くうみん走る!!その三 候補のサービス付き高齢者住宅
おじさんの両親の施設を探した時も、PC検索のお世話になった。これがなければ、知っている人のつてや、通りがかりのところにたまたまあった施設くらいしか見つからないだろう。
広いところが希望ということで、ずいぶんと対象は限られてくる。60平米というのはなかなかない。結局、40平米の「Aサ高住」と、50平米の「Bサ高住」に絞った。あとは番外編として公団を一軒追加した。ここは60平米あって、エレベーターも完備。
母が入居しているサ高住のことを2軒のサ高住の担当者に話した。
・施設ごと引っ越しすることになったのですが、今まで60平米の部屋に住んでいたのに、新しい建物では40平米になってしまいました。料金はそのままです。
・施設長が複数の入居者から、100万円程度のお金を借りるそうです。
・確認した訳ではありませんが、身寄りのない入居者の遺産は、施設が没収するそうです。
2つのサ高住の担当者は、目を丸くして同じセリフを吐いた。
「どれも、ありえません!!」
やっぱり変なんだ。その後の展開で、身元引受人も立てなかったことに気づいた。
「身元引受人がいないと、入院したときとか、なんらかの事情(死亡とか)で退去の時に困りますから」
あの悪徳サ高住で、身元引受人を立てないのは、単なるノウハウの欠如だったのか?それとも…
「葬式も挙げてやる、最後まで面倒見てやる」というのも、遺産没収の意図があってのことではないか?身寄りがあったとしても、
「生前お母さまから一筆頂いておりますので」
とか言って、遺産没収、なんてことに…いや、あくまで噂の話。
親切ごかしに葬式を挙げて、葬式代を10倍くらい水増しして、
「足りなかった分の400万円、お支払いいただきます」
とか言われたら…いや、あくまで想像の話…
さて、2軒のサ高住はどちらも一長一短ある。Aサ高住は駅に近いけど、ちょっと騒音が気になる。
もう一軒のBサ高住は、のどかで環境はいいが、駅から離れている。でも、近くにスーパーがあるし、駅まで行かなくても生活には支障がなさそう。Bサ高住の方がいいような気がした。
もう一軒の候補、公団。今の公団はきれいで設備も整っている。くうみんが今回選んだのは、駅から徒歩7分くらいで、スーパーも近い。南向きで日当たりも良く、バルコニーも広い。3軒の中で一番部屋はいい。
2軒のサ高住の担当者も、公団の担当者も、いい連絡を期待しているようだ。
でも、入居するのは母だから、母に選ばせないと。
くうみんは母に電話をかけた。
「良さそうなところを3件に絞ったから、明日にでもこっちに来てよ」
「うん、わかった」
ここまで物件を絞るのも大変だった。あっちこっち数日だけど、毎日駆け回った。足の指の骨が折れ、後頭部を殴打して、鼻から脳髄液が漏れても駆け回った…ああ、これで最後のしめ…
めでたくこれですんなり決まるはず…そう思っていたのだが、そうは問屋が卸さなかったのだった。
さあ、このオバさんとおばあさんの間に、どんなことが起こったのでしょう?
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広いところが希望ということで、ずいぶんと対象は限られてくる。60平米というのはなかなかない。結局、40平米の「Aサ高住」と、50平米の「Bサ高住」に絞った。あとは番外編として公団を一軒追加した。ここは60平米あって、エレベーターも完備。
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・施設ごと引っ越しすることになったのですが、今まで60平米の部屋に住んでいたのに、新しい建物では40平米になってしまいました。料金はそのままです。
・施設長が複数の入居者から、100万円程度のお金を借りるそうです。
・確認した訳ではありませんが、身寄りのない入居者の遺産は、施設が没収するそうです。
2つのサ高住の担当者は、目を丸くして同じセリフを吐いた。
「どれも、ありえません!!」
やっぱり変なんだ。その後の展開で、身元引受人も立てなかったことに気づいた。
「身元引受人がいないと、入院したときとか、なんらかの事情(死亡とか)で退去の時に困りますから」
あの悪徳サ高住で、身元引受人を立てないのは、単なるノウハウの欠如だったのか?それとも…
「葬式も挙げてやる、最後まで面倒見てやる」というのも、遺産没収の意図があってのことではないか?身寄りがあったとしても、
「生前お母さまから一筆頂いておりますので」
とか言って、遺産没収、なんてことに…いや、あくまで噂の話。
親切ごかしに葬式を挙げて、葬式代を10倍くらい水増しして、
「足りなかった分の400万円、お支払いいただきます」
とか言われたら…いや、あくまで想像の話…
さて、2軒のサ高住はどちらも一長一短ある。Aサ高住は駅に近いけど、ちょっと騒音が気になる。
もう一軒のBサ高住は、のどかで環境はいいが、駅から離れている。でも、近くにスーパーがあるし、駅まで行かなくても生活には支障がなさそう。Bサ高住の方がいいような気がした。
もう一軒の候補、公団。今の公団はきれいで設備も整っている。くうみんが今回選んだのは、駅から徒歩7分くらいで、スーパーも近い。南向きで日当たりも良く、バルコニーも広い。3軒の中で一番部屋はいい。
2軒のサ高住の担当者も、公団の担当者も、いい連絡を期待しているようだ。
でも、入居するのは母だから、母に選ばせないと。
くうみんは母に電話をかけた。
「良さそうなところを3件に絞ったから、明日にでもこっちに来てよ」
「うん、わかった」
ここまで物件を絞るのも大変だった。あっちこっち数日だけど、毎日駆け回った。足の指の骨が折れ、後頭部を殴打して、鼻から脳髄液が漏れても駆け回った…ああ、これで最後のしめ…
めでたくこれですんなり決まるはず…そう思っていたのだが、そうは問屋が卸さなかったのだった。
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