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法事がありました 温泉地なので温泉満喫

 不謹慎だが、チコリが来てから気軽に一泊で温泉へ、なんてことができなくなった。
「温泉、行きたいな~」
 以前はなんだかんだで月一くらい行っていたのではないか。もちろん、食べホ、飲みホの付いた安い旅館ではあるが、特急列車に乗ってサンドイッチをつまみにビールを一杯、温泉に浸かって一杯など、楽しみは尽きない。

 こいつさえいなければ…あ~、温泉、行きたいな~、など思っていたら、おじさん関係の親戚から、法事のお誘いが…
「母の一周忌なんですけど、来てくれますか?」

 某温泉地出身のk君からのライン!
「行きます、行きます!」

 ということでこの日を楽しみにしていたのだよ。おじさんの上のお姉さんである金子姉さんのご主人が運転する車に、銀子姉さんとともに便乗させてもらった。
 なので、ビールは飲めなかったが、楽しくおしゃべりしながらの道中。これもまたよし。

 金子姉さん夫婦、銀子姉さんと同部屋だったので、いつものように風呂に長時間入ってその後素っ裸でビールという訳には行かなかったが、飲みつつ話をするのは、あまりない経験。

 旅館では夕食を取らずにどこかのお店で食べた。浮かれていたので写真を撮り忘れた。居酒屋のような、割烹のようなところだが、どれもうまかった。

 翌日も風呂に入って一人飲み。いいねえ、車を運転しないって。
 
 大東館の朝食
 旅館の朝食。昼があるから、あまり食べないようにしないと

 法事ですので、お墓に行きます。おとなしい叔父さんは、おじさんの親族。今日の法事はその奥さんである叔母さん。押しの強い叔母さんだったが、おじさんの親族はうちを含めて、みんな夫婦仲がいい。

 お墓参りが終わったが、昼ごはんには早いので、キャッチボールをすることに。いい歳したおじさんとおばさんの集団が、ボールとグローブをもって公園でキャッチボール。
 金子姉さんは若いみぎり、テニスをしていたということで、キャッチボールに参加していた。
「お~、いいですね~」
 心優しい年下のいとこにボールを投げ、年下のいとこはボールを転がして金子姉さんに渡す。
「子供みたいね」
 くうみんはボールを使う運動はダメなのだ。
 金子姉さんのご主人のシメジさんは、
「道具を使うスポーツが得意な人間と、使わないスポーツが得意な人間がいるんだよ」
 と言っていたけど、そういうものかも知れぬ。

 そのうち法事主催者のk君の携帯が鳴った。
「えっ、12時半?1時からじゃないですか?」

 何と食事の時間は1時と思っていたのに、12時半だったそうだ。
 それなのに、キャッチボールをすぐにやめる気配はない。
 金子姉さんと銀子姉さんによると、
「そこらへんがk君の抜けているところ」
 なのだそうだ。

まるまると太ったネコ
 よく太ったネコがいた。観光客から何かもらうのか?

クロちゃん
 デカいネコ、クロちゃん!

 黒い猫を見てチコリを思い出す。どうしているかな?

 ようやっとお店に着いた。

うまそうじゃ
 おお~、高級食材が…

こんな感じ
 青い器は酢の物、いくらの載った白和え、薄焼き卵の寿司

茶碗蒸し
 茶わん蒸しの餡がトロリ。おいしくいただきました

ハンバーグ大好き
 和洋折衷料理のようだ。ハンバーグが出ました

天ぷら 天つゆ付き
 てんぷら、偉いぞ!天つゆつきだ!

 最近、天つゆじゃなくて塩で食べさせる店が多いけど、やっぱりてんぷらは天つゆがいいと思う。

味噌汁もうまい
 味噌汁とごはんで〆だ

 4時ころ迎えに行きます、とペットホテルには言っておいたのだが、道路の渋滞で遅くなってしまった。迎えに行ったのは6時くらい。
 チコリもホッとしているようだ。

 暗い夜道は怖いので、なるべく人通りの多い道を選んで帰る。
 チコリには赤い電飾を付けて目立つようにしている。青を付けている人が多いけど、赤はすごく目立つ。青よりピンクの方が目立つくらい。色で全然違う。
 これは、ベランダにネモフィラとゼラニウムを置いていた時に気づいた。赤いゼラニウムは遠くからでも見えるけど、青いネモフィラは、全然見えない。

 しかし、寒くなったな~。南国生まれのチコリは、散歩は好きだけど、寒さは苦手なようだ。服を着せた方がいいのか?

「チコリ、着いたよ~、おうちだよ~」
 飼い犬に向かって甘い声を出す。私もそんなおばちゃんになった。
 




 



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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

我儘ババアのバッカヤロ!愚痴です

 母がショートステイから帰って来て、いつ骨折するかひやひやしている。
 リハビリのデイサービスに行けば、
「無理やりきついことをやらされる!」
「もう、痛くて涙が出た!」

 ケアマネに、本人がこう言っているのだが、無理にはさせないでください、と伝えた。すると、
「デイサービスからの報告です。内転筋、外転筋のマシンは負荷なしで1分間、腹筋のマシンも一分、歩行訓練はご本人の希望で行いました。無理強いはしないよう、本人の意向を確認しながら行っています」

 そうだよな~、そんなに無理なことをさせるような感じじゃなかったもの。
 母は、
「尾てい骨の治療は安静にしていること」
 という医師の話を金科玉条にしているが、安静期は過ぎたので、医師も、
「リハビリは必要」
 と言っている。
 しかし、自分の都合のいいことはいつまでも覚えていて、都合の悪いことは一瞬で忘れる。
 看護師として、整形外科で働いていたことがあるので、デイサービスのスタッフより自分の方が上とばかりの態度をとる。

 週一のリハビリだが、先日は迎えに行っても出てこない。訪ねて行くと、怒鳴られた、との報告。
「どうしますか?」
 ケアマネさんも困っている。

 くうみんも、もうくたびれた。
「リハビリはやめるの?」
「うん」

 もう勧める気もなくなったので、ケアマネさんにリハビリはやめると報告。通ったのはわずかに2回。

 この前、こんなのもありますよと、ケアマネさんから在宅のリハビリを勧められた。母も、それならいいと言う。
「在宅のリハビリをお願いします」

 在宅のリハビリを受けるには、主治医の指示書が必要ということなので、くうみんは朝早くオンラインで予約を取り、母のもとに行って、一緒にその整形外科を訪れることになった。

「ごめんね~」
 口では殊勝なことを言っているが、することはすべて迷惑行為。
 物心つく頃から私たち子どもに対しては、朝令暮改は当たり前。今でいう、モラハラも日常茶飯事。
 外面は良かったので、
「いいお母さん」
 と言われていた。そうか、これがいいお母さんなのか。じゃ、仕方ないな。ということで、親なんかこんなもんだと思っていた。

 年取って、言葉や行動を頭で制御できなくなった今、途端に素が出て、他の人にも迷惑をかけるようになった。
 今となっては、親なんてこんなもん、ではなくて、本当に性格が悪いんだと思っている。

 妹が出て行き、弟が行方をくらましても、自分が悪いとは思っていない…
 くうみんだけは分かってくれていると思っているようだが、私は逃げ遅れただけだ。

 これで、在宅のリハビリも、
「やり方が気に入らない、理学療法士が気に入らない」
 などと言ってきたら、どうするか?

 もう、転んで骨折するに任せよう。そして入院。認知の坂を転げ落ちて、自力での生活が困難になったら、老人ホームに行ってもらおう。

 もう知らん。







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テーマ : 親の老後と介護
ジャンル : 結婚・家庭生活

寒くなりましたねえ 過ぎ行く秋の思い出 食べられるどんぐり

11月の頭には、「11月なのに夏日!」など騒いでいましたが、一気に冬になりました。毎日寒いですね。
 今年の山はどんぐり不足でクマが里に下りてくると言います。どんぐり、あれは渋いのが多いです。あんなのをクマさんは食べていた。しかし、ドングリは山にない。仕方なく里に下りたクマさんは狂喜した。

 里のくいもん、うまいじゃん!

 そうですよね、カキは甘いし、畑のサツマイモもおいしい。人の家に入って冷蔵庫をあさったら、肉も野菜もある!食べたこともない美味の宝庫!

 そうして里の味を覚えてしまったら、大変です。やむを得ず駆除することもあると思います。

「クマがかわいそう」
 などと言う方たちもいるようですが、自分がクマに襲われたら、どう思うでしょうか?玄関を開けたら、クマがいた。今の東北では、そんな感じだそうですよ。

 って、よく、人間でも食べられるどんぐりと言うのを聞きます。ナラやクヌギなどの広葉樹のどんぐりは渋くて食べられません。クヌギは姿かたちがクリに似ているので、おいしいのかと思うとそうではなくて、渋の強さはドングリの中でもダントツだそうです。

 それでは食べられるどんぐりと言うのは、どんなもんでしょ?

 冬でも葉が落ちない、常緑樹系のどんぐりだそうです。俗にいう、椎の実ですね。

 くうみんは椎の実は食べられるという話を聞きだし、公園の椎の実をとって食べてみました。
 やっぱり少しばかり渋いです。わざわざ拾って食べるような代物ではありません。
 
 くうみんは四季折々、近所の山道で獲物を探します。春はゼンマイ、ワラビ、夏はキイチゴや梅林の梅。これは拾うのが黙認されている公園で拾います。冷凍して取っておいて、暇な時にジャムを作ります。
 秋は栗ですが、今年は栗があまり生っていませんでした。いえ、生っていたとしても、競争率が激しいので、なかなか拾えないのです。
 そこでくうみんは、ドングリに目を付けました。

 おいしいどんぐりがあれば、それを拾いたい。

 広葉樹のどんぐりは渋いのが分かっているので、常緑樹のどんぐりを、一つ二つずつ拾っては試食をしました。
 そしてついにおいしいどんぐりを見つけたのです!

 スダジイです。そのまま食べることもできるそうですが、炒った方が甘みは引き立つようです。
 スダジイの特徴は、帽子をかぶっているのではなく、覆面をかぶっていることです。

スダジイ
 写真の真ん中のように覆面をかぶっている。向かって右側は覆面を脱いだスダジイ

 向かって左側は比較のために撮った椎の実。ベレー帽をかぶったかわいい姿ですが、渋みがあります。

 スダジイはおいしいです。栗の味に似ています。
 くうみんはマラソンのついでに、このドングリを夢中で拾います。欲です。貪欲な気持ちがそうさせるのです。
 はたから見たら、食べられもしないものを拾っている、子供のように無邪気なおばさんに見えることでしょう。






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テーマ : 日々の暮らし
ジャンル : 日記

秋を探しに日帰りツアー

 チコリが来たので、今迄のように身軽ではなくなった。 
 旅行に行くときはチコリをどうするか、それを考えなくてはならない。今までなら、月一くらいで温泉に行ったり、近場の観光地に行ったりしていた。温泉はもとより、近場の観光地にも、朝早く行くようなら、チコリをその前の日に、ペットホテルに預けなくてはいけない。

 どうしたものか、考えていたら、くうみんの住む最寄りの駅近辺で8時30分集合、最寄りの駅近辺で4時半ごろ解散という日帰りバスツアーを見つけた。
 これなら行ける!

 某旅行会社のミステリーツアーだが、どうやら目的地は山梨らしい。日本〇大奇矯〇橋を見学!って、日本3大奇矯猿橋だろう。
 ちなみに他の橋は、山口県の錦帯橋、富山県の愛本橋だそうだ。

 くうみんが惹かれたのは、観光地ではなく、お土産と、ワインの試飲。
お土産は、松茸、シイタケ、ブナしめじ、マイタケ、サツマイモ、カボチャ。そしてじゃんけんに勝ったら、ミカン3キロもくれるそうだ。

 当日は集合の10分前に着くようにした。みんな時間に余裕をもって集合する。最後の客と言うのは、きまりが悪い。
 バスに乗り込み、添乗員の説明を聞く。
「皆さん、どこに行くかもうお分かりですよね?だけど言っちゃいけないんです」
 まあ、そうだろうな。

 はじめは、猿橋の見学。
「時間は40分間、お取りしております」
 10分程度のハイキングコースもあるらしいが、雨も降っているのに、ハイキングはちょっと…しかし、バスが来るまでは、時間をかせがねばならないので、あっちこっち歩いた。コンビニがないか、調べたが、なかった。
 
雨降る猿橋
 雨降る猿橋

立て札あり
 立札も入れた

猿橋
 
 なぜ奇橋なのかと言うと、橋脚がないからだそうだ。橋の下に見える瓦のようなもので、橋を支えている。
 時間より早めにバスが戻ってきたので助かった。
「皆様、次は御昼食で~す」

早めの昼食ということで、11時頃にとあるレストランに着いた。団体さん向けの所だろう。そこで、牛肉と松茸の炊き込みご飯と、キノコうどんを食べた。どちらも熱々で、おいしかったが、こんなに炭水化物ばかり食べるのは久々のことだ。食べきれないこともないが、持ってきたポリ袋に炊き込みご飯の残りを入れてこれもお土産にした。

昼食
 炭水化物まみれの昼食

 昼食が終わると、ミカン狩り体験。お一人様2個まで。

鉢植えのミカン
 この鉢植えのミカンでミカン狩り体験をする

 くうみんは大きいミカンを選んで採った。小さい方が甘いかも?と思ったが、やはり目先の利益を優先してしまう。
 ミカン狩りをした後は、建物の中でミカンの食べホ。
 いくつか、ミカンが山盛りになっているかごがあるが、ある一つのかごに入っているミカンが他よりおいしいのに気づいた。同じ畑でも、日当たりのいい所にあった木になっていたんだと思う。誰もいなくなるまでひたすら食べまくった。20個くらい食べたのではなかろうか?

 山梨では、寒過ぎてミカンが採れないのだそうだ。なので、これらのミカンは伊豆の方から運んできたらしいと、添乗員さんが言っていた。
 なぜそこまでミカンにこだわる?ブドウやモモはもう季節ではなくなったのだろうが、カキでも出せばいいじゃないか。やっぱり輸送費をかけてでも、ミカンの方が安いからか?

 ワインの試飲では、もちろん飲みまくった。
 ここでミカンゼリーのつかみ取りがあった。手の大きな男性は5、6個つかむ人もいたが、超絶手の小さなくうみんは、たったの3個しか取れなかった。悔しい。負けを取り戻そうと、さらにワインを飲んだ。

 次は、ランを見に行くと言っていたが、無料で入れる「ハーブ庭園・旅日記」であった。
 ここは、ハーブや花がたくさん植わっていて、見て楽しいけど、早い話が土産物屋だ。話術巧みなお兄さんが、商品の説明をする。それがうまいので、つい買ってしまう。
 くうみんも10年くらい前になるのか、おじさんと行ったとき、化粧水を買った。まあ、そこそこの化粧水だったけど、説明ほどのミラクルはなかったと思った。

胡蝶ラン
 見事なコチョウラン

ポインセチア
 大きなポインセチアのツリー

紫サルビア
 これはラベンダーではなくて紫サルビア

 バスに乗り込むと、3キロのミカンをかけてじゃんけん大会。
 くうみんはすぐに負けてしまった。ここでも悔しい。

 バスがくうみんの住む町に着いた。雨が上がっている。バッカやろ。
 今、4時半。チコリが待っている。

「チコリ、ただいま~」
 チコリは玄関まで出てくることもあるし、クレートの中で寝ていることもある。玄関まで来てくれると嬉しいが、クレートの中で顔だけこっちに向けているのを見ると、年寄りだからしようがないか、とあきらめる。

 帰るとすぐにお散歩だ。
 散歩の用意をすると、チコリは鼻息を荒くする。
「フン!ブフォッ!」
 犬を飼っていて、一番困るのはワンワンとうるさいことだそうだ。近所迷惑で肩身が狭い…チコリはせいぜい鼻息を荒くする程度。
 時々近所の犬がワンワン吠えていることがある。
「あのバカ犬が、また吠えているわ~!!オホホ~!」
 と言って秘かにバカにする。
「さ、行こう」

 近所の散歩だけでなく、たまには遠出させてあげたいけど、車がないから、どんなもんだろうね。運搬用リュックに入れるのもかわいそうな気がするし。

戦利品の数々
 戦利品の数々

 さつまいもは先日たくさん買い過ぎたので、早くオーブンで焼いて、冷凍しよう。そうすれば好きな時に食べられる。





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テーマ : 日帰りお出かけ
ジャンル : 旅行

特養 問題もあった

 特養の居心地は大変良かったらしい。ずっといてもいいと思ったようだが、一つ大きな問題があった。
 常備薬がなくなったので、かかりつけのクリニックに行って、薬をもらってきて欲しいと言われた。
「それと、持って来てほしいものがあるの」
 ブラシ、クリーム、パジャマ、上着、そしてスカーフ。

 くうみんは例のA先生のところで薬をもらって、母の住居から頼まれたものを取って来てゆうパックで送った。
 郵便局では、伝票の備考に何を送るのか書くように言われたので、降圧剤、痛み止めなどの薬品、日用品と書いた。
「割れ物があったら、割れないように何かでくるんでください」
 なので、クリームの瓶をスカーフでくるんだ。その他にもいろいろ指導が入った。
 翌日には届くということだった。

 それから10日くらい経っただろうか?母から電話があった。
「薬は届いたけど、頼んだものが来ないのよ」
「えっ、一緒に送ったけど?」
「私が言っても聞いてくれないの。あんたから言ってよ」

 なので、施設に電話をして、母の担当の介護士にこのことを伝えた。
「薬と一緒にに日用品を送ったのですが、それが本人に渡されていないようなんです」
 くうみんは送った品目を言った。
 郵便局で、品物を送るとき、局員にあれこれ指導があったので、送ったものはかなり良く覚えていた。
「そうですか。郵便物を預かっているのは看護師ですが、その看護師は今日お休みなんです。明日、来ますのでそれまでお待ちいただけますか?」
「そうですか、わかりました」
 この電話の結果を母に伝えた。

 翌日、介護士から電話があった。
「申し訳ありません。看護師がお渡しするのを忘れていたそうです」
「えっ、10日もですか?」
「はい、申し訳ありません」

 母からも連絡があった。
「悪い看護師だね。きっと、スカーフを盗ろうとしたんだよ」
「あのスカーフ、いいものだったの?」
「そうよ、高かったのよ。あのスカーフが欲しかったんだわ」

 確かに10日余りもずっと本人に渡さないのはおかしい。しかし、年寄りの持ち物なんて欲しくなるだろうか?確かにスカーフはシルクのいいもののようだが、今どき人の使い古しを盗るなんて…

 このことを友達に言うと、その人のお母さんも入居している介護施設で金の指輪がなくなったそうだ。
「母はもう、何もわからなくなっている状態だし、母が亡くなったときに確認したけど、知らないって。すっきりしないわ」

 こんなことを聞くと、う~ん…と、考えてしまう。

 母の言うことを鵜呑みにすることもできないし、かといって無視することもできない。今度ケアマネさんとの面談があったときにでも、言ってみよう。少なくとも、誤解を招くことはしないようにと。

 こちら側の対策としては、物を送るときは面倒でも、品目をきっちりと、配送の伝票に書いておくこと。別紙に書いてもいいが、こちらの方でも控えを取っておくこと。
 施設入居にあたっては、貴重品は持ち込まないこと。おしゃれは、なくしてもいい程度のもので楽しむようにする。

 母は、この施設に入居してもいいと言っていたのだが、この一件でちょっと引っかかっているようだ。

 




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テーマ : 気になること・もの
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くうみん母が特養のショートステイから帰って来た

 9月8日から10月いっぱいまで、長い長いショートステイから住処であるサ高住に母が帰って来た。
 呼べばすぐに介護士が来る、看護師が摘便してくれる、食事もおいしい、天国のような暮らしから下界に降りてきた。

 担当のケアマネさんを能無し扱いしていたが、人には得手不得手があって、このケアマネさんは、特養などの入居先を見つけるのが得意な人らしい。
「ショートステイでも、ここは評判のいい所で、競争率が激しいんだって。よく入れたねって言われたの」
「Nさんのおかげで、入れたのよ。よくお礼を言ってね」

 自宅に戻ると、風呂は入浴介助、デイサービスではリハビリが待っている。
「お風呂は自分で入れるから大丈夫」
「リハビリも行きたくない」

 特養でも風呂は介助してもらったんだろうに、家では嫌だという。リハビリもしないとどんどん悪くなる一方…
 何しろ、自宅では毎月のように転んで骨折していた。
 5月 転んで肩の骨を骨折
 6月   〃 頭を打ってMRIを撮る羽目に。12月に再検査の予定。
 8月   〃 尾てい骨を強打。骨に異常はなかったが…
 9月   〃     〃  。骨にひび。

 これじゃ面倒見切れないと、ケアマネさんに相談して特養を探してもらったのだ。なので10月に骨折はなくて済んだ。

 リハビリしないとまたこの繰り返しと言うのが見えている。
 なだめすかして、入浴介助を受けさせ、リハビリにも行くように言った。
「A先生のところ(母が通っている整形外科)でリハビリすると、タクシーを頼まなくちゃいけないでしょ? ディサービスなら、送迎があるのよ」

 初めてのディサービスにはくうみんも付いて行った。朝は機嫌よく送迎の車に乗り込み、ディサービスに向かった。
 大丈夫そうなのを見計らって先に帰った。

 これで、何とか続けてくれれば… 

 家に戻ってしばらくすると、母から電話が来た。
「あのディサービスは嫌!今までは歩けたのに、体中が痛くてトイレにも行けなくなったの!」
 聞くと、痛くて動かないと言っているのに無理やり足を広げる運動をさせられた(多分外ももの筋トレ)。自転車こぎも、もうできないというのに、きまりの回数しないとダメ、と、怖い顔できつく言われた。あんなところに行ったら、歩けなくなってしまう。

「それじゃ、明日A先生のところに行こうか?」
「うん」
「予約はこっちで入れるから。明日は一緒に行こう」

 母は、痛み止めの注射をしてもらうつもりだったのだろうが、くうみんは先生に、「リハビリをどうすべきか?」を聞くつもりだった。

 当日、いつものようにチコリを散歩に連れて行き、ご飯をあげてから母のもとに行った。
「チコリはお留守番ね」
 出かける支度をしていると、散歩だと思ってうれしそうなそぶりを見せるが、お留守番、と言うと、「えっ」という顔をして、クレートに入ってしまう。
 オバさんはお仕事なんだよ、トホホ。

 母の住むサ高住に着くと、タクシーを呼んでA先生のクリニックへ。
「くうみん母さん」
 そう待たずに名前を呼ばれた。
 母が先生に訴える。
「先生、ディサービスのリハビリに行ったら、体中が痛いんです。痛み止めの注射をしてください。あと、痛み止めの薬も」
「そうですか、注射ね」
 くうみんは先生に聞いた。
「先生、ディサービスのリハビリをしたら、体中が痛いって言うんです。でも、何もしなければ骨折を繰り返すだけだし、リハビリは続けた方がいいですか?」
 先生は、注射の用意が整うのを待ちながら、答えた。
「リハビリは続けた方がいいね。痛くない程度にうんと緩くしてもらって続けるのがいいでしょう」
 くうみんは、注射を打つため、お尻を出している母に向かって言った。
「ほら、先生もリハビリは続けるようにって言ってるよ」

 くうみん母は、権威に弱い。くうみんやディサービスの人がいくら言っても聞かないが、医者の言うことなら聞く。
 こうして、渋々ながら、ディサービスに行くことを承知したのだった。

 特養にいてくれた時は良かったな~。何の心配もなかった。これからどうなることやら。

 

 




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テーマ : 親の介護
ジャンル : 結婚・家庭生活

ぶりっこチコリ

 チコリは弟夫婦が飼っていた犬だが、この子を選んだのは多分弟だろう。
 以前、黒い犬を飼っていて、この子も黒で女の子だった。以前飼っていた子に似ている子を選ぶのは、人情というもの。

 今までくうみんが付き合ったのは、黒い犬2匹と、茶色い中型犬。一番初めにに飼ったコロは頭は悪いが愛嬌があった。もう一匹の黒犬マックは、コロの子供だけど、父親に似たのか体が大きくて、おっとりしていた。茶色い中型犬、かめきちは男だったからか、影が薄い。

 私が一番愛したのはコロで、弟はマックだったらしい。

 チコリは4匹の中で一番体が小さい。頭は良さそうだ。

 そして、愛嬌というよりこいつはぶりっ子なのだった。

 上目づかいでモノをねだる…男なら一発でメロメロになるかも知れんが、女、特にオバさんはそうはいかん。

 先日もおやつをあげようとして、
「ほれほれ、おやつはここだ。飛び上がれ!はい、チンチンチンチン!」
 コロなら嬉しそうに飛び上がるところなのだが、チコリはお座りして、くうみんの手元をじっと見ている。あくまでかわいさで勝負しようとしている。

 これは何か芸を仕込まなあかんな…

 くうみんは、チコリが一番好きなおやつであるダブル巻きをあげるとき、自分で作った音楽を口ずさむようにした。
「ちゃ~んちゃらちゃ ちゃちゃちゃちゃ ちゃんちゃらっちゃ ちゃちゃちゃ!」

 するとどうでしょう。いつの間にかこの音楽を聴くと、チコリがすっ飛んで来るようになった!

「フッフッフ。それでこそ、うちの子…」

 くうみんが適当に作曲したこの音楽と、昔レッドロブスターのコマーシャルに使われていた、「イン・ザ・ムード」でも反応するが、同じような曲だと思うのに、「軍艦マーチ」では反応しない。
 聞き分けているのかな。


チコリです
 私ってかわいいでしょ?

お願いいたします
 おやつが欲しいの、ちょうだい

おじさん殺しの上目遣い
 おじさん殺しの上目遣い

 人間でいえば60を過ぎているのだが、シワも毛で隠れているからのう。
 小柄で童顔なので、子犬と間違われることもある、得な外見。

 




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テーマ : わんことの生活
ジャンル : ペット

トマトが高い!そこでお勧めするなんちゃってトマト

 最近野菜が高い。白菜、玉ねぎは少し値が下がってきた感があるけど、その他は大変だ!
 長ネギはいまだ3本一束300円くらいするし、なんといっての高いのは…

 トマトじゃ!

 大玉を買うと一人なので一回では多過ぎるので、いつもミニトマトを買っている。それが一パック298円だと!!こんなの買っていられるか!!

 こんな時はあれだ。なんちゃってトマト。
 用意するのはトマト缶一缶と、ゼラチンパウダー10グラム、そしてゼラチンをふやかす水、大匙4杯。

 ①大匙4杯ほどの水にゼラチンを振り入れてふやかし、10秒ほど電子レンジでチンして溶かす。
 ②それを適当な容器に入れたトマトの水煮に流しいれ、よく混ぜる。
 ③冷蔵庫で冷やし固めて出来上がり!

 丸くくりぬけば、ミニトマトと見まごうばかり。トマトの代わりにサラダに入れれば彩りも栄養もバッチリというもの。トマト缶もかなり高くなったが、本物トマトよりは安い。

 ただ、ピザには使えんのう。トマトピザは当分食べられない。

 トマトが高い
 サラダに散らせば、こんな感じ

 今年も月下美人が咲きました。今年はこれで終わりです。植え替えをしたからか、花付きが良くなかったけど、咲きました。
 もちろん翌日しぼんだ花は、食べました。
 今回は胡麻和えに。いつも酢の物にしていたのは、その方が彩りがきれいだから。胡麻和えだとおいしいけど見た目がちょっと。

今年も咲いた
 8時頃の月下美人。もっと遅くに撮ればもっと開いていただろうけど、撮り忘れてもうた

なんていう花だろう
 チコリの散歩で見かけた花。なんていう花だろう?



 





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テーマ : 生活に役立つ情報
ジャンル : ライフ

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ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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