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奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療

 先日、1月24日のくうみんブログに副作用は嫌さんから次のようなコメントをいただきました。

>私も5~6%生存率があがると言われ迷いました。この数値の意味するところが、未だによ>く解りません。なんか煙に巻かれたようで。あまりしつこく聞くとお医者さんの機嫌が悪く>なるし。結局、選びませんでした。数値の解釈についてよいサイトがあれば教えてくださ
>い。

 数値の解釈について良いサイト?くうみんが教えちゃる!

 乳がんの場合生存率と言うと、10年生存率を一般に言います。生存率5%向上と言うのは、抗がん剤治療を100人の人がして、5人の人に効果があったと言うことです。あとの95人には、効果はありません。

 よく、「1%でも、生存率が上がるなら…」
 と言いますが、100人その治療をして、効果があるのは1人だけと言うことです。
 
 くうみんは、病理検査の結果、癌が取り切れていないことが判り、全摘の再手術勧告を受けていました。全摘がどうしても嫌で、
「それなら抗癌剤を先にしよう」
と、抗がん剤治療をすることにしました。どうにか全摘を回避したいと、時間稼ぎのつもりでした。
 ちなみに「全摘の再手術をするとどれくらい10年生存率が上がるのか」聞いたところ、
主治医は「5%から6%程度向上する」と言いました。
 この数字の意味は、賢明な皆さんならもうお判りでしょう。

 その時は抗癌剤のことをよく知りませんでした。奏効率30%と言われましたが、
「きっと、くうみんの命が30%伸びるんだ…」
そう思い込んでいました。

 抗がん剤治療中、癌治療のことをいろいろ調べました。奏効率の意味も判ってきました。

 奏効率30%とは、100人のうち、効果があるのは30人と言うことでした。あとの70人は副作用に苦しむだけなのです。

 これが奏効率の意味です。

 副作用は嫌さんはさらに続けます。

>今回のNOの決め手になったのは、以前抗ホルモン剤ノルバを数ヶ月しただけで、すごい副>作用に悩み結局ストップした事があるからです。副作用(ひどい倦怠感、強烈な冷え、頻繁>な膀胱炎など)はその後1年間続き、普通の生活が送れなかったのです。それで、今回の抗>がん剤には激しくNO.ちなみに私は50代ですが、スポーツウーマン。以前は毎朝ヨガ、あ>らゆるスポーツ、夏にはダイビングという生活でしたが、乳がんの手術後と特にノルバの後>は別人のようによろよろした半病人になりました。未だに、ヨガさえできません。最近やっ>と体力が回復してきたので、今年はスポーツがしたいです。副作用はまことあなどれませ
>ん。

 ホルモン剤は抗がん剤に比べて副作用は、軽いと言いますが、普通の生活が送れないほどの副作用に悩まされる人も珍しくないようです。
 先にも「号外!号外!苦しい痛いは体の叫び!情報求む」で、紹介したトムトムちゃんさんもそうでした。早く元通りの体に戻るように、祈るばかりです。

 これが抗がん剤治療、そしてホルモン剤治療です。
 

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Re:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

こんにちは。
姉は悪性でしたが、初期でした。術後、抗癌剤の恐ろしさの知識あったので・・・死ぬ恐ろしさより、そっちが怖いと。
死んだら死んだ時、薬剤師仲間も、顔や雰囲気と違うので吃驚したそうです。

薬の効果は、体質も大きく関係するのでしょうね。データーが少ないので、ハッキリした事解ら無いと。自分の体の変化は、自分が一番解りますね。医者の出来ること、自身が出来る事、分けて考え医者に伝える、医者を上手く使う、聞き出し、努力させる努力をする。

くうみんさん偉いです。姉の時にもそのように伝えたら、以前と違い、上からの診察でなく、患者から聞き出す様にも変わって来ていると言ってました。

今日は真面目なくうみんさんだがや♪

教えちゃる!って言うのがええがや(笑)

いろいろと勉強したんやね。

昨今は天竺もさぞかし寒かろうでさ!?風邪など引かんように♪

どんなに寒い日でも始まりはBEERきゃ?

Re:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

生存率のパーセンテージは、砂も初期の肺ガンをやらかしたときに知ったことです。

あぁいうものは、治療効果として数値化しても意味はないと、砂的には思います。

疾病を治すのは自分次第...
究極はそうだとは思います。

最近、砂的には、免疫力を強化するというR-1乳酸菌に興味津々♪でも、これだって向き不向きはあるんでしょうね。

Re:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

>乳がんの場合生存率と言うと、10年生存率を一般に言います。生存率5%向上と言うのは、抗がん剤治療を100人の人がして、5人の人に効果があったと言うことです。あとの95人には、効果はありません。


私もそのことを再三自分のブログに書いてきましたが、
どうも「自分がその100人のうちの5人かも知れない!」
と考える人が多いようですよ。

Re:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

私もそう告げられたら、自分の生存率が・・・って解釈しそう。
数字のマジックですね。

情報ありがとうございました

私の場合は術後の補助治療として抗がん剤を進められました。お医者さんはまさか私がNOと言うとは思っていなかったようで、もう日程も組まれていました。

効果を尋ねた時にお医者さんはまず「XXが3~40%」とおっしゃたので、私は「えっ、そんなに効くんですか!」と言ったところ、その後、「なんとか率でいえば5~6%」と言い換えたのです。決して、「100人がして、そのうちの5~6人に効く」とはおっしゃいませんでした。

昨晩いろいろ検索していたら、アメリカで行われた追跡治療について(日本語で)サイトがありました。術前抗がん剤を行った人を(1)癌が完全になくなった人、からはじめて(4)全く効果のなかった人までいくつかのグループに分け、その後10年間の追跡調査を行ったものです。その結果(1)のグループだけ、ダントツに生存率がよく、その他のグループでは生存率に差がなかったそうです。つまり「しこりが小さくなる効果があった」と「全く変化がなかった」のグループに生存率の差がないという事です。ちなみに、(1)のグループに入った人はおよそ13%でした。

という事は、抗がん剤は人をものすごく選ぶという事ですね。最近、抗がん剤との相性も調べられるようですが、まだ一般的ではないようです。

私の場合は予防的術後療法としての抗がん剤なので、
ひょっとしたら空焚きの可能性もあり、その場合は
「やり損」。とにかく賭けなのですね。

最近の標準治療は以前なら無治療だったようなレベルの人も積極的に術後補助療法しているようです。確かに生存率はあがるでしょうが、副作用で失われる時間、生活の質を考えると、特に私のような年代の者には疑問が残ります。

Re[1]:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

マー君9さん
>こんにちは。
>姉は悪性でしたが、初期でした。術後、抗癌剤の恐ろしさの知識あったので・・・死ぬ恐ろしさより、そっちが怖いと。
>死んだら死んだ時、薬剤師仲間も、顔や雰囲気と違うので吃驚したそうです。

 お姉さんは薬の専門的な知識があったからノーと言えたのです。素人は知識は付け焼刃でしかなく、先生なら信頼できると信じきっていますから。

>薬の効果は、体質も大きく関係するのでしょうね。データーが少ないので、ハッキリした事解ら無いと。自分の体の変化は、自分が一番解りますね。医者の出来ること、自身が出来る事、分けて考え医者に伝える、医者を上手く使う、聞き出し、努力させる努力をする。

 医者任せではいけないことは判りました。最後は自分の判断と言う、常識的なことがこの国では未だできていません。

>くうみんさん偉いです。姉の時にもそのように伝えたら、以前と違い、上からの診察でなく、患者から聞き出す様にも変わって来ていると言ってました。
-----
 いや~偉いなんて、それほどでも…タカビーくうみんですもの、上から目線の診察なんてごめんですわ!

Re:今日は真面目なくうみんさんだがや♪(01/27)

よだきゅうさん
>教えちゃる!って言うのがええがや(笑)

>いろいろと勉強したんやね。

>昨今は天竺もさぞかし寒かろうでさ!?風邪など引かんように♪

>どんなに寒い日でも始まりはBEERきゃ?
-----
 よだきゅうおぢ様、くうみんはあのころ、図書館行ったり、ネット検索したり、勉強しまくりましたよ。本当に頭が痛くなり目もショボショボでした。
 でも今は、beer三昧に決まっているじゃありませんか!

Re[1]:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

砂浮琴さん
>生存率のパーセンテージは、砂も初期の肺ガンをやらかしたときに知ったことです。

>あぁいうものは、治療効果として数値化しても意味はないと、砂的には思います。

>疾病を治すのは自分次第...
>究極はそうだとは思います。

>最近、砂的には、免疫力を強化するというR-1乳酸菌に興味津々♪でも、これだって向き不向きはあるんでしょうね。
-----
 砂様も自分の身に降りかからなければ、そんなの他人事でしたよね?くうみんもです。
 統計は統計でしかありません。いくらでも操作できます。それより自分にあった治療を探し出さなくては。
 R-1乳酸菌と言うのは、乳製品由来なのでしょうか?乳製品は体によくないと言う説が最近ありますが…興味があったら、「号外!号外!苦しい痛いは体の叫び! 情報求む!」ののもいのおっちゃんブログリンクしてあります。参照のこと。
 興味なければ無視してください。

Re[1]:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

どくだみさん
>>乳がんの場合生存率と言うと、10年生存率を一般に言います。生存率5%向上と言うのは、抗がん剤治療を100人の人がして、5人の人に効果があったと言うことです。あとの95人には、効果はありません。


>私もそのことを再三自分のブログに書いてきましたが、
>どうも「自分がその100人のうちの5人かも知れない!」
>と考える人が多いようですよ。
-----
 どくだみさんも同じことブログで言ってましたよね。
 くうみんから見ると、皆さん宝くじは絶対自分が当たると思っているほどの楽天家。
 くうみんは楽天的と言われるけど、そこまで楽天的になれないな。

Re[1]:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

淡雪0414さん
>私もそう告げられたら、自分の生存率が・・・って解釈しそう。
>数字のマジックですね。
-----
 でしょ?そう思い込んでいたけど、違っていました。判っていれば受けませんでした。

Re:情報ありがとうございました(01/27)

副作用は嫌さん

 お話を伺うと、私の判断としても、抗がん剤治療はしなくて正解だったと思います。
 お医者さんは、生きていれば文句はないだろう、のようなことを言います。確かにそれでいいと言う患者さんもいるとは思いますが、私達はそうではありませんよね。
 ましてそれで本当に生存率が高くなるならともかく、そうではないんですから。
 お互いわがまま患者に徹しましょう。その方が長生きできますよ。

Re:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

薬の副作用は怖いですね。
私は昔から腸が弱かったため、特効薬を飲むと腹痛を起こしておりました。

「お気に入りご登録者リレーエッセイ」も、第7走者にバトンタッチしました。
是非ご覧になってください。

Re[1]:奏効率の意味 抗がん剤治療とホルモン剤治療(01/27)

背番号のないエース0829さん
>薬の副作用は怖いですね。
>私は昔から腸が弱かったため、特効薬を飲むと腹痛を起こしておりました。

>「お気に入りご登録者リレーエッセイ」も、第7走者にバトンタッチしました。
>是非ご覧になってください。
-----
 背番号のないエースさんも、薬には弱いですか?
 栄養士さんとのこと、普段から自分で栄養管理ができると言うのは大変羨ましく思います。
 ブログにも伺いたいと思います。
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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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