くうみん童話 魔法使いくうみん宝石の魔力にやられた!
2011年、天竺に妖怪の館がありました。そこに魔法使いくうみんがおじさんと一緒に住んでいました。
魔法使いは魔法の鏡を持っていて、毎日鏡に向かって尋ねます。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだれ」
「それは魔法使いくうみん様、あなたです」
「ふっふっ、当然よね」
その日もいつものように鏡に聞きました。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだれ」
「それは風の森に住むぴょんこさんです」
「へ?なに?」
「だから~、風の森に住むぴょんこさんです」
「なんだとぉ!このバカ鏡!貴様老眼で目が見えなくなったんだろう?!」
魔法使いくうみんは、鏡を椅子でぼこぼこに叩きます。
「いたた!何をするんですかぁ~」
「うっせぃ!このバカ鏡!しかし、おめえはたっかい金出して買ったんだから、今日はこのくらいにしといてやる!」
魔法使いはぴょんこ暗殺を目論みました。リンゴは高いので、天竺のスーパー「あきんど」で、特売していた1キロ98円のみかんに毒を仕込んで「毒みかん」を作りました。
「うふふ、今から風の森に行って、これをぴょんこに食べさせるのだわ」

特売で買ったみかん 1キロ98円は激安
買い物袋をぶら下げ、
「今から買い物に行ってくる」
と、おじさんに告げ、風の森に向かいます。
風の森では、ぴょんこがアクセサリーショップを開いていました。
「こんにちは、お嬢さん。ど…みかんはいかが?」
魔法使いくうみんは、みかんを差し出そうとしましたが、思わず並んでいるアクセサリーに目をやりました。
「へ~。いいわね、これ全部あなたが作ったの?」
「いえ、このブレスレッドは楓さんが作ったんです。私が作ったのはこちらのペンダントやイヤリング」
魔法使いくうみんは、自分も欲しくなりました。千一夜物語の王様よろしく、
「私のアクセサリーを作らせてからこの子を暗殺すればいいのだわ」
と、思い直しました。
「ね、私にも作ってよ。ペリドットのペンダントトップがいいんだけど」
「そうですか。ペリドットは材料がないので、取り寄せて作ることになりますので、お時間かかりますけど」
「いいわよ、それでも。じゃ、よろしく」
「あの、みかんは?」
「これ、やっぱり売らない」
ぴょんこは材料を仕入れると、さっそくペンダントトップ作りに取り掛かりました。
「それにしても変な人…何か企んでいるようだったわ。私の顔をジト目で見て。そうだ。このアクセサリーにはmoonさんからもらった、どんなブスでも自分は美人と信じ込んでしまう魔法の粉をかけましょう」
何日かして、魔法使いが居間でミカンを食べていると、呼び鈴が聞こえました。口をもごもごさせながら、手を拭いて、インターホンに向かって言いました。
「はい」
「天竺の妖怪の館、くうみんさんちだぎゃね?」
「はい、そうですが」
「よだきゅうエクスプレスだぎゃー。風の森のぴょんこさんからお届け物だぎゃー」
「うっわ~い!」
くうみんは、はんこを持って玄関に走って行きました。
「まいど~。ハンコはここにお願いするだぎゃー」
「ありがとう」
魔法使いくうみんはルンルン気分でアクセサリーを取り出します。

ハート形 ペリドットは内面を輝かせ、強化する効果があると言う

ハートは片面クリプソレーズが埋め込まれ、違う雰囲気に。

ブドウ形

関係ないが、ガーネットは勝負事をするときに着けるとパワーアップ!参考までに
「まあ、いいわねえ。ペリドットのこの淡い緑色。この私の若々しさにピッタリ!ハートの方に埋め込まれたクリプソレーズは希望を与えてくれるらしいわ。マラソン、がんばらなきゃ」
うっとりしながらペンダントトップに鎖をつけ、魔法の鏡に向かいます。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」
「それは風の森のぴょんこさん」
以前ならここで鏡にケリを入れるところですが、魔法使いくうみんはぴょんこのかけたmoonさんの魔法の粉のおかげで、自分を世界一の美人と思い込んでいます。
鏡に映ったおのが姿の美しさに見とれ、誰に何と言われようと、世界一美しいのは自分と思い込んでいました。
だってそうでしょう?こんなに美しいんですもの。

世界一美しい魔法使いくうみん
クリックいただければ幸いです。

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魔法使いは魔法の鏡を持っていて、毎日鏡に向かって尋ねます。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだれ」
「それは魔法使いくうみん様、あなたです」
「ふっふっ、当然よね」
その日もいつものように鏡に聞きました。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだれ」
「それは風の森に住むぴょんこさんです」
「へ?なに?」
「だから~、風の森に住むぴょんこさんです」
「なんだとぉ!このバカ鏡!貴様老眼で目が見えなくなったんだろう?!」
魔法使いくうみんは、鏡を椅子でぼこぼこに叩きます。
「いたた!何をするんですかぁ~」
「うっせぃ!このバカ鏡!しかし、おめえはたっかい金出して買ったんだから、今日はこのくらいにしといてやる!」
魔法使いはぴょんこ暗殺を目論みました。リンゴは高いので、天竺のスーパー「あきんど」で、特売していた1キロ98円のみかんに毒を仕込んで「毒みかん」を作りました。
「うふふ、今から風の森に行って、これをぴょんこに食べさせるのだわ」

特売で買ったみかん 1キロ98円は激安
買い物袋をぶら下げ、
「今から買い物に行ってくる」
と、おじさんに告げ、風の森に向かいます。
風の森では、ぴょんこがアクセサリーショップを開いていました。
「こんにちは、お嬢さん。ど…みかんはいかが?」
魔法使いくうみんは、みかんを差し出そうとしましたが、思わず並んでいるアクセサリーに目をやりました。
「へ~。いいわね、これ全部あなたが作ったの?」
「いえ、このブレスレッドは楓さんが作ったんです。私が作ったのはこちらのペンダントやイヤリング」
魔法使いくうみんは、自分も欲しくなりました。千一夜物語の王様よろしく、
「私のアクセサリーを作らせてからこの子を暗殺すればいいのだわ」
と、思い直しました。
「ね、私にも作ってよ。ペリドットのペンダントトップがいいんだけど」
「そうですか。ペリドットは材料がないので、取り寄せて作ることになりますので、お時間かかりますけど」
「いいわよ、それでも。じゃ、よろしく」
「あの、みかんは?」
「これ、やっぱり売らない」
ぴょんこは材料を仕入れると、さっそくペンダントトップ作りに取り掛かりました。
「それにしても変な人…何か企んでいるようだったわ。私の顔をジト目で見て。そうだ。このアクセサリーにはmoonさんからもらった、どんなブスでも自分は美人と信じ込んでしまう魔法の粉をかけましょう」
何日かして、魔法使いが居間でミカンを食べていると、呼び鈴が聞こえました。口をもごもごさせながら、手を拭いて、インターホンに向かって言いました。
「はい」
「天竺の妖怪の館、くうみんさんちだぎゃね?」
「はい、そうですが」
「よだきゅうエクスプレスだぎゃー。風の森のぴょんこさんからお届け物だぎゃー」
「うっわ~い!」
くうみんは、はんこを持って玄関に走って行きました。
「まいど~。ハンコはここにお願いするだぎゃー」
「ありがとう」
魔法使いくうみんはルンルン気分でアクセサリーを取り出します。

ハート形 ペリドットは内面を輝かせ、強化する効果があると言う

ハートは片面クリプソレーズが埋め込まれ、違う雰囲気に。

ブドウ形

関係ないが、ガーネットは勝負事をするときに着けるとパワーアップ!参考までに
「まあ、いいわねえ。ペリドットのこの淡い緑色。この私の若々しさにピッタリ!ハートの方に埋め込まれたクリプソレーズは希望を与えてくれるらしいわ。マラソン、がんばらなきゃ」
うっとりしながらペンダントトップに鎖をつけ、魔法の鏡に向かいます。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」
「それは風の森のぴょんこさん」
以前ならここで鏡にケリを入れるところですが、魔法使いくうみんはぴょんこのかけたmoonさんの魔法の粉のおかげで、自分を世界一の美人と思い込んでいます。
鏡に映ったおのが姿の美しさに見とれ、誰に何と言われようと、世界一美しいのは自分と思い込んでいました。
だってそうでしょう?こんなに美しいんですもの。

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