お盆の親戚の集まりで
くうみんには子供はいないけど、甥や姪はいます。おじさん方だけど、お腹にいる頃から知っているのでそれなりに可愛いと思っています。
そのうちの一人、リリーちゃんという子がいます。
高校を卒業してから、大手の服飾販売会社に就職したのですが、すぐに辞めて、何やらフリーターのようなことをしていました。
「どうなるんだろうねえ」
そう思っていたら、今度のバイトは植木屋さんだといいます。
「植木屋さんで何やるの?」
「草刈とか、高いところに登ったりもするよ」
「電線にかかるような枝、怖くない?」
「怖いけど、それは仕方ないわね~」
椿にはチャドクガと言う毛虫がいて、これに触れると猛烈に痒いので、ジャンケンで負けた人が手入れするんだとか。
超高級ゴルフ場では、絶対に笑ってはいけないそうです。
「わしをバカにした!」
と勘違いするお客さんがいるからだそうです。ほかにも喋ってはいけない、お客さんがボールを打つときは下を見ていなければならない、など、細かい決まりがあるそうです。
みんなお客さんが、
「バカにした」
と、誤解しないようにだそうです。
「初めはみんなバカにしたような顔するの。だけど親方があのねえさんに聞きなって言うから、教えてあげると尊敬の眼差しに変わるんだ」
「へ~、すごいじゃん」
まんざらでもなさそう。これからは手に職の時代だ!
「リリーちゃん、植木職人になれたらいいね」
「うん、もしなれたら出世頭だ」
女性植木職人、男ばかりの中で目立ちます。感性も女性に評判いいんじゃないかしら?
箱根小涌園に行くと、ホテルの庭園が大変きれいです。そこで時々、職人がハサミを使っています。
「リリーちゃん、こんなところで働けるようになったらいいね」
「そうだなあ」
リリーちゃんが高い松の木に登って、植木鋏を使っている姿を想像していました。
もし独り立ちしたら、高級なニッカでも買ってあげようか…
なんておばさんは楽し~みにしていたんだよ!それが…植木屋を辞めただと~?!
「なんで辞めたのよ!」
「だって職人になっちゃうじゃん」
「職人になるのが目的だろうが!」
「嫌だ、ねー、リリーのこと養ってよ。みんなでお金出し合って。そしたら犬飼いたいんだ~」
うちで用意したうなぎを食べながら言います。
そばでリリーちゃんの母たるお姉さんが渋い顔をしている。
「お母さん達の年の人達てさ、景気のいい時があったからもっといい生活とか思うみたいだけど、リリーなんか景気悪いのが普通だから、いい生活しようなんて思わない。食べるものなんか、ご飯とふりかけだけであとはどうでもいいんだよね」
そうか、それは一理あるかもね。でもな、養ってくれってあんた…そうか、結婚すればいいんだ。
誰かリリーちゃんと結婚してくれる男性はいませんか?結構可愛いです。貧乏生活オッケーだそうです。

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そのうちの一人、リリーちゃんという子がいます。
高校を卒業してから、大手の服飾販売会社に就職したのですが、すぐに辞めて、何やらフリーターのようなことをしていました。
「どうなるんだろうねえ」
そう思っていたら、今度のバイトは植木屋さんだといいます。
「植木屋さんで何やるの?」
「草刈とか、高いところに登ったりもするよ」
「電線にかかるような枝、怖くない?」
「怖いけど、それは仕方ないわね~」
椿にはチャドクガと言う毛虫がいて、これに触れると猛烈に痒いので、ジャンケンで負けた人が手入れするんだとか。
超高級ゴルフ場では、絶対に笑ってはいけないそうです。
「わしをバカにした!」
と勘違いするお客さんがいるからだそうです。ほかにも喋ってはいけない、お客さんがボールを打つときは下を見ていなければならない、など、細かい決まりがあるそうです。
みんなお客さんが、
「バカにした」
と、誤解しないようにだそうです。
「初めはみんなバカにしたような顔するの。だけど親方があのねえさんに聞きなって言うから、教えてあげると尊敬の眼差しに変わるんだ」
「へ~、すごいじゃん」
まんざらでもなさそう。これからは手に職の時代だ!
「リリーちゃん、植木職人になれたらいいね」
「うん、もしなれたら出世頭だ」
女性植木職人、男ばかりの中で目立ちます。感性も女性に評判いいんじゃないかしら?
箱根小涌園に行くと、ホテルの庭園が大変きれいです。そこで時々、職人がハサミを使っています。
「リリーちゃん、こんなところで働けるようになったらいいね」
「そうだなあ」
リリーちゃんが高い松の木に登って、植木鋏を使っている姿を想像していました。
もし独り立ちしたら、高級なニッカでも買ってあげようか…
なんておばさんは楽し~みにしていたんだよ!それが…植木屋を辞めただと~?!
「なんで辞めたのよ!」
「だって職人になっちゃうじゃん」
「職人になるのが目的だろうが!」
「嫌だ、ねー、リリーのこと養ってよ。みんなでお金出し合って。そしたら犬飼いたいんだ~」
うちで用意したうなぎを食べながら言います。
そばでリリーちゃんの母たるお姉さんが渋い顔をしている。
「お母さん達の年の人達てさ、景気のいい時があったからもっといい生活とか思うみたいだけど、リリーなんか景気悪いのが普通だから、いい生活しようなんて思わない。食べるものなんか、ご飯とふりかけだけであとはどうでもいいんだよね」
そうか、それは一理あるかもね。でもな、養ってくれってあんた…そうか、結婚すればいいんだ。
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