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今年は山に行けるかな

 毎年のように何日もの山の縦走に行っていたのはもう何年前になるだろう。
 何年前なんてものじゃない、20年以上前のことだ。
 おじさんがテレビ番組で、立山の室堂から黒部峡谷鉄道の欅平に抜ける山道を見て、行く気になったのだ。その後かなり大変な道だとわかって、おじさんはやめたいと思ったようだが、くうみんが行きたくてたまらなくなった。

 上野の百貨店で、こんなサービスをするという新聞記事を偶然見つけた。
「山の安全をお祈りして、今年もお客様に山の案内をいたします」
 おじさんと一緒に会場に行くと、各山域ごとに案内の人がテーブルについていた。立山担当の人の前に行って、
「こういうルートで登りたいのですが」
 と聞くと、
「大丈夫だぁ。普通の人は登れる。ただし…」
 地図を指さし、 
「ここの道は下は200メートルもの谷だぁ。毎年一人か二人落ちるけど、もう二人落ちているから、あんたたちは大丈夫」
 おじさん 「…」
 くうみん 「そうですか、良かった~♡」

 おじさんは高いところが苦手で、ややビビりだったが、気に入って2、3年続けて行ったように思う。

 その後、山は日帰りがメインになり、海外旅行に行くようになって、そのうち国内旅行に目覚めて、そしておじさんがいなくなった。
 
 おじさんのお姉さん達がクルーズの旅に行くというのを聞いて、去年くらいからクルーズにも行くようになった。だけど、そうね、これからはいろいろ取り混ぜて行きたい。

 今年はぜひ富士山に登ろうと思っている。でも、足がこれでは行くに行けない。一応鍼の先生には富士山に登りたいと言っておいた。
「今はまだ無理、でも8月終わり頃になったら行けるかも」
 頭ごなしにダメと言ったら、がっかりするだろうと思ってこう言ったのかも知れないけど、行けたらいい。いや、絶対行ける!!

 と言うことで新しいザックを神保町まで買いに行った。
 今持っているザックは20年も前に買ったものだ。おじさんの方が若干大きいけど、65リットル前後の容量だ。

 以前は3、4日の縦走にはこれくらいが普通だった。重さは10キロ前後だったか。
 しかし去年、久々に立山に行ったところ、みんなのザックは小さかった。くうみんのザックだけが異様にデカくて、
「テント泊ですか?」
 と聞かれた。

 今は登山用具も軽量化、小型化が進んで、そんなに大きなザックは必要なくなったらしい。
 店員に3、4日の縦走にはどの程度のザックがいいか聞くと、45リットルのものを出してくれた。いくつか試しに背中に着けてみて、一番フィットするものを選んだ。
 いずれ立山に行く時のために、6本爪の軽アイゼンも買おうとしたら、今くうみんが持っている登山靴に合うかわからない。靴を確認してから買った方がいいと、そのまんま東によく似た店員のお兄さんがアドバイスしてくれた。

 なのでとりあえずザックだけ買うことにした。アイゼンはもっとゆっくり買えばいいや…

 あっちに行きたい。こっちにも行きたい。まるでおじさんの夢を引き継ぐかのように。

 夢は野山を駆け巡る。






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非公開コメント

富士山に登れるといいですね。

くうみん様、こんばんわ

富士山に登れたら良いですね
わたしの上司も昔、富士山の山頂にある神社でバイトしていた頃があったそうですよ サンダルで登ったとか言ってました(笑)

是非 登れることを祈ってますv-290

無理と忠告してもね。

くうみんさんも懲りないし、止めても行きそう〜

商売柄、ザックやアイゼンごろごろしてたよ。
旦那さん、以前はよく北岳を縦走して、
ドロドロになって帰って来た。とても臭かった(笑)
富士山には、短パンで登った写真が残っているし
アホで幸せな生き方をしていたなぁ。
私は、それを見ていて幸せでした。

くうみんさんも又、山に行けると良いね!
私は傍観者ということで…

富士五湖大好きです。

私は自宅通勤していた頃はいつも上野で乗り換えをしておりました。
現在は上野駅はJR常磐線の終点ではなくなってしまったのですね。
また中学・高校時代の林間学校はどちらも西湖でした。

改めてこちらのBlogに、commentありがとうございました。
さて、“ miss seventeen ” と言えば、真っ先にあのauditionを思い浮かべますね。
5年前こちらのBlogで「去る11月9日で、沖縄移住17周年を迎えました。
Germany帰国してからの17年間、ずっと千葉県内在住していたので
ちょうど折り返し地点に、たどり着いたことになります。」とcommentしたところ
「エースさんはどちらに対しても、miss seventeenですね。」とご返信をいただき
それ以来やたらとそのphraseに拘り続けていたら、ついに我が学童卒業生もその年齢に達してしまったと
まあこういうわけだったのです。
この河合奈保子「17才」がhitしたとき、私はまだ小学校5年生でした。
「この歌が歌える人いますか?」と、募集をかけている真っ最中なのです。
中森明菜「少女A」にも「17才」という歌詞が出てくるので、それは私自身が生徒の前で
歌って見せようと、張り切っております。
うちの学童卒業生が、まだ中学生だった頃は「先生(背番号のないエース)、一緒に
カラオケに行こう。」と誘われましたが、一度は断りました。
高校生になった現在では「今度はみんなそろって歌合戦だ!!」
それが普通の親ではなく、学童保育経営者にしかできないことなんだと
自負しております。







いいな〜!
山登りは憧れるけど、残念ながら体力無いし怖いのは嫌だし(笑)
いつ死んでもいいやと言いながら、まだやりたい事はたくさんある(爆)
無理に売りつけず、いいお店だね〜
それにしても、登るだけでも大変なのに、米袋1つほどの重さを背負って登るのね!
そんな大変な思いをしてまでの登山、私には理解できないわ(¬ω¬;A)
応援だけにしとくわ(笑)

へっ?

また行くんですか?
元気がいいですね。(笑)

Re: 富士山に登れるといいですね。

がちょー様

> くうみん様、こんばんわ
>
> 富士山に登れたら良いですね
> わたしの上司も昔、富士山の山頂にある神社でバイトしていた頃があったそうですよ サンダルで登ったとか言ってました(笑)
>
> 是非 登れることを祈ってますv-290

 昔の人はわらじと浴衣のような装束で登ったそうです。だから、ゴム草履で登るのもあながち無謀とも言えず、修行と言えば修行なんでしょう。
 でも、私は足が痛そうだから嫌です。

 最先端の装備で行くことを希望します。

Re: 無理と忠告してもね。

 つかさん様

くうみんさんも懲りないし、止めても行きそう〜
>
 行きたきゃ行くよ。

> 商売柄、ザックやアイゼンごろごろしてたよ。
> 旦那さん、以前はよく北岳を縦走して、
> ドロドロになって帰って来た。とても臭かった(笑)
> 富士山には、短パンで登った写真が残っているし
> アホで幸せな生き方をしていたなぁ。

 山に行くと風呂に入れない。最後に泊まる旅館の風呂で、「くっせ~」と言われたことがどれほどあったか。

> 私は、それを見ていて幸せでした。
>
 私はそれを率先して、幸せでした。

> くうみんさんも又、山に行けると良いね!
> 私は傍観者ということで…

「おじさんはふもとの温泉で待っているから、一人で行って来い」
 晩年、言ってましたっけ。 

Re: 富士五湖大好きです。

 背番号のないエース様

> 私は自宅通勤していた頃はいつも上野で乗り換えをしておりました。
> 現在は上野駅はJR常磐線の終点ではなくなってしまったのですね。
> また中学・高校時代の林間学校はどちらも西湖でした。
>
 林間学校って行ったことないなあ。

> 改めてこちらのBlogに、commentありがとうございました。

 どういたしまして。

> さて、“ miss seventeen ” と言えば、真っ先にあのauditionを思い浮かべますね。

 へ?

> 5年前こちらのBlogで「去る11月9日で、沖縄移住17周年を迎えました。
> Germany帰国してからの17年間、ずっと千葉県内在住していたので
> ちょうど折り返し地点に、たどり着いたことになります。」とcommentしたところ
> 「エースさんはどちらに対しても、miss seventeenですね。」とご返信をいただき
> それ以来やたらとそのphraseに拘り続けていたら、ついに我が学童卒業生もその年齢に達してしまったと
> まあこういうわけだったのです。

 そうでしたっけ?!

> この河合奈保子「17才」がhitしたとき、私はまだ小学校5年生でした。
> 「この歌が歌える人いますか?」と、募集をかけている真っ最中なのです。
> 中森明菜「少女A」にも「17才」という歌詞が出てくるので、それは私自身が生徒の前で
> 歌って見せようと、張り切っております。
> うちの学童卒業生が、まだ中学生だった頃は「先生(背番号のないエース)、一緒に
> カラオケに行こう。」と誘われましたが、一度は断りました。
> 高校生になった現在では「今度はみんなそろって歌合戦だ!!」
> それが普通の親ではなく、学童保育経営者にしかできないことなんだと
> 自負しております。

 卒業生に誘われるなんていいことじゃありませんか。断っちゃいけませんて。いい先生していたんですね。

Re: タイトルなし

 めろん様

> いいな〜!
> 山登りは憧れるけど、残念ながら体力無いし怖いのは嫌だし(笑)
> いつ死んでもいいやと言いながら、まだやりたい事はたくさんある(爆)

 それは私も同じです。

> 無理に売りつけず、いいお店だね〜

 そうかも知れん。

> それにしても、登るだけでも大変なのに、米袋1つほどの重さを背負って登るのね!
> そんな大変な思いをしてまでの登山、私には理解できないわ(¬ω¬;A)
> 応援だけにしとくわ(笑)

 六根清浄お山は晴天…今はそんなに荷物は重くないです。でも、20年ほど前は10キロでも軽い方でした。私はおじさんよりも重い荷物を担いでいきました。
「お前の方が重いじゃないか!!」
「だっておじさん、持てないでしょ?!」
「…うん」な~んて。

 荷物を担いで歩くのは楽じゃない。それでも行きたい。
 

Re: へっ?

 delica様

> また行くんですか?
> 元気がいいですね。(笑)

 あったり前田のクラッカー!古いかな?

富士山!

私が静岡の清水に住んでいた中学2年~高校3年の間、機会があれば是非、富士山に登りたいと思ってたよ。

現地じゃ、小学生や幼稚園児まで登る?と聞いていたよ。
途中で疲れて、登山道の脇で一眠りしても、登山者が行列になっているから、目が覚めたら列に戻れば絶対に頂上に行きつけるってね・・・。

夜から登って、ご来光を仰ぐのがいいらしいよ。(噂だけど・・・)

時々、落石のニュースもあるから気を付けてね。

くうみんさんが無事に富士登山できますように。

犬と猫どっちが強いか

youtubeの動画を見ていると、お互いに気ずかずにいきなり出くわした場合、猫が一撃食らわせて追いかけると犬はキャンキャン鳴きながら逃げ出してしまいます。猫は何処までおいかけるという。
犬は一発噛み付けばけりがつきそうなものだけど猫パンチは爪が出てると強烈なんでしょうね。

No title

富士山って、八月下旬ごろには山小屋が営業終了しているとか
聞いたことあるけど、どうなのかな?
ともかく、無理しないでね。

Re: 富士山!

 おばば様

> 私が静岡の清水に住んでいた中学2年~高校3年の間、機会があれば是非、富士山に登りたいと思ってたよ。
>
 いつでも登れると思うと登らないのではありませんか?東京の人が東京タワーやスカイツリーに行かないのと同じで。

> 現地じゃ、小学生や幼稚園児まで登る?と聞いていたよ。
> 途中で疲れて、登山道の脇で一眠りしても、登山者が行列になっているから、目が覚めたら列に戻れば絶対に頂上に行きつけるってね・・・。
>
 すごい渋滞で、迷うことはほぼないと聞きました。

> 夜から登って、ご来光を仰ぐのがいいらしいよ。(噂だけど・・・)
>
 夜中の1時くらいから7~8合目の山小屋を出発するのがメインらしい。

> 時々、落石のニュースもあるから気を付けてね。
>
 ヘルメット買った方がいいかな?

> くうみんさんが無事に富士登山できますように。

 ありがとう。

Re: 犬と猫どっちが強いか

 delica様

> youtubeの動画を見ていると、お互いに気ずかずにいきなり出くわした場合、猫が一撃食らわせて追いかけると犬はキャンキャン鳴きながら逃げ出してしまいます。猫は何処までおいかけるという。
> 犬は一発噛み付けばけりがつきそうなものだけど猫パンチは爪が出てると強烈なんでしょうね。

 体は猫より大きいけど、知恵がある分犬は臆病なんでしょう。猫より犬の方が強いというイメージがあって、正面切ればそうなんだろうけど、不意打ちだと猫の勝ち。

Re: No title

 キララ様

> 富士山って、八月下旬ごろには山小屋が営業終了しているとか
> 聞いたことあるけど、どうなのかな?
> ともかく、無理しないでね。

 9月の第一週まで営業しています。9月に行くのは空いているのがメリットだけど、もうかなり寒いらしい。だから8月最終までには行きたいと思っています。
 

No title

あっちにも行きたい、こっちにも行きたい、という気持ちはとても前向きで、良いことと思います。
以前、心の具合が悪くなったとき、(暗い話でスマン)、
アタシ、な~んにもしたくなくなりました。好きな料理も出来ず、映画も見る気にならず、本も読めない。布団から出ることができない。泣いてばかりいる。
何かをしたいというのは、心が元気な証拠です。
足も元気になって、あちらこちら、行きたいところに行けるといいですね。あなたならきっと大丈夫です。なにせ、アタシの応援オーラがありますもの。おほほほ。

しかし、

>「ここの道は下は200メートルもの谷だぁ。毎年一人か二人落ちるけど、もう二人落ちているから、あんたたちは大丈夫」
 おじさん 「…」
 くうみん 「そうですか、良かった~♡」

そんなことを言う立山担当の人も笑えるが、良かった~♡という くうみんさんも さらにスゴイ!わははは。

こんにちは~♪

その元気があれば
きっと体調がよくなって登山ができるでしょう。
私もその元気が欲しい。。。

今日もお元気で~♪ ☆~

Re: No title

 きたあかり様

> あっちにも行きたい、こっちにも行きたい、という気持ちはとても前向きで、良いことと思います。
> 以前、心の具合が悪くなったとき、(暗い話でスマン)、
> アタシ、な~んにもしたくなくなりました。好きな料理も出来ず、映画も見る気にならず、本も読めない。布団から出ることができない。泣いてばかりいる。

 きたあかり君、君もか!!実は私も…ではなく、みんな言わないだけで結構鬱で悩んでいる人って多いのですよ。それが普段は明るい人、豪快に見える人に多いように感じます。
 私は暗いとよく言われますが、結構のん気です。

> 何かをしたいというのは、心が元気な証拠です。
> 足も元気になって、あちらこちら、行きたいところに行けるといいですね。あなたならきっと大丈夫です。なにせ、アタシの応援オーラがありますもの。おほほほ。
>
 オホホホホ…良く届いていますわ!

> しかし、
>
> >「ここの道は下は200メートルもの谷だぁ。毎年一人か二人落ちるけど、もう二人落ちているから、あんたたちは大丈夫」
>  おじさん 「…」
>  くうみん 「そうですか、良かった~♡」
>
> そんなことを言う立山担当の人も笑えるが、良かった~♡という くうみんさんも さらにスゴイ!わははは。

 おのじいちゃんには笑った。その後落ちた人の一人は生存していると判明。何でも背中から落ちて、ザックがクッションの役割を果たしたらしい。女の人だって。女はしぶとい。

Re: こんにちは~♪

 Mmerose様

> その元気があれば
> きっと体調がよくなって登山ができるでしょう。

 そうか、そうですよね~。

> 私もその元気が欲しい。。。
>
 いや~、単なるバカです。
 
> 今日もお元気で~♪ ☆~

 ありがと~。

No title

くうみんさんが山女としり驚きました!!
逞しいですね~ぜひとも富士山、立山に登ってください。
何時でも良いですから、ぜひ登ってくださいね。
心から応援しています♡

Re: No title

はるすみ様

> くうみんさんが山女としり驚きました!!
> 逞しいですね~ぜひとも富士山、立山に登ってください。
> 何時でも良いですから、ぜひ登ってくださいね。
> 心から応援しています♡

 富士山、行ければいいんだけどねえ。

 http://hinekurekuumin.blog.fc2.com/blog-entry-944.html

 去年は立山の下の廊下に行きました。ここからいくつかに分けて記事を書きました。山の写真もたくさんあるので、読まなくても見るだけオッケー。
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