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くうみんはどこから来たのか 遺伝子検査を受けてみた

 新型コロナの検査キットを使ったとき、検査キットの会社のHPで、遺伝子検査キットがあるのを知った。
 自分の体質、太りやすいか、筋肉の質はどうかや、なりやすい病気が分かるらしい。そして、自分がどこから来たのかも。なんとなく気になる。
 くうみんは血縁が薄いのか、親戚という人たちに会ったのは、子供の頃と2回ほど列席した葬式くらい。だから、自分は何者なのか、遺伝子レベルでいいから、知りたいとも思った。

 定価では高いが、アマゾンや楽天ででは安くしているようだ。一番安いサイトを選んで購入した。
 ひと月お試しでプレミアム会員に登録したら、翌日すぐ届いた。

 これも新型コロナのPCR検査と同じく、唾液を採取して検体を郵送する。検査結果は一月後、サイトのマイページで見ることができるらしい。

 そしてついに結果が出たというメールが届いた。

 楽しみだな~。でも、くうみんのことだから、どうせ「日本人に最も多いタイプ」とか来るんだろうな~。少し胸をときめかせながら、サイトを開いた。
 それによると、くうみんは、やや太りにくいタイプで、「洋ナシ型」体型とのこと。そうかな?自分ではお腹の中央に脂肪のつきやすい「リンゴ型」という認識だった。
 まあ、この遺伝子の形は母系で、父方の遺伝子は検査では出て来ない、これはあくまで先祖の一つの遺伝子系であるので、絶対ではないと説明されている。
 その他、「シミ、しわができやすい」「座高が高い傾向」など、ほっといてくれ!というような項目もあった。

 しかし、さもありなんという結果もあった。それは筋肉の質。日本人は61パーセントが速筋と遅筋がバランスよく配合されているバランス型で、20パーセントが速筋型、19パーセントが遅筋型だそうだ。
 速筋型は、重量挙げや短距離走のような瞬発力に優れているのに対し、遅筋型はマラソンのような持久力に優れているそうだ。
 くうみんは遅筋型。ふ~ん、なるほどね、やっぱマラソンに行きつく訳だ。

 そして一番気になること。

 くうみんはどこから来たのか。ミトコンドリアの形でわかるそうだ。日本人に最も多い…ではなく、かなり少ない形で、日本人の3%程度にみられる形らしい。なんでもチベットから3万年ほど前に、旅に出たという。

 そこから、インド、中国、朝鮮半島(その頃は陸続きだったのか?わからんが)を経て、ここ、日本にたどり着いた。
 
 チベットは、山に囲まれていて、脱出するのにはかなり困難を伴う。だからここから出ていく人はかなり少なかった。
 困難な長旅に出なくてはならない理由は何だったのか?権力争いに敗れて出て行かざるを得なかったのか?それとも何かしでかして、いられなくなったのか?

 ロマンだな。雄大だな。こうやって幾多の困難を乗り越えて、日本に来たなんて。

 でも、良かった。日本に来て。

 チベットが悪いという訳ではないよ。でも、やっぱり日本って、いい国だと思う。
 日本は移住したい国のナンバー2で、ナンバー1はカナダだそうだ。しかし、カナダの人は日本に移住したいと思っている人が多いそうだ。だとしたら、結局日本がナンバーワン。

 遠いご先祖様、ありがとうございます。あなた方の決断のおかげで、日本で、のほほんと生きていられます。







これを買っただ







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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

足の指その後

 骨にひびがいっているという診断を受けたのが11月1日。それから1週間後にレントゲンを撮って診察。
「2週間後にまた来るように」
 
 その間、くうみんは足に添え木を付け、不自然な格好で歩く羽目になった。足の親指を曲げることができないというのは、かなり体に負担がかかるようで、左腰が凝ったように痛くなった。

 早く治したい。運動はNG。なるべくつま先に圧力をかけないよう、注意して歩いた。

 そしてついに2週間がたった。今日は天気が悪いせいか、整形外科には午前中に行ったけど、そんなに混んでいなかった。それでも1時間近くは待っただろうか?
「くうみんさ~ん」
 名前を呼ばれるとすぐにレントゲンを撮った。

 そして診察。
 今日で治っているといいな。でも、3週間じゃ、くっつかないよ、4週間かそれ以上かかるよ、という先輩オバの意見もあった。でも、本当は10月にひびいって、診断が着いた時はすでに1か月経過していたんだし、もう治っているんじゃないか?

「くうみんさ~ん」
 再び呼ばれたので、診察室へ。

 レントゲン写真が先生の前に張り付けてある。
「もう治ったようですね」
 素人には、どこがひびがいっているのかわからなかったけど、今、目の前にある足は、ブツブツ切れたところがなかった。正常な足の骨って、こうなっていたのか。

「もう、普通の生活をしていいですよ」
「良かった~」
 くうみんは安堵した。しかし、大事なことを聞かねばならぬ。
「あの~、走ったりするのはどうでしょうか?」
「そうですね、一週間くらいはやめておいてください」
「一週間ですね、わかりました。どうもありがとうございました」
 ニコニコ顔でくうみんは診察室を後にした。

 しかし、くうみんは一億年という長い年月を生きているが、骨にひびが入るというのは初めての経験だった。
 山登りやランニングですっ転ぶことはよくある。しかし、そういったことで骨にひびが入ったり、骨折ということは、今まで全くなかった。靴を履いているから、保護されるんだと思う。そう考えると、靴って優れもの。

 今回だって、家の中でドアの角に打ち付けてしまったのが原因。
 布団につまずいてとか、家具にぶつけて足の指骨折という話はよく聞く。
「まったくおばさんくさい」
 そう思っていたが、日本では、家の中では靴を履かない。せいぜいスリッパくらいしか履かないから、足は要注意。

 家の中って結構危険なんだなと思った。皆さん、気を付けましょう。

「注意一秒ケガ一生」、って標語が、まさしく骨身にしみました。

 




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なんてこったな足の指

 それは10月初めくらいのことだった。トイレに入った時か出た後か覚えていないが、とにかくトイレのドアの角で左親指の中ほどをしたたかに打った。
「痛~い!」
 見ると、血が出ている。久々に絆創膏を貼った。この傷はすぐに治った。その後、大したことはないが、親指が赤黒く腫れているのに気づいた。

 どうしたんだろう?骨折するとすごく腫れるっていうけど、大した腫れじゃないからこのまま様子を見るか。

 ストレッチの時につま先に圧力をかけたり、つま先立ちをすると左親指が少し痛んだ。しかし、大したことはないと、いつもと同じように普通に歩き、毎日10キロ程度のランニングをした。

 そして黒部立山の縦走。二日目は一日20キロ以上の距離を9時間半かけて歩いた。次の日はその半分とはいえ10キロもの距離。
 このオバさんは、山の中では身が軽く、鎖場もスルスルと難なく降りることができる。
 
 鎖を持つときは鎖を長めに持って、崖に立つような姿勢で降りる。ロープのついたはしごも、ロープをうまく使って降りていく。そばにいた男性が、くうみんの降りる技を見て、
「ホ~ッ」
 と嘆息したのが聞こえた。

 わ~っはっはっは!
 くうみんの前世はましらか、とび職人か。世界一、地下足袋の似合う女だぜい!

 何もない下り坂は苦手で、極端に歩くのが遅くなる。
 しかし、今回くうみんが学んだことは、右足は左足の右側に着地させ、左足は右足の左に着地させることと、右足と左足は交互に出すという当たり前のことだった。

 山登りしている人ならわかると思うが、足場が悪いと、これがなかなかできないのですよ。
 ついつい不自然な足運びをしてしまう。これが間違いのもと。

 「1、2、3、4、5」
 くうみんは心の中で数を数え、それに合わせて右、左、右と足を出した。

 無事、普通の道路に着いた時はうれしかった。
 そして初めての敦賀へ。

 敦賀はいいところだけど、ホテル選びは失敗した。今度行くときは、もっと早く計画を立てて、まともな温泉旅館に泊まれるようにしたい。

 でも、楽しかったな。

 な~んて、旅行を反芻していたのだが…

 実は山歩きの時、靴擦れをしていた。この登山靴で靴擦れなんてしたことがないのに、おかしい。そういえば少し腫れている。動いているときは感じないが、寝ているとじんじん痛い。化膿しているような痛さだ。

 親指を打った時、けがをしたのでそこからバイ菌でも入ったのか?それとも通風?やだ~、女が痛風なんてかっこ悪~。

 だったら内科に行くべきだろうか?
 しかし、くうみんはこのスモウ原では内科にかかったことがない。皮膚科と整形外科だけだ。いつも健康診断をするのは整形外科なので、健康診断の結果を持って、整形外科に行った。

 尿酸値も高くないよなあ?

 1時間ほど待って順番が来た。
「足の親指が少し腫れているんです」
 いつも診察してくれるアラフィフの先生が訪ねた。
「打ったとかはありませんか?」
「あります~」
「レントゲン撮りましょ」
 レントゲン室に入って3枚ばかりレントゲンを撮った。

 痛風じゃないのかなあ?傷口にドアの木くずが埋もれていたりして。

待合室で待っていると名前を呼ばれた。
「くうみんさ~ん」
 診察室に入ると、レントゲン写真が張り付けてあった。
「ここ、ひびが入っていますよ」
 言われた個所を見ると、なんとなく骨が不整形になっているように見えた。
「あら~~~!ひびですか?でも、骨を折ったりひびが入るとすごく腫れるって聞いたんですが」
「小さな骨だとそんなに腫れないこともあるんです」

 先生は、アルミの細い板のようなものを切って看護師に手渡した。
「しばらく添え木で固定するように」
 くうみんは恐る恐る尋ねた。
「あの~、運動は?」
「ダメです」
「は」

 看護師さんが、ばんそうこうで添え木をくうみんの足に装着し、手際よく包帯を巻いてネットをかぶせた。

 一週間後に行って、またレントゲンを撮ったが、そこそこ快方に向かっているらしい。
「あと2週間たったら来てください」
「あの、添え木は…」
「お風呂に入っているときはもう取ってもいいですよ」
「あ、そうですか…」

 という訳で、くうみんは11月1日から運動をしていない。

 こんなに運動しないのは、いつ以来か?乳がんで手術した時も、退院して10日くらいでランニングに復帰した。おじさんが亡くなった時だって、10日くらいのものだった。

 運動しないとオバさんの肉体はどうなってしまうのか?


 


 
 

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期待の温泉 初めての敦賀の温泉

 スーパーでビールやチューハイを仕入れたくうみんは、駅に向かった。もうすでにホテルの送迎が来ている。ロッカーから荷物を取り出すと、送迎バスに乗った。
「お世話になります」

 車で10分くらいのところだと言っていた。しかし、ずいぶん距離があるように感じた。ホテルは高台にあるので、景色がいいとの話。そのうち、目の前にあまり立派とは言えない鉄筋の建物が迫ってきた。

 チェックインをして部屋に通された。仲居さんは、滞在中の注意点を説明してくれた。
「寒かったら、エアコンをつけてください。エアコンはここにありますので」
最後に、
「お飲み物は自販機がございますのでそこでお求めください。お持ち込みのものがあればそれも構いません」
 なんと、持ち込みオーケー!これは旅館としては点数が高い!

 くうみんは部屋の中を見回した。

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 ごく一般的な旅館の部屋

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 眺めはいい
 
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 浴衣も結構おしゃれ

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 だが、洗面所は普通の家庭仕様

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 壊れたかわらせんべいを客用に出すのはどうかと思うが

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 傷んだ部分を補修する、そのセンスが光る

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 トンボだろうか?補修にも季節感を大事にしている姿勢が素晴らしい

 なんか、寒くなったので、エアコンを入れようとしてハッとした。何とエアコンは埃まみれだ。
 ここまで埃まみれのエアコンを見たのは、いつ以来であろうか?
 確か、前に住んでいた町中にある、銭湯「松の湯」で見て以来だろう。

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 埃だらけのエアコン。埃が舞うのが怖くて、使えなかった

 期待していた温泉に向かった。風呂場はほかの設備に比べて、きれいだった。窓が大きく切ってあり、景色が大変いい。窓の外に見えるのは、手入れの行き届いた植栽…ではなく、生い茂るクズの葉だった。

 しかし、いい湯だ。本当に肌がつるつるする。こんなにいい湯なのに、くうみん一人で貸し切り状態。この後、次の日にかけて3回入ったが、一人の客にも風呂場で会うことはなかった。

 風呂に満足して持ち込みのビールで一杯。至福の時である。

 食事の時間になったので、食堂に行くことにした。
 夕食会場には、やはりくうみん一人しかいなかった。係の女性が、
「仕事で来ている人が多いので、夕食はあまりいないんです」
 と、言い訳をするようにつぶやいていた。

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 誰もいない夕食会場

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 この日の夕食

 普通の旅館のメニューだが、てんぷらと煮ものは冷蔵庫から出したばかりのように冷え切っていて、刺身はずいぶんと室温で熟成させたようだ。暖かいものは冷たく、冷たいものは室温に…このこだわりが、熱く心にしみわたる。

 せっかくの心遣いだが、やはり凡人のくうみんは、暖かいものは暖かいうちに、刺身はきりっと冷えたものの方が好ましい。
 もう一回風呂に入って、ビールを飲み、布団にもぐりこんだ。

 翌朝も風呂に入って、ビールをかっくらい、朝食会場へ。
 なるほど、くうみん以外に、観光らしい年配の夫婦がいた。しかし、仕事らしい人はいないぞ。

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 朝食はこんなもんかねえ



 今回の宿は、予約がマジ直前だったので、選ぶ余地はあまりなかった。しかし、今日の宿と、食事が自慢の民宿とどちらにしようかと迷った。
 食事自慢の民宿は、トイレが部屋についていないのに2万円以上する。それに風呂は、朝入れないので、ここにした。
 ここならトイレは部屋にあるので、気兼ねないし、お風呂はいいので、まあ、ここで正解としておこう。

 この宿はかなり改めるべき点があるのだが、何しろ従業員の皆さんが感じが良かった。だから、宿の名前はあえて言うまい。

 この宿のいいところ

・持ち込みオーケーであること
・冷蔵庫があること
・風呂がいいこと
・従業員の感じがいいこと

 特に最後の従業員の感じがいいというのは、この旅館の宝です!社長は従業員に感謝するように。

 しかし、もう一度行くかと言われたら…どこも空いていなかったら、ここにする。










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テーマ : 温泉♪
ジャンル : 旅行

初めての敦賀観光

 くうみんは駅のロッカーに荷物を預け、インフォメーションに行って、観光地図をもらってきた。
 歩いて行ける範囲内に、ずいぶんと見どころがあるようだ。

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 道路沿いにこんな彫刻が

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 なんていう花だろう?

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 「銀河鉄道スリーナイン」の、メーテルのお母さんプロメシューム。鉄郎をねじに変えようとした悪党

 メーテルの母プロメシュームは機械帝国の女王だが、父・バンは反機械化を目指している。メーテルの父母は仲が悪かったらしい。
 
 駅から伸びる広い道路を歩いて、敦賀最初の見所、氣比神宮(けひじんぐう)に着いた。地元では「けいさん」と呼ばれて親しまれている。

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 この鳥居は重要文化財だそうです

 賽銭100円で、いろいろなお願いをしてしまった。
 
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 近くの栄賞寺

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 菅原道真公を祀った天満宮には牛の像が

 ここでは賽銭バックレようと思ったが、植木職人の視線が気になり、またもや100円投入

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 金前寺の鐘。作法に従って突かせていただいた

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 金前寺の近くのお寺。由緒正しそうなお寺のようだ。名前はわからない。わかりますか、ヒロシ様

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 赤レンガ倉庫

 ここで、中学生相手にボランティアの皆さんが、この倉庫の説明をしていた。くうみんも説明を聞いて、その時は感心していたのだが、今思い出そうとしても思い出せない。何しろ大変歴史のある倉庫なのだ。

 ボランティアの女性に話しかけたら、いつの間にか倉庫内のジオラマを見る羽目になった。入場料400円也。

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 倉庫のマスコット

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 敦賀市のジオラマ。時間が来ると、ナレーションとともに電車が走ったり、祭りのミニチュアが動いたり、なかなかの力作と見た

 ジオラマ見学を終えると、昼近かった。朝はろくなものを食べていないので、ここでおいしいものでも食べようと、倉庫の中にある海鮮丼の店に。
 メニューを見ると、普通の海鮮丼(1980円・税込み)の他に、「まかない丼(1050円・税込み) 数量限定」というのがあった。数量限定に弱いくうみんはこれにした。

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 まかない丼

 安くて数量限定なのは、刺身の切れ端を使うからだが、これがすご~~~~くおいしかった。刺身にはあらかじめ味が付いているので、しょうゆはほんの少し、卵にかけた。これはお値打ち!

 腹ごしらえが済んだので、再び町中をふらつくことに。

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 なんだかエロいような気がするが、「地球と握手」というオブジェだった

 近くの「敦賀ムゼウム」には、戦争で国を追われたポーランド孤児や、ドイツに弾圧されたユダヤ人を受け入れた歴史を紹介していた。
 ここはさっきの赤レンガジオラマの半券があれば割引になるのに、普通に500円出してしまった。悔しい。

 その後、気を取り直したが、もう入場料は払うまいと、無料のところを選んで入った。

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 敦賀市鉄道資料館。太っ腹にも入場無料だ

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 時刻表、よく使ったなあ。今どうなっているんだろう?

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 飛び出す機関車。いわゆるだまし絵です

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 飛行機が一般的でなかった時代、ヨーロッパに行くにもこの敦賀港は使われていた

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 敦賀港からロシアのウラジオストクに行き、そこからシベリア鉄道でヨーロッパ各地に向かう

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 海沿いにあるレトロな倉庫群

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 関東ではすでに終わったキンモクセイが花盛りだった。関東はキンモクセイが2度咲きしたけど、ここも2度咲いたのかな?

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 広々としたきれいな道路だけど

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 シャッター通りと化している

 商店街の元気がないのは、ここ敦賀だけではない。かつてはにぎやかだった街…何とかならんか。

 福井県は、人気の都道府県と比べると地味なことは地味なのだが、かなり見どころも多い。福井だけでなく、「地味県シリーズ」、例えば鳥取や島根、茨城などの旅行を計画しても良いかも知れぬ。

 今日のビールを近くにあったスーパーで仕入れる。
 しまった、昨夜はここで食料を調達すべきだった。トイレはここのを使わせてもらえばよかったのに、失敗した。

 次は期待の温泉宿。送迎は頼んである。手はずに抜かりはないが、この温泉宿も選ぶ余地があまりなかった口。

 このオバさんは、今度はまともな宿に泊まれるのでしょうか?





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テーマ : 北陸の旅
ジャンル : 旅行

初めての敦賀 第一日目は駅前ホテル

 敦賀第一日目
 五時ちょっと過ぎに敦賀に着いた。今宵の宿は駅前のビジホ。予約が遅かったせいか、ここしか空いていなかった。ここしか空いていない…この言葉をしみじみと思わせるホテルだった。

 零細ビジホなので、実名を出したせいで潰れてしまうようなことがあっては後味が悪い。名前は言うまい。

 フロントはマンションの管理人室のようで、慣れない感じの女性が応対してくれた。まあ、部屋は清潔だった。
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 風呂に入って温まろうと、ユニットバスに湯を貯めた。湯の出はいい。さすが日本。海外のホテルは、かなりいいホテルでも、湯の出が悪いことがしばしばある。

 風呂に入って着替えると、ようやく人心地が付いた。外に行って、何かおいしいものでもあるか、偵察してこよう。
 くうみんは街をブラブラしたが、飲食店はいくつか開いているものの、どこもお客さんがいないか、一組だけの場合が多く、そうすると入る勇気もなくなってしまった。
 それに、動いて腸の働きが活発になったのか、急に催してきた。
「うっ!」
 おいしいものを食べるとか、買うとかの場合ではなくなってしまい、ホテルにすっ飛んで帰った。
 ホテルの下はコンビニなので、そこで「お母さん食堂弁当」と、ビールやチューハイを買った。

 敦賀にまで来て、つまらないものを食べたものだ。
 疲れていたので、判断力が鈍ったのだろう。酒だけは、たらふく飲んで、この日は早いこと寝てしまった。

 敦賀第二日目。

 朝の茶くらい飲もうと、電気ポットに水を入れたが、まったく熱くならない。フロントに行くと、
「部屋でお待ちください」
 と言われた。20分ほども待ったが来ないので、フロントへ。頼んだ女性はいなくなっていた。別の女性に言うと、
「ポットに入れるお湯が欲しいんですか?!」
「いえ、ポットが欲しいんです」
「ポットのお湯が欲しいんですね?!」
 
 話が通じなくて困っていると、男性従業員が現れて、やっと湯沸かしポットを手に入れることができ、茶が飲めた。
 荷物をまとめてチェックアウトをしたが、荷物を預かってくれるかな?と思い尋ねると、できないと、不愛想なオヤジが言った。できないならまあ、やむを得ん。

 しかし、こういう零細ホテルは「アットホーム」とか、「家族的な」とか、そういった路線で行くしかないだろうに、この愛想のなさはなんとしたものか。

 あえていいところを探す。
・駅へのアクセスは最高。
・部屋は清潔。
・コンビニが下にある。
・冷蔵庫がある。
・コインランドリーがある。
 こんなところか。

 駅のコインロッカーに荷物を預けて、観光をすることにした。敦賀は神社仏閣が多いようだ。

 このオバさんは、楽しく観光できるのでしょうか?


 




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テーマ : 一人旅
ジャンル : 旅行

トロッコ列車は寒かった

 季節にもよるようだが、紅葉のこの時期、トロッコ列車は2、30分に一本程度ある。ここから宇奈月までは順調に行きそうだが、宇奈月からの連絡はあまりいいとは言えない。
 宇奈月から乗る電鉄富山は田舎の鉄道で、本数が少ない。しかし、古い駅舎がレトロで趣がある。
 
 あらかじめ調べて置いた乗換案内では、11時46分のトロッコに乗ればいいとしてあるが、それまで1時間近くある。ここで時間をつぶすか、宇奈月で時間をつぶすかの選択だが、今10時50分、11時4分のトロッコに乗ることにした。

「宇奈月まで普通1枚ください」
「えっ、2枚?」
「いえ、1枚です」
 おばさんのソロ登山は珍しいので、よく聞きなおされる。

 トロッコには、普通車両と特別車両、リラックス車両がある。 普通車両は窓のない吹きっさらしだが、他は通常の電車と同じく、車体があって、窓やドアがある。
 せっかくトロッコに乗るんだから、トロッコらしい車体がいいよねえ。そう思ったのだった。天気もいいし…

 しかし、これが大きな間違いだった。

 寒い!ものすご~~く寒いのだ!

 おじさんと夏に来たときは、普通のトロッコ列車は、涼しくて快適だった。
「これなら高い金出して特別車両やリラックス車両に乗ることないねえ」
 と言いあったのだが、気温を考えて選ぶべきだったと大いに思った。宇奈月までの1時間20分は、着られるものをすべて着て、早く宇奈月に着くようにと願ったのであった。

 宇奈月では、駅にある宇奈月温泉の歴史を紹介した展示を見たり、残っていたパンを食べながら過ごした。
 しかし、後で気づいたのだが、ここ、宇奈月には無料で入れる〇〇館というのがたくさんあった。それに無料の足湯も…

 う~ん、失敗した。もっと調べるべきだった。
 
 宇奈月、無料で入れるナントカ館がたくさんある、太っ腹な観光地…また来るからその時はよろしく…

 トロッコ列車の宇奈月駅から、電鉄富山の宇奈月温泉駅には徒歩5分くらい。ここから新黒部まで行って、新幹線はくたかに乗り、金沢で北陸本線・特急しらさぎに乗り換えて、いよいよ敦賀に到着する。
 着くのは5時過ぎなので、観光は翌日になるだろう。着いてすぐの宿は駅のそば。でも、温泉にも入りたい。次の日は温泉宿がいい。ということで、敦賀には2泊することにした。



 さて、このオバさんは、敦賀でどんな行動をするのでしょう?





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 吹きっさらしのトロッコ列車。一両に一組ずつ案内してくれるサービスの良さ。くうみんは一人で1車両独占。さすが観光列車

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 トロッコ列車の先頭車両。台湾の阿里山鉄道と姉妹提携しているそうだ。阿里山鉄道にも、おじさんと乗ったな

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 宇奈月駅には釜飯の自販機がある。結構売れているようだ

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 釜飯のメニュー

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 レトロな電鉄富山の駅舎。

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 しかし、新黒部駅は新幹線の黒部宇奈月温泉駅があるので、見栄を張って新しい駅舎にしたようだ。でも、レトロなままの方が良かったんでないかい

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 地元出身歌手のテープやレコード。ご自由にお取りくださいって言われても、再生するプレイヤーがありませんがな
 
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日が暮れていく…
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テーマ : 一人旅
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オバさんは山を下りる

 この朝も誰かのスマホの目覚ましで目が覚めた。5時だ。
 すぐに顔を洗って、出かける準備をして、弁当を食べる。う~んやっぱりちゃんとした朝ごはんにすべきだったかなあ、でも、早く立たないと、敦賀に着くのが遅くなるし…
 この山小屋は、電気は自家発電だろうに、必要なところには一晩中、電気をつけてくれるのがありがたい。昨日は手探りの洗面や食事も、電気のおかげで不自由ないし、スマホの充電もできる。
 この山小屋、阿曽原温泉小屋は、どうしても泊まりたい要所にあるので、いつもお客さんでいっぱいだ。今回も多少の制限はしたんだろうけど、そんなに変わらない。

 さらば、阿曽原温泉小屋。また来たい。

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 阿曽原温泉小屋 お世話になりました

 そしてくうみんは、みんなが朝食を食べる頃の6時に、山小屋を後にした。
 はじめはのぼりが延々と続き、登り切ったら水平な道が続く。

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 山の上から太陽が差し込んでいく

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 横に細く伸びる線が登山道

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 いい天気

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志合谷のトンネル。中は真っ暗

 おじさんと初めて来たときは、真っ暗なんて知らなくて、ライターを時々つけながら、手探りで通った。よくできたなあ。

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 志合谷トンネルの唯一の窓というか、明り取りというか

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 横筋は道だけど、縦筋は何だろう?大昔の地震でできた地殻のずれ?

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 冬が近いぞっと

 途中、二人の男性登山者と後になり先になりしていたが、そのうちの一人が、道の片隅に腰かけて休んでいた。
「ずいぶん歩きましたねえ」
「そうですね、あと2時間くらいでしょうかね」
 くうみんが答えると、その男性は目を丸くした。
「2時間?!2時間もかかりますか?!10時43分のトロッコに載ろうと思うんですが」
 その時間まで、1時間40分ほどある。
「はあ、ひょっとして山小屋の主人に4時間とかって聞きました?あの人は慣れているからそのくらいで行けるんでしょうけど、ガイドブックには5時間って書いてありますよ。今から急げば間に合うんじゃないですか」
 本当は5時間15分と書いてある。くうみんも以前、「4時間くらい」と聞いたことがある。山小屋の人の言う時間は自分を基準にしている。一般人には、相当早い人でも無理な時間。
「そうですか、じゃ、急がないと」
 その男性はあたふたと出発した。

 くうみんは平らな道なら速いのだが、バランスのとり方が悪いのか、足が短いせいか、下り坂では途端に遅くなる。ただの下りじゃなくて、足場の悪い下りなので、転びそうで怖い。
 現に2回、すっころんだ。

 下りを1時間近く歩いて、ようやく欅平駅に着いた。
あの男性も、トロッコ列車の時間に間に合っただろう。ちょっとだけいいことをした気分。

 ようやっと難所が終わった。これで転ぶこともないだろう。
 歩行距離11.05キロ。歩行時間4時間47分。一億歳のバアさんにしては、まあまあのタイムじゃないか。

 このオバさんはこれからトロッコ列車に乗るのですが、何のトラブルもなくトロッコに乗れたのでしょうか?


 




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山小屋の夜は更けて 山小屋の主の話とDVD

 阿曽原温泉小屋は、温泉がある。山小屋から10分ほど下ったところに、湯船があって、すのこが置いてある。そこらへんで適当に脱いで、湯に浸かる。もちろん男女入れ替え制。
 しかし、方位を気にしているくうみんは、温泉には浸からない。何でも、凶方位の温泉はNGだとか。持ってきたタオルを濡らして、体や頭を拭いた。結構さっぱりする。

 夕食は6時からで、宿に着いた順に2回に分けて食事をする。くうみんは第一弾。
 以前は普通の山小屋定食(ご飯と味噌汁、メンチカツとキャベツの千切り、ゼンマイの煮物など)だったが、いつからか、カレーライスになった。主が話を始めた。
「このカレーは特製じゃ。豚肉はブランド豚で、ルーも手作り。それに米は富山のコシヒカリの新米じゃ」
「新米…」
 新米と聞いた途端に、みんなの食べるスピードが上がったように思った。日本人だねえ。
「お代わり自由じゃ。しかし、昨日はみんながお代わりして、ご飯がなくなって、従業員用のごはんを使ったんじゃ」
 若い男性からお代わりをしていく。くうみんも負けずにお代わりをしに行く。若い頃なら大盛りを頼んだだろうが、もう年なので小盛を頼んだ。

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 一杯目も結構大盛り。しかし、おいしいし、朝からろくなものを食べていないこともあって食が進む

 朝は冷えた弁当、昼はランチパックや、ソイジョイ、プロテインバーのような行動食。ハムとチーズのランチパックが輝いて見えた。慣れない頃は、昼も弁当を頼んだが、冷え切っておいしくないし、高いので不経済。

 7時10分より、DVDの時間。
 昭和20年代に、黒部ダムの開発が始まったのだが、困難の連続で、熱い湯の噴き出る中を水を放水しながら工事を進めた話や、わざとらしい演出のある探検記が放映された。テントにもみじが張り付く場面では、
「あの、モミジの動きがわざとらしいこと!」
 キャンプファイヤーの周りをもみじの枝を持って踊る若者たちの場面に、
「あんなん、わしゃ~見たことないで」
 主は合の手を入れる。

 関西電力が発電所を作るのには、登山道を作ってくれるというのが条件だったということだ。だから、丸太を渡しただけのだから危険な道を、崖をコの字型に削って通りやすくしたり(それでも怖いが)、建物の中を通らせてくれたりしているそうだ。

 道というのは、国や県が整備することになっているが、山小屋付近では、行政がやってくれるのを待っているといつになるかわからないので、山小屋側で整備することになる。
 こんなのっておかしくないか?という問題がある。この問題をNHKが取り上げてくれて、テレビに出たこともある。またその問題で出演するらしい。
「こんな問題があると、機会があったら、友達にでも話しといてくれ」

 山小屋の賄いは、従業員用の食事があるようで、主はそのおかずの揚げ物をポリポリ食べながら、話していた。

 この山小屋には何回か泊ったのだが、DVDや、このような話は初めてだった。おととし来たときは、富山の年配の男性二人と、その人たちよりちょっと若い女性の3人組と会って、酒をおごってもらったのは覚えているのに、はて?

 明日の行程は5時間、約11キロ。6時には出よう。そして11時43分の電車に乗って、本当の目的地である、敦賀に夕方の5時頃に着くようにしないと。

 朝食は6時からだというので、朝は弁当にしてもらった。すると、一泊2食付き1万1千円のところ、1万800円になった。一瞬得した気分になったが、弁当はかなりおかずが貧弱だった。

 さて、このオバさんは、本当の目的地である敦賀に、無事、何事もなく、着くのでしょうか?


 




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二日目はメインの行程

 同室の人のスマホが目覚ましの音を立てている。
「何時?」
「5時」

 まだ電気がつかないので、手探り状態で顔を洗いに行く。他の人がスマホの明かりで顔を洗っている。その横の水道を使っていると、人の光で結構手元が見えた。
 ごそごそ支度をしているうちに、ヘッドライトがあることに気づき、頭につけて朝食を食べた。
 スマホの光よりも、ヘッドタイトの方が便利だ。スマホの光で十分かと思ったが、やっぱりヘッドライトは必要だな。

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 昨夜手渡された朝弁当

 食事を終えて、最後の身支度をしていると、同室の無口な彼女が先に出て行った。
「お先に」
 次の山小屋は同じだから、また会うことになるだろう。
 部屋を出て、ロビーに行くとマイペースな方の彼女が朝食を摂っていた。目で合図したけど、わかったかな。

 今日は10時間くらい歩く予定だ。6時。もう薄明るい。登山靴を履いていたら、電気が付いた。
「なんだよ、明るくなってから電気がついたよ」
 近くの年配の男性が苦笑いした。

 黒部湖の周りの山道を通り、またトンネルの中を歩く。途中、若い男性の二人組と一緒になる。
「こっちでいいんですよね」
「はい、そうです」
 若い男というのは、普段オバさんには見向きもしないくせに、頼りたいときだけ、寄ってくる。

 トンネルを抜けて、山道を歩いていると、最後のトイレがあった。
「あった!最後のトイレ!私寄っていく。この道を行けば大丈夫だから、どうぞお先に」
「ありがとうございました」
 彼らは、若干不安そうな顔をしながら先に行った。
 トイレに先客がいたけど、こういう時は恥も外聞もなく、しなければならぬ。10時間トイレに行けないのだから。

 以前来たときは、かなり最初のうちに岩の上ですってんころりんして、ひどい目に遭った。山の中では、何とかしなければという意識が働いて、何とか動けるのだが、平地に着くと体が言うことを聞かなくなった。
 家に帰ってから医者に行くと、「尾てい骨打撲による捻挫」という診断が出ていた。

 もう同じ轍は踏むもんか!!

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 朝の黒部湖。観光客の姿はない

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 わ~、きれいだな~

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 ここから先が本格的な登山道

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 水の流れているところを歩くこともある

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 高山のなでしこです

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 こんな道、怖いよ~

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 関西電力の施設が見えてきた!!

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 だんだん近づいてくる

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 つり橋の平気な人と、不得意な人がいるが、どうも男の方がつり橋は苦手な人が多いようだ。おじさんはこの程度のつり橋を渡るのに10分くらいかかったが、おじさんだけでなく、男はどうもこういったつり橋や丸太の道は、恐る恐る歩く。
 くうみんはこういうのは大丈夫なのだが、下りが苦手。

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 仙人谷ダム

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 毎度お邪魔します

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 関西電力の通路を使わせていただく

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 ここを業務用のトロッコが走るそうだ

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 どひゃ~!!

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 ハチにも注意!

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 閂をかけないとクマが侵入します、だって!虫じゃなくてクマですよ、皆さん!

 関西電力の建物を過ぎると、上り坂になる。この坂を上り切ったら、水平な道を1時間ほど歩き、阿曽原温泉小屋へ通じる下り坂に行きつく。

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 きれいな実

 朝6時に出発して、阿曽原温泉小屋に着いたのは、3時30分。9時間30分のタイムならいいんでないかい?

 走行記録アプリTATTAによると、グロスタイム9時間30分34秒、歩行距離24.74キロ、消費カロリー1269キロカロリーとのことだが、もっと消費していると思う。

 もうヘロヘロになって、山小屋の受付をした。
「3番の部屋ね」
 山小屋の主人の説明を聞いて、割り当てられた部屋に向かった。
 
 やっと山小屋に着いたこのオバさんは、山小屋でどんな時間を過ごすのでしょう?



  



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一日目はほぼ現地に移動するだけ

 某駅から「特急あづさ」に乗ることになった。駅ホームに特急券の販売機がある。それを使って特急券を買うのだが、オバさんというのはこんなものが苦手だ。
 近くにいたオバ二人組と、ああでもない、こうでもないと試行錯誤の末、買うことができた。オヤジが後ろで待っていたので、待たせては気の毒と思い、くうみんの順番を譲ったのだが、このオヤジもよくわからないようで、戸惑っていた。


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 曇り空に薄く透けて見える太陽。明日の天気は大丈夫だろうか?

 無事特急券を買い、立山アルペンルートの玄関口、信濃大町を経由して、扇沢に着いた。扇沢にバスが付く予定時刻は15時ちょうどで、電気バスが発車するのが同じく15時と、なんて間が悪いんだと思ったが、扇沢にバスが到着したのは14時50分ごろだったので、15時発の電気バスに乗ることができた。

 15時16分、黒部ダム駅着。ここから歩いてロッジくろよんに向かう。

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 薄暗いトンネル内を歩く

 前を、女性が歩いていたので、この人も同じ宿に泊まるのかと思ったが、もっと上に行くらしく、ケーブルカーの乗り場に向かっていた。一人暗くなった山道を歩いていくのはいささか心細い。

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 山の上はもう冬

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 黒部湖の遊覧船。乗ったことはない

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 ここにも雪が降ったらしい

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 黒部湖駅から約40分ほど歩くと、今宵の宿ロッジくろよんに到着した。

 ここにはおじさんと泊まったことが2回ある。一回は今日と同じように「下の廊下(しものろうか)」に行く時の足掛かりとして泊まった。もう一回は、くうみんが山中で足を痛めて、予定通りの行動ができなくなった時だ。エスケープルートを下ってここにたどり着いた。

 その時も、「電気バスに間に合ったら、温泉宿に泊まろう」など、夢を描いていたのだが、間に合わず、この、ロッジくろよんのお世話になった。
 もう夕方7時になっていて、お風呂の時間は過ぎていたが、お風呂に浸からせてくれて、夕飯も出してくれた。ビールもたらふく飲んだ。非常にありがたかった。
「遅くにありがとうございます」
 というと、
「先日は10時に来た人もいましたよ」
 とここのご主人が答えた。
 昔から「お助け茶屋」とか聞くが、ここも「お助け宿」なのであった。 

 女子3人の相部屋になった。ふ~ん、今回はソロが3人もいるのか。
 女子のソロは少ないが、これから時代の変化で次第に多くなっていくだろう。

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 廊下やロビーは暖かいが、部屋には暖房がなく寒い。なので、なるべくロビーで過ごした。

 同室の2名は、女子にしてはあまりしゃべらない人と、大変マイペースな人だった。くうみんも似たようなもの。

 なぜ一人で来るのかと言えば、周りに登山をする人がいないから。それに、高尾山くらいなら気軽に誘えるけど、本格的な登山では、万一事故でもあるとヘタすればケガだけでは済まないこともある。だから誘えない。
 そんな所か。
 
 風呂は16時から20時までとホームページにあるが、17時から19時だったように記憶している。沸かし湯だが、冷えた体に熱い湯が染み渡る。
 食事は6時からで、朝食は7時からだが、早く出発する登山者には、前日に朝の弁当を渡される。

 明日は5時起きで、6時には出発しよう。くうみんはいつも遅くまで寝ていて(と言っても6時くらい)、宿を出るのは最後のことが多い。もう、それは卒業しなくては。







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