いつまで続く あなたの知らない世界の話 INペナン島
以前格安ツアーでペナン島に行った時のことです。
10日間で確か一人7万円くらい、食事や観光はついていませんが、宿泊は台所付きで炊事道具一式ありのアパートメントで広々2LDK。
当時おじさんは海外の食事が全く体に合わず、何日か経つと目の下にクマを作っているような体たらくなので、ナイフ、まな板、食器、調味料、米、海外用電熱器、炊飯器まで持って行ってくうみんが料理していたのです。何もないホテルの部屋で煮炊きするのは一苦労、なので、これはいいと決めたのです。
現地係員が、空港まで迎えに来てくれて、アパートメントまで送ってくれました。日本語の話せる女性もいるし、不自由はなさそうです。
お店は近くにありませんがバス代が安く(当時1リンギット50円くらいか?)2、3日おきに観光がてら街に行き買い物をして帰りました。
買い物のない日はプールサイドでのんびりくつろぎました。他にお客はいても1、2人、あまり流行っているアパートメントではないようでした。
その日もくうみんの作った料理を肴にビールを飲み、ご飯とみそ汁で〆、刺身がないだけで日本とほとんど同じ食事をしました。
二人とも酔っぱらって相次いでベッドにもぐりこみ、夜は更けていきました。
くうみんは夜中に目が覚めました。ヒタ…ヒタ…誰かが歩くような音がします。おじさんかと思って隣のベッドを見ると、おじさんはハンケツを出して寝ています。
「おばけ!!」
そう思うと鼓動が早くなりました。どうしよう…そう思いましたがどうにもなりません。
「このまま寝てしまえ~!」
さっさと寝てしまいました。
次の朝、おじさんが言いました。
「やい、お前、寝るとき窓開けっぱなしだっただろう」
「え、そんなことないよ、ちゃんと閉めたよ」
「どうせ酒飲んで記憶がなくなったんだろう!」
くうみんは酒の飲み過ぎで記憶をなくすことがたまにありました。でもそれはウイスキーやブランデーのような強い酒をのんだ時です。
「憶えてるよ。昨夜はビールしか飲まなかったし」
おじさんの話
夜中に目が覚めた。誰かが歩く音がする。ヒタ…ヒタ…
くうみんはと言うと、隣で寝ている。
「泥棒!」
「だれかいるのか!」
そう言って部屋中を見回ったが誰もいない。そしてリビングに行くと、窓が開いていた。
「またくうみんが酔っぱらって…」
そう思ったがあの足音は?
「泥棒ならおとなしくしていれば命までは取らないだろう、寝よう!」
そう思って寝てしまったとのこと。
くうみんの話もおじさんにしました。取られたものはないか、確認しましたが、何も取られていません。しかし、窓が開いていたというのは?ここは17階の高層階だから、誰も忍び込めない…
「お化けにしては、変な気配はしないしなぁ」
特に霊感はありませんが、くうみんは割と勘が鋭くて、嫌な雰囲気と言うのがなんとなくわかるのです。
今でも不思議に思うのですが、カーペットも敷かない大理石の床だったので、上の階の足音が響いただけなのかも知れません。
でも、なんで窓が開いていたのかな~。酔っぱらってくうみんがやっちまったのかな~。はて。
はてなではありますが、
幽霊の正体見たり 枯れすすき
幽霊の正体見てないけど 枯れすすき
こう思うことにしよう。
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10日間で確か一人7万円くらい、食事や観光はついていませんが、宿泊は台所付きで炊事道具一式ありのアパートメントで広々2LDK。
当時おじさんは海外の食事が全く体に合わず、何日か経つと目の下にクマを作っているような体たらくなので、ナイフ、まな板、食器、調味料、米、海外用電熱器、炊飯器まで持って行ってくうみんが料理していたのです。何もないホテルの部屋で煮炊きするのは一苦労、なので、これはいいと決めたのです。
現地係員が、空港まで迎えに来てくれて、アパートメントまで送ってくれました。日本語の話せる女性もいるし、不自由はなさそうです。
お店は近くにありませんがバス代が安く(当時1リンギット50円くらいか?)2、3日おきに観光がてら街に行き買い物をして帰りました。
買い物のない日はプールサイドでのんびりくつろぎました。他にお客はいても1、2人、あまり流行っているアパートメントではないようでした。
その日もくうみんの作った料理を肴にビールを飲み、ご飯とみそ汁で〆、刺身がないだけで日本とほとんど同じ食事をしました。
二人とも酔っぱらって相次いでベッドにもぐりこみ、夜は更けていきました。
くうみんは夜中に目が覚めました。ヒタ…ヒタ…誰かが歩くような音がします。おじさんかと思って隣のベッドを見ると、おじさんはハンケツを出して寝ています。
「おばけ!!」
そう思うと鼓動が早くなりました。どうしよう…そう思いましたがどうにもなりません。
「このまま寝てしまえ~!」
さっさと寝てしまいました。
次の朝、おじさんが言いました。
「やい、お前、寝るとき窓開けっぱなしだっただろう」
「え、そんなことないよ、ちゃんと閉めたよ」
「どうせ酒飲んで記憶がなくなったんだろう!」
くうみんは酒の飲み過ぎで記憶をなくすことがたまにありました。でもそれはウイスキーやブランデーのような強い酒をのんだ時です。
「憶えてるよ。昨夜はビールしか飲まなかったし」
おじさんの話
夜中に目が覚めた。誰かが歩く音がする。ヒタ…ヒタ…
くうみんはと言うと、隣で寝ている。
「泥棒!」
「だれかいるのか!」
そう言って部屋中を見回ったが誰もいない。そしてリビングに行くと、窓が開いていた。
「またくうみんが酔っぱらって…」
そう思ったがあの足音は?
「泥棒ならおとなしくしていれば命までは取らないだろう、寝よう!」
そう思って寝てしまったとのこと。
くうみんの話もおじさんにしました。取られたものはないか、確認しましたが、何も取られていません。しかし、窓が開いていたというのは?ここは17階の高層階だから、誰も忍び込めない…
「お化けにしては、変な気配はしないしなぁ」
特に霊感はありませんが、くうみんは割と勘が鋭くて、嫌な雰囲気と言うのがなんとなくわかるのです。
今でも不思議に思うのですが、カーペットも敷かない大理石の床だったので、上の階の足音が響いただけなのかも知れません。
でも、なんで窓が開いていたのかな~。酔っぱらってくうみんがやっちまったのかな~。はて。
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