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よー!そこの古いの!お前だ、くうみん!

 若いときはくうみんも、いろいろ人生の先輩方に、指導を賜った。

・早く結婚しろ!(主に母)
・子供を作れ!(たくさんの方から)

 おじさんは28、くうみんは25、結婚は当時の感覚からすると、普通だったのではないかと思う。そんな、泣いて怒られるほどではないと思うのだが、くうみん母というのは、何かいちゃもん付けられないかと、必死に探しているような人間なので仕方ない。
 
 子供を作れというのは目上の人より、同じくらいの年代の人から言われることが多かった。

 多分、幸せで、一人前になった気分だったんだろうねえ。
「あいつら、いつまでたっても子供を作らない。子供がいた方がずっと楽しいのに。よし!この幸せを教えてやらねば!」
 てなところなのだろう。
 一度や二度、言うのではない、顔を見るとすぐにその話を振り、食いついたら放さない。
 くうみんも大人なので、
「そうですねえ、オホホ」
 と言ってその場を離れるのだが、奴らはいつの間にか隣に来て、しつこく言うのだった。

 とあるおじさんの同期(男)から、「いつヤればいい」、というようなあけすけなことを言われ、
「ちょっとそういうことは…」
 と、たしなめると、そいつの奥さんの方が
「くうみんさんは、困った子ね」
 のような顔をして、微笑んでいるんだから、参った。

 そうだな~、言われてみればくうみんも、今どきの若い者は、と言われた口だ。

 それに、長じては、がん治療拒否までしたんだっけ。

 特に再手術。断端強陽性。夥しい、恐ろしいほどの脈管侵襲…この宣告のとき、医者も言い辛かったのか、順番を最後にされた。
「言われた順番と違う、おかしいな~」
など思いながら、病院備え付けの漫画を読んでバカ笑いしていた。その後の再手術宣告は、まさしく、
「ガ~~~~ン!」
だ。

 散々脅されながらも、再手術はしなかった。 結果オーライと言うが、しなくても大丈夫、のような直感が働いたと思う。

 手術をする方向で考えていると、チックが出て瞼がぴくぴくした。
 しない方向で考えると、チックは収まった。

 体が手術を拒否している。だから再手術はしなかった。

 だからこの歌が好きなのさ。

 ♪よー!そこの若いの!
 俺の言うことを聞いてくれ 「俺を含め、だれの言うことも聞くなよ」


 9月18日は人生初めての手術に臨んだ日。
 
 9月19日はおじさんの誕生日。誕生日、おめでとう。







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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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