便秘の恐怖と勘違いの恐怖
先日アロエ化粧水を作るために近くのドラッグストアでグリセリンを買った。
「すみません、グリセリンください」
「えっ、グリセリンですか?少しお待ちください」
店員は裏に回りしばらくごそごそしてからプラスチックのビンを手に持ってきた。
「どちらにいたしますか?」
大きいのは1リットルくらいもあろうか。化粧水に入れるくらいなら少しでいいので、100ミリリットル入りの小さい方にした。
「ありがとうございました」
そう言って店員は、くうみんに銀色の袋に入れたグリセリンを渡した。
くうみんが解せなかったのは、入れてくれたのが銀色のレジ袋だということだ。普通、商品は白い半透明のレジ袋に入れてくれる。
そして銀色のレジ袋には、人に見られては恥ずかしいものを入れるのだ。例えばかわいいところでは、生理用品、痔の薬、ちょっと大物としては、避妊具など。
いったいグリセリンのどこが恥ずかしいのだろう。家に帰って能書きを見てみた。
効能 (外用) ヒビ、あかぎれ 脱脂綿、ガーゼ等に浸して患部に軽く塗る。
(浣腸用) 便秘 本剤を常水で2倍に希釈し、浣腸器を用いて直腸内に注入する。
なんと!浣腸用、こんな使い道があったのか!
便秘と言えば思い出すことがある。くうみんはその昔、フラメンコを習っていた。ものすごいへたくそで、先生も困っていたと思うが、飯のタネ、文句は言えない。
さて、そこに若くて大変美しいMさんと言う生徒さんがいた。すらりと背が高く、しなやかな体をしていて、目がぱっちりとした人だった。そしてみんなの憧れ、N航空の、キャビンアテンダントであった。
「素敵ね、キャビンアテンダントなんて」
「肉体労働ですから」
ふん、と思った。くうみんは当時キャビンアテンダントに強い嫉妬心を持っていたのだ。だって今は知らないけれど当時のN航空のキャビンアテンダントって、25歳で600万円近くの給料をもらっていると聞いたんだもの!
くうみんは地味に経理の仕事をして、お茶くみなんかして、その3分の一くらいの給料。バカヤロ~!!
その人が普段から大変な便秘だという噂であった。
「一週間でないなんてざらだって」
「へ~」
当時はくうみんも若干便秘をたしなんでいた。でも、三日くらいのもので、一週間とは…
そのうちMさんのおなかが、だんだんと変な具合に太くなっていった。体調も悪そうだ。先生が言った。
「どうしたの?」
「便秘なんです」
とうとう出なくなって1か月たったという。
「一か月?!」
みんな驚いている。先生は言った。
「便秘じゃなくて他の病気が隠れているかも知れないわ。病院に行った方がいいわ」
「はい」
でも、くうみんは聞いたことがある。その状態で病院に行ったら、それこそ浣腸されて、それでも出なければ、「摘便」と言って看護師さんに尻の穴ホジホジして便を取ってもらうことになる。
「どうするのかな~」
次のおけいこで爽やかな顔をしていたら、そういうことだったと推定できるし、げっそりしていたら体の中どんなになっているのか興味あるし、美人かつキャビンアテンダントであるこの人に、大いにやっかみを感じていたどブスかつ冴えないOLくうみんは、次に会うことを楽しみにしていた。
しかし…その後Mさんの姿を見た者はひとりもいなかった。いったいどうしたのか、誰も知らない。狭い世界なので、あの人どうなったの?という話はたくさんある。
「あの人は今の先生が不満で別の教室に行ったらしいわよ」
とか、
「本当にやめたみたい」
とか。
それが何の情報もない!あんびりーばぼー!
本当は便秘ではなく妊娠だったのではないかという者もいたが、いや、あのお腹の盛り上がりは絶対に便秘だと、くうみんは今でも信じている。
お~い、Mさん、どうしましたか~?
しかし浣腸にグリセリンとは、聞いたことはあるが、いまどき…イチジク浣腸もあるだろうが。
…いや、そうではなく、ある性癖の持ち主だと思われたのかも知れぬ。
あまりいぢめないでください!お願いです!!
ふっふっふ、女王様とお呼び!女王様と!
女王様、浣腸は勘弁してください。
ふっふっふ、ダメだ…このバカ男!ぶすぅ~!…
あれ~!!うふん…
な~んて思われていたら。
キャー!!
ランキングに参加しています。おもしろいと思ったらクリックしてください。

にほんブログ村
「すみません、グリセリンください」
「えっ、グリセリンですか?少しお待ちください」
店員は裏に回りしばらくごそごそしてからプラスチックのビンを手に持ってきた。
「どちらにいたしますか?」
大きいのは1リットルくらいもあろうか。化粧水に入れるくらいなら少しでいいので、100ミリリットル入りの小さい方にした。
「ありがとうございました」
そう言って店員は、くうみんに銀色の袋に入れたグリセリンを渡した。
くうみんが解せなかったのは、入れてくれたのが銀色のレジ袋だということだ。普通、商品は白い半透明のレジ袋に入れてくれる。
そして銀色のレジ袋には、人に見られては恥ずかしいものを入れるのだ。例えばかわいいところでは、生理用品、痔の薬、ちょっと大物としては、避妊具など。
いったいグリセリンのどこが恥ずかしいのだろう。家に帰って能書きを見てみた。
効能 (外用) ヒビ、あかぎれ 脱脂綿、ガーゼ等に浸して患部に軽く塗る。
(浣腸用) 便秘 本剤を常水で2倍に希釈し、浣腸器を用いて直腸内に注入する。
なんと!浣腸用、こんな使い道があったのか!
便秘と言えば思い出すことがある。くうみんはその昔、フラメンコを習っていた。ものすごいへたくそで、先生も困っていたと思うが、飯のタネ、文句は言えない。
さて、そこに若くて大変美しいMさんと言う生徒さんがいた。すらりと背が高く、しなやかな体をしていて、目がぱっちりとした人だった。そしてみんなの憧れ、N航空の、キャビンアテンダントであった。
「素敵ね、キャビンアテンダントなんて」
「肉体労働ですから」
ふん、と思った。くうみんは当時キャビンアテンダントに強い嫉妬心を持っていたのだ。だって今は知らないけれど当時のN航空のキャビンアテンダントって、25歳で600万円近くの給料をもらっていると聞いたんだもの!
くうみんは地味に経理の仕事をして、お茶くみなんかして、その3分の一くらいの給料。バカヤロ~!!
その人が普段から大変な便秘だという噂であった。
「一週間でないなんてざらだって」
「へ~」
当時はくうみんも若干便秘をたしなんでいた。でも、三日くらいのもので、一週間とは…
そのうちMさんのおなかが、だんだんと変な具合に太くなっていった。体調も悪そうだ。先生が言った。
「どうしたの?」
「便秘なんです」
とうとう出なくなって1か月たったという。
「一か月?!」
みんな驚いている。先生は言った。
「便秘じゃなくて他の病気が隠れているかも知れないわ。病院に行った方がいいわ」
「はい」
でも、くうみんは聞いたことがある。その状態で病院に行ったら、それこそ浣腸されて、それでも出なければ、「摘便」と言って看護師さんに尻の穴ホジホジして便を取ってもらうことになる。
「どうするのかな~」
次のおけいこで爽やかな顔をしていたら、そういうことだったと推定できるし、げっそりしていたら体の中どんなになっているのか興味あるし、美人かつキャビンアテンダントであるこの人に、大いにやっかみを感じていたどブスかつ冴えないOLくうみんは、次に会うことを楽しみにしていた。
しかし…その後Mさんの姿を見た者はひとりもいなかった。いったいどうしたのか、誰も知らない。狭い世界なので、あの人どうなったの?という話はたくさんある。
「あの人は今の先生が不満で別の教室に行ったらしいわよ」
とか、
「本当にやめたみたい」
とか。
それが何の情報もない!あんびりーばぼー!
本当は便秘ではなく妊娠だったのではないかという者もいたが、いや、あのお腹の盛り上がりは絶対に便秘だと、くうみんは今でも信じている。
お~い、Mさん、どうしましたか~?
しかし浣腸にグリセリンとは、聞いたことはあるが、いまどき…イチジク浣腸もあるだろうが。
…いや、そうではなく、ある性癖の持ち主だと思われたのかも知れぬ。
あまりいぢめないでください!お願いです!!
ふっふっふ、女王様とお呼び!女王様と!
女王様、浣腸は勘弁してください。
ふっふっふ、ダメだ…このバカ男!ぶすぅ~!…
あれ~!!うふん…
な~んて思われていたら。
キャー!!
ランキングに参加しています。おもしろいと思ったらクリックしてください。


にほんブログ村
- 関連記事
-
- 野獣 心霊治療を試す その後の美魔女会 (2014/02/24)
- 便秘の恐怖と勘違いの恐怖 (2014/02/16)
- もっと素敵な奥さん アロエで節約 (2014/02/14)
スポンサーサイト