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いろいろな再建方法

 くうみんの場合ははじめからブログを読んでくれている人は知っているだろうけど、病理検査の結果、本当は全摘の再手術をしなければいけなかったのです。温存で何とかするのが第一志望で全摘で再建と言うのが第二志望でした。

 だけど、「再発の可能性が極めて高い」とのことで、再発の危険が少なくなった5年後でないと、再建は許してもらえないと言う主治医の方針。
 5年後までに死んじゃったらどうしてくれるのよ!それまでに再発したら、もう一生再建できないの?なんて思ったりして。

 で、他の病院ではすぐに再建してもらえるかも、それなら転院しようとかと、すったもんだの末、なぜか偶然に偶然が重なって同じ主治医の下、再手術はせず温存で行くことになりました。
 今さら再建もないけれど、あの時再建できていたら、どうだったかなと思うことはあります。

 先日図書館で、「再建手術承ります」と言う本を借りました。寺尾保信先生という都立駒込病院の先生が書いた本です。転院を考えたとき、再建を得意とする病院を考えましたが都立駒込病院は候補の内のひとつでした。
「ひょっとしたらこの先生のお世話になったかもしれないな。う~ん、スナミよりずっとイケメンだわ!」
そう思いながら読んでいきましたが、顔の再建から足の再建まで、あらゆる所の再建例が書かれています。
 見た目だけでなく、機能回復も目指します。

 ちちの再建のことも書いてありました。くうみんは全摘しても放射線治療は必須とのことでそれじゃ、インプラントの再建はだめなんだな、と思っていました。インプラントを入れるためには皮膚を伸ばさねばなりません。しかし、放射線をかけると皮膚が伸びなくなるのです。
 しかし、寺尾先生によると、放射線をかける前に皮膚を伸ばす為の拡張機を胸に仕込み、その状態で放射線治療をするのだそうです。その中にインプラントを入れます。
「へー、こんなこともできたんだぁ」

 普通は、伸ばした皮膚の中に人工のインプラントを入れて、ちちの再建をするのですがおなかの脂肪を入れると言う方法も紹介されていました。もちろん自己組織によるナントカ皮弁法なんていうのもあります。

 もし、あのとき病院の方針が違っていて、すぐに再建が許されていたらきっと全摘で、再建を選んでいたと思います。

 そして今、温存のままで来てしまって、後悔していませんか?と言われたら、くうみんは後悔していません。このまま行きます。
 なぜなら今のところ再発はしていません。このまま再発しなければそれがベストの選択なのだし、もし再発したとしても、これで死ぬまで結構楽しく過ごせるような気がするのです。そして、食生活を中心にした生活改善で治るまで行かなくても癌とうまく付き合っていけるような気がしてきたのです。

 そしてもし、一番気の進まないコース、全摘手術をして再建を待っている状態だったら?

 女はずうずうしいもの。くうみんも女。温泉では困るかもしれませんが、てやんでぇ、きったねえ体ぶら下げたオバンよりかっこいいぜ、と開き直っているような気がします。



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Re:いろいろな再建方法(05/17)

くうみんさん、

笑いながら読んでしまったけど、かなり切実な内容で・・・。

女は死んでも、なお女!
今は温存療法があると聞いていますが、切除・再建ができれば、その方がいいですよね。^^

食生活はかなり関係あると思います。
「死ぬまで女」、死んでも女の意気込み、共感します。^^

Re[1]:いろいろな再建方法(05/17)

タカ母さん

>笑いながら読んでしまったけど、かなり切実な内容で・・・。

 いえ、たいしたことではありません。

>女は死んでも、なお女!
>今は温存療法があると聞いていますが、切除・再建ができれば、その方がいいですよね。^^

 どっちがいいかはその場しだい。当たるも八卦、当たらぬも八卦。

>食生活はかなり関係あると思います。
>「死ぬまで女」、死んでも女の意気込み、共感します。^^
-----
 命の方が大事と言う意見もありますが私は乳がなくなる方がいやだったようです。
 普通に考えたら命の方が大事なのかもしれないけど、いるんですよ、こういう人間。
 直腸がんで人工肛門になる、と言われた男性が、看護師に
「コーモンと命とどちらが大切ですか?」
と言われたらしいですが、今なら言ってやる!
「命よりコーモンが大事だぁ!こういう人間もいるんだぁ!」
 私も命より乳をとった人間です。あはは。 

共感!

今、温存後の放射線治療のため入院してます。(病院遠方につき)   くうみんさんの価値観、私とにてます。    このような考え 少数派だと思いますが それがゆえ支えになり また励まされます。

 何も知識がなかった時は病院側に全てを任せようと思いましたが 今は違います。

だって自分の身体だものね。


少し前にコメントした 「きこ」は「きこむす」です。

 手違いで 「きこ」になってしまいました。

共感!

今、温存後の放射線治療のため入院してます。(病院遠方につき)   くうみんさんの価値観、私とにてます。    このような考え 少数派だと思いますが それがゆえ支えになり また励まされます。

 何も知識がなかった時は病院側に全てを任せようと思いましたが 今は違います。

だって自分の身体だものね。


少し前にコメントした 「きこ」は「きこむす」です。

 手違いで 「きこ」になってしまいました。

Re:共感!(05/17)

きこむすさん
>今、温存後の放射線治療のため入院してます。(病院遠方につき)   くうみんさんの価値観、私とにてます。    このような考え 少数派だと思いますが それがゆえ支えになり また励まされます。

> 何も知識がなかった時は病院側に全てを任せようと思いましたが 今は違います。

>だって自分の身体だものね。


>少し前にコメントした 「きこ」は「きこむす」です。

> 手違いで 「きこ」になってしまいました。
-----
 やぱりきこちゃんはきこむすちゃんだったのね。なんとなくそうだと思った。放射線で入院って、やることないから退屈でしょう。くうみんブログでも見て暇つぶししてください。へへ。
 命よりちちの方が大事なんて自分でも意外な本音だと思います。いいんですよね、他の人と違っていても。
 そう、私も先生に任せていれば間違いないと思っていました。でも、違います。だからニックネームはひねくれくうみんにしました。
 それでは、放射線治療で入院なんて退屈すぎるけど、イケメンの先生を探す、病院食のここがなっちょらんなどのこき下ろしをして、できるだけ楽しむようにね。
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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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