久々のコンサート 宮本浩次様の縦横無尽完結編 感想
おじさんは音楽が好きだった。2、3か月に一度、一緒に長谷川きよし様のライブを見に(聴きに)行っていた。
「長谷川きよし様を囲む会」では、すぐそばにきよし様がいらっしゃった。ミュージシャンというのはぶっ飛んだ人ばかりと思っていたのだが、きよし様は、常識的で、普通の人だったのを記憶している。
おじさん亡き後、そういったライブを聞きに行くこともなくなった。
しかし!めったに風邪をひかない人間も、たまには風邪を引く。これを鬼の霍乱というが、くうみんの霍乱だって、たまにはあるのだよ。
宮本浩次(ひろじ、と読む)様。テレビ番組「ガイアの夜明け」や、かつてやっていたドラマ「後妻業」の主題歌を歌っていらっしゃる。美しいテノールだが、シャウトする低音も魅力的。
「ガイアの夜明け」は、浩次様の美声が際立つ明るいメロディ。
「後妻業」の主題歌は、歌詞からすると、女性が添い遂げないつらさを歌っているのだが、浩次様のユーチューブの影響か、女性にプロポーズした男性が、やむを得ない事情で、「ダメなのよ」と言われてしまったように、くうみんには思えた。
たまには行くか。
公式のサイトの指示通りにチケットを買った。普通の指定席はすでに完売で、「講釈付き指定席」というのしかなかった。なんだこれ、音楽の説明でもしてくれるのか?ま~、親切~!と思ったが、そうではなくて、舞台が見えにくいなど、訳アリの席らしい。それなのに価格は一緒。税込み1万円と言いながら、「サービス料」「手数料」「発券手数料」などの名目で、実質1万1千円だ、バカヤロ~~!
慣れない発券で若干戸惑ったが、無事近くのコンビニでチケットを受け取ることができた。
会場の位置は特に調べていかなかった。代々木体育館だし、マラソンの会場と同じで、人がそこに向かっていくだろうから、わかると思ったのだ。
しかし、代々木は人が多く、どっち側に多くの人の流れがあるというのはわからなかった。
道行く人に聞いた。すぐそばだった。
席は舞台の真横くらい。
開演時間から5分ほど遅れて、コンサートが始まった。
浩次様は、いつものスーツ風の衣装で現れた。髪がぼさぼさなのは、本当にぼさぼさなのではなく、ぼさぼさ風にしているのだろう。ひげも無精ひげっぽいが、いつもこの長さなので、バリカンで5分刈りにして、「無精ひげ風」を演出していると思われた。
銀行員は、普段身だしなみに気を使っている分、休みになると、憧れもあるのか、ひげを伸ばす人が多いそうだが、浩次様は逆かも知れぬ。
顔は、歌うとき感情を込め過ぎることもあり、百面相を思わせた。目を見開き、大口を開け、髪をかき上げ…
顔面は美形とは言い難いが、足が長く、細く、スレンダーでかっけ~!コンサートで走り回っているからかと思ったが、かなり努力もしているようだ。
「お客さんにみっともない姿は見せられない」
うんうん、真面目なんだよね。
浩次様、あっちに走り、こっちに走り、寝転び、舞台をゴロゴロ寝っ転がり、よくこんなで歌えるな、と感心したが、
「ひょっとしてこれ…?!」
という思いが頭をよぎった。ほら、よく歌手の皆さんが、体調が悪いときなど、こうするって…でも彼は、音楽に対する情熱は半端ないという噂だし、どうなんだろ?
舞台近くの席には、浩次様が走りながら、お出ましになる。くうみんのいる2階席にはもちろん、そんなサービスはない。これで料金が同じとは、あんまりでないかい?
アフリカのどこかの市場では、牛肉はヒレもスネも同じ値段だというが、それを彷彿とさせる。浩次様はアフリカ風。日本ではヒレは高価だし、スネは固いので安い。やはりここは日本風にして欲しいものだ。
コンサートは、7時45分ごろ終わった。
各ブロックごと、呼び出し順に退場する。ちゃっかりさんは、呼び出されてもいないのに、席を立ってささっと出て行ってしまう。くうみんもそうしようかどうか迷っていると、くうみんのいるブロックが呼び出された。
あまりいい席と言えない順にコールされるようだ。悪い席にはやはりこれくらいの特典がないと…
くうみんの速足は、速いわりにスピード感がないと言われる。摺り足の忍者走り。スタスタと、通路を行き、門を脱出すると、大勢が歩く中、JR原宿ではなく、意外と空いているという情報に従って、地下鉄明治神宮前駅に向かった。なるほど、空いていた。すぐに電車も来た。
スムーズに電車に乗れたおかげでフィットネスクラブの風呂に入ることもできた。
くうみんは部屋に落ち着くと、ビールを飲んでホッと一息ついた。
久々に楽しいひと時だった。
浩次様、美しい声。かっけ~スタイル。いいな~、たまには。また行こうかしら?
追伸。
今回買ったのは、公式サイトからの指示通りの買い方だが、余った券を売買するサイト(チケット売買サイト)があって、そこで買うとすごく安く買えることが判明した。中には、稼いだろ、と思うのか、実際の価格より高い値段で出品している人もいたが、ほとんどの人は、
「仕事で急に行けなくなった」
「体調が悪くて行けない」
などの理由で、そのままにしておくのももったいないからと、2割引き程度で売っていた。中には直前で6割引き以上の値段もあった。今度からここも試してみよう。
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「長谷川きよし様を囲む会」では、すぐそばにきよし様がいらっしゃった。ミュージシャンというのはぶっ飛んだ人ばかりと思っていたのだが、きよし様は、常識的で、普通の人だったのを記憶している。
おじさん亡き後、そういったライブを聞きに行くこともなくなった。
しかし!めったに風邪をひかない人間も、たまには風邪を引く。これを鬼の霍乱というが、くうみんの霍乱だって、たまにはあるのだよ。
宮本浩次(ひろじ、と読む)様。テレビ番組「ガイアの夜明け」や、かつてやっていたドラマ「後妻業」の主題歌を歌っていらっしゃる。美しいテノールだが、シャウトする低音も魅力的。
「ガイアの夜明け」は、浩次様の美声が際立つ明るいメロディ。
「後妻業」の主題歌は、歌詞からすると、女性が添い遂げないつらさを歌っているのだが、浩次様のユーチューブの影響か、女性にプロポーズした男性が、やむを得ない事情で、「ダメなのよ」と言われてしまったように、くうみんには思えた。
たまには行くか。
公式のサイトの指示通りにチケットを買った。普通の指定席はすでに完売で、「講釈付き指定席」というのしかなかった。なんだこれ、音楽の説明でもしてくれるのか?ま~、親切~!と思ったが、そうではなくて、舞台が見えにくいなど、訳アリの席らしい。それなのに価格は一緒。税込み1万円と言いながら、「サービス料」「手数料」「発券手数料」などの名目で、実質1万1千円だ、バカヤロ~~!
慣れない発券で若干戸惑ったが、無事近くのコンビニでチケットを受け取ることができた。
会場の位置は特に調べていかなかった。代々木体育館だし、マラソンの会場と同じで、人がそこに向かっていくだろうから、わかると思ったのだ。
しかし、代々木は人が多く、どっち側に多くの人の流れがあるというのはわからなかった。
道行く人に聞いた。すぐそばだった。
席は舞台の真横くらい。
開演時間から5分ほど遅れて、コンサートが始まった。
浩次様は、いつものスーツ風の衣装で現れた。髪がぼさぼさなのは、本当にぼさぼさなのではなく、ぼさぼさ風にしているのだろう。ひげも無精ひげっぽいが、いつもこの長さなので、バリカンで5分刈りにして、「無精ひげ風」を演出していると思われた。
銀行員は、普段身だしなみに気を使っている分、休みになると、憧れもあるのか、ひげを伸ばす人が多いそうだが、浩次様は逆かも知れぬ。
顔は、歌うとき感情を込め過ぎることもあり、百面相を思わせた。目を見開き、大口を開け、髪をかき上げ…
顔面は美形とは言い難いが、足が長く、細く、スレンダーでかっけ~!コンサートで走り回っているからかと思ったが、かなり努力もしているようだ。
「お客さんにみっともない姿は見せられない」
うんうん、真面目なんだよね。
浩次様、あっちに走り、こっちに走り、寝転び、舞台をゴロゴロ寝っ転がり、よくこんなで歌えるな、と感心したが、
「ひょっとしてこれ…?!」
という思いが頭をよぎった。ほら、よく歌手の皆さんが、体調が悪いときなど、こうするって…でも彼は、音楽に対する情熱は半端ないという噂だし、どうなんだろ?
舞台近くの席には、浩次様が走りながら、お出ましになる。くうみんのいる2階席にはもちろん、そんなサービスはない。これで料金が同じとは、あんまりでないかい?
アフリカのどこかの市場では、牛肉はヒレもスネも同じ値段だというが、それを彷彿とさせる。浩次様はアフリカ風。日本ではヒレは高価だし、スネは固いので安い。やはりここは日本風にして欲しいものだ。
コンサートは、7時45分ごろ終わった。
各ブロックごと、呼び出し順に退場する。ちゃっかりさんは、呼び出されてもいないのに、席を立ってささっと出て行ってしまう。くうみんもそうしようかどうか迷っていると、くうみんのいるブロックが呼び出された。
あまりいい席と言えない順にコールされるようだ。悪い席にはやはりこれくらいの特典がないと…
くうみんの速足は、速いわりにスピード感がないと言われる。摺り足の忍者走り。スタスタと、通路を行き、門を脱出すると、大勢が歩く中、JR原宿ではなく、意外と空いているという情報に従って、地下鉄明治神宮前駅に向かった。なるほど、空いていた。すぐに電車も来た。
スムーズに電車に乗れたおかげでフィットネスクラブの風呂に入ることもできた。
くうみんは部屋に落ち着くと、ビールを飲んでホッと一息ついた。
久々に楽しいひと時だった。
浩次様、美しい声。かっけ~スタイル。いいな~、たまには。また行こうかしら?
追伸。
今回買ったのは、公式サイトからの指示通りの買い方だが、余った券を売買するサイト(チケット売買サイト)があって、そこで買うとすごく安く買えることが判明した。中には、稼いだろ、と思うのか、実際の価格より高い値段で出品している人もいたが、ほとんどの人は、
「仕事で急に行けなくなった」
「体調が悪くて行けない」
などの理由で、そのままにしておくのももったいないからと、2割引き程度で売っていた。中には直前で6割引き以上の値段もあった。今度からここも試してみよう。
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