姉さん方が待ったをかけました。
「あそこは介護付き老人ホームじゃなくて、高齢者専用賃貸住宅だから介護度が高くなると別の所に移らなければならない、同じ系列のホームを紹介してくれると言ってもすぐに入れるかわからないでしょう」
なるほど道理です。
結局もう雨は降りませんでした。この電力不足のときに…
天気が良くなったので外を走って、その後フィットネスクラブのお風呂で汗を流し、サウナに入りました。
「今日は、いい天気だと思ったら、急に雨降ってまいったわよ」
「そうね、突然だったわよね」
「あの時、スーちゃんの出棺だったんだって」
「あら、そうなの」
あれはスーちゃんの涙雨だったんだ。やっぱりお別れは辛いよね。
その後いつものようにおじさんと乾杯、おいしく食事をして、いい気持ちで布団にもぐりこみました。
布団の中はスーちゃんの涙の匂いがするように思われました。スーちゃんの涙なら仕方ないよね。この布団、ハンカチになったんだね。
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