ドコモでキャッシュバック 高額療養費の思い出
操作の仕方がわからないかなんかで、ドコモショップを予約した時に、そこのお兄さんさんからその話が出たのだ。
今やっているかどうかわからないが、今までの回線を解約して、ドコモ光にすれば、現金1万円と、dポイントが1万ポイント、合計2万円分がもらえると言う。前の回線を解約する必要があって、解約手数料もかかるが、2万円分のキャッシュバックがあるのでお得だと説得されたのだ。
お得に弱いくうみん、やっちまいました。去年の12月半ばくらいだったと思う。
お兄さんは、手続きは簡単で、すぐに貰えるようなことを言っていた。確かに手続き自体は簡単だったが、お金をもらえるまでには、
「この手続きが終わってから」
で、ポイントは、
「3月頃になりますかねえ」
とのことだった。
「ずいぶん色々手続きがありますけど、文句言う人いませんか?」
と、苦笑交じりに言ったら、
「もらえるならいいか、とみんな言っています」
ふ~ん、みんなお金持ちなのねえ。
くうみんは一時期、某市の健康保険給付係でパートをしていた。そこで、日本の健康保険の偉大さを知ったのだが、その偉大なことのひとつに、「高額療養費制度」と言うものがある。
それぞれの所得によって上限は違うが、大体月に8万円を超えた医療費の支払いがあると、超えた分が返ってくる。
高額療養費の手続きに来てくださいと言うお知らせに従って、手続きをする。その後、2カ月後の月末あたりに支払われたと記憶しているが、2か月後の中旬当たりに、「あなたの口座に月末にこれだけ振り込みます」と言うお知らせが来る。
これを心待ちにしている人がいるのですよ。
おじさんの子供の頃に、こんな思い出があったそうだ。
子供たちの間で、誕生日会が流行った。おじさんの誕生日にも、近所の子供を招いて、ご馳走をふるまったと言う。
「それが、いつも俺の誕生日じゃなくて、その後の日にやることになっていたんだよ。なんでだろうと思っていたけど、俺の誕生日、給料前だったんだよね」
よく聞く話だ。
健康保険のパートをしていたある日、くうみんは、市民の方からの電話を受けた。
「はい、給付課です」
非常に切羽詰まった男性が大声をあげている。
「高額療養費の給付金、まだ振り込まれてないぞ~~~!どぉしたんだぁ!」
「は」
カレンダーを見たが、今日は30日、今月は大の月なので明日31日が振り込み日だ。
「お客様(その市役所では市民の方、お客様などと呼びかけることが多かった)、今月は31日まであるので、振り込みは明日になります」
一瞬、息を飲む音の後、その男性はまたもや叫んだ。
「なんだと~!バカヤロ~~~~!!」
ガチャンと受話器を叩きつける音が響いた。
高額療養費の戻りを期待する気持ち、わかる気がするな~。病気で収入が減って、苦しいのかも知れない。
ああ、これでやっと一息付けると思ったら、お金が振り込まれていない。市役所に問い合わせると、係のオバちゃんが、振り込みは明日だと言う。
絶望のあまり、憎まれ口をたたいてしまう。
今日一日は家にあるもので何とかしのごう。妻子がいるのだろうか?
「あんた、お金は?」
「父ちゃん、腹減ったよ~」
済まない…妻子に事情を説明すると、女房はブツブツ言いながらも、小麦粉とありあわせの野菜でお好み焼きを作った。もう、米もないのか?卵も一人一つくらいは欲しい、豚肉も欲しい所だが、贅沢は言えない。
「明日になったら、何かおいしいものでも食べような」
そういいつつ、親子3人で貧しい食卓を囲むのだった。
なんちて、勝手に妄想を膨らませました。
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お得に弱いくうみん、やっちまいました。去年の12月半ばくらいだったと思う。
お兄さんは、手続きは簡単で、すぐに貰えるようなことを言っていた。確かに手続き自体は簡単だったが、お金をもらえるまでには、
「この手続きが終わってから」
で、ポイントは、
「3月頃になりますかねえ」
とのことだった。
「ずいぶん色々手続きがありますけど、文句言う人いませんか?」
と、苦笑交じりに言ったら、
「もらえるならいいか、とみんな言っています」
ふ~ん、みんなお金持ちなのねえ。
くうみんは一時期、某市の健康保険給付係でパートをしていた。そこで、日本の健康保険の偉大さを知ったのだが、その偉大なことのひとつに、「高額療養費制度」と言うものがある。
それぞれの所得によって上限は違うが、大体月に8万円を超えた医療費の支払いがあると、超えた分が返ってくる。
高額療養費の手続きに来てくださいと言うお知らせに従って、手続きをする。その後、2カ月後の月末あたりに支払われたと記憶しているが、2か月後の中旬当たりに、「あなたの口座に月末にこれだけ振り込みます」と言うお知らせが来る。
これを心待ちにしている人がいるのですよ。
おじさんの子供の頃に、こんな思い出があったそうだ。
子供たちの間で、誕生日会が流行った。おじさんの誕生日にも、近所の子供を招いて、ご馳走をふるまったと言う。
「それが、いつも俺の誕生日じゃなくて、その後の日にやることになっていたんだよ。なんでだろうと思っていたけど、俺の誕生日、給料前だったんだよね」
よく聞く話だ。
健康保険のパートをしていたある日、くうみんは、市民の方からの電話を受けた。
「はい、給付課です」
非常に切羽詰まった男性が大声をあげている。
「高額療養費の給付金、まだ振り込まれてないぞ~~~!どぉしたんだぁ!」
「は」
カレンダーを見たが、今日は30日、今月は大の月なので明日31日が振り込み日だ。
「お客様(その市役所では市民の方、お客様などと呼びかけることが多かった)、今月は31日まであるので、振り込みは明日になります」
一瞬、息を飲む音の後、その男性はまたもや叫んだ。
「なんだと~!バカヤロ~~~~!!」
ガチャンと受話器を叩きつける音が響いた。
高額療養費の戻りを期待する気持ち、わかる気がするな~。病気で収入が減って、苦しいのかも知れない。
ああ、これでやっと一息付けると思ったら、お金が振り込まれていない。市役所に問い合わせると、係のオバちゃんが、振り込みは明日だと言う。
絶望のあまり、憎まれ口をたたいてしまう。
今日一日は家にあるもので何とかしのごう。妻子がいるのだろうか?
「あんた、お金は?」
「父ちゃん、腹減ったよ~」
済まない…妻子に事情を説明すると、女房はブツブツ言いながらも、小麦粉とありあわせの野菜でお好み焼きを作った。もう、米もないのか?卵も一人一つくらいは欲しい、豚肉も欲しい所だが、贅沢は言えない。
「明日になったら、何かおいしいものでも食べような」
そういいつつ、親子3人で貧しい食卓を囲むのだった。
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