漢方外来への道 そして漢方外来からの帰り道
ベトナム旅行記はお休みします。
今日は漢方外来の診察でした。ホルモン剤の副作用、ホットフラッシュがあまりにもひどいので、主治医スナミに訴えて、2年ほど前に漢方外来に回してもらったのです。おかげで100%ではないものの、8割方良くなりました。
漢方薬を飲んでいないときは突然、眼鏡が曇るほどの汗が大量に流れ出し、人前にいるときは困ったものです。
大汗かいてタオルで拭くくうみんの姿が滑稽に見えるのか、笑う人もいて悔しくて、悲しくて…
何回かいろいろな漢方薬を処方してもらって、今の組み合わせでやっといい状態になりました。全くない訳ではありませんが、回数も程度も、以前とは比べ物にならないくらい楽になりました。
先日ガン友会で話題になったのですが、他の人達は「主治医が漢方外来を紹介してくれない」そうなのです。
「それくらい我慢しなさい」
と言われてしまうと。
kazooさんは言います。
「外科医なんてしょせん切り屋。命が助かったんだからありがたく思え、とでも思っているのよ」
手足がしびれると言っても、せいぜいビタミン剤を出してくれるだけだとか。
「いくらホットフラッシュがひどいと言っても、そう、大変ね。で済まされちゃう」
ふうん、信じられない。同じ病院のなのに、紹介してくれないなんて。漢方外来に通っているのは、くうみんとあと一人だけ。
なぜ、つらい副作用の軽減のために有効な治療を受けさせないのか、このストレスで体調に影響することに思い至らないのか?
「漢方の福島先生に言いつけてやる!」
固く決意して、病院に向かったくうみん。
漢方は待ち時間が長い。いちいちおなかをたたいたりして状態を見るからです。今日も1時間半待ちました。ふう。
診察室では、ホットフラッシュはかなりいい状態になったこと、しかし指先のこわばりがひどいので、何とかならないかと相談、薬の処方が少し変わります。
診察が終わったので、くうみんは言いました。
「先生、漢方外来は主治医の紹介がなければ来られないんですか?」
「えっ、どういうこと?」
この病院に通っている友達も、ホットフラッシュや痺れで悩んでいる。しかし主治医はそれくらい我慢しなさいと言うばかりで、何もしてくれない。どうしたら漢方外来に回してくれるのか?くうみんは聞いてみたのです。
「それはね、もっと切々と言わなければだめだよ」
福島先生によると、漢方に回さない先生も確かにいる、スナミ先生は良く回してくれるけど、ほとんど回さない先生もいる。kazooさんの主治医もそのうちの一人だとか。
「押しを強くしなければいけないんですか?」
「押しと言うより、このままではホルモン剤をやめるしかない~とか、そんな感じでね、訴えてみればいい。でも、ここじゃ漢方の医者、私だけだからあまり患者が増えてもなあ」
「わかりました。私の友達だけに言います」
もっとも今、くうみんはホルモン剤を飲んでいません。でも、ホルモン剤の副作用は後遺症として長く残るのです。
だったらホルモン剤を飲んだ方がいい、苦しいのは同じじゃないかと言う人もいると思いますが、ホルモン剤をやめないことにはこの苦しみはまだまだ続くし、他の副作用もくうみんはこわいのだよ。
一番心配しているのは記憶力の低下です。もともと悪い頭がもっと悪くなったので、スナミに聞いたら、ホルモン剤で頭が回らなくなると言う副作用はあるとのこと、おじさん母や、くうみん母の認知症を身近に見ていると、本当に怖くなります。
漢方薬は、近くの薬局に処方箋を持って行って処方してもらいます。薬局にある雑誌を読んでいると、名前を呼ばれました。
すごい量の漢方薬です。3か月分くらいをもらうので、いつもかなりの量なのですが、今回薬の処方が変わって、もっとすごい量になりました。
「重いですよ」
「いえ、大丈夫です」
漢方薬をもらうときは大荷物になるので、大きめのカバンを持っていくことにしています。それにしても、今日は本当に重い。
家に帰って重さを測ると、なんと全部で2.6キロ!か弱い癌患者に、これは酷と言うもの。
福島先生!もっと軽くなりませんか?!
軽くしてもらわないと、漢方薬をやめるしかない~!!

右下の白い袋は、比較のための普通の大きさの薬袋
クリックいただければ幸いです

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今日は漢方外来の診察でした。ホルモン剤の副作用、ホットフラッシュがあまりにもひどいので、主治医スナミに訴えて、2年ほど前に漢方外来に回してもらったのです。おかげで100%ではないものの、8割方良くなりました。
漢方薬を飲んでいないときは突然、眼鏡が曇るほどの汗が大量に流れ出し、人前にいるときは困ったものです。
大汗かいてタオルで拭くくうみんの姿が滑稽に見えるのか、笑う人もいて悔しくて、悲しくて…
何回かいろいろな漢方薬を処方してもらって、今の組み合わせでやっといい状態になりました。全くない訳ではありませんが、回数も程度も、以前とは比べ物にならないくらい楽になりました。
先日ガン友会で話題になったのですが、他の人達は「主治医が漢方外来を紹介してくれない」そうなのです。
「それくらい我慢しなさい」
と言われてしまうと。
kazooさんは言います。
「外科医なんてしょせん切り屋。命が助かったんだからありがたく思え、とでも思っているのよ」
手足がしびれると言っても、せいぜいビタミン剤を出してくれるだけだとか。
「いくらホットフラッシュがひどいと言っても、そう、大変ね。で済まされちゃう」
ふうん、信じられない。同じ病院のなのに、紹介してくれないなんて。漢方外来に通っているのは、くうみんとあと一人だけ。
なぜ、つらい副作用の軽減のために有効な治療を受けさせないのか、このストレスで体調に影響することに思い至らないのか?
「漢方の福島先生に言いつけてやる!」
固く決意して、病院に向かったくうみん。
漢方は待ち時間が長い。いちいちおなかをたたいたりして状態を見るからです。今日も1時間半待ちました。ふう。
診察室では、ホットフラッシュはかなりいい状態になったこと、しかし指先のこわばりがひどいので、何とかならないかと相談、薬の処方が少し変わります。
診察が終わったので、くうみんは言いました。
「先生、漢方外来は主治医の紹介がなければ来られないんですか?」
「えっ、どういうこと?」
この病院に通っている友達も、ホットフラッシュや痺れで悩んでいる。しかし主治医はそれくらい我慢しなさいと言うばかりで、何もしてくれない。どうしたら漢方外来に回してくれるのか?くうみんは聞いてみたのです。
「それはね、もっと切々と言わなければだめだよ」
福島先生によると、漢方に回さない先生も確かにいる、スナミ先生は良く回してくれるけど、ほとんど回さない先生もいる。kazooさんの主治医もそのうちの一人だとか。
「押しを強くしなければいけないんですか?」
「押しと言うより、このままではホルモン剤をやめるしかない~とか、そんな感じでね、訴えてみればいい。でも、ここじゃ漢方の医者、私だけだからあまり患者が増えてもなあ」
「わかりました。私の友達だけに言います」
もっとも今、くうみんはホルモン剤を飲んでいません。でも、ホルモン剤の副作用は後遺症として長く残るのです。
だったらホルモン剤を飲んだ方がいい、苦しいのは同じじゃないかと言う人もいると思いますが、ホルモン剤をやめないことにはこの苦しみはまだまだ続くし、他の副作用もくうみんはこわいのだよ。
一番心配しているのは記憶力の低下です。もともと悪い頭がもっと悪くなったので、スナミに聞いたら、ホルモン剤で頭が回らなくなると言う副作用はあるとのこと、おじさん母や、くうみん母の認知症を身近に見ていると、本当に怖くなります。
漢方薬は、近くの薬局に処方箋を持って行って処方してもらいます。薬局にある雑誌を読んでいると、名前を呼ばれました。
すごい量の漢方薬です。3か月分くらいをもらうので、いつもかなりの量なのですが、今回薬の処方が変わって、もっとすごい量になりました。
「重いですよ」
「いえ、大丈夫です」
漢方薬をもらうときは大荷物になるので、大きめのカバンを持っていくことにしています。それにしても、今日は本当に重い。
家に帰って重さを測ると、なんと全部で2.6キロ!か弱い癌患者に、これは酷と言うもの。
福島先生!もっと軽くなりませんか?!
軽くしてもらわないと、漢方薬をやめるしかない~!!

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