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何を食べても太ります

 くうみんは太ってはいない。しかし、もうすぐフルマラソンをひかえているので、太らないように努力している。
 しかし、ある日から体重が1キロ増えたままだ。

 それは、12月初めに万座温泉に行った時からだ。それから正月、くうみん母との温泉2泊旅行などしてきたが、これらはその都度増えた分だけ体重は2、3日で元に戻った。そう、1キロ増えたその体重まで。

 筋肉が増えたのならそれはそれでいいが、カラダスキャン、フィットネスクラブの体組織計によると、どうも増えたのは脂肪のようだ。
 
 くうみんは焦った。
 そうだ!いつかテレビの健康番組で、おからパウダーを食べ物に振りかけると、痩せると言っていたっけ。それ、やってみよう。

 おからパウダーでも良いけど、パウダーにこだわらないで普通のおからでもよかろう。これを主に昼食にしているサラダや野菜スープに入れて食べることにした。
 同じくテレビの健康番組で、炭水化物でなければ太らないというので、おからをごっそり…やっぱり潜在的に、もっと食べたいと思っていたらしい。おから入りの昼食を、おなか一杯になるまで食べた。

 今までは夕食を食べる頃にはおなかが空いていたのだが、こんな昼食にしてからは、あまりお腹が空かない。でも、太らないはず…

 それを何日か続けていた。
 しかし体重は増える一方だ。おかしい。世に言う理論に従えば、これで太ることはないはずだ。何しろ炭水化物は控えているんだし、おからには痩せる成分が入っているんだし。
 しかし、体重は徐々に増えていった。

 なぜだ?

 とりあえず、おなかが空かないうちに夕食になるというのは、良くないと思ったので、おからの量をかなり減らして、元の昼食量に近づけた。
 すると、ほんのちょっと、体重が減った。今は45キロちょっとで推移している。減ったり増えたりしているが、身長155cm半ばのくうみんには、このくらいが健康体重かもしれない。

 20代、30代のときは48キロ前後だった。それでも今よりずっとスタイルは良かったと思っている。今、体重がないのは筋肉が落ちたせい。筋肉をつけようと努力しているけど、なかなかつかない。脂肪はすぐに付く。

 そして体力がなくなっているので、運動量も減っている。毎日走ることが難しくなっている。マラソンはもう、潮時かな?など思っているのだよ。ああ、ボヤキ…

 太らない体質とか、太りやすい体質とか言うけど、痩せた人って話を言いているとあまり食べない。食べる量って習慣だから、自分が適量と思っていても、他の人から見ると多すぎたり少なすぎたりってよくある話だ。

 うん、そうそう、ということで食べて痩せる物なんかない。おからは、お菓子を食べるより太りにくいというだけのこと。

 何を食べても太ります!


 





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テーマ : ダイエット!ダイエット!ダイエット!
ジャンル : ヘルス・ダイエット

壊れたルンバをどうするか?

 おじさんが残したものは、できるだけ捨てたくないけど、そうも行かないのであげられるものは人にあげ、発展途上国に寄付できるものは寄付し、自分で使えるものは自分で使っている。
 しかし、おじさんが亡くなってはや5年、使えなくなるものは少なくない。一番初めに使えなくなったのは、おじさん愛用のダウンジャケット。軽くて暖かいと思っていたけど、ひと月も使わないうちに穴があいてしまい、専用のテープで補強するも次々に穴があき、いくらもしないうちに捨てることになった。寿命だったんだろうな。

 おじさんが使っていた電動歯ブラシ、かなり調子の悪いまま、だましだましずっと使っていた。これが先日、とうとういけなくなった。使っていると、スイッチを切った訳でもないのに、動かなくなってしまう。
 
 替えのブラシが3箱ほど残っているので、この替えブラシが使えるものを買うことにした。

 おじさんのお姉さん方と食事した後に家電量販店に赴き、物色した。
 見ると結構高い。1万5千円とか、2万円を超すようなものもある。こんなの使えないな~。こんなに高いのしか合わなかったらどうしよう?

 など思って店員さんを呼んで、
「この替えブラシに合うものを」
 探してもらった。
 すると、それは従来型の電動歯ブラシで、5千円くらいで買うことができた。

 これくらいなら、いいか。良かった、あんまり高くなくて。

 パナソニックのものだったけど、家に帰っておじさんから引き継いだ電動歯ブラシを見ると、「NATIONAL」と書いてあった。
 そうか~、どれくらい前に買ったんだろうねえ。ひょっとして10年近いかも知れないな~。

 おじさんから引き継いだわけじゃないけど、全自動掃除機「ルンバ」も、いけなくなった。
 修理屋さんに聞いてみると、1万3千円~2万2千円+往復の送料がかかるらしい。これは買った方がいいかな~。今はいい機能が付いたのもあるし、普及版なら3万円ちょいであるみたいだし。

 ルンバは、おじさんと最後に住んだ家に引っ越した時に買ったもの。 そう言えば、同じくらいの時期に食洗器も買ったんだ。これはこの家にも持って来たけど、水道の形に合う栓が2万いくらするというので捨てたんだ。

 もう一人なんだし、食器もそんなに使わないからと思って。

 物がどんどん使えなくなる。
 おじさんとの思い出とともにあるものが、なくなっていく。

 そう考えると、もう一度だけ、ルンバを修理に出そうか、と思うのですよ。

 

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テーマ : 電化製品
ジャンル : ライフ

おじさんとくうみん、その戦いとおじさんの往生際 あの時この時

 私がずるしたってどういうこと?
 おじさんの言い分はこうだった。
 スタートに着こうとしたら、いつの間にかくうみんの姿がなかった。これは俺達に勝ちたくて、スタートを前の方にしたに違いない。

「そんなことしてないよ!!」
「だったらなんでお前の方が20分以上も速いんだよ!ちょうど後ろと前の差じゃないか!!」

 人気のある市民マラソンは、参加者が多いので前の方に並べばその時間だけタイムが短く計測される。そのことを言っているのだ。
 もっとも、参加者の間でこのことは不評だった。後ろに並んだら、それだけ損するじゃないか。
 なので、今では靴や、ゼッケンにマイクロチップをつけて、スタート地点からゴール地点までのネットタイムを測れるようになった。こうであれば、今回のような事件は起きなかったのだが…

 おじさんだけじゃない。K君が笑いながら言う。
「そこまでして勝ちたいか!」

 大体、くうみんは
「バカ」「頭が悪い」「ブサイク」
 などは聞き慣れているのでそんなにダメージはない。しかし、
「ずるい」
 とか、
「汚い手を使った」
 などというのは、あまり言われたことがないので、非常に苦痛に感じた。

 今回一番速かったのは、Wさんの先導もあって、W夫人5時間15分、くうみん5時間33分、k君、おじさん5時間55分の順。
 W氏とW夫人は沈黙を守っていた。彼らは別格。

「そんなことしてない!!」

 いい大人が何でそんなに熱くなるのか…そう思うだろうが、肉体を思いっきり酷使した後であり、こういった体力勝負のことって、人間というより、動物の本能的な感情がむき出しになるもののようだ。特に男が女に負けるというのは悔しいものらしい。(後々、くうみんはこの、男の嫉妬に悩まされるのだが、この時は思いもしなかった)

 この後みんなで食事会になったけれど…
 頑張ったね、と讃えあうことのない食事会。ズルした、しないの攻防だけの、食欲の出ない食事会。

 多勢に無勢、いくら言ったところで証明することはできない。

 その夜、くうみんは涙の床に就いた。そして思った。
 いくら口で言っても無駄だ。こうなったら、実力で認めさせるしかない。

 絶対におじさんより速いことを見せつけてやる!! 

 その後、何を言われてもくうみんは黙っていた。
 表面は何事もなかったように、おじさんと走る毎日。でも、大会に出るようにはなった。

 はじめは練習会のようなものから始めた。最初はとある走友会のメンバーと、皇居一周。
 くうみんの圧勝。しかし、おじさんは「何かの間違いだ」と、思っていたようだ。

 次はなんだったか思い出せないが、とにかく、そんなような練習会に参加したのだと思う。これもくうみんの圧勝。でも、おじさんは「不意打ちを食らっただけ」と思ったらしい。

 そして運命の三浦国際ハーフマラソン。ここでは文句を言われまいと、スタート地点はおじさんとはぐれないように気を付けた。
 二人ともバチバチと火花をぶつけ合い…

 ハーフだけど、これが坂の多いすごいタフなコース。二人ともヨレヨレになりながら、ゴールを目指した。最後の最後までもつれあったけど、やっぱりくうみんの勝ち。

 二人で参加賞の三浦特産・三浦大根を背負って家路についた。すごいデカい大根で、疲れた体にずっしりと重かった。途中、中華街に寄っておじさんのかつての行きつけの店で食事をした。
 二人でビールで乾杯。憶えていないけど、コーンスープと炒飯はきっと頼んだだろうな。

 グビッとビールを飲み干したおじさんは、何かしみじみとした顔をした。
「今日は負けたよ」

 くうみんはにんまりと笑った。

 こんなくうみんを、気の強い嫌な女だと思いますか?でも、こうでもしないと、くうみんはおじさんから一生、「ずるいやつ」と思われていたかも知れないのだよ。

 それにしてもおじさん、この時は往生際がすごく悪かったのに、最期はあまりにも往生際が良過ぎだったんじゃないかい?これくらい往生際を悪くしてくれたらなあ…

  
  

 

 



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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

初マラソン ホノルルの悲劇

 ホノルルには、例のおじさんの勤め先のマラソンの速い男性(wさん)とその奥さん、K君、おじさんとくうみんで行った。本当はもっとメンバーがいたのだが、あまり関係ないので割愛。

 マラソンのスタートは、午前5時なので、3時くらいに起きて前の日に買ったおにぎりを食べてから、スタート地点に赴いた。一緒に来たメンバーは近くの部屋なので、一緒に行った。Wさんは奥さんの先導係をするので、今回は記録を狙わないそうだ。

 スタート地点はすごい人であふれかえっている。スタート地点と言っても、前の方はエリートランナーが独占するので、一般ランナーはその後ろに並ぶ。早く来なかったので、いい位置は望めず、一番後ろ近くのスタートになった。

 周りを見ると、一緒に来たはずのおじさん達がいない。くうみんは知らない人だらけの中で急に不安になった。あっちこっちうろうろしたけど、どこにもおじさん達は見当たらなかった。
 そのうちスタートの号砲が。仕方ない。このまま走ろう。

 初めてのマラソンは、それはきつかったです。確か、5キロ走って5分歩き、5キロ走って5分歩き…のような作戦を取ったと思うが、定かではない。
 ホノルルマラソンは12月の初めの日曜日開催なのだが、この時期は雨期。スタートのときは雨が降っていたし、時々雨が降った。しかし、常夏の国なので冷えることもなく、雨が降った後に虹が見えて、きれいだった。

 マラソンの30キロ過ぎは大変きつい。これが底と思うと、そうじゃなくて35キロ過ぎはもっときつい。この後の7キロ余りを苦痛と闘いながら、必死で足を前に進める。走るなんてもんじゃない。足を前に。足を前に。
 
 もうこんなバカなことはやめよう。こんなことは一度でいい。そんなことを思いながら、足を前に出した。
 ゴールが見えて来た時はうれしかった。自分の時計で記録は5時間33分くらいだった。貝で出来たネックレスをかけてもらい、完走Tシャツを受け取って、ホテルに戻った。もう膝ががくがくで、びっこを引きながら歩いた。周りにもそんな人がたくさんいた。

 ホテルの部屋に、おじさんはいなかった。私の方が速かったんだわ、うふふ。くうみんは風呂に入ってのんびりしながらおじさんを待った。

 30分くらいするとおじさんが帰ってきた。
 するとおじさんは、くうみんが思いもしない言葉を口にしたのだった。

「おまえ、ズルして前の方に並んだんだろ?」

 えっ!!

 このおじさんとオバさんは、今後どんな展開を見せるのでしょう?!
 




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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

マラソンの始まりはこうだった

 いつまで走れるか…そんなことを考えたら、走り始めはどうだったかを思い出した。

 20代後半くらいで、腰を痛めた。はじめは整形外科に行ったが、いい結果が出なくて整骨院に河岸を変えた。そこでも似たようなものだったが、何軒目かの整骨院に行ったとき、
「あなたには背骨を支えるだけの筋肉がない。まず運動しなさい」

 これが、ランニングを始めるきっかけになった。
 ラジオ体操から始めた。おじさんと一緒に、夕方の小学校で、鉄棒にぶら下がったり、校庭を走ったりした。一年くらいこんなことをしていたかねえ。
 
 近くにスポーツジムができたので、そこに行くことにした。はじめは運動メニューを作ってもらうために、インストラクターのお姉さんについて体力測定をした。すると意外にも結果が良かった。
「くうみんさんは、最大酸素摂取量がいい線行ってますね。あとは筋力。これはマラソンなんかしたらいいと思いますよ」
 同じようにおじさんも体力テストを受けたが、こっちは平々凡々の結果だった。

 褒められるとやる気になる。特にくうみんのようなお調子者は。
 今まで体育と言えば、先生から目をつけられていて、
「何かへまをするのはくうみん」
 と思われていたから、なおさらだった。

 そうか~、才能あるか~。おじさんとくうみん、どちらからともなく、
「ホノルルマラソンを走ろう」
 と言い出すようになった。

 おじさんは、まあまあ球技は出来た。そこそこ運動に関しては器用だ。
 くうみんは、運動なんか何もできなかった。ボールを持たせれば10メートルも飛ばないし、身のこなしもどんくさい。子供の頃は泳げたのに、中学の時、泳げなくなった。この理由はまたの機会に。
 だから、運動をするといえば、走ることくらいしか選択肢がなかったとも言える。


 平日は会社帰りにジムのランニングマシンで、休日は家の近所を走り回った。もちろん、おじさんも一緒。でも、二人ともすぐに息が切れて、続けて走れない。

 おじさんの勤め先にマラソンが速い男性がいた。当時彼はフルマラソンを3時間30分くらいで走れたらしい。おじさんはその人にどうすればいいのか聞いた。
「続けられるスピードで走ればいいんですよ。僕なんか朝走っていると、通勤のサラリーマンに追い抜かれるくらいの速さですよ」

 ふ~ん、マラソン3時間半の人でもそんなにゆっくり。じゃ、ゆっくり走ろう。今思うと、時速6キロくらいだったと思う。

 そんなふうに一年間、二人でトコトコ走ってきた。

 いよいよホノルルマラソンの日がやってきた。

 さて、このおじさんとオバさんは、どんな走りを見せるのでしょう?
 





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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

いつまで続くぬかるみぞ ぬかるみをいつまで走れるのかな?

 ランニングマシンで10キロランニングした後、風呂に入った。体を洗った後、湯船に入り、サウナに向かう…この後のビールが楽しみ。楽しみの前の楽しみ。

 顔見知りのオバと、世間話をするのだが、この時くうみんは名古屋ウィメンズマラソンがもうすぐという事に思い至った。
「わたし、3月に名古屋ウィメンズマラソンに出るのよ」
「あら~、凄いわね~」
 皆さん通り一遍に驚いてみせてくれた。うんうん、安心の反応。これが、
「別に…」
などという反応だったら悲しい。

「どれくらいのタイムで走るの?」
「若い頃は速かったんだけどね、今は5時間くらいじゃないかな~」
「5時間?!」

 そう、日ごろの体力から、もう4時間を切るのは無理かもしれないと、往生際の悪いくうみんも思い始めている。もう一度返り咲きたいと思っていたのだが…いや!最後まであきらめないぞ!とは思うものの、マラソンで4時間を切ろうと思うのもこれが最後かもしれない。

 以前のように、毎日走れなくなった。筋トレの疲れがなかなか取れない。スポーツはいつかは出来なくなる時が来るもんなあ。どんな名選手でも。あのイチローだって。 

 しかし皆さん、市民マラソンのタイムがどれほどのものか、想像がつかないらしい。
「普通の人のマラソンタイムって、どれくらいなの?3時間くらい?」

 一般人のマラソンタイムが3時間!!

「いや~、市民ランナーで3時間を切るのは、もう神の領域…」

 そう言えば、30代の、まだ4時間を切れないときに、会社の男性に言われたことがある。
「くうみんさんって、マラソン走るって聞いたけど、どれくらいで走れるの?」
 4時間は切っていない。だけど、もうちょっとで4時間を切れそうな時だった。
「4時間ちょっとくらいです」
 すると、男性は
「ガハハハハッ!」
 と笑った。
「マラソンって言うのは普通2時間くらいでしょう?!」
 くうみんは思わず絶句した。しかし、しろうと相手に説明するのも面倒なので、
「はあ、そうですねえ」
 と答えた。

 そうだな~、自分でしていないスポーツって、どんなものかわからないというのは仕方がない。現にくうみんも、水泳の一般的な記録って知らない。

 ただ、マラソンの場合は、市民レベルで言うと4時間を切ると結構自慢できる領域。この4時間がなかなか切れないんだよなあ。4時間1分とか言っても、その先に到達しないとか。ちなみにくうみんも、4時間3秒というトホホな記録を出したことがある。
 5時間以内なら、「頑張っているねえ」てところか。
 

 大体、市民レベルで普通って言うのは、ないんじゃないか?年齢や性別によっても競技者レベルとは比べ物にならない。例えばランニングの場合、市民ランナーの女子は、まだまだ発展途上で、男子よりもかなりレベルが低いように感じる。

 例えば、仲間内で速いと言われている男性でも、なかなか入賞できない。それだけ速い人がたくさんいるということだ。
 しかし、女子の場合は、速い人が少ないから、結構入賞できる。自慢じゃないが、くうみんは何回も入賞している。ただし、10キロ程度の短い距離に限る。

 しかし、これはあくまで市民ランナーレベルでのこと。

 競技者レベルでは、短い距離では長距離よりも、スピードが要求される。長距離とは全く違う競技と言っていい。
 しかし、市民レベルになると、短い距離の大会には、
「長距離は完走できないから、完走できそうな短い距離の大会を」
 という人がたくさん来るから、入賞の狙い目なのだよ。

 これからは年代別に細かく区切られた大会に出れば、入賞の可能性もあるかも知れない。しかしなあ、タイムは期待できなさそうだなあ。
 今までのくうみんの経験では、50代前半なら、まだ若い人に負けない。練習次第で、勝てる。

 50代後半になると、体にいろいろガタが来る。故障したところを治さず競技を続けて、そのままいけなくなるか、あるいは練習の質をうんと落とし、大会に出ないで治療に専念するか。

 何年もかけて治して、治ったときにはすでに還暦。これが今のくうみん。

  




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テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

友あり 遠方より来る また楽しからずや

 ブログ「きたあかり日記」の管理人、きたあかり氏が娘さんの引っ越しの手伝いで、上京するそうだ。きたあかり氏には何年か前に千葉県内で会ったことがある。
 背が高く、すらりとしている。目が大きく、なかなかの美人だった。
 その時にたくさんのお土産をいただいて、私は何も持って行かなかったのが、ずっと心に引っかかっていた。

 さっそくのろしで連絡をしてみた。
「忙中閑あったら、連絡されたし~」
 すると、そう待たずに、のろしが上がった。
「13日はどうですか~、昼間がいいな~」
「オッケ~、じゃ、お茶の水で会うことにしましょう~」

 ということで、会うことになった。 

 きたあかり氏はくうみんが横浜に住んでいると思っていたらしいが、それは地方の人の大いなる勘違いであった。神奈川=横浜、このような図式が出来上がっていたのだろうが、くうみんが住んでいるのはド田舎のスモウ原市だ。
 公園には「イノシシに注意しましょう」という立札があり、市からのお知らせ、「広報スモウ原」には、「クマに注意しましょう」というお知らせが出る。

 待ち合わせ場所のお茶の水の改札口で、きたあかり氏を待った。マイケルジャクソンのようなクルクル頭をしているという噂だった。
「マイケル頭のデカいオバ…マイケル頭のデカいオバ…」
 ブツブツ言いながら、待っていると、突然視野に背の高いオバが至近距離で現れた。
「くうみんさん、お待たせ」

 マイケル頭はすでに普通の茶髪になっていた。顔面は何年か前に会った時から同じだ。
 くうみんは前に会った時と同じ道路工事風真っ黄色ジャンパーを着ている。このジャンパーはおじさんのものだ。ということはこの前会ったのも、おじさんが亡くなってからだったのか。

 行くべき店は調べておいたのだが、休みだった。なので適当な店に入った。酒を飲む雰囲気ではなかったので、酒は断念した。
 きたあかり氏は釜揚げシラス丼、くうみんはネギトロ丼を頼んだ。

 きたあかり氏は、娘さんの部屋探しに付き合い、これから不動産屋との打ち合わせをするそうだが、不動産屋の段取りが悪いとブウたれていた。
「関東と東北では、不動産屋の習慣が違うから困るのよ~」

 なんと東北では2年おきの更新料は必要ないらしい。これから住むなら東北にするか。

 近くの席では訳の分からないオヤジが釜揚げシラス丼のシラスは、ここでゆでるのかと質問していた。
 店員のお兄さんが答えた。
「いいえ、ここではありません現地でゆでます」
「えっ、レンジでゆでるの?」
「いえ、レンジじゃなくて現地です」
 お兄さんは頭が痛そうだった。

 食べ終わると、スターバックスに河岸を移し、話に花を咲かせた。
 きたあかり氏とは、先に会った時も2軒目はスターバックスだった。一方、おじさんのお姉さん達と会うときは、なぜかドトールになる。何かの縁でしょうかね。

 お茶の水というのは、あまり行ったことがない。しかし、地方出身のきたあかり氏から見ると、くうみんは東京の近くに住んでいるというだけで、詳しいのではないかと思うらしく、なんとなく頼られているような気がした。
 道案内が結構あって、ニコライ堂や湯島聖堂、神田明神を見物して回った。

 この日は月曜日で、ニコライ堂はお休みだった。本当は新宿御苑にも行きたかったが、ここも月曜日は休みで行けなかった。 

 湯島聖堂と神田明神!年中無休で偉いぞ!
 
 きたあかり氏は、銅像がお好きらしい。おじさんのいとこであるミカエルの息子が、美大の彫像科なので、そのうちくうみんの銅像でも作ってもらおうと思っている。そうしたら、きたあかり氏の庭にも一つ、プレゼントするか。

 
 孔子像
 湯島聖堂にある孔子像

神田明神
 神田明神はすごい賑わいだった

神田明神内獅子像
 親の獅子が子供を千尋の谷に落とすという寓話をモチーフにした人口の滝。下に子獅子がいたが、面倒なので撮らなかった

 お参りするところが混んでいる割にトイレは空いていたので助かった。
 なんですか、朝の8時にAKB48が、集団成人式をしたらしい。だからこんなに混んでいるのかな。

 そうか~、今日は成人の日だったか~。あまりいい思い出はないな~。

 きたあかり氏は、こちらの暖かさに感心していた。
「東北は空がドヨ~ンとして、寒いったらないんだから」
 まあ、そうだろうなあ。

「また来たときは連絡ください」
「そうですね、そちらも」

 二人のオバさんは、同じ駅の逆方向のホームに向かった。今度はもっと、店や観光地を調べて行かなくては。




 銅像が好きだというきたあかり氏のために、銅像を掲載したい。
 町内会のハイキングで行った公園に、銅像が何体かあった。次の3体は、ユニークだと皆が笑いものに感心していた3体である。

アテネの戦士
 なんだこりゃ~!スターウォーズか?!

これもユニーク
 ボディビルかな?

ダンシングオールナイト
 昔のジュリアナ東京で踊っていた女子のようだ。推定年齢50歳
 
 


 




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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

おじさんが読んだ本 料理と善人ばかり出て来る

 おじさんはよく単行本を図書館で借りて読んでいた。何を読んだのか、小さなノートに書き記してある。
 はじめに読もうとする本を選んでいたのか、読んだ本には印が付いている。

 それを読むべき本の参考にするのだが、時代小説で、しかも料理をテーマにしている物がほとんどだ。中には山本一力や、鳥羽亮のような普通の時代小説もあるが、まあ、よくこんなに食べ物のことばかり考えていたというくらい、食べ物屋の本ばかり。
 和田はつ子の「料理人季蔵捕り物控」をはじめとする諸作品、高田郁のみをつくし料理帳、そして今井恵美子の立場茶屋おりきシリーズなど。

 読めばまあまあ面白いのだが、絶対自分じゃ選ばないな…そう思うけど、時々参考にさせてもらっている。

 でもなあ、あまりにもいい人ばかり出て来るのでなんだかな、と思うシリーズもあるのですよ。

 今読んでいる、「立場茶屋おりき」。
 この小説は、やっぱり料理を出す店が舞台になっているんだけど、出てくる人がみんないい人。誰一人悪人はいない。気の荒い人は出て来るけど、
「本当はいい人なんだわ」
と思わせるエピソード。

 なさぬ仲の子供をかわいがる継父に継母…

 奥さんの連れ子をかわいがる旦那。その旦那さんの間の子供が、お腹にできた。奥さんに一抹の心配事が。
「あの人は自分の子供は要らないって言っていた。連れ子の○○をかわいがれなくなるかも知れないからって」
 相談を受けた女性は
「そんなことありゃしないよ、あの人はそんなに料簡の狭い男じゃない。○○が病気になったときは水垢離までしたじゃないか?!」
 そして子供ができたことの報告。もちろん、めでたしめでたし。

 こんなのあるはずないだろ!!ということばかりが、書いてある。

 安心して読めますよ。何もハラハラすることはない。最後はめでたしめでたし、で終わる。

 でもなあ、一人も悪人が出てこないって、何だかつまらないんだよね。水戸黄門でさえ、ベタではあるが、悪代官をはじめとする、悪人が出て来たではないか。

 仮面ライダーにもショッカーが出て来たではないか。

 そう考えると、世の中も、嫌な奴がいるから面白いのかなと思ってしまう。

 それにしても、こんなにも料理のことが書いてある本ばかり、よく読んでいたな。そう言えばお料理番組も好きだった。自分じゃ作らないくせに。 
 おじさんが食道楽だったかというとそうでもない。

 なんで料理の本なんだ、おじさん。



 




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テーマ : ぼそりと独り言
ジャンル :

一人の正月

 皆様、あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 さて、今回の年末年始にはくうみん母が来る予定だった。
「ああ、仕方ない。老人ホームの外泊くらい、呼んであげないとかわいそうだし」
 など思っていたのだが、
「寒いから行かない」
 と。
「あ~っ、そう。そうね、寒いもんね」

 ふっふっふっ。これは良かった。来れば色々用意しなくちゃいけないし、帰るときは問題ない所まで送らなきゃいけないし、良かった~。

 という訳で、30日くらいからのんびりし、1月1日から朝から酒を飲んで自堕落な日々を過ごしている。しかし、今日は箱根駅伝を見たので、それに触発されて、10キロほど、野山を駆け巡ってきた。

母が来ると思って、2,3人前のお節料理を注文したが、それも多過ぎた。飽きるけど、食べ切らなくては。

 たった一人の正月。そう言えば。父はいつも一人の正月。独りは気楽でいいんだよって。

 寂しいんじゃないかと思っていたけど、今ではその気持ちはわかる。

 なるほどね、面倒くさいことはしたくないもの。

 それにね、くうみんの場合は、おじさんじゃなきゃ、嫌なの。
 おじさん以外の人はいても仕方ないの。

 

 




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テーマ : 年末&お正月
ジャンル : 日記

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プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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