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パムッカレの観光 ヒエラポリスと石灰棚 途中ですが訳あってしばらく休みます

 パムッカレの観光は石灰棚とヒエラポリスだ。今まではあの、雪のように白い石灰棚しか知らなかった。来ることになって初めて、ヒエラポリスという遺跡があることを知った。
 そこは石灰棚とヒエラポリス、二つで一つの観光名所になっていて、入場料が500トルコリラだ。
 たっけ~な~、と思いつつ、窓口でチケットを買おうとすると、今日は無料だと言う。
 えっ、それはラッキー。だけどどうして今日は無料なんだ?そう思って尋ねると、
「博物館週間だから」
 とのことだった。500トルコリラと言えば日本円で3千500円くらい。ツイてるじゃないか!!

 まずはヒエラポリスから見学。

遺跡の入口
 ヒエラポリスへの入り口

こんなんありました

 プラプラ歩いていると、大きなコロッセオに到着した。

大きなコロッセオ

 写真で見るとそうでもないかも知れないが、階段というか、座席が非常に急でくうみんは怖くて、そうそう移動できなかった。
 しかし、そんなことをものともせず、歩き回る若い女性集団がいた。
「写真を撮りましょうか?」
 向こうから声をかけてきたので、お願いした。モンゴル人だそうだ。写真を撮り終えると聞いてみた。
「こんな急な階段、怖くありませんか?」
「全然怖くないです、大丈夫!」

 どっひゃ~!

さっさか移動するモンゴル女子
 ひらひらしたサマードレスで遺跡を歩き回るモンゴル女子

 くうみんはここに2回来てみた。2回目はそれほど怖くなかったので下に降りてみた。しかし、やっぱりおっかなびっくり。

なんかわからんが遺跡
 なんかわからんがこれも遺跡で、下に水が流れている

 ヒエラポリスには墓地もある。墓地と言うのは家に似せてあるが、この世のものではないものが住まうところ、と言うのはなぜかわかる。

墓というのはすぐわかる
 呪いの墓

 なぜ呪いの墓と言われているかというと、
「この墓を泥棒するようなことをしたら、その代金だけでなく、悪いことがドバドバ起こるであろう」
 と書いてあるからだそうだ。

立派な門

 ヒエラポリスには、博物館もあって、遺跡から発掘されたお宝が展示されている。

展示品 女性立像

黄金はお好き?
 黄金の輝きはいつの時代も人を魅了する

装飾品
 装飾品は女性がよく見入っている

金じゃ!
 銭や!金や!

 遺跡や博物館、石灰棚を2回くらいくるくる回った。観光するのはここだけなんだもの。

 いよいよ石灰棚へ

かの有名な石灰棚

石灰棚の人の列

 ここは靴を履くのは禁止。だから今日はサンダルで来た。はだしだと、場所によってはチクチク痛い。
 そしてとんでもない突風が吹いてきた。お父さんやお母さんは子供を抱きしめて守った。

すごい風が吹いたときの雲
 すごい風が吹いた時の空。雨が降るかと思うような雲

向こうに湖が見える
 ここを下りたら、パムッカレ村に着く

まるで雪のよう

 今宵の夕食は朝食でくすねてきたゆで卵とパン、チーズ、イスパルタで買ったアーモンド。相変わらず忍者飯が続く。
 
パムッカレの夜は更けて
 パムッカレの夜は更けて…


 明日は7時にタクシーが来る。早く寝よう。

 このオバさんは明日、イスタンブールに戻ることになります。順調に行けるといいのですが…



 途中ですが、訳あってしばらく休みます。コメントは拍手コメントもご遠慮ください。よろしくお願いします。





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テーマ : 海外旅行
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パムッカレにはバスで行く 今宵の宿はビーナススィートホテル

 イスパルタからパムッカレに行くには、まずデニズリと言う街に出なくてはならない。3時間くらいだろうか。途中、トイレ休憩が一回あるが、普通のトイレ代は2トルコリラなのに、そこは5トルコリラも取りやがんの。そんなに切羽詰まった訳じゃないから、行かなきゃよかったと思うが、やむを得ん。

 デニズリに着いたら、パムッカレにはミニバスに乗り換えて行くのだが、ミニバスを見つけて乗ってすぐに大荷物のカートを持っていないのに気づいた。
「おろして~~~」
 大騒ぎしてイスパルタから乗ったバスを探した。そこまで行くのに、猛ダッシュした。階段を駆け上り、人をよけ…幸いバスはまだ出発していなくて、無事荷物を受け取ることができた。この時ほど普段から鍛えていて良かったと思ったことはない。
 パムッカレまでのミニバスはたくさん出ているので、宿に着くのが遅くなるようなことはない。
 この時も、運転手に「ビーナススィートという宿に行きたい」と言っておいたので、問題なくホテルに着いた。

 ホテルは日本で言うペンションのような感じで、予約したアゴダでは、
「とてもきれいで居心地にいいホテル」
 とあった。しかし、新しいのできれいはきれいなんだけど、タオル掛けはないし、椅子もないので、なんとなく居心地が悪い。

ビーナススィートホテルは狭い
 タオルをこんな風にオシャレに置いているのはタオル掛けがないから

ビーナス 部屋からの眺めです
 部屋からの眺め。悪くはないのだが

 特に致命的だったのは、トイレ、シャワールームの音が丸聞こえなこと。くうみんが来るまでは隣は、のんびりやっていられたようで、生活音をよく聞かせてくれた。 
 しかし、くうみんも、生活音を全く出さない訳には行かない。シャワーの音くらいならいいのだが、トイレの音はかなり気にした。隣のいなさそうな時を見計らって行くように心掛けた。これはかなり不便だった。

 ホテル選びを失敗したのはそれだけではない。この宿が悪いのではなく、くうみんのリサーチの甘さが原因だ。
 ここには2泊して、8時出発の飛行機なので、早朝に空港に行くのだが、公共交通はなく、タクシーしかないらしい。タクシーには40ユーロ(日本円で約7千円ほど)もかかると言う。

 こんなことなら、宿はデニズリの街にしておけばよかった!デニズリだったら、旅行社が運営する空港行きのバスがあったはずだ!バカだねえ。

 何はなくともビールを調達した。周りに食堂のようなところはあるものの、なぜか、「テイクアウトするなら7時過ぎにしてくれ」という。そんなに待てないので、ホテルのレストランにしようかと思ったが、空港へ行くタクシー代を思い出したドケチくうみんは、やはり今夜は「忍者飯」にすることにした。

セブンイレブンに酷似したレストラン
 セブンイレブンに酷似したレストラン。なぜかテイクアウトは7時過ぎ

 今宵の忍者飯は、イスパルタのスーパーで買ったアーモンドとホテルの朝食でくすねてきたチーズ。食べなきゃ食べないでやって行けるようだ。
 




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花の街イスパルタ

 イスパルタは花の街。

16856801650.jpeg
 6月にはバラ祭りがあるそうだ。その時はこの町もにぎやかになって、ホテルも満室

キフジ
 キフジ

フジ
 フジ

スオウ
 スオウ

もうスイカです
 もうスイカが出ている

ケーキ屋さん
 かわいいケーキ屋さん

パン屋さん
 パン屋さんの前に積まれた木。燃料にするのかな?

 こんな街とも、もうお別れ。

 11時くらいのバスに乗って、パムッカレに向かう。
 イスパルタに着いてすぐのときにバスを予約したのだが、そこのお兄さんにも、
「チャイナか?コリアか?」
 と言われた。今回の旅行では日本人と言われたことがなかった(スルタンアフメット地区で会ったオヤジ共を除く)。
 そう言えば、いつもなら必ず1、2の日本人ツアーグループに会うはずなのに、今回はまったく会わなかった。まだコロナの影響が強いせいか。
 そっか~、あのオヤジ共も、獲物が少なくて難儀していたんだな~。

イスパルタバス停近くのモスク
 バス停近くのモスク

イスパルタからパムッカレはバス移動
 このバスに乗っていれば、次の目的地に到着するのだわ

 しかし、パムッカレのホテルには乗り換えしなければならない。

 やはりそこでひと悶着あるのだった…





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アンティオキア遺跡見学 行きはよいよい帰りは恐い

 くうみんは一人遺跡を行ったり来たりしながら、見学していた。 
 3時15分。帰りのバスは4時だと聞いた。もうそろそろ帰った方がいい。相変わらず、チケット売り場の前にたむろしているオヤジ共に手を振り、バス停へ向かおうとした。

 しかし、道が分からない。

 歩いて来ていればわかるだろうに、タクシーで来たから、わからなくなってしまった。タクシーの窓から景色を見ていたけど、どこを曲がるとか、もう覚えていない。
 遠くにじいちゃんがいた。
「すみません、バス停はどこですか?」
 実はポケトークをポーチに忍ばせていたのだよ。トルコ語だから、じいちゃんでもわかるはずだ。
 しかし、このじいちゃん、外人相手で上がってしまったのか、
「え~っと、わかんない!」
 と言って離れて行った。

 他に誰かいないか?くうみんは学校のようなところを発見した。門の中に先生らしい男性と、女性がいた。男性の方はくうみんを見て、ダメダメ、と言うように手を振った。ここは学校だよ、入っちゃいけないってか?
「バス停までの道を教えて欲しいんです」
 あ~、そういうことか。
 女性の方が案内してくれるらしい。小学校低学年くらいの女の子が女性の隣に来た。親子なんだな。
「一緒に来てくれるんですか?」
「はい、一緒に行きましょう」
「ありがとうございます、うれしいな」

 ここでもポケトークが役に立った。しかし、ポケトークを使うには、主語述語、動詞をはっきり言わないと、意味が通じないことも分かった。
 トルコはいい所ですね。アブダビ経由できましたが、アブダビに降りたら、石油の臭いがしました。トルコの空港に降りたら、花の香りがしましたよ(本当です)。

 女の子が、
「日本はきれいなところですか?」
 と聞いてきた。きれいなところもそうでないところもあります、と答えたが、写真を見せてあげればよかった、と後から思う。

 くうみんがバスを降りたところまできた。ああ、ここだ。バスが出るまで案内してくれた親子は一緒にいてくれた。大変うれしかったので、例のブラックサンダーを出した。
「海外に行くと、親切にしてもらえることが度々あります。だからそんなときのために、お土産を用意しています」
 大袋に入ったホワイトチョコレートのブラックサンダー。お母さんは遠慮して、
「いけません!」
なんて言って受け取ろうとしないので、女の子の方にあげたら、受け取った。子供は正直だ。子供は遠慮なんかしちゃいけない。ついでにハイチュウもあげた。

 バスが出る時間になったので、バスに乗ると、お母さんはバスカードを出して、ピッとやってくれた。くうみんのためにバス代を出してくれたようだ。
「えっ、そんな。ありがとう」

 バスはすぐに出たが、2、3分走ったところにあるターミナルまでしか行かなかった。
「ここで待っているように」
「4時のバスは?」
「4時のバスは出ないよ。5時まで待つように。チケットはここで買って」

 な~んてこった!4時のバスの乗れれば向こうに着くのは6時、ほぼいつも通りの時間に食事ができると思ったのに!
 イスパルタのあのバスターミナルに着くのは7時かよ!もう、タクシーで帰るしかないか?
 そんな風に悶々としているうちに5時のバスが来た。遅くなるのを覚悟していたが、なぜかホテルの近くで止まった。

 今日は何が何だか分からないけど、結果オーライの一日。そして、親切なお母さんと子供に助けられた一日だった。ブラックサンダーとハイチュウ、ありがとう。こんな時に君達は役に立つ。



 5月16日の夕食
 今宵の夕食はこんな感じ






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アンティオキア遺跡見学 行くまでが大変

 くうみんはあっちでもない、こっちでもないと道を右往左往していた。
 今日はアンティオキア遺跡に行こうと思った。そのバス停がなかなか見つからない。のんびり10時くらいにホテルを出て、すぐに見つかるだろうと高をくくっていた。しかし、「地球の歩き方」の通りに行っているはずなのに、バス停が見当たらない。

イスパルタでバス停に行く目印にしていた銅像
 ヤルワッチ行きのバス停も、この像のおっちゃん側に曲がる。

 昨日のバス停とは違う場所にあるらしい。
 迷っていると、どこからか、カメが出てきた。

トコトコ歩くカメ
 道路をとことこ歩いている

 道にカメが
 車だ!隠れろ!

 車が来ると、頭や手足を引っ込め、車が過ぎ去るとまた歩き出す。そのうち心優しいドライバーが、車から降りてカメを両手でそっと持つと、道路の向こう側に持って行った。

歩道に到着
 ふう、やっと着いた

 もうダメかな?あきらめかけたその時、バスが出入りしている道を発見した。果たしてそこはバスターミナルであった。

 なぜわからなかったかと言うと、「歩き方」には、バス停に入る路地があると書いてあったのだが、その路地が工事でふさがれていたからだ。
 こんなことがあるんだねえ。

 11時15分のバスは出たばかりで、次は12時15分だそうだ。「歩き方」によると、遺跡のあるヤルワッチには3時間もかかるらしい。向こうに3時15分に着いて1時間見て回って、うまく4時のバスに乗ってもこっちに着くのは夕方7時。それからホテルまで帰って、食料の調達をして…ちょっときついか?
 迷ったけど、せっかくだから行くことにした。もう二度と来ないかも知れないし。

 しかし、目的地には2時間で着いた。なんだよ!地球の歩き方!これならそんなに遅くならない。
 アンティオキア遺跡はどうやって行けばいいのか、ポリスに聞くと、タクシーにしなさいと言われた。
 タクシー乗り場に行ってドライバーに料金を聞くと、「遺跡まで4分、40トルコリラ」と言うので、それに乗った。

 チケット売り場には、暇そうなおっちゃんたちが、たむろしていた。
 そのうちの一人がチケットを売ってくれた。

イスパルタ郊外の遺跡へ
 アンティオキア遺跡

このアナボコは何でしょ
 このあなぼこはなんでしょ

彫刻が施してある

コロッセオ
 コロッセオもあります。ここでどんな催しがあったのかなあ

 この広大な遺跡を見学していたのはくうみんと、あと女子の二人組だけであった。これであのチケット売りのオヤジの給料が出るのだろうか?
 そんなことを考えていたのだが、すぐにそんなことより重大なことに気づかされるのだった。

 このオバさんのこれからの難行は、果たして、どんなものだったのでしょう?



 
 




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バスでエルディル湖へ

昨日、スパルタの町中から、エルディル湖まで行こうと、ギャル曽根に聞いたが、なんだか教えたくなさそうだった。
 バスはあるんだよ!地球の歩き方に乗っているもの、ないはずがない!朝、フロントにいるおっちゃんに聞いたら、この道をまっすぐ行って何たらと教えてくれた。ギャル曽根、したたか者なのか、単に通じなかっただけなのか。

イスパルタでバス停に行く目印にしていた銅像
 バス停に行くときに目印にしていた銅像

 おっちゃん側の道に曲がると、エルディル湖や、遺跡のある町へのバス停に行ける。ホテルからここまでの道の値は10分くらいか?そしてまた10分ほど歩くと、エルディル湖へのバス停に着く。

愛想のいい犬
 誰にでも愛想のいい犬。日本の地域猫のように、ノラちゃんだけど、保護されているようだ

 道行く人にバス停の場所を聞いて、やっと到着。
 バスに乗って20分くらいたったら、検閲があった。みんなトルコ版マイナンバーカードを出している。
 くうみんが、マイナンバーカードを出しても意味がないので、パスポートを出して、係員のお兄さんに見せた。周りの人が、
「日本人だ」
「日本人だ」
 とつぶやくのが聞こえる。

 乗車後30分もすると、湖が見えて、エルディル湖に着いた。
 静かな町だ。湖の他には、小さな砦と家はちらほら。

エィルディル湖も花いっぱい
 花いっぱいのエルディル湖

花香る

あまりにも澄んだ湖
 水が澄んでいるので、水鳥が浮いて見える

 同じように湖に来ている女性グループに、写真を撮ってもらった。
 背景の山は女性が寝た形をしているという。眠れる美女と言われているそうだ。

エルディル湖で会ったトルコ女子

「女性は美しいものは隠しておくように」
 というイスラムの教えでスカーフをしている女子もいた。しかし、スカーフはその人の美しさを引き立てるとしか思えん。 
 美しさを隠すなら、顔にお絵かきを。

町のモスク
 町のモスク。コーランが異国情緒を掻き立てる

以前は登れた砦
 砦。以前は登れたらしいが、今は危険だからダメだって

何でこんなにきれいなんだろう
 植えた訳でもないのに、トルコは野生の花がきれい

 今日の晩飯どないしょ、と思ってホテル近くをふらふら歩いていると、食べ物屋さんらしきものを発見。紙袋を手にしたオヤジがいたので、テイクアウトが可能と分かった。
 地味なおやじが一人で切り盛りしている。
 ここでバゲットサンドをテイクアウトした。30トルコリラ。日本円で270円ほど。あの大バカ野郎ディナーの失敗を穴埋めすべく、節約を心がける。
 店は、日本のように、すぐわかる看板を出していないので、慣れないと見落としてしまうようだ。

 今宵の夕食
 こんなもんで足りるのかと思ったが、かなり量があった

 明日は遺跡で有名なヤルワッチへ。









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イスパルタへ

 イスパルタはトルコの湖水地方、地図で言うと真ん中よりちょっと下の方に位置する。石灰棚で有名なパムッカレの近くだ。
 トルコと言えば、カッパドキアが有名で、くうみんもそこに行きたいと思っていたが、イスパルタを優先すると、どうしてもカッパドキアには行けなくて、今回は見送る頃にした。

 イスパルタは、2023年行くべき地域50選に選ばれた。なんでも、花あふれる街だそうな。ちなみにこの50選には、日本の盛岡も含まれている。
 これには盛岡の人たちは驚いたそうだ。
「なんでうちなんか!!」
 日本人としては盛岡と言う都市は地味だが、50選の推薦文には、
「新しいものと古いものが調和して、居心地がいい」
 と言うような理由が書かれているそうだ。

 飛行機で1時間半ほど飛ぶと、イスパルタの空港に着いた。飛行機の中では飲物とバゲットのサンドイッチが出た。朝食をたらふく食べたのだが、おなかが空いていたので助かった。

イスパルタ空港は小さい
 イスパルタ空港は小さい

 空港から市内まで、バスで40分くらいかねえ。100トルコリラ。
 予約していたラマダホテルは終点の一つ手前で、バス停はホテルの真ん前だった。

 チェックインの時、ギャル曽根似のフロントのお姉さんが、質問してきた。
「日本で人気があるものは何ですか?」
 くうみんはハイチュウを出して、
「これ、人気あるよ」
 と言ったが、そうではなくて、ギャル曽根は日本向けのネット通販をもくろんでいて、ここの特産品で日本で売れそうなものを教えて欲しいそうだ。
「それなら、バラの香水がいいんじゃないかしら?」

 イスパルタはバラの産地で、香水が有名だ。
「これ、もらっていい?」
 ギャル曽根は、ハイチュウを手に持って言った。
「いいよ」

 くうみんは、部屋に入った。ここには3泊する。昨日までの宿よりずっと広いが、やはりバスタブがない。

ラマダホテル 結構広い
 かなり広い

部屋からの眺め
 部屋からの眺めもそこそこいい

 酒は向かいのスーパーで買ったが、食料がない。何か売っているような店も見当たらないので、この日は日本からイスタンブールまでの飛行機の中でもらったナッツと、ブラックサンダーを夕食にした。忍者はときには木の実を食べて、命をつないだのだ。くうみんは忍者ではないが、たまには良かろう。

 食料はどうでもいい、しかし、ビールはなにがなんでも調達したくうみんであった。
 





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テーマ : 海外旅行
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スルタンアフメット地区で会った若いイケメンと二人のオヤジ その続き

オヤジはくうみんに聞いてきた。
「お子さんはいるんですか?」
「いいえ、いません」
「そうですか、子供は2人いるけど、大変よ」
 など、世間話を始めた。そしてキリンのことを話し出した。
「本当にいいものは次世代に残すことができます。キリン、見てください」

 そう言って、玄関マットくらいの大きさのじゅうたんのようなものを取り出した。
「このキリン、いいものです」
 キリンって、動物のキリンじゃなくって、キリム、絨毯のようなものだったのね!キリムを「かいている」って、意味がイマイチ分からないけど、「キリムを売っている」と言うことらしい。

 くうみんは、絨毯やらなんやら、まったく興味がない。家の床はすべてフローリングだが、掃除が簡単なので何も敷く気はない。
「すみません!私そう言ったものには全く興味がないんです!お役に立てなくて申し訳ありません!」
 そう言ってくうみんはポーチから日本から持ってきたハイチュウを出した。

 海外では、人から親切にされることも多い。そんな時、ちょっとしたお土産をあげることにしている。今回はブラックサンダーとハイチュウを持ってきた。ブラックサンダーもハイチュウも、外国人に人気なのだそうだ。
「こんなに親切にしてくださったのに、何もできなくて申し訳ありません。これ、お礼に受け取ってください」
 おやじは首を横に振った。
「いいえ、親切なんてそんなことは。これは田舎の子供たちにあげてください。きっと喜びます」
「そうですか、すみません」

 くうみんは申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「本当にお役に立てなくて、ごめんなさい!」
 そう言って、その店を後にしたのだった。

 くうみんは近くの店でビールを買った。500ml2本で日本円換算で600円ちょっと。日本とほぼ同じくらいだ ろうか。アルコールを買うと、黒いレジ袋に入れてくれる。
 これはみんなに分からないよう、こっそり、と言う意味らしいが、黒いレジ袋を持っている人間は酒を買ったとバレバレではないか。

 今日の夕食は部屋で、昨日の料理の残りをテイクアウトしたものを食べることにした。
 シャワーを浴び、まずビールを飲んだ。安宿なので、バスタブはない。そして冷蔵庫にしまってあるバカ高くておいしくない料理を食べた。

 明日は、イスパルタに移動の日だ。イスタンブール空港へのバス停は確認してきた。
 くうみんは、ビールを飲みながら、「地球の歩き方」をパラパラとめくった。

「読者への注意」と言う項目があった。
何だろう?

 某男性からの投稿
 ブルーモスクの近辺で、日本語で話しかけてくる40代と思われる男性がいる。見どころや危険な場所を教えてくれるなど、信用させてからうちの店に来てくださいと言う。付いて行ったところ、これが絨毯屋。
「トルコ式の歓迎のしるしに、チャイをごちそうしましょう」
 そう言って、チャイを出された…

 編集部から
 品質の良くないものを売りつけられたという報告もあった。女性の場合は、性的な暴行を受けることも。絶対に付いて行ってはダメ。

 これは2019~2020年版の地球の歩き方だ。あのオヤジは52歳だと言っていた。この投稿をした人は、2019年以前に会って、「40代くらい」と言うことは、くううみんがついて行ったあのオヤジである可能性がある。「トルコ式の歓迎としてチャイを」と言ったのも同じだし、日本語を話せるトルコ人など、そんなにいないだろうから、もしかして同一人物…

 あのオヤジは誤解されている!!

 くうみんは思った。
 またイスタンブールに戻るんだから、この地球の歩き方を見せて、
「あなたが親切でしたことが、こんな風に誤解されています!」
 と、教えてあげた方がいいかも!そうだ、教えてあげよう!

 直後はそう思ったくうみんであったが、時がたつにつれて、
「私が間違っているかも」
 と思うようになった。

 世間話をしていると思っていたが、
「仕事はなにをしているのか?」
 などと言うのは、どれくらい金を持っているかの判断材料かも知れない。

 出してくれたお茶に、睡眠薬でも入っていたら、えらいこっちゃになる…まあ、この年ならそんなこともないか。

 またイスタンブールに戻ったときは、もうスルタンアフメット地区に来るのはやめておこう。彼らがしたことが親切心からだとしても(まだ心の片隅ではこんなことを考えていた)、疑心暗鬼になってしまった今では、どんな態度をとればいいか、わからない。

 今までも、危ないシチュエーションに陥ったことが何回かある。まあ、お暇だったら…

 危ないシチュエーション

 それでも危険を回避できたのは、神仏の加護か、あまりにも無知無垢だと、かえって安全であるということなのか。

 わたし、あんまり変わっとらんのう。

 くうみんは、最後のブルーモスクのライトアップを眺めてから、眠りについた。



部屋から見えるブルーモスク
 ブルーモスク、さよなら~




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プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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