くうみん母は昔から変だったが…
ブロ友S様より、次のようなご指摘が…
年金生活なので、税金なんか払っていないっておかしいです。
はい、誤解を受けるような書き方をしてしまいました。年金生活でも、受け取る年金が多ければ、住民税が課税されます。ただ、そのような人は私の周りにはいなかったもので…不快な思いをされたなら、お詫びいたします。ごめんなさい。
こほん、それでは。
くうみん母は昔から変だった。認知とは別に、自分にとって都合の悪いことは「なかったこと」にする。
今回も、
「学生時代のお前の日記なんか読んでいない」
と言い張るが、これは紛れもない事実。これってひょっとしたら、そう言う病気なのかも?今はそう思って、
「わかった、私の勘違いね」
と言うことにした。
しかし、先日、「たけしの家庭の医学」を見ていて、気になったことがある。認知症の初期として、においがわからなくなるということがあるそうだ。だから何を食べてもおいしくない。
味だと感じていたのは本当はにおいだったりする。例えば鰹節の香りなんか。
この段階で、適切な治療を行うことが特に大事だと。
そう言えば…
「最近、口がまずくて何を食べてもおいしくないの」
母が、そう言っていたのを思い出した。
どうしよう?認知が始まっているのをみすみす看過してしまうのは良くないし、でも、言い方が難しい。
認知症かも知れないから、医者に行きなさい、などど言って…下手すりゃ、
「人をボケ呼ばわりして!」
とまたお冠になってしまう。
う~ん。そうだ、初期症状ではなく、前段階と言うことにしよう。
くうみんは母に電話をかけた。
「はい」
「あの、くうみんだけど。この間、味がわからなくなったって言っていたよね、耳鼻科に行った?」
「行ってない。もういいわよ」
「味がわからないって言うのは、においが分からなくなったからだと思うの。この間たけしの番組で言っていたんだけど、それって…」
くうみんは一呼吸置いた。
「お母さんに限って、そんなことはないと思うんだけどね、認知症の前段階かも知れないよ。ほら、前がん状態ってあるじゃない?まだがんじゃないけど、そのまま放っておくとがんになるって言う状態。それと同じようにこのまま放っておくと認知症になるんだって」
「ふ~ん」
怒っていない!!うまく行った!
「お母さんに限って、とは思うんだけど、年齢的にはとっくの昔にボケて当然なのよ。早く医者に行った方がいいわ」
「でも、ここら辺にはろくな医者がいないのよ。この間も医者が薬を出し過ぎて…」
また、この間の話を延々と続ける。しかし、認知症の人に「それは聞いた」など言ってはいけないというので、ひたすら話を聞いた。
「だからさ、そのやぶ医者に紹介状を書いてもらって、大きな病院に行くのよ。大きな病院に行くには、最近は紹介状が必要なのよ」
「そう言えば、この間、直接I病院に行ったら、すごい待たされてお金もかかった」
また、いかに待たされたか、いかに高い金を取られたかを延々と話し出す。トホホ…
話が終わるのを待った。
「そうよ、医者の紹介状がないとそうなるのよ」
くうみんは、くうみん母の機嫌を損ねないよう、必死の思いで病院行きを説得した。まあ、行く気にはなったようだ。
認知症の治療って、どのようにするのかわからない。算数を毎日するとかだったら、あの婆さんはやらないだろうそもそも治療薬は本当に効くのか?
本当に病院に行くかどうかも、今の時点ではわからない。
でも、言うことは言ったぞ!
後は神様の言う通り。
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年金生活なので、税金なんか払っていないっておかしいです。
はい、誤解を受けるような書き方をしてしまいました。年金生活でも、受け取る年金が多ければ、住民税が課税されます。ただ、そのような人は私の周りにはいなかったもので…不快な思いをされたなら、お詫びいたします。ごめんなさい。
こほん、それでは。
くうみん母は昔から変だった。認知とは別に、自分にとって都合の悪いことは「なかったこと」にする。
今回も、
「学生時代のお前の日記なんか読んでいない」
と言い張るが、これは紛れもない事実。これってひょっとしたら、そう言う病気なのかも?今はそう思って、
「わかった、私の勘違いね」
と言うことにした。
しかし、先日、「たけしの家庭の医学」を見ていて、気になったことがある。認知症の初期として、においがわからなくなるということがあるそうだ。だから何を食べてもおいしくない。
味だと感じていたのは本当はにおいだったりする。例えば鰹節の香りなんか。
この段階で、適切な治療を行うことが特に大事だと。
そう言えば…
「最近、口がまずくて何を食べてもおいしくないの」
母が、そう言っていたのを思い出した。
どうしよう?認知が始まっているのをみすみす看過してしまうのは良くないし、でも、言い方が難しい。
認知症かも知れないから、医者に行きなさい、などど言って…下手すりゃ、
「人をボケ呼ばわりして!」
とまたお冠になってしまう。
う~ん。そうだ、初期症状ではなく、前段階と言うことにしよう。
くうみんは母に電話をかけた。
「はい」
「あの、くうみんだけど。この間、味がわからなくなったって言っていたよね、耳鼻科に行った?」
「行ってない。もういいわよ」
「味がわからないって言うのは、においが分からなくなったからだと思うの。この間たけしの番組で言っていたんだけど、それって…」
くうみんは一呼吸置いた。
「お母さんに限って、そんなことはないと思うんだけどね、認知症の前段階かも知れないよ。ほら、前がん状態ってあるじゃない?まだがんじゃないけど、そのまま放っておくとがんになるって言う状態。それと同じようにこのまま放っておくと認知症になるんだって」
「ふ~ん」
怒っていない!!うまく行った!
「お母さんに限って、とは思うんだけど、年齢的にはとっくの昔にボケて当然なのよ。早く医者に行った方がいいわ」
「でも、ここら辺にはろくな医者がいないのよ。この間も医者が薬を出し過ぎて…」
また、この間の話を延々と続ける。しかし、認知症の人に「それは聞いた」など言ってはいけないというので、ひたすら話を聞いた。
「だからさ、そのやぶ医者に紹介状を書いてもらって、大きな病院に行くのよ。大きな病院に行くには、最近は紹介状が必要なのよ」
「そう言えば、この間、直接I病院に行ったら、すごい待たされてお金もかかった」
また、いかに待たされたか、いかに高い金を取られたかを延々と話し出す。トホホ…
話が終わるのを待った。
「そうよ、医者の紹介状がないとそうなるのよ」
くうみんは、くうみん母の機嫌を損ねないよう、必死の思いで病院行きを説得した。まあ、行く気にはなったようだ。
認知症の治療って、どのようにするのかわからない。算数を毎日するとかだったら、あの婆さんはやらないだろうそもそも治療薬は本当に効くのか?
本当に病院に行くかどうかも、今の時点ではわからない。
でも、言うことは言ったぞ!
後は神様の言う通り。
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