痛恨のpホテル 伏字の時はロクでもない旅館
夏は暑い。
特にくうみんの住んでいるような街中は事務所やお店のエアコンの使い方が、家庭とは比べ物にならないくらい激しいので、その熱気は半端ではありません。
ということで一泊だけの避暑、関東某県のk川に行ってきました。
k川は標高も高くなく、そんなに期待はしていませんでしたが、新聞広告で見つけた旅館が部屋食で8千800円と、あまりにも安かったので8月1日から一泊取ったのです。交通費もJRではないので安く済みます。
行ってみると、これがなかなか涼しい!川が流れていて、山の緑が熱気を吸い込んでくれるのでしょうか、暑さもほどほど、快適です。
「送迎は、バス(180円)をご利用ください、だって」
「何!送迎はタダじゃないのか?!まあ仕方ない、安いんだから」
「当然、歩くよね」
「うん」
涼しくはあっても、太陽は容赦なく照りつけます。これ以上黒くならないために、日傘をさして、てこてこ歩いて旅館に向かいました。
「いらっしゃいませ」
「予約しております、くうみんです」
チェックインを済ませ、部屋に案内してもらいました。渓谷側の眺めのいい部屋です。仲居さんが立ち去ると、お部屋係りだという女性が来て、食事の時間を聞きに来ました。
「7時がいいかな?」
「7時ですか?それよりちょっと前に並べさせていただきますからね」
「はあ」
このおばさん、サービス業と思えないような高飛車な態度でにこりともしません。嫌な予感。
お部屋係りが出て行くと、うちの作業を開始することにしました。冷蔵庫へのビール収納です。
おじさんがいそいそと冷蔵庫のドアを開けると、
「なんじゃこれは!」
という叫びが…

付け入る隙の全くないコンピュータ管理型冷蔵庫。奥行きは全くない。何もここまで…ドアの手前に入っていたビールは一本飲んだ。
「げっ、これじゃ入らないじゃん!」
「仕方ない、駅前のコンビニで氷を買ってこよう」
歩いて15分ほどの道のりをまたもやてこてこ歩いて氷を買いに行きます。
無事氷を買い、クーラーボックスに入れて、ビールを冷やします。
次はお風呂です。
お風呂は露天風呂と大浴場があります。洗い場の仕切りはあるものの、全摘した人が安心して入るには、ちょっと心もとありません。
露天風呂は石造りのジャグジーと、檜のお風呂があって下に川が見え、見上げれば山がすぐ近くに迫っていて、なかなかいいものでした。しかしこの露天風呂、向かいのホテルから丸見えだなあ。
こんな山の温泉に入ると、立山登山を思い出します。以前は毎年のように室堂から黒部渓谷のトロッコ電車の通っている欅平まで縦走したり、下の廊下を歩いたりしていてっけ…
「また、立山の温泉に行きたいな」
立山の山中を2、3日に分けて6時間くらい歩くと、「仙人湯」や、「阿曽原温泉」があります。歩かなければ絶対に行けません。
フルマラソンは途中棄権ができるけれど、山の中ではみんなに迷惑をかけてしまうかもしれないし、最悪命を落とすことだって考えられます。慎重にならざるを得ません。
「体が心配で行かなかったけど、フルも走れたことだし、今年は行きたいなあ」
2回目の風呂から上がると、6時45分、部屋に戻ると、もう料理が来ていました。7時からと言っておきながら、これでは冷たいもの温かく、温かいものは冷え切っちゃうじゃない…ま、安いから仕方ない?か。
そのうちおじさんも到着。
食べようとしましたが、あらら、鍋物や陶板焼きがある。火を入れなくちゃ。あれ、マッチもチャッカマンもない。フロントに電話をする。
「あの~、7時から開始なんですけど、まだ料理に火をつけていただけないんですけど」
「申し訳ございません」
タバコを吸う人なら自分で付けてしまうのだろうが、うちはタバコを吸わないので、火はない。
2、3回催促して、やっと部屋係りが来たのは、7時20分以上過ぎたとき。あのオバンじゃ!!
「火をおつけします」
申し訳ありませんの一言もない。カチンときたくうみん、
「並べるのは早いけど、食事の開始はずいぶん遅いんですねえ」
「開始の15分前には並べさせていただきますので」
「もう7時22分ですよ。火があれば良かったんでしょうけど、うち、タバコ吸わないもんで」
「そうですか?」
なんじゃこの部屋係りは!こんな部屋係りは初めてだ!
「あなたなんてお名前?○○△子さんね、はい覚えました」
「どうしたらいいんですか!!」
色をなしていう!どへ~!!
「もうあっち行ってください。あ、その前にこの味噌汁冷え切ってますから温めてきてください」
「はい、わかりました!」
と言って、オバン・部屋係りは出ていったが、仕返しか気が動転したのか分からぬが、フスマ開けっ放し、ドア開けっ放しで出て行ってしまいました。
くうみんがドアを閉めに行くと、ドアストッパーを使っています。
「もう、ドアストッパーまで使ってドア開けっ放しにするとは…」
あのオバン、何だあいつは!

オバン・部屋係りによって開けっ放しにされたドア
おばんは程なくして味噌汁を持ってきました。
「ドアくらい閉めていってください」
「は、開けっ放しでしたか?」
とぼけおって。

食事開始時間15分前には運び込まれる食事

美味しかったけど、温かいものは冷え切って、冷たいものは温かく…
板さんの名誉のために申し上げますが、食事はたいへん美味しかったです。ただ、刺身はぬるくなっていたし、ご飯や、味噌汁は温めたといってもアツアツとは程遠く、やはり料理人の気持ちとしても、ああいった手抜き配膳は悲しいのではないでしょうか?
なによりも、こんなに時間が経っては、生ものなんかは衛生上問題なのではないでしょうか?
冷製スープや、柔らかい豆腐のようなものがありましたが、それも小鉢のようなものに盛られていて、どうやって食べるの?と考え込んでしまいました。
仕方なく小鉢に口をつけてズルズルすすって食べました。
「ひょっとしてさっきのオバンが、スプーンつけ忘れたんじゃないか?」
「そうかも」

うにの入った豆腐のようなもの。美味しいけど、箸で取れない

冷製スープ。口つけてすするしかないよなあ?
食事が終わり、電話で片付けを頼みました。またあのオバン・お部屋係に会うのも嫌なので、またも追加の氷を買い出しすべく、片道15分の道のりを、てこてこ歩いてコンビニに向かいました。
さて、この温泉旅行、これからどうなってしまうのでしょう?

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特にくうみんの住んでいるような街中は事務所やお店のエアコンの使い方が、家庭とは比べ物にならないくらい激しいので、その熱気は半端ではありません。
ということで一泊だけの避暑、関東某県のk川に行ってきました。
k川は標高も高くなく、そんなに期待はしていませんでしたが、新聞広告で見つけた旅館が部屋食で8千800円と、あまりにも安かったので8月1日から一泊取ったのです。交通費もJRではないので安く済みます。
行ってみると、これがなかなか涼しい!川が流れていて、山の緑が熱気を吸い込んでくれるのでしょうか、暑さもほどほど、快適です。
「送迎は、バス(180円)をご利用ください、だって」
「何!送迎はタダじゃないのか?!まあ仕方ない、安いんだから」
「当然、歩くよね」
「うん」
涼しくはあっても、太陽は容赦なく照りつけます。これ以上黒くならないために、日傘をさして、てこてこ歩いて旅館に向かいました。
「いらっしゃいませ」
「予約しております、くうみんです」
チェックインを済ませ、部屋に案内してもらいました。渓谷側の眺めのいい部屋です。仲居さんが立ち去ると、お部屋係りだという女性が来て、食事の時間を聞きに来ました。
「7時がいいかな?」
「7時ですか?それよりちょっと前に並べさせていただきますからね」
「はあ」
このおばさん、サービス業と思えないような高飛車な態度でにこりともしません。嫌な予感。
お部屋係りが出て行くと、うちの作業を開始することにしました。冷蔵庫へのビール収納です。
おじさんがいそいそと冷蔵庫のドアを開けると、
「なんじゃこれは!」
という叫びが…

付け入る隙の全くないコンピュータ管理型冷蔵庫。奥行きは全くない。何もここまで…ドアの手前に入っていたビールは一本飲んだ。
「げっ、これじゃ入らないじゃん!」
「仕方ない、駅前のコンビニで氷を買ってこよう」
歩いて15分ほどの道のりをまたもやてこてこ歩いて氷を買いに行きます。
無事氷を買い、クーラーボックスに入れて、ビールを冷やします。
次はお風呂です。
お風呂は露天風呂と大浴場があります。洗い場の仕切りはあるものの、全摘した人が安心して入るには、ちょっと心もとありません。
露天風呂は石造りのジャグジーと、檜のお風呂があって下に川が見え、見上げれば山がすぐ近くに迫っていて、なかなかいいものでした。しかしこの露天風呂、向かいのホテルから丸見えだなあ。
こんな山の温泉に入ると、立山登山を思い出します。以前は毎年のように室堂から黒部渓谷のトロッコ電車の通っている欅平まで縦走したり、下の廊下を歩いたりしていてっけ…
「また、立山の温泉に行きたいな」
立山の山中を2、3日に分けて6時間くらい歩くと、「仙人湯」や、「阿曽原温泉」があります。歩かなければ絶対に行けません。
フルマラソンは途中棄権ができるけれど、山の中ではみんなに迷惑をかけてしまうかもしれないし、最悪命を落とすことだって考えられます。慎重にならざるを得ません。
「体が心配で行かなかったけど、フルも走れたことだし、今年は行きたいなあ」
2回目の風呂から上がると、6時45分、部屋に戻ると、もう料理が来ていました。7時からと言っておきながら、これでは冷たいもの温かく、温かいものは冷え切っちゃうじゃない…ま、安いから仕方ない?か。
そのうちおじさんも到着。
食べようとしましたが、あらら、鍋物や陶板焼きがある。火を入れなくちゃ。あれ、マッチもチャッカマンもない。フロントに電話をする。
「あの~、7時から開始なんですけど、まだ料理に火をつけていただけないんですけど」
「申し訳ございません」
タバコを吸う人なら自分で付けてしまうのだろうが、うちはタバコを吸わないので、火はない。
2、3回催促して、やっと部屋係りが来たのは、7時20分以上過ぎたとき。あのオバンじゃ!!
「火をおつけします」
申し訳ありませんの一言もない。カチンときたくうみん、
「並べるのは早いけど、食事の開始はずいぶん遅いんですねえ」
「開始の15分前には並べさせていただきますので」
「もう7時22分ですよ。火があれば良かったんでしょうけど、うち、タバコ吸わないもんで」
「そうですか?」
なんじゃこの部屋係りは!こんな部屋係りは初めてだ!
「あなたなんてお名前?○○△子さんね、はい覚えました」
「どうしたらいいんですか!!」
色をなしていう!どへ~!!
「もうあっち行ってください。あ、その前にこの味噌汁冷え切ってますから温めてきてください」
「はい、わかりました!」
と言って、オバン・部屋係りは出ていったが、仕返しか気が動転したのか分からぬが、フスマ開けっ放し、ドア開けっ放しで出て行ってしまいました。
くうみんがドアを閉めに行くと、ドアストッパーを使っています。
「もう、ドアストッパーまで使ってドア開けっ放しにするとは…」
あのオバン、何だあいつは!

オバン・部屋係りによって開けっ放しにされたドア
おばんは程なくして味噌汁を持ってきました。
「ドアくらい閉めていってください」
「は、開けっ放しでしたか?」
とぼけおって。

食事開始時間15分前には運び込まれる食事

美味しかったけど、温かいものは冷え切って、冷たいものは温かく…
板さんの名誉のために申し上げますが、食事はたいへん美味しかったです。ただ、刺身はぬるくなっていたし、ご飯や、味噌汁は温めたといってもアツアツとは程遠く、やはり料理人の気持ちとしても、ああいった手抜き配膳は悲しいのではないでしょうか?
なによりも、こんなに時間が経っては、生ものなんかは衛生上問題なのではないでしょうか?
冷製スープや、柔らかい豆腐のようなものがありましたが、それも小鉢のようなものに盛られていて、どうやって食べるの?と考え込んでしまいました。
仕方なく小鉢に口をつけてズルズルすすって食べました。
「ひょっとしてさっきのオバンが、スプーンつけ忘れたんじゃないか?」
「そうかも」

うにの入った豆腐のようなもの。美味しいけど、箸で取れない

冷製スープ。口つけてすするしかないよなあ?
食事が終わり、電話で片付けを頼みました。またあのオバン・お部屋係に会うのも嫌なので、またも追加の氷を買い出しすべく、片道15分の道のりを、てこてこ歩いてコンビニに向かいました。
さて、この温泉旅行、これからどうなってしまうのでしょう?

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