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最近こんなことがありました

 野生児くうみんは、その日も山の中を走っていたのだった。途中で年配の男性に声を掛けられた。
「こんにちは」
 見たことのない人だった。
「こんにちは」
 一応返事をして、そのままいつものコースをひた走った。

 とりあえず一休みするのは、仏像の安置されている祠だ。ここでいつも「新型コロナが早く収束しますように」と、お祈りすることにしている。そのうちに、先ほどの男性が追い付いて来た。
 歳の頃なら70代か。ストックを持っているとはいえ、歳の割には速い。
 ストックは山岳用のもので、スキーのストックのように2本ある。それを両手に持って進むと、歩くスピードが大変速くなる。

 立ち話をしたのだが、ここにはよく来るらしい。何でも走友会の重鎮だそうだ。そこは、以前調べたのだが、かなりハイレベルな走友会だった。その練習メニューはくうみんには、ついて行けそうになかった。

 走友会では、くうみんくらいの年齢では、後進の指導に当たるものらしい。後進の指導…くうみんには無理だ。
「そこでがむしゃらに走れ!根性だ!!」
 それしか言えない。

「あら~、その走友会って、レベルがすごく高いんですよね。ご主人も相当なレベルでしょうね」
 
「あはは、若い頃はね。H市の代表だったこともありますよ。走友会の練習は、人それぞれのレベルがありますからね、大丈夫ですよ。それより、今度会ったら、ここら辺のコース地図をお渡ししますよ」
「ありがとうございます」
 その走友会では、サブスリー(フルマラソン3時間以内)がゴロゴロしていると言う。サブフォーで尊敬されている今までのクラブとえらい違いや!!そしてこの方も、かつてはH市の代表!走友会の重鎮!きっと人望もあるんだろうなあ。素敵~!憧れる~!

 その2、3日後に、またその男性と山の中で会った。
「地図、お持ちしましたよ」
「ありがとうございます」
 案内の出ていない枝道もあって、ここに行くとどこに出るんだろう?なんてこともあったので、その地図はうれしい。
「今度、トレイルランがあるんですよ。参加しませんか?」
「いいですね、久々に参加したいです。今まで体を壊して余り練習ができなかったんですけど、若干持ち直していたところなもんで」
「連絡先を交換しましょう」

 その後、トレイルランにも参加申し込みをした。
 いいご縁をいただいたわ。私も走友会に入ろう。今のスポーツジムで若い者の邪魔をするよりも、ジイさんバアさんで群れた方がいいかも。
 そんなふうに思ってしばらくはルンルン気分だった。

 しかし世の中はそんなに甘くはないのだった…




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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

目医者さんに行って来ました

 皆様、ご心配をおかけしました。目医者さんに行って来ました。結論から言うと単なる老化だそうです。

 実は、医者嫌いなので、バックレようと思ったのですが、フィットネスクラブの風呂を終えてパウダールームで鏡に向かっていたら、どうも「目の中のハエ」がはっきりくっきり見えるようになった気がしたのです。
「こりゃ~、目医者に行って調べた方がいい」
 目が見えなくなったら、不自由この上ない。高齢者施設のお世話になるしかならなくなるかも…ちょっと心配になってしまいました。

 結果は冒頭に記した通りです。何もなくてよかった。しかし、網膜剥離などがないか調べるため、瞳孔を開く目薬を差しました。帰りはやけに目の前が真っ白です。
 ランニングもこのままではまずいと、サングラスをかけて走りました。帽子、サングラス、マスクと言う、あまりにも怪しい姿ですが、コロナや花粉の時節柄か、そんなに人目に付かなかったように思います。
 
 なんですか、4、5時間で薬の効果はなくなると言いますが、6時間ほど経った今でもまだ薬が効いているような気がします。歳のせいで代謝が悪いのかも知れません。

 今、慣れないことに出くわして、心に動揺が走っています。
 2、3日うちに皆様に報告することになるかも知れないし、忘れてしまうかも知れません。どっちにしてもどうでもいい報告です。
 






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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

国民健康保険給付係 思い出す市民の皆さん 国保離脱の手続きをしないと…

 その日も日曜日だった。いつものようにカウンターの内側で市民の方をお待ち申し上げていた時のこと。
 30代と思われる小太りでメガネをかけた男性が、電話機を抱えて現れた。
 つかつかとカウンターに近づくと、いきなりその電話機をカウンターにたたきつけた。
「○×□▽!!」
 何やら怒りの言葉を吐いた。

 怒りながらの説明を聞くと、こうだった。

 市役所からの留守電が入っているが、何を言っているのかわからない。どこの部署からかも言わないので、どこに問い合わせていいのかもわからない。連絡する部署と用件くらい言え!!

 この人の言うことはもっともなことだ。
 ここに来る前に市民課に行ったそうだが、そこで「これは健康保険の係ですね」と言われて、ここに来たらしい。

「まず、この録音を聞いてみよう」
 正職員のHさんに言われて、その場にいる者皆、直立不動になって録音を聞いた。
「国保税係のMです。また電話します」

「Mさん…」
 こちらはわかっているので聞き取れるが、何もわからない人が聞いたら、聞き取れないかも知れない。
 Mさんの仕事は国保税を支払わない人の督促。ってことは、この人も国保税滞納か?
「いや、国保はもうやめたよ。今は就職した会社の組合健保だもの」
「そうでしたか。しかし、国保離脱の手続きがしていなかったんで、督促が行ってしまったようです。Mの仕事は、督促ですから、用件を言ったら、ご家族がびっくりしてしまうかも知れません。ですので、督促のときは言わないようにしているらしいですよ」

 この場で国保離脱の手続きを行った。こちらの説明でこの男性も、気持ちを納めたらしい。

 督促の場合は、用件は言わない。まあ、仕方ないか。

 国保加入の手続きは、皆さん必要なことだから忘れずにするけれど、離脱の手続きは忘れてしまう場合が結構あるらしい。しなくてもいいと思っている人もいるようだ。

 保険料を自動振り替えにしている人が、会社の組合健保に移ったのに手続きをせずにそのまま払い続け、引っ越すことになってやっと国保に入りっぱなしであることに気付いたケースもある。
 この人は、市民課の人に
「国保に入っていますね?」
 と、指摘され、初めて気づいたのだった。
 3年くらい国保税払いっぱなし…その分は全額払い戻すことになるんだけど、ま~、ありがたいと言うか、のどかと言うか。

 就職が決まって組合健保になった方、国保離脱の手続きを忘れずにしてくださいね!!







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テーマ : みんなに知ってもらいたい
ジャンル : 日記

健康保険給付係 思い出す市民の皆さん 大人の階段のぼるくうみん

 その人は日曜日にやってきた。なにをしに来たかは覚えていない。だっていきなり怒鳴られて、他の人に替わってもらったんだもの。

 日曜日要員としてパートに出たくうみん。日曜日は、すべての課が開庁している訳ではなく、くうみんの所属する国保年金課や、市民課など、市民の皆さんが必要であろう部署だけが開庁している。なので、いつものフロアとは違う所で仕事をすることになる。

 いつものようにカウンターの中で待機していると一人の中年男性が、やってきた。
「おはようございます」
「国民健康保険の扶養の範囲はどうなっているのかね?」
「はい、国民健康保険には扶養と言う考えはないんです」

 いつもなら、ここで、
「え、どうして?」
 と言う突込みがあるはずだった。
「扶養と言うのは、一人の方が支払ったお金だけで、入いれると言うことですよね?でも、国民健康保険では、たとえ赤ちゃんでも均等割りはお支払いいただくんです。そういう意味で、扶養と言う考えはないと」
 そう説明するはずだった。

 しかし、
「ふ…」
 と、説明しようとしたら、

「家族なのになんで扶養で入れないんだ!バカなことを言うな!!」
 いきなり怒鳴られてしまった。
「はい、あの、しかしですね」
 しどろもどろになりながら、説明をしようとしたが、くうみんはあることに気が付いてしまった。

 ズボンのチャックが開いている!!

「あの~、お客様~」

 そのことも注意したものか、迷っていると、男性はまたもや大きな声をあげた。

「あんたじゃ話にならない!上を呼んで来い!」
「え~、そうじゃなくて…」
「いいから早く!!」
「は、はい」
 
 どひゃ~!!上と言っても今日は日曜日だから全員が出ていると言う訳ではない。課長も係長も今日は休みだ。ヒラだが、正職員の若い男性に来てもらった。
「お願いします。国保の扶養の範囲を説明して欲しいと」

 その男性職員は若いが、物静かで知的な雰囲気のする人なので「男クールビューティー」と言われていた。
 男性もこの人の言うことならば信用するだろう。どのように説明したのかはわからないが、何やら納得したような顔で去って行った。
 見たところ、何の手続きもしていない。聞きに来ただけかもしれない。

 そして、出ていくところをチェックしたら、やはりズボンのチャックは開いたままだった。
 この男、クールビューティーも、かの男性にご注意申し上げなかったのだ。

 見えないはずはないのに…

 ああいった場合、ベターなのは女性ではなく、男性が注意すること。ご注意申し上げるのが親切だと思うが、男クールビューティーが何も言わなかったのは、彼もやはり腹にイチモツあったからか?

 そして、くうみんとしては、どうするのが最善だったのだろうか?

 このことをフィットネスクラブのオバ仲間に問うた。
「それでよかったのよ。もし言ってしまったら大変よ」

 腹立たしいこの女職員め、お前なんかに注意されてたまるものか。これはマイブームなのだ!!チャックを開けるファッションなんだ!!古い奴だな!

「そういうことになると思うわ」

 そうか、これで良かったのか。

 人との付き合いにおいて、正直ばかりがいい事じゃない。
 男クールビューティー氏も、腹にイチモツあった訳ではなかった。若いのに大人だな。

 一つ大人の階段をのぼった気分のくうみんであった。







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テーマ : 忘れられない
ジャンル : 日記

視界の中のハエ

 数日前、掃除をした後にそのことに気付いた。
 視界の中にハエがいる。窓を開けた時にでも入ったのだろうか?網戸をすればよかった。でも、掃除は窓を開け放ってしたいし…

 そのハエは、目を動かすと、それに伴ってすっと位置を替える。それなのに止まった姿を見ることはない。2、3日経って気が付いた。

 これは飛蚊症と言う奴?!

 それまでもこの症状がなかった訳ではない。なんとなく小さな黒点が上に下に見えることは以前からあった。しかし、今回その黒点が一回り大きくなったらしい。
 症状があるのは、右目だけで、左にはないようだ。

 どっひゃ~!!老化が進んだってか!!

 思えばいろいろなところに老化は、徐々に、確実に進んでいる。体力の低下はもとより、歯も歯茎がやせ衰え、冷たいものがしみる。歯磨きも、ブラシだけでなくフロスを使って、以前は使わなかった歯茎を活性化させると言うデンタルリンスも使うようにして、歯の保存にいそしんでいる。
 手の指もへバーデン結節と言う、老化が原因の変形がひどい。

 その他言ったらきりがないほどの老化のオンパレード。

 しかし、老化は考えてみれば自然なこと。誰もが受け入れなければならない自然の摂理だ。

 若い頃は、自分がシニアと言われる年代になるなんて、ピンと来なかった。
 あの人、なんであんなにしわだらけなの?シミだってすごい。普段から手入れしていればあんなことにはならないだろうに。

 そんなふうに考えていたけど、今のくうみんは、その頃見ていた「シニア」そのものだ。
 
 見た目だけではない。目も歯も、体全体が老化している。死に向かっている。

 死に向かうのは怖くない。だっておじさんに会えるもの。でも、老化は恐ろしい。だんだん不自由になって行く体。

 何とかならないものかと、じたばたするが、どうにもならない。







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テーマ : シニア(60歳以上)の日々
ジャンル : 日記

国民健康保険給付係 思い出す市民の皆さん その三 免許不携帯のじいさん

 そのじいさんは、確か健康保険証を新しく作る手続きに来たのだと思う。
 記入すべきところに記入し、あとは身分を証明する写真付きのものを見せてくれれば、その場で交付される。なければ郵送される。

「写真付きの身分証明証はありますか?例えば運転免許ですとか、パスポートのようなものですね」
 じいさんは、
「今、手元にはないけど、車の中に置いてある。持って来て、また戻るのも面倒なので、車までついてきて欲しい」
「そうですか、わかりました」

 くうみんはじいさんの後についていった。じいさんは一台の車のドアを開けると、カバンの中から何か、紙を出した。
「これ」
 それは免許証のコピーだった。
「あの~、本物は?」
「本物は家にある!」
 これでもこのじいさんの身分はわかるが、その前にこれって免許不携帯…

「あの、お客様~、これでこちらの証明にはなりますが、あの、免許を持たずに運転すると、おまわりさんに捕まってしまうんじゃないですか?」

 するとじいさんは、悪びれることなく、言うのだった。
「だってね、いつも持ち歩いていたんだけど、そうしたら詐欺で騙し取られそうになったんだよ。それからコピーを持ち歩くようになったんだ」
「しかし、これではおまわりさんに、しょっ引かれる…」
「保険証の手続きはこれでいいだろう?」
「はあ、これでいいですが、でも運転するときは免許証がなければ、おまわりさんに…」
「はい、手続きは終わったんだから、もう行くから」
「はい、こちらは終わりますが、免許は…」

 くうみんはなおも食い下がろうとしたが、じいさんはめんどくさそうな顔をして車を出した。

 これって免許不携帯というのよね。あのじいさんが、今後、安全運転で何事もなければ、このまま行ってしまうのだろうが、何かあって、免許証の提示を求められたら、どうなるんだろう?

 あのじいさんは、「自分は何も悪くない!」と思っているようだ。

 免許証をだまし取られそうになったから、自己防衛のために本物は家に置いてある。だからここに免許証のコピーがある。これでいいだろう!っておまわりさんにも、言うつもりなのか?

 これって、立派な道交法違反になるはずだよね?

 その後どうなったか、くうみんには知る由もない。 
 






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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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