おじさんと行った花蓮
今日は鉄道に乗って、花蓮に向かう。花蓮にはくうみんが癌治療の終わった後でありなおかつ、おじさんがいた時期に2、3回行ったと思う。
初めて台湾に行ったときはおじさんがなぜか張り切って、何もかも手配してくれた。鉄道は当時、そんなにブームではなかったのか、当日でも簡単に席が取れた。
台中や、台南を回ってから花蓮に着いたと思う。今夜の宿を決めようと駅前のホテル紹介所に入った。そこにいた少数民族と思われる女性にあれこれ聞いていたところに、一人の女性が乗り込んできた。
「うちに泊まりませんか?主人は日本人ですよ」
と言うことでそっちに行くことにした。今考えると、紹介所に乗り込んでくるとは、なんと勇気ある行動だろうと思う。
彼女の運転する車に乗って行くと、一軒の宿の前に着いた。そこが日本人片桐さんの経営する「馨憶精緻(しんいせいち)民宿」だった。
アットホームな宿と言うのは、気を使うことが多いものだが、ここはアットホームなのに全く気を使わない不思議な宿だった。片桐さんはいつも宿の入り口に座っていて、客と一緒にちょっとした食事や酒盛りになることもあった。
しかし、今は片桐さんは酒をやめたので、そんなこともなくなったようだ。
今回も片桐さんの奥さんが、駅まで迎えに来てくれた。
「お久しぶりです、くうみんです」
雑談しながら宿に向かう。おじさんのことが思い出されて、今更ながら目がウルウルする。奥さんは台湾人だが、日本語がかなりできる。タクシーの運転手もしているそうだ。台湾の女性はとにかく逞しい。
宿に着くと、部屋に通された。バスタブがないのが玉に瑕だが、何しろ安くて清潔、食べ歩きや観光にも便利な場所にある。
部屋で少し休んで下に行くと、片桐さんがいた。今回は一人で行きます…そうメールで言っておいた。
「主人、実は亡くなったんです」
「やっぱり…」
一人で行くなんておかしいと思ったのだろう。生き別れなら来るはずはないし、あるとしたら死に別れ…
片桐さんも寄る年波のせいか、最近体調を崩したので酒をやめたそうだ。
「運動もしないとね」
移動するときは車ばかりだが、意識して歩くようにしたらしい。
前はフィリピン人の従業員がいたが、今は夫婦でこじんまりと経営しているそうだ。
ここの売りは、日本語でのツアー。他の会社のオプショナルツアーは表面だけをなぞる程度で、あまり行こうとは思わないので、ほとんど参加したことはないが、片桐さんのツアーは何回か、お願いした。
片桐さんの案内で行くツアーは大変ディープだ。
アミ族の豊年祭や、海線・山線ツアー(これには瑞穂温泉での入浴も含まれていた)、錐麓古道(すいれいこどう)トレッキングなど、一日がかりで案内してくれた。
花蓮は食べる物が安くておいしい。台北で食べると、超高級な飲茶になってしまうが、ここでは安い値段でもっとおいしい包子やワンタンが食べられる。こことばかりにガッついて食べた。

宿の前に立っているのは片桐さん。馨憶精緻民宿(しんいせいちみんしゅく)と言うのは、「居心地のいい民宿」と言う意味だそうだ。日本だったら、「片桐荘」とか「片桐ハウス」とか、名付けそうだが、国民性の違いかな?
隣が「便利商店」で、ビールも売っている。実に便利だ。

相変わらず乙女な部屋
片桐さんの宿ホームページ

片桐さんに教えてもらった海鮮の店でシラスオムレツを注文。マンボウも食べられるそうだが、マンボウは食ったことがあるし、シラスが懐かしくなったので。ちなみにマンボウの肉はイカと魚の中間くらいの歯ざわりです

茹でイカ。おいしかったけど、予想に反してニンニクのニホヒが…
この宿では食事はつかない。安くておいしい店が近くにあるので、そこで食べる方が得と言うもの。朝食は近くの店で。

包子と味噌湯。味噌湯は、ワカメと豆腐で、日本の味噌汁より甘い
すぐ近くに市場があった。珍しい果物、肉や魚を売っている。

鳥だ~

ひえ~、豚の顔~

台湾のゼンマイは大きいな

お惣菜がおいしそう

市場ではセンスのいいお洋服も?
魚屋さんに鮮度の良さそうなシラスがあった。醤油とわさびは持っているし、かなり心動いた。おじさんと一緒の時に、市場で買ったことはある。うまかったけど、いろいろ考えて今はやめておいた。

これがうまいんだよな~
さて、花蓮の街はどんなんなったかな?おいしいワンタンの店とまんじゅうの店はこの次に。
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初めて台湾に行ったときはおじさんがなぜか張り切って、何もかも手配してくれた。鉄道は当時、そんなにブームではなかったのか、当日でも簡単に席が取れた。
台中や、台南を回ってから花蓮に着いたと思う。今夜の宿を決めようと駅前のホテル紹介所に入った。そこにいた少数民族と思われる女性にあれこれ聞いていたところに、一人の女性が乗り込んできた。
「うちに泊まりませんか?主人は日本人ですよ」
と言うことでそっちに行くことにした。今考えると、紹介所に乗り込んでくるとは、なんと勇気ある行動だろうと思う。
彼女の運転する車に乗って行くと、一軒の宿の前に着いた。そこが日本人片桐さんの経営する「馨憶精緻(しんいせいち)民宿」だった。
アットホームな宿と言うのは、気を使うことが多いものだが、ここはアットホームなのに全く気を使わない不思議な宿だった。片桐さんはいつも宿の入り口に座っていて、客と一緒にちょっとした食事や酒盛りになることもあった。
しかし、今は片桐さんは酒をやめたので、そんなこともなくなったようだ。
今回も片桐さんの奥さんが、駅まで迎えに来てくれた。
「お久しぶりです、くうみんです」
雑談しながら宿に向かう。おじさんのことが思い出されて、今更ながら目がウルウルする。奥さんは台湾人だが、日本語がかなりできる。タクシーの運転手もしているそうだ。台湾の女性はとにかく逞しい。
宿に着くと、部屋に通された。バスタブがないのが玉に瑕だが、何しろ安くて清潔、食べ歩きや観光にも便利な場所にある。
部屋で少し休んで下に行くと、片桐さんがいた。今回は一人で行きます…そうメールで言っておいた。
「主人、実は亡くなったんです」
「やっぱり…」
一人で行くなんておかしいと思ったのだろう。生き別れなら来るはずはないし、あるとしたら死に別れ…
片桐さんも寄る年波のせいか、最近体調を崩したので酒をやめたそうだ。
「運動もしないとね」
移動するときは車ばかりだが、意識して歩くようにしたらしい。
前はフィリピン人の従業員がいたが、今は夫婦でこじんまりと経営しているそうだ。
ここの売りは、日本語でのツアー。他の会社のオプショナルツアーは表面だけをなぞる程度で、あまり行こうとは思わないので、ほとんど参加したことはないが、片桐さんのツアーは何回か、お願いした。
片桐さんの案内で行くツアーは大変ディープだ。
アミ族の豊年祭や、海線・山線ツアー(これには瑞穂温泉での入浴も含まれていた)、錐麓古道(すいれいこどう)トレッキングなど、一日がかりで案内してくれた。
花蓮は食べる物が安くておいしい。台北で食べると、超高級な飲茶になってしまうが、ここでは安い値段でもっとおいしい包子やワンタンが食べられる。こことばかりにガッついて食べた。

宿の前に立っているのは片桐さん。馨憶精緻民宿(しんいせいちみんしゅく)と言うのは、「居心地のいい民宿」と言う意味だそうだ。日本だったら、「片桐荘」とか「片桐ハウス」とか、名付けそうだが、国民性の違いかな?
隣が「便利商店」で、ビールも売っている。実に便利だ。

相変わらず乙女な部屋
片桐さんの宿ホームページ

片桐さんに教えてもらった海鮮の店でシラスオムレツを注文。マンボウも食べられるそうだが、マンボウは食ったことがあるし、シラスが懐かしくなったので。ちなみにマンボウの肉はイカと魚の中間くらいの歯ざわりです

茹でイカ。おいしかったけど、予想に反してニンニクのニホヒが…
この宿では食事はつかない。安くておいしい店が近くにあるので、そこで食べる方が得と言うもの。朝食は近くの店で。

包子と味噌湯。味噌湯は、ワカメと豆腐で、日本の味噌汁より甘い
すぐ近くに市場があった。珍しい果物、肉や魚を売っている。

鳥だ~

ひえ~、豚の顔~

台湾のゼンマイは大きいな

お惣菜がおいしそう

市場ではセンスのいいお洋服も?
魚屋さんに鮮度の良さそうなシラスがあった。醤油とわさびは持っているし、かなり心動いた。おじさんと一緒の時に、市場で買ったことはある。うまかったけど、いろいろ考えて今はやめておいた。

これがうまいんだよな~
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