何やっているんだよ~。くうみん母のふるさと納税
喧嘩していたくうみん母から電話があった。
「もうあんたとは会わない!」
と、啖呵を切ったのが信じられないような口ぶりなのだった。どうも都合の悪いことはすべて忘れてしまうらしい。これは若い頃からそうだった。
曰く、今まで体調が大変悪かった。フラフラして歩けないし、トイレに行こうとしたら倒れてしまった。それを医者に相談したら、お薬手帳を見せるように言われた。すると、薬の量の多さに医者が驚いて、何剤か処方されていた薬を大幅にリストラした。すると体調もすっかり良くなった。
「まったくあの医者、自分で薬を出しておきながら、こんなに飲んでいたのかって言うのよ。無責任にもほどがある!」
たぶん母が、
「この薬も欲しい、これも出してくれ」
と言った結果なんだろうと思ったが、黙っていた。
「そうそう、私、ふるさと納税したのよ。北海道のホタテを頼んだの。2万円払ったけど、戻って来るんでしょ?」
「えっ、ふるさと納税?だって税金払ってないじゃん」
母は年金生活なので、税金なんか払っていないはずだ。毎年、念のため確定申告の計算をしてみるが、申告しない方が得なのでしていない。収入が年金のみの場合は申告しなくてもいいのだ。
「払っているわよ、介護保険料」
「あれは税金じゃないの!」
介護保険料も税金と言えるが、そんなことを言ったら、このばあさんの理解を超えてしまうので、そんなことは言わない。
もう払ってしまったって、どうなるんだろう?相手方の自治体が、
「あなたは税金を支払っていないので損ですよ」
などと親切に言ってくれることはあるまい。
母の源泉徴収票を確認すると、わずかばかりの税金は源泉徴収されている。
「この金額が差し引かれるのかなあ?
こんなこと、おじさんがいれば一発でわかっただろうに。まったくあんたの仕事はまだ終わっていないのに、さっさと逝ってしまいやがって。
PC検索で調べてみると、やはり住民税非課税の人はふるさと納税ができず、ただの寄付になってしまうらしい。母のような年金生活者だけでなく、アルバイトやパートで生計を立てている人など、差し引くべき住民税がない、あるいはごくわずかの場合はふるさと納税は損になってしまうケースがあるという。
そのことを伝えるべく母に連絡した。
「やっぱり、お母さんは住民税を払っていないから、ふるさと納税はできないの。税金払っていないから、ただの寄付になってしまうのよ。ホタテに2万円払ったって言ってたけど、それなら普通にお取り寄せした方が得だったのよ」
「あら~、そうなの~」
どれくらい理解できたかはわからない。またやってしまうかも知れない。仕組みがわかっていないくせに、テレビの情報だけはキャッチしている…
ふるさと納税が話題になって久しいが、こういう人って結構多いのではないか?特にリタイアして、年金で生活している人は、自分のことをそんなに貧乏だとは感じていないだろうし。
現役のサラリーマンなら、確実にお得だろうが、低収入の人は、自分がどれだけ住民税を払っているか、確認してから申し込んだ方がいい。
さて、私もビンボーです!ビンボー仲間の皆さん!テレビの話を鵜呑みにしないよう、気を付けましょう!
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と、啖呵を切ったのが信じられないような口ぶりなのだった。どうも都合の悪いことはすべて忘れてしまうらしい。これは若い頃からそうだった。
曰く、今まで体調が大変悪かった。フラフラして歩けないし、トイレに行こうとしたら倒れてしまった。それを医者に相談したら、お薬手帳を見せるように言われた。すると、薬の量の多さに医者が驚いて、何剤か処方されていた薬を大幅にリストラした。すると体調もすっかり良くなった。
「まったくあの医者、自分で薬を出しておきながら、こんなに飲んでいたのかって言うのよ。無責任にもほどがある!」
たぶん母が、
「この薬も欲しい、これも出してくれ」
と言った結果なんだろうと思ったが、黙っていた。
「そうそう、私、ふるさと納税したのよ。北海道のホタテを頼んだの。2万円払ったけど、戻って来るんでしょ?」
「えっ、ふるさと納税?だって税金払ってないじゃん」
母は年金生活なので、税金なんか払っていないはずだ。毎年、念のため確定申告の計算をしてみるが、申告しない方が得なのでしていない。収入が年金のみの場合は申告しなくてもいいのだ。
「払っているわよ、介護保険料」
「あれは税金じゃないの!」
介護保険料も税金と言えるが、そんなことを言ったら、このばあさんの理解を超えてしまうので、そんなことは言わない。
もう払ってしまったって、どうなるんだろう?相手方の自治体が、
「あなたは税金を支払っていないので損ですよ」
などと親切に言ってくれることはあるまい。
母の源泉徴収票を確認すると、わずかばかりの税金は源泉徴収されている。
「この金額が差し引かれるのかなあ?
こんなこと、おじさんがいれば一発でわかっただろうに。まったくあんたの仕事はまだ終わっていないのに、さっさと逝ってしまいやがって。
PC検索で調べてみると、やはり住民税非課税の人はふるさと納税ができず、ただの寄付になってしまうらしい。母のような年金生活者だけでなく、アルバイトやパートで生計を立てている人など、差し引くべき住民税がない、あるいはごくわずかの場合はふるさと納税は損になってしまうケースがあるという。
そのことを伝えるべく母に連絡した。
「やっぱり、お母さんは住民税を払っていないから、ふるさと納税はできないの。税金払っていないから、ただの寄付になってしまうのよ。ホタテに2万円払ったって言ってたけど、それなら普通にお取り寄せした方が得だったのよ」
「あら~、そうなの~」
どれくらい理解できたかはわからない。またやってしまうかも知れない。仕組みがわかっていないくせに、テレビの情報だけはキャッチしている…
ふるさと納税が話題になって久しいが、こういう人って結構多いのではないか?特にリタイアして、年金で生活している人は、自分のことをそんなに貧乏だとは感じていないだろうし。
現役のサラリーマンなら、確実にお得だろうが、低収入の人は、自分がどれだけ住民税を払っているか、確認してから申し込んだ方がいい。
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