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久々の高尾山では、花の名前を教わって来た そして帰宅後は気になる鳥と、開放花

 外出自粛は解除された。しかし、日常の買い物くらいは抵抗なくできるものの、家にいるのが日常になると、支度をして、どこかに行くのは、結構面倒なことだ。

 高尾山。行ってみたいな~、と思いつつ、
「天気が…」
「混んでいそう」
 など理由をくっつけて行かなかったが、今頃はセッコクの季節だと気付き、重い腰を上げた。

 神奈川に越してからは、千葉に住んでいた時よりも、高尾山に行くには1時間以上も時間短縮される。帰りにはおじさんの墓参りにも行ける。
 くうみんはリュックに必要なものを放り込み、セブンでおにぎりとパンを買って、高尾山に向かった。

 高尾山はかなり空いていた。
 平日と言うこともあるだろうが、やはり皆さん、新型コロナで用心しているのと、動くのが面倒になってしまったのであろう。

 セッコクが咲いているのは6号路。セッコクは、ランの一種で、杉の木に間借りして生えている。
 ここだったかな、違うな、など、上を向いてきょろきょろしていると、前の方に団体さんがいた。皆、一様に上を向いている。その視線の先にはセッコクが。

セッコクラン
 セッコクに会えた幸せ

 しばらく歩くと、一人の男性が花の写真を撮っている。
「その花、珍しいんですか?」
「いえ、これは珍しくありませんが、さっき、ホシガタイナモリソウを見つけたんですよ」
「へえ、詳しいんですね」

 くうみんはその男性に付いて行って、花の名前を教えてもらった。

サイハイラン
 サイハイラン。ランの一種です

イナモリソウ
 これは普通のイナモリソウ。ホシガタイナモリソウの方が希少だそう

 次の休憩所で男性と別れた。年配の女性が、2、3人、何かを見ている。
「何かあるんですか?」
 またもやくうみんは、頭を突っ込んだ。
「ウメガサソウが咲いていますよ」

ウメガサソウ
 小さ過ぎてよくわからないウメガサソウ

 頂上の地図には、通行禁止の箇所があるとの説明が。

頂上の地図 説明書き

 いつも通る日影沢林道が通行禁止になっている。それじゃ、どうしよう?路線変更か?くうみんはインフォメーションセンターに向かった。
 そこにはマスクをかけたお姉さんがいた。
「日影沢林道が通行禁止になっているけど、そうすると、城山からは相模湖の方に行くしかないんですか?」
「日影沢林道は、こちらでも山道としてご案内していますが、管理者としては通って欲しくないようです。車は通れませんが、足場の悪い所はあるものの、人が歩く分には歩けます。行けるとも、行かないとも、こちらとしては、何とも歯切れの悪いご説明しかできません。申し訳ありません」
「そうですか、まあ、自己責任みたいなものですかね」

 くうみんが、このいつもの道を行ったかどうか、これは伏せておくことにする。

 いつも昼食を摂る一丁平へ。
 暑い日で、もう汗だくだ。日陰のベンチに座って、まず、汗を拭いて手を洗った。コロナに気を付けなくちゃ。

 持って来たお茶を飲み、おにぎりを取り出すと、どこからか、唸るような声が聞こえてきた。
「フ~~、フ~~…」
 なんだろうと周りを見渡すと、一匹の猫がこちらに向かってうなっている。それは、「ご飯ちょうだい♡」なんてかわいいものではなく、「食い物を寄こせ!!」と言っているようだった。

寄こせ!!
 この顔で睨む

 仕方ないので、おにぎりについているノリをやった。それはすぐ食べてしまい、またこっちをにらんで唸っている。近くにも人がいるのに、なんでここにくるのか?あっちのオバ二人組の方が食糧を、たくさん持っているではないか?
 オバの方も意識して、「猫が食べ物を欲しがっているわ」など話をしている。

 おにぎりの具の部分をちぎって投げた。ツナマヨおにぎりで良かったな。梅干しだったら、どうなっているか。
 それだけでは足りない顔をしているので、パンも少し投げ、ポリ袋に残った具を舐めさせた。

食べる猫
 ハミハミ…

顔を洗う猫
 まあ、こんなもんかな。食事を終えて顔を洗う猫

どこを舐めているのか

ちょっと一服
 今日はこのくらいにしといちゃる!!

 食事を終えたくうみんは、また山道を歩き始めた。

アヤメ
 こんな所にアヤメが

キイチゴ
 キイチゴ
マタタビ
 マタタビ 猫が大好き

蛾です
 蛾です

またまたウリノキ
 ウリノキ

 山道を過ぎ、車の走る一般道に出た。
 去年、道路を歩いていると、オープンカーに乗った年配男性に、「乗らないか?」と声をかけられた。
 その時は断ってしまったが、せっかくの厚意を断ってしまい、かえって悪かったかな~、など思った。でも、そんなことは二度はあるまい…と思っていいたが、その時。

「お~い、乗らないか~」
 振り向くと車に乗ったじっちゃんがこっちを見ている。
「え~っと、すみません、途中に落ちている梅の実を拾いたいという下心があるんですが…」
「じゃ、乗らないの?」
「いえ、途中の公園までお願いします」

 くうみんは車に乗った。車種は違うものの、このじっちゃんに違いないと思う。
 聞くと、よくこうして山から帰る人を乗せているらしい。一日一善。

 目的の公園に着き、くうみんは、「助かりました」とお礼を言って、車から降りた。
 しかし、去年はあんなにたくさん落ちていた梅の実が、一つも落ちていなかった。今年は、なり年ではないのか?
 そこでは何も拾わずに前に進んだ。落ちている梅もあったが、どれも小さくて数も少ない。梅酒にはできそうもない。
 
道路に落ちた梅
 こんなんばかりじゃ

なんていう名前?
 人のうちに咲いていた花。スモークツリーって言うんですって

 高尾山に来た時のお約束、おじさんの墓参り。花束を買って、備え付けの掃除道具を持っておじさんの墓へ。おじさん家の墓には草はあまり生えていないが、隣の墓がボウボウで、その雑草がこっちの墓にも伸びている。伸びた草を引っこ抜く。
 墓石を雑巾で拭く。鳥がフンなんかしちゃってさ。

 掃除を終えて、おじさん及び先祖の霊に祈りをささげる。

 そしてさよなら。

 家に到着すると、最近ここら辺に住んでいる鳥がいた。
 
この子は誰
 この子、なんていう子か、判ります?ゆけむりさんが詳しいけど、見てくれているかな?

ちょっと変わった鳴き声
 結構美声。鳥の好きな方、誰か知りませんか?

 先日、閉鎖花かも知れないと思っていた名前知らずの花は、開放花でした。

開放花だった!
 よかった~。でも、香りが変わっているの。バナナみたいな香…

添え木をしてまっすぐにしよう
 添え木をして、ややまっすぐにしました。これからは粗末にしないから、毎年開放花をつけてね。

 それにしても、あなたは何ていう子?ブログで呼びかければ、大抵わかるのに、あなただけが分からないのよ。


 




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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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