くうみんの暑く熱く長い一日 主治医スナミとの別れと意外な感慨
14日は4年後検診でありました。と言っても、再発チェックの検査はしないので、主治医とは世間話くらいしかしません。
漢方の福島先生が血液検査をオーダーしていたので、それはせねば。
「忘れ物はないか」
財布の中にスイカが入っていることを確認、ホットフラッシュが来た時のための扇子、タオル、麦茶の入った水筒を持って9時、自転車を飛ばして駅へ向かいます。
駐輪場で料金の100円を支払おうとしたら、ない!お金がない!紙に化けている!と言ってキツネに化かされたのではなく、全てレシートという紙に化けていたのだ!
「せ、せめて小銭は?」
なんと94円しかない!だめだぁ~~~!!
係りのおぢさんに郵便局の場所を聞いてお金を下ろし、ホームに駆けつけると、電車が止まっていました。乗ろうとしたらドアが閉まって…
「うむ、バカにしおって…」
焦りまくり、走りまくりで汗だくだく、
「どうしよ~、スナミや福島先生に
「くっせ~~~!!」
とか言われたら?!こういう時のためにこれからはファブリーズも持ってこねば。
病院に着くと、入院の時同じ部屋だったFさんがいました。二人で世間話をしていると、まずFさんの診察。そのまま待つ。
しばし待っているとFさんが出てきました。
「ちょっと!スナミ先生、移動だって。こんなお手紙くれたわよ」
「他の病院に移動することになりました。他の先生に引き継いでもらいます。ここは優秀なスタッフばかりなので心配いりません。
ちなみに僕は下記の病院に移動ですので、転院するならよろしくね」
というようなことを書いていました。系列の病院でもなさそうです。
「へ~、引き抜きかしら?」
「次の先生も決まっているみたい、O先生だって」
そのうちくうみんが呼ばれました。いつもどおりの世間話と、一応ちちを診察。
「はい、終わりです」
移動のことを何も言わない!お手紙もくれない!
「先生、気になる噂を聞きましたが」
なんだ知っているのか、という顔をちらりと見せましたが、いつものポーカーフェイスに戻りました。
「そうです、12月いっぱいで移動です」
「はあ、あの、後任は優しい先生にしてください、怖いと噂のM先生は絶対に嫌です」
M先生よりこのスナミの方がずっと怖いとも思いましたが。いろいろあったからなあ。
くうみんは術後病理診断で強陽性、恐ろしい程の脈管侵襲ありだったのさ。全摘の再手術は標準治療。
わかっちゃいるけど嫌だった。成り行きで再手術しない方向になって、今に至る。
2011年02月11日のブログ参照
「わかりました、優しい先生ですね」
「ありがとうございました」
今ならどんな怖い先生でも、ケムに巻けるかも知「移動のことは何も言わずに済まそうとしたみたい。だけど知ってるって言ったら、白状した」
Fさんもくうみんも次の診察は3月。だけどFさんの次回診察案内には後任の先生の名前が書かれているのに対し、くうみんのにはスナミの名前が書いてある。
「どうしてだろうね。私にはお手紙もくれなかったわよ」
自分が医者の立場なら、どんな患者にはお手紙を上げないか?
動揺して泣き叫ぶ患者、お礼参りしそうな患者、もう勘弁して欲しい患者、何もくれなそうな患者…
「う~ん、くうみんはどれだろう」
それでは来て欲しい患者とは?
気に入っている患者、好みのタイプの患者、何かくれそうな患者…
福島先生の診察は待つのが長いので、Fさんは先に帰りました。

こんな至近距離に来る鳩。「絶対に食べられない、襲われないどころか餌くれるかも」と
2時間近く待たされて漢方の福島先生の診察。先生の後ろには若い弟子がノートをとっていました。だからバカなこともあまり言えませんでした。
「紫雲膏は何に塗っています?」
「は、手と顔です」
「手は手荒れがひどいと言っていたよね。顔は?…」
「先生、ガングロに効くって言ってたじゃないですか?!」
「抗がん剤で黒くなったんだっけ?」
「違います、地黒です」
「地黒には効かないね~」
なんということを…しかし、今日は弟子もいることだし、これくらいにしといちゃる!
薬局で大量の漢方薬をもらい、家に帰る。

大量の漢方薬3ヶ月分。このために大きなバッグを持っていく
今日は浅草で飲み会。ところは「グリルグランデ」という洋食屋さん。
お箸でいただく洋食で、気取らずに安心して食べられます。日本橋のたいめいけんに似ています。写真は撮るの、忘れました。お腹が空いていたので、
「きたー!うぉ~~~!!」
と食べてしまったのです。

スカイツリー

実際はもっと大きく見えるのに、写真に撮るとどうしてこんなに小さくなっちゃうんだろう
別れは寂しいものです。
大変信頼していた時期もあったし、好きだったこともあった。先生が怖くて、転院を考えたこともあるし、移動を願ったこともある。
けれど他のどの先生よりも先生は面倒見が良かった。しまいには諦めたのか好きにさせてくれた。
先生がいなければ今のくうみんもなかったと思います。ありがとうございました。
ますますの活躍を期待します!さらばスナミ…先生。

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漢方の福島先生が血液検査をオーダーしていたので、それはせねば。
「忘れ物はないか」
財布の中にスイカが入っていることを確認、ホットフラッシュが来た時のための扇子、タオル、麦茶の入った水筒を持って9時、自転車を飛ばして駅へ向かいます。
駐輪場で料金の100円を支払おうとしたら、ない!お金がない!紙に化けている!と言ってキツネに化かされたのではなく、全てレシートという紙に化けていたのだ!
「せ、せめて小銭は?」
なんと94円しかない!だめだぁ~~~!!
係りのおぢさんに郵便局の場所を聞いてお金を下ろし、ホームに駆けつけると、電車が止まっていました。乗ろうとしたらドアが閉まって…
「うむ、バカにしおって…」
焦りまくり、走りまくりで汗だくだく、
「どうしよ~、スナミや福島先生に
「くっせ~~~!!」
とか言われたら?!こういう時のためにこれからはファブリーズも持ってこねば。
病院に着くと、入院の時同じ部屋だったFさんがいました。二人で世間話をしていると、まずFさんの診察。そのまま待つ。
しばし待っているとFさんが出てきました。
「ちょっと!スナミ先生、移動だって。こんなお手紙くれたわよ」
「他の病院に移動することになりました。他の先生に引き継いでもらいます。ここは優秀なスタッフばかりなので心配いりません。
ちなみに僕は下記の病院に移動ですので、転院するならよろしくね」
というようなことを書いていました。系列の病院でもなさそうです。
「へ~、引き抜きかしら?」
「次の先生も決まっているみたい、O先生だって」
そのうちくうみんが呼ばれました。いつもどおりの世間話と、一応ちちを診察。
「はい、終わりです」
移動のことを何も言わない!お手紙もくれない!
「先生、気になる噂を聞きましたが」
なんだ知っているのか、という顔をちらりと見せましたが、いつものポーカーフェイスに戻りました。
「そうです、12月いっぱいで移動です」
「はあ、あの、後任は優しい先生にしてください、怖いと噂のM先生は絶対に嫌です」
M先生よりこのスナミの方がずっと怖いとも思いましたが。いろいろあったからなあ。
くうみんは術後病理診断で強陽性、恐ろしい程の脈管侵襲ありだったのさ。全摘の再手術は標準治療。
わかっちゃいるけど嫌だった。成り行きで再手術しない方向になって、今に至る。
2011年02月11日のブログ参照
「わかりました、優しい先生ですね」
「ありがとうございました」
今ならどんな怖い先生でも、ケムに巻けるかも知「移動のことは何も言わずに済まそうとしたみたい。だけど知ってるって言ったら、白状した」
Fさんもくうみんも次の診察は3月。だけどFさんの次回診察案内には後任の先生の名前が書かれているのに対し、くうみんのにはスナミの名前が書いてある。
「どうしてだろうね。私にはお手紙もくれなかったわよ」
自分が医者の立場なら、どんな患者にはお手紙を上げないか?
動揺して泣き叫ぶ患者、お礼参りしそうな患者、もう勘弁して欲しい患者、何もくれなそうな患者…
「う~ん、くうみんはどれだろう」
それでは来て欲しい患者とは?
気に入っている患者、好みのタイプの患者、何かくれそうな患者…
福島先生の診察は待つのが長いので、Fさんは先に帰りました。

こんな至近距離に来る鳩。「絶対に食べられない、襲われないどころか餌くれるかも」と
2時間近く待たされて漢方の福島先生の診察。先生の後ろには若い弟子がノートをとっていました。だからバカなこともあまり言えませんでした。
「紫雲膏は何に塗っています?」
「は、手と顔です」
「手は手荒れがひどいと言っていたよね。顔は?…」
「先生、ガングロに効くって言ってたじゃないですか?!」
「抗がん剤で黒くなったんだっけ?」
「違います、地黒です」
「地黒には効かないね~」
なんということを…しかし、今日は弟子もいることだし、これくらいにしといちゃる!
薬局で大量の漢方薬をもらい、家に帰る。

大量の漢方薬3ヶ月分。このために大きなバッグを持っていく
今日は浅草で飲み会。ところは「グリルグランデ」という洋食屋さん。
お箸でいただく洋食で、気取らずに安心して食べられます。日本橋のたいめいけんに似ています。写真は撮るの、忘れました。お腹が空いていたので、
「きたー!うぉ~~~!!」
と食べてしまったのです。

スカイツリー

実際はもっと大きく見えるのに、写真に撮るとどうしてこんなに小さくなっちゃうんだろう
別れは寂しいものです。
大変信頼していた時期もあったし、好きだったこともあった。先生が怖くて、転院を考えたこともあるし、移動を願ったこともある。
けれど他のどの先生よりも先生は面倒見が良かった。しまいには諦めたのか好きにさせてくれた。
先生がいなければ今のくうみんもなかったと思います。ありがとうございました。
ますますの活躍を期待します!さらばスナミ…先生。

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