未亡人くうみん おじさんのお告げは本当だった
ビール売ってるぞ。
おじさんのお告げがあった。本当かしら。だって見渡す限り田んぼと畑じゃないのさ。こんなところで酒屋がある訳がない。それよりも今日は6時40分ロビー集合で初日の出ツアーがあるらしい。日の出の見える屋外にでも行くんだろう。さて、着替えて行くか。
ロビーに行くとすでに30人ほどの人たちが待っていた。
「皆さん、こちらです」
ホテルの人の先導でエレベータに乗った。我先に乗り込もうとする人が多かったが、日の出までまだ時間がある。先に行っても寒い思いをするだけだよ。
屋上階のボタンを押せというのに、そこにいる人がボケで、途中階で帰ってきてしまうエレベータもあった。エレベータを操作する場所には、気の利かない親父がいるとみんなが迷惑する。
普段はお客の行かない屋上に着くと、日の出はもうすぐ…

はっはっは!私は偉いんだぞう!と言っているかのような鉄塔

太陽が遠慮するように顔を出してきた

主役は私、私はお日様。そのうちもっと高く上るんだもの、鉄塔がいたって構わないわ。と言うかのような太陽さん

鉄塔が邪魔だと皆ぶうぶう文句を言っていた。
この後、風呂入って朝食を食べる。朝食は食べホ。だけど食べすぎないようにしなけりゃな。
朝食会場にはおなかをすかせた皆さんが料理に群がっている。負けるものかと決意を新たにして、係のお姉さんに朝食券を渡す。
「何名様ですか?」
「一人です」
「二名様?」
「一人です」
一人しかいないだろうに、なぜ聞き返す?ひょっとして、おじさんが後ろにいるのかな。

朝食は毎日同じものばかり。カレーの種類くらい変えてくれよ。おいしかったけど…
午前中はロビーで新聞を読んだり、読書をして過ごしたが、午後は肥満防止のためウォーキングをすることにした。例によってマスクと帽子をかぶった怪しい姿だ。
本当にビールを売っている店があるのか?昨日は向かって左側に行ったから、今日は右に行ってみよう。歩いて20分ほどした時だ。何かのお店があった。正月のこととて閉まっている。

店の横に自販機があるのに気づいた。
「酒の自販機はないんだよね~」
など思っていたら、なんと奇跡のように酒の自販機があるではないか!おじさんの言ったことは本当だったんだ!

もうちょっと歩いて、帰りにビールを買って帰ろう。大きいのにしちゃおうかな?ビールじゃなくてチューハイもあったな。
ニコニコ顔で歩いていたが、田舎の自販機によくあるように、「売り切れ」とか、「故障で品物が出てこない」と言ったことになったらどうしよう。
そんな不安が頭の中をよぎった。しかしビールは問題なく買えた。
これで滞在中安心してビールが飲める。
このホテルは、大浴場、空の冷蔵庫、シャワートイレ、そしてビールの自販機とうちで言う「よい宿」の条件をすべてクリアしたことになる。でも、いいホテル…?何しろ周りは田んぼ…う~ん。
まだまだくうみんの思案は続くのであった。

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おじさんのお告げがあった。本当かしら。だって見渡す限り田んぼと畑じゃないのさ。こんなところで酒屋がある訳がない。それよりも今日は6時40分ロビー集合で初日の出ツアーがあるらしい。日の出の見える屋外にでも行くんだろう。さて、着替えて行くか。
ロビーに行くとすでに30人ほどの人たちが待っていた。
「皆さん、こちらです」
ホテルの人の先導でエレベータに乗った。我先に乗り込もうとする人が多かったが、日の出までまだ時間がある。先に行っても寒い思いをするだけだよ。
屋上階のボタンを押せというのに、そこにいる人がボケで、途中階で帰ってきてしまうエレベータもあった。エレベータを操作する場所には、気の利かない親父がいるとみんなが迷惑する。
普段はお客の行かない屋上に着くと、日の出はもうすぐ…

はっはっは!私は偉いんだぞう!と言っているかのような鉄塔

太陽が遠慮するように顔を出してきた

主役は私、私はお日様。そのうちもっと高く上るんだもの、鉄塔がいたって構わないわ。と言うかのような太陽さん

鉄塔が邪魔だと皆ぶうぶう文句を言っていた。
この後、風呂入って朝食を食べる。朝食は食べホ。だけど食べすぎないようにしなけりゃな。
朝食会場にはおなかをすかせた皆さんが料理に群がっている。負けるものかと決意を新たにして、係のお姉さんに朝食券を渡す。
「何名様ですか?」
「一人です」
「二名様?」
「一人です」
一人しかいないだろうに、なぜ聞き返す?ひょっとして、おじさんが後ろにいるのかな。

朝食は毎日同じものばかり。カレーの種類くらい変えてくれよ。おいしかったけど…
午前中はロビーで新聞を読んだり、読書をして過ごしたが、午後は肥満防止のためウォーキングをすることにした。例によってマスクと帽子をかぶった怪しい姿だ。
本当にビールを売っている店があるのか?昨日は向かって左側に行ったから、今日は右に行ってみよう。歩いて20分ほどした時だ。何かのお店があった。正月のこととて閉まっている。

店の横に自販機があるのに気づいた。
「酒の自販機はないんだよね~」
など思っていたら、なんと奇跡のように酒の自販機があるではないか!おじさんの言ったことは本当だったんだ!

もうちょっと歩いて、帰りにビールを買って帰ろう。大きいのにしちゃおうかな?ビールじゃなくてチューハイもあったな。
ニコニコ顔で歩いていたが、田舎の自販機によくあるように、「売り切れ」とか、「故障で品物が出てこない」と言ったことになったらどうしよう。
そんな不安が頭の中をよぎった。しかしビールは問題なく買えた。
これで滞在中安心してビールが飲める。
このホテルは、大浴場、空の冷蔵庫、シャワートイレ、そしてビールの自販機とうちで言う「よい宿」の条件をすべてクリアしたことになる。でも、いいホテル…?何しろ周りは田んぼ…う~ん。
まだまだくうみんの思案は続くのであった。


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