くうみんが再手術をしなかった訳 そしてその結果
再手術宣告を受けたくうみんは、自分の味方を探すべくセカンドオピニオンを求めに行った。
全摘の再手術宣告から、手術を決めるまで実は3日しかなかった。その間に、知り合いの医者に頼んで、某有名病院の紹介状を書いてもらい、セカンドオピニオンを聞きに行った。
しかし、やはり主治医と同じ意見だった。違うのは、
「あなたが嫌なら手術を拒否すればいい」
という点。
だから、その先生が書いた意見書を持って、3日後の診察に赴いた。そのバカ主治医は、意見書を手に取ることもなく、
「












」
言うことを聞けと叫ぶばかりだった。
「再手術しないなら、俺は主治医を下りる!!責任持てない!」
別に責任持ってくれなくてもいいんだけどなあ…罵詈雑言の嵐の中、くうみんは果敢にも質問をして行った。
Q:手術をしないと再発率はどのくらいか?
A:30%程度になる。手術すれば再発率は3分の一程度になる。
Q:それでは手術をしない場合、10年生存率はどのように違うのか?
A:手術しなければ10年生存率は80%、すれば数パーセント程度向上。
くうみんにはそんなに大きな差には思えなかった。それくらいならしなくてもいいじゃん。
しかし、主治医はやっぱり強硬に「手術しろ~~~!」と大声をあげるのだった。それはまるで大東亜戦争のとき、セントーサ島で、日本の山下大将が敵のパーシバル司令官に迫ったときのようだった。
「YES OR NO!!」
俯いて、苦しい顔のくうみん。
くうみんも、この時は手術を決めかねて先に抗がん剤治療をすることになったのだ。
もう仕方ないのかな…結局サードオピニオンまで受けたのだが、やっぱり手術を勧められた。
「しかし、あなたが嫌なら、拒否すればいい」
他の先生は拒否できる、と言ってくれるけど、あのバカ主治医…
サードオピニオンを受けた慶応大学病院で、付き添いのおじさんが聞いた。
「手術しなければ、主治医を下りると言っているのですが、もしそうなったら、こっちで診てもらえますか?」
「主治医が、そこまで言うんですか?」
先生はかなり驚いていた。
「いいですよ、いつでも来てください」
これで次に行く病院は確保できた。
たいした差じゃないじゃん…おじさんも手術した方がいいのではないかという意見だったが、
「自分で決めろ」
と言ってくれた。
ひどい脈管侵襲があると言われた。その場合、全身に癌細胞が回っている可能性が極めて高いらしい。ならば、局所だけを切り取っても、手遅れじゃん。
それでも手術した方がいいの?手術すべきかなあ?
と、手術することを考えたくうみんに、体の異変が起こった。
手術することを考えると、目のまわりがピクピクした。チックだ。病院に行く時も、チックがひどくなる。自分でコントロールできないその動きは、次第に大きくなっていく。
じゃ、やめようか?そう思うと、チックは静かになって行った。
体が嫌だと言っている。
そんなことはしてはいけない!するんじゃない!体が訴えている。
今思うと、これは天の声、体の奥底からの発信、直感というものだったと思う。
おじさんにも、手術はしないと伝えた。
バカ主治医にもそう伝えると、意外とあっさり承諾した。他の医者に、注意されたんじゃないかね?
「診察室で大声を上げるなんて」
あるいは、
「患者なんて、いざとなったら医者に頼るもの。そのうち向こうから頭を下げてくる」
などと、耳打ちされて、「ドヒヒ」とお下品に笑ったかも知れぬ。
ま~、放射線治療後、結構すぐに治療拒否して、もう何年病院に行っていないかなあ。後遺症対策の漢方薬を貰っていたこともあったけど、それもやめてしまったし。
もうくうみんのことなんて、忘れているだろうけど、もし仮に覚えていたとしたら、「もう死んでいる」と思っているかもな。
実は昨年、市の乳がん検診を受けた。治療後、ひょっとして初めてかも知れない。
もし再発していたら?新しい癌ができていたら?正直どうしようかと思った。再発していたら、じたばたするのもなんだかな。ゆるい治療をするか、放っておくか。
新しいのだったら、また考えなくてはならない。
結果が届いた。
診察 所見1 右異常所見なし 所見2 左異常所見なし
マンモグラフィー 腫瘤所見 異常所見なし
ここまではオッケー。
石灰化所見 所見あり 右乳房、明らかな良性石灰化
「所見あり」にちょっとドキッとした。
その他所見 異常所見なし 総合判定A
石灰化というのはカルシウムが付着していることを言うらしい。癌がこうなったのかな?
これからどうなるかわからないけど、とにかく、バカ医者の言うことより、自分の体に聞いて正解だった。
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全摘の再手術宣告から、手術を決めるまで実は3日しかなかった。その間に、知り合いの医者に頼んで、某有名病院の紹介状を書いてもらい、セカンドオピニオンを聞きに行った。
しかし、やはり主治医と同じ意見だった。違うのは、
「あなたが嫌なら手術を拒否すればいい」
という点。
だから、その先生が書いた意見書を持って、3日後の診察に赴いた。そのバカ主治医は、意見書を手に取ることもなく、
「














言うことを聞けと叫ぶばかりだった。
「再手術しないなら、俺は主治医を下りる!!責任持てない!」
別に責任持ってくれなくてもいいんだけどなあ…罵詈雑言の嵐の中、くうみんは果敢にも質問をして行った。
Q:手術をしないと再発率はどのくらいか?
A:30%程度になる。手術すれば再発率は3分の一程度になる。
Q:それでは手術をしない場合、10年生存率はどのように違うのか?
A:手術しなければ10年生存率は80%、すれば数パーセント程度向上。
くうみんにはそんなに大きな差には思えなかった。それくらいならしなくてもいいじゃん。
しかし、主治医はやっぱり強硬に「手術しろ~~~!」と大声をあげるのだった。それはまるで大東亜戦争のとき、セントーサ島で、日本の山下大将が敵のパーシバル司令官に迫ったときのようだった。
「YES OR NO!!」
俯いて、苦しい顔のくうみん。
くうみんも、この時は手術を決めかねて先に抗がん剤治療をすることになったのだ。
もう仕方ないのかな…結局サードオピニオンまで受けたのだが、やっぱり手術を勧められた。
「しかし、あなたが嫌なら、拒否すればいい」
他の先生は拒否できる、と言ってくれるけど、あのバカ主治医…
サードオピニオンを受けた慶応大学病院で、付き添いのおじさんが聞いた。
「手術しなければ、主治医を下りると言っているのですが、もしそうなったら、こっちで診てもらえますか?」
「主治医が、そこまで言うんですか?」
先生はかなり驚いていた。
「いいですよ、いつでも来てください」
これで次に行く病院は確保できた。
たいした差じゃないじゃん…おじさんも手術した方がいいのではないかという意見だったが、
「自分で決めろ」
と言ってくれた。
ひどい脈管侵襲があると言われた。その場合、全身に癌細胞が回っている可能性が極めて高いらしい。ならば、局所だけを切り取っても、手遅れじゃん。
それでも手術した方がいいの?手術すべきかなあ?
と、手術することを考えたくうみんに、体の異変が起こった。
手術することを考えると、目のまわりがピクピクした。チックだ。病院に行く時も、チックがひどくなる。自分でコントロールできないその動きは、次第に大きくなっていく。
じゃ、やめようか?そう思うと、チックは静かになって行った。
体が嫌だと言っている。
そんなことはしてはいけない!するんじゃない!体が訴えている。
今思うと、これは天の声、体の奥底からの発信、直感というものだったと思う。
おじさんにも、手術はしないと伝えた。
バカ主治医にもそう伝えると、意外とあっさり承諾した。他の医者に、注意されたんじゃないかね?
「診察室で大声を上げるなんて」
あるいは、
「患者なんて、いざとなったら医者に頼るもの。そのうち向こうから頭を下げてくる」
などと、耳打ちされて、「ドヒヒ」とお下品に笑ったかも知れぬ。
ま~、放射線治療後、結構すぐに治療拒否して、もう何年病院に行っていないかなあ。後遺症対策の漢方薬を貰っていたこともあったけど、それもやめてしまったし。
もうくうみんのことなんて、忘れているだろうけど、もし仮に覚えていたとしたら、「もう死んでいる」と思っているかもな。
実は昨年、市の乳がん検診を受けた。治療後、ひょっとして初めてかも知れない。
もし再発していたら?新しい癌ができていたら?正直どうしようかと思った。再発していたら、じたばたするのもなんだかな。ゆるい治療をするか、放っておくか。
新しいのだったら、また考えなくてはならない。
結果が届いた。
診察 所見1 右異常所見なし 所見2 左異常所見なし
マンモグラフィー 腫瘤所見 異常所見なし
ここまではオッケー。
石灰化所見 所見あり 右乳房、明らかな良性石灰化
「所見あり」にちょっとドキッとした。
その他所見 異常所見なし 総合判定A
石灰化というのはカルシウムが付着していることを言うらしい。癌がこうなったのかな?
これからどうなるかわからないけど、とにかく、バカ医者の言うことより、自分の体に聞いて正解だった。
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