酒豪対決 マダムX
くうみんのパソコンにメールが届く。
「今日は勝負の日ですわね」
くうみんは返事を書く。
「負けませんわ!」
それに対し、返事が届く。
「お宅様から西北の方角をご覧くださいませ。赤い狼煙が上がりますわ!それが私の決意表明ですの!」
どれどれ、何だ何もありゃしない。またメールを送る。
「狼煙なんか見えませんわ」
返事が来る。
「ほほほ、嘘に決まってるじゃありませんか!」
ちっきしょ、マダムX。
今日はマダムエックスと酒豪対決の日です。
都内某所で夕方5時に待ち合わせ。もういらしていますわ。
「ごきげんよう、ハイキングウォーキングQ太郎さん」
「ごきげんよう、大山のぶ代さん」
早速美味しくビールの飲めるお店に直行。エスニックのお店でございますわ。
どれもこれも初めて食べる料理ではありますが、ピリ辛の味がクセになりそうです。
マダムXとは勝負を忘れ、しばし歓談。
友達の噂話をし、家族のこと、健康のことなどを話し合いました。
「ま~ったく、困った人もいるんでございますわね~」
「ほんっと、びっくりしたでございますわ~、あ、ビールおかわりお願いしますわ!」
「私も」
くうみんは、運動してきたのでピッチが早い。実を言うと、缶ビールを2本飲んできました。喉が渇いていたんだもの。
しばらく経って河岸を変えます。今度は若い人たちで賑わう高い椅子がおしゃれなお店です。
しかしくうみん、もうそろそろ限界が近づいた~!!
だめだ…もう烏龍茶にしようか…となりのマダムエックスは…
「私、ブラディメアリがいいんだけど」
「は、お作りできますよ」
げっ、まだ飲むのか!!う~ん…
「私はウーロン…じゃなくて、これ!」
よくわからないカクテルを指差し、注文しました。つまみは、焼き牡蛎とピクルス。ピクルスはきゅうりでも出てくるのかと思ったら、パプリカやカブ、ヤングコーンを酢漬けにした彩良いものです。
「味はどうにかなるんでございますけど、こんなふうに彩りよく盛り付けって出来ないんですの」
「私もですわ!うちでは炒め物や煮物が多いんでございますの」
そのうち焼きガキが来ましたが、これがひと皿5個入り。二人で行くと喧嘩になりそうです。6個にすればいいのに。
でも、お腹の方も限界なので、マダムエックスに食べてもらう。
「私、もう限界ですわ。もう飲めないですわ」
「おほほ、私、まだウイスキーでも焼酎でも飲めましてよ。私の勝ちね、くうみんさん」
おほほほほ~!!
薄れゆく意識の中、マダムエックスの高笑いが聞こえる…
「楽しかったですわ、マダムX」
「こちらこそですわ」
二人で駅前で固い握手を交わし、またの勝負を誓いました。
という訳で、5時から始まり、夜10時半まで、5時間半にも及ぶ過酷な酒豪対決はマダムXの完全勝利に終わりました。
やはり出かける前に飲んだ缶ビール2本が敗因だったのだろうか?
また明日から酒豪対決に勝利すべく鍛錬、精進の日々が続きます。

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「お宅様から西北の方角をご覧くださいませ。赤い狼煙が上がりますわ!それが私の決意表明ですの!」
どれどれ、何だ何もありゃしない。またメールを送る。
「狼煙なんか見えませんわ」
返事が来る。
「ほほほ、嘘に決まってるじゃありませんか!」
ちっきしょ、マダムX。
今日はマダムエックスと酒豪対決の日です。
都内某所で夕方5時に待ち合わせ。もういらしていますわ。
「ごきげんよう、ハイキングウォーキングQ太郎さん」
「ごきげんよう、大山のぶ代さん」
早速美味しくビールの飲めるお店に直行。エスニックのお店でございますわ。
どれもこれも初めて食べる料理ではありますが、ピリ辛の味がクセになりそうです。
マダムXとは勝負を忘れ、しばし歓談。
友達の噂話をし、家族のこと、健康のことなどを話し合いました。
「ま~ったく、困った人もいるんでございますわね~」
「ほんっと、びっくりしたでございますわ~、あ、ビールおかわりお願いしますわ!」
「私も」
くうみんは、運動してきたのでピッチが早い。実を言うと、缶ビールを2本飲んできました。喉が渇いていたんだもの。
しばらく経って河岸を変えます。今度は若い人たちで賑わう高い椅子がおしゃれなお店です。
しかしくうみん、もうそろそろ限界が近づいた~!!
だめだ…もう烏龍茶にしようか…となりのマダムエックスは…
「私、ブラディメアリがいいんだけど」
「は、お作りできますよ」
げっ、まだ飲むのか!!う~ん…
「私はウーロン…じゃなくて、これ!」
よくわからないカクテルを指差し、注文しました。つまみは、焼き牡蛎とピクルス。ピクルスはきゅうりでも出てくるのかと思ったら、パプリカやカブ、ヤングコーンを酢漬けにした彩良いものです。
「味はどうにかなるんでございますけど、こんなふうに彩りよく盛り付けって出来ないんですの」
「私もですわ!うちでは炒め物や煮物が多いんでございますの」
そのうち焼きガキが来ましたが、これがひと皿5個入り。二人で行くと喧嘩になりそうです。6個にすればいいのに。
でも、お腹の方も限界なので、マダムエックスに食べてもらう。
「私、もう限界ですわ。もう飲めないですわ」
「おほほ、私、まだウイスキーでも焼酎でも飲めましてよ。私の勝ちね、くうみんさん」
おほほほほ~!!
薄れゆく意識の中、マダムエックスの高笑いが聞こえる…
「楽しかったですわ、マダムX」
「こちらこそですわ」
二人で駅前で固い握手を交わし、またの勝負を誓いました。
という訳で、5時から始まり、夜10時半まで、5時間半にも及ぶ過酷な酒豪対決はマダムXの完全勝利に終わりました。
やはり出かける前に飲んだ缶ビール2本が敗因だったのだろうか?
また明日から酒豪対決に勝利すべく鍛錬、精進の日々が続きます。

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