買えばよかった 買わなくてよかった 買ってよかった
今日5月12日の読売新聞気流欄に、新手の詐欺に遭遇した年配の男性の投書があった。
同年代(80代前半)と思われる男がいきなりこの方のポケットに、時計を押し込み、いきなりこう言った。
「これは超高級時計なんである。今から彼女と一杯やりたいので、3万円で買って欲しい」
この方は、これは怪しい、詐欺に違いないと思ったので、
「今お金がない」
というと、この方のポケットに入れた時計をつかみ取って、立ち去ったと言う。
これは新手の詐欺に違いない。引っかかってしまう人もいるのではないか?そういった内容だった。
実はおじさんも生前、このような詐欺に遭遇したことがあった。10年くらい前のことだったと思う。
くうみんが夕食の支度をしていると、おじさんが帰ってきて、
「買えばよかった、買えばよかった」
と、何やらぶつくさ言っていた。どうしたのか聞いてみると、このような内容だった。
駅前で車に乗った男から、声をかけられた。
「これ、あげる」
よく見ると時計だった。
「この時計は見ればわかると思うがロレックスだ。展示品なのだが、これを仲間数人で一杯やれる程度の金でいいから買い取って欲しい」
と言うのだった。
しかしおじさんは、何が何だかわからなかった。しかし、「あげる」と言うのに違和感を感じたので、断って帰って来たそうだ。
「仲間内で一杯やれる金額ってどれくらいだろう?4人くらい車に乗っていたから3万円くらいかな?でも、ロレックスなんてそんな金額じゃ買えないし、買えばよかったな」
おじさんは後悔しているような口ぶりだった。
何よ、それは!!あまりにも古典的な詐欺の手口じゃない!
「おじさん、お答えします。買わなくて正解。そのロレックスは偽物で、それはあまりにも古典的な詐欺の手口」
「あれ、偽物だったのか!!」
おじさんは非常に驚いていたが、当時としてもあまりにありふれた手口なのに、知らない人間もいるんだなあと、感心したのを憶えている。
しかし、新聞に出たことと、詐欺師たちの言っていることが何とよく似ていることか。
いきなり時計を見せつけるところ。
「○○と一杯やりたい」という文言。
「いっぱいできる程度の金額」3万円前後か?
これが一番ひっかけやすい声かけなんだろうか?
おじさんがこの詐欺に引っかからなかったのは偶然に過ぎない。ひょっとして「ラッキー♡」と思って買ってしまい、くうみんに大目玉を食らうことになったかも知れない。
うまい話はそうないので、皆さん気を付けましょう。
そう言えばくうみんも、「買えばよかった。けど買わなくてよかった」ということがあった。
近所のスーパーで、ハーゲンダッツのアイスクリームの特売をしていた。二つで350円(税別)だ。
「安いな~、後で買いに行こう」
と思っていたら、忘れて買いそこなった。
しまった!忘れていた!
でも仕方ない。あ~、買えばよかった…そう後悔していたのだが…
その何日か後、ランニングの帰りに偶然ひやかしで入った地元の小さなスーパー。
ここはあまりものが良くないが、たま~に冷凍のサーモン刺身やカツオのたたきを、信じられないくらい安く売っていることがある。そんなのがないかと入ってみた。
なんもなかったらそのまま帰ってしまおう。
鮮魚にはめぼしいものがなかった。それじゃ、帰るかな。しかし、アイスクリーム売り場の前を通りかかると、そこに信じられないポップがあるではないか!!
ハーゲンダッツのアイスクリーム1個198円。2個なら300円。お一人様6個限り。
おお!これは買うしかない!!
くうみんは急いでかごを持ってくると、その中から6個を厳選した。レジに並んで会計するときは、本当に2個300円にしてくれるのか、間違いではないのかと、レジに打ち出される数字をにらんでいたが、本当に2個300円だった。
ランニングのときは買い物のためではなく、万一のことを考えて財布と携帯をランニング用のリュックに入れて走るのだが、このリュックの中にアイスクリームを入れた。溶けないうちに帰らなければと、くうみんは全力で走って家に帰ったのだった。
あの時、買わなくてよかった。ここで買えてよかった。
…って、これは違うか?!
追記
今日、近所のスーパーに買い物に行った。午前中にもかかわらず、野菜に半額シールや、値引きシールが貼ってあった。
目ざといくうみんは赤ピーマンの値引きシールに気が付いた。100円値引きシールが貼ってあるのだが、ひとふくろ100グラム当たり78円と量り売りで、一袋ごとに値段が違う。それはいいのだが、一袋79円の品物にも100円値引きシールが貼ってある。まさかお金を返してくれるはずはないので、102円の値のついた袋をかごに入れた。
そこに店長があらわれたので、
「ねえ、これ本当にいいの?」
と言って、100円値引きシールの貼ってある79円の赤ピーマンを指さした。
「なんだこれ!」
そう言って、それを自分の運んでいる荷物の上に置いた。
「じゃ、これは?」
と言ってくうみんが確保した102円の袋を差し出すと、
「これもダメ!!」
と、それも荷物の上に置いた。
「ここら辺は仕方ないなあ」
と言って、向こうに行ってしまった。
くうみんは赤ピーマンの山をごそごそ選別、113円の袋を持ってレジに向かった。
オホホ~、なんだか最近ついてるぜ!!

100円引きで一袋13円!こいつは買いだ!!
別の日にあまりにも安いから買ったサラダ菜。ひと箱10パック入りで58円!

これを一人暮らしのオバさんが食べるとは、おしゃか様でも思うまい!
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同年代(80代前半)と思われる男がいきなりこの方のポケットに、時計を押し込み、いきなりこう言った。
「これは超高級時計なんである。今から彼女と一杯やりたいので、3万円で買って欲しい」
この方は、これは怪しい、詐欺に違いないと思ったので、
「今お金がない」
というと、この方のポケットに入れた時計をつかみ取って、立ち去ったと言う。
これは新手の詐欺に違いない。引っかかってしまう人もいるのではないか?そういった内容だった。
実はおじさんも生前、このような詐欺に遭遇したことがあった。10年くらい前のことだったと思う。
くうみんが夕食の支度をしていると、おじさんが帰ってきて、
「買えばよかった、買えばよかった」
と、何やらぶつくさ言っていた。どうしたのか聞いてみると、このような内容だった。
駅前で車に乗った男から、声をかけられた。
「これ、あげる」
よく見ると時計だった。
「この時計は見ればわかると思うがロレックスだ。展示品なのだが、これを仲間数人で一杯やれる程度の金でいいから買い取って欲しい」
と言うのだった。
しかしおじさんは、何が何だかわからなかった。しかし、「あげる」と言うのに違和感を感じたので、断って帰って来たそうだ。
「仲間内で一杯やれる金額ってどれくらいだろう?4人くらい車に乗っていたから3万円くらいかな?でも、ロレックスなんてそんな金額じゃ買えないし、買えばよかったな」
おじさんは後悔しているような口ぶりだった。
何よ、それは!!あまりにも古典的な詐欺の手口じゃない!
「おじさん、お答えします。買わなくて正解。そのロレックスは偽物で、それはあまりにも古典的な詐欺の手口」
「あれ、偽物だったのか!!」
おじさんは非常に驚いていたが、当時としてもあまりにありふれた手口なのに、知らない人間もいるんだなあと、感心したのを憶えている。
しかし、新聞に出たことと、詐欺師たちの言っていることが何とよく似ていることか。
いきなり時計を見せつけるところ。
「○○と一杯やりたい」という文言。
「いっぱいできる程度の金額」3万円前後か?
これが一番ひっかけやすい声かけなんだろうか?
おじさんがこの詐欺に引っかからなかったのは偶然に過ぎない。ひょっとして「ラッキー♡」と思って買ってしまい、くうみんに大目玉を食らうことになったかも知れない。
うまい話はそうないので、皆さん気を付けましょう。
そう言えばくうみんも、「買えばよかった。けど買わなくてよかった」ということがあった。
近所のスーパーで、ハーゲンダッツのアイスクリームの特売をしていた。二つで350円(税別)だ。
「安いな~、後で買いに行こう」
と思っていたら、忘れて買いそこなった。
しまった!忘れていた!
でも仕方ない。あ~、買えばよかった…そう後悔していたのだが…
その何日か後、ランニングの帰りに偶然ひやかしで入った地元の小さなスーパー。
ここはあまりものが良くないが、たま~に冷凍のサーモン刺身やカツオのたたきを、信じられないくらい安く売っていることがある。そんなのがないかと入ってみた。
なんもなかったらそのまま帰ってしまおう。
鮮魚にはめぼしいものがなかった。それじゃ、帰るかな。しかし、アイスクリーム売り場の前を通りかかると、そこに信じられないポップがあるではないか!!
ハーゲンダッツのアイスクリーム1個198円。2個なら300円。お一人様6個限り。
おお!これは買うしかない!!
くうみんは急いでかごを持ってくると、その中から6個を厳選した。レジに並んで会計するときは、本当に2個300円にしてくれるのか、間違いではないのかと、レジに打ち出される数字をにらんでいたが、本当に2個300円だった。
ランニングのときは買い物のためではなく、万一のことを考えて財布と携帯をランニング用のリュックに入れて走るのだが、このリュックの中にアイスクリームを入れた。溶けないうちに帰らなければと、くうみんは全力で走って家に帰ったのだった。
あの時、買わなくてよかった。ここで買えてよかった。
…って、これは違うか?!
追記
今日、近所のスーパーに買い物に行った。午前中にもかかわらず、野菜に半額シールや、値引きシールが貼ってあった。
目ざといくうみんは赤ピーマンの値引きシールに気が付いた。100円値引きシールが貼ってあるのだが、ひとふくろ100グラム当たり78円と量り売りで、一袋ごとに値段が違う。それはいいのだが、一袋79円の品物にも100円値引きシールが貼ってある。まさかお金を返してくれるはずはないので、102円の値のついた袋をかごに入れた。
そこに店長があらわれたので、
「ねえ、これ本当にいいの?」
と言って、100円値引きシールの貼ってある79円の赤ピーマンを指さした。
「なんだこれ!」
そう言って、それを自分の運んでいる荷物の上に置いた。
「じゃ、これは?」
と言ってくうみんが確保した102円の袋を差し出すと、
「これもダメ!!」
と、それも荷物の上に置いた。
「ここら辺は仕方ないなあ」
と言って、向こうに行ってしまった。
くうみんは赤ピーマンの山をごそごそ選別、113円の袋を持ってレジに向かった。
オホホ~、なんだか最近ついてるぜ!!

100円引きで一袋13円!こいつは買いだ!!
別の日にあまりにも安いから買ったサラダ菜。ひと箱10パック入りで58円!

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