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危険な猿フン地帯と台湾の大浴場 入り方指南

 ホテルに着いてホッとしたくうみんは、近所を歩いてみることにした。今日は何もできないけど、明日は森林公園に行こう。
 入場料を取られるが、ちょっとした登山気分の味わえる公園がある。12月に行った屋久島の白谷雲水峡によく似ている。

 コンビニを過ぎ、お店が少なくなった歩道を歩いていると、フンが所々あるのに気づいた。踏まないように気を付ける。進んでいくにしたがってフンが増えていく。フンの臭いだけでなく、何かケモノの臭いがする。くうみんの目の端にうごめくものが見えた。
 視界を横切ったのは猿だ。
 これは猿フンであったか。日本のサルはこんな所にフンをしない。やはり日本の猿は奥ゆかしいぞ。

 そろそろ戻ろう。くうみんは危険な猿フン地帯を注意しながら歩いた。明日は気を付けねば。

 コンビニでビールを仕入れてから、くうみんは風呂に向かった。いつものように歯ブラシと石鹸を持って行った。受付でタオルを借りて、素っ裸になって浴場に向かった。他の人たちはバスタオルを体に巻きつけて浴場に向かっていたが、まあいいでしょ。

 台湾では風呂に入るとき、シャワーキャップをかぶらなければならないと言うのは、何年か前に知った。こんなものかぶったことがないので、かぶらずに入ったら、従業員に注意された。郷に入りては郷に従え。

 男はどうなんだろうと、おじさんに聞いたら、男はシャワーキャップをかぶらないそうだ。くうみんが、丸禿げのときに入ったら、どうなっただろう?やっぱりかぶるのか?最近は女でもベリーショートと言って、スポーツ刈りに近い髪型があるが、そういう場合はどうなるのか?今度試してみようか?

 こほん。閑話休題。
 
 まず体を洗って、歯を磨いていると、嫌な顔をして見られているのに気づいた。みんなここでは体をさっと流す程度で、本格的に洗っているのはくうみんだけだ。みんな、部屋のお風呂で体を洗ってくるようだ。そう言えば、湯船の大きさに比べて、洗い場はわずか3つだけ。
 手鼻をかもうとしたが、やめた。絶対に顰蹙を買う。

 台湾の人にとって、大浴場と言うのは、体を洗う所ではなく、純粋に湯に浸かってリラックスするところだと、ようやく気付いた。
 だとしたら、日本人くうみんが温泉を楽しむなら、やっぱり日本が一番だな~。わざわざ部屋の風呂で洗ってから浸かりに来るなんて、面倒くさい。

 さてさて、勉強になった所で部屋に戻ってビールを飲む。ここの冷蔵庫は冷えがイマイチだ。外に出て食事処を探した。ここら辺で一番高級な「大頭目野食館」に行ったが、客の子供が大騒ぎをしているのでやめた。

「ギャ~~~ッ!!」
 奇声を発しながら店の中を走りまわる子供たちと、知らん顔して食事を楽しむ親。

 以前、子どもがうるさくて顔をしかめたら、その母親に
「あなた、子供が嫌いなのね」
 と言われたことがある。

 あぁ~あ、嫌いだよ、子供なんて。しかしな、うるさいのは好きとか嫌いとかは関係ない。くうみんは犬が好きだが、いくら好きでもワンワンギャンギャンうるさいのは嫌だ。

きっての高級店大頭目餐庁
 子供がうるさいのでやめた大頭目野食館。海鮮料理も出すらしく、店の前にはエビやカニのいる水槽が


 大頭目野食館の前にはたこ焼き屋がある。大頭目野食館の店の前に、「トイメンのタコ焼き持ち込みおやめください」の張り紙が。

タコ焼き屋
 流行っているようだ

 と言うことで前回行った、安めの食堂に。
 しかし、ここも観光地値段で、そんなに安くない。ゴーヤ卵炒めは180元(約630円)、サンマは80元(約280円)。ビールは60元もしたので、明日は持ち帰りにして部屋でビールとともに食べよう。
 
庶民の店だが
 庶民的な店の作りだが

結構高い
 結構高い
 
ゴーヤ炒め180元
 ゴーヤ卵炒めは180元
 
サンマ80元
 さんまは80元

くうみんは魚を食べるのが上手だ。見よ、何も残らない。

何も残らない

 台湾の魚は、ホテルの朝食でも、ここでも身がパサパサして脂っけがない。日本の魚はたとえ冷凍でも、身がふっくらして脂もそれなりに乗っている。冷凍技術の差だろうか?だからなのか、台湾では塩焼きよりも、油を引いたフライパンで焼くのがポピュラーらしい。
 少なくともここの魚はおいしくない。これからは肉だ。

 これからは肉…くうみんは次の日、何の肉を食べることになるのか?
 






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テーマ : 台湾旅行
ジャンル : 旅行

台鉄車内にて

「どうもありがとうございました」
「いえ、また来てください」
 花蓮での楽しいひと時を終えたくうみんは、タクシーで花蓮駅に向かった。タクシー代は140元なり。花蓮の役はずいぶんきれいになった。
 まだ時間に余裕があったので、そこら辺をうろうろしていると、一人の男性が近づいてきた。
「改札はあっちだよ」
 そう言っているらしい。お礼を言って、とりあえず改札に向かうふりをした。花蓮では、道を歩いていると誰かしら声をかけて来て、道案内をしてくれた。迷っている訳ではないのだが、親切心からしてくれることなので、そのたびに教えてもらってお礼を言った。

立派になった花蓮駅
 立派になった花蓮駅

 そろそろいい時間だ。コンビニで冷たいビールを2本買うと、小さなクーラーボックスに入れた。
 列車の中でビールを飲むのを、見咎められないか気になったが、なぜか列車一両に客はくうみん一人だった。前の車両を見ると、やっぱりオヤジが一人。後ろの車両には、数人いたが、グループのようだ。なかなか切符の取れない新幹線レベルの普悠瑪号(プユマ号)や、タロコ号と違い、莒光号(きょこうごう)は、日本で言えば急行列車だからか、あまり人気がないらしい。切符が取れないときはこれは穴場的存在!

 と言う訳で、ビールと駅弁を満喫することができた。

がらすきの車内
 がらすきの車内
 
駅弁100元なり
 駅弁100元なり。肉も野菜もてんこ盛り

車内ので楽しみ
 誰もいないのでビールを満喫できた

 台東から知本までは別の列車に乗って行く。くうみんが座るべき席に、親子連れが座っている。台湾では、「無座」と言う切符があって、指定を取った人が来るまではそこにいていいと言うルールがある。
 他に席もたくさんあったので、お父さんに切符を見せて、
「そこは私の席ですが、座ってください。私はこっちに座りますので」
 と、身振り手振りで伝えた。
「いや~、どうも」
 と言うようにお父さんはにっこり笑って頭を下げた。
 黙っていればいいじゃん、と思うかも知れないが、指定の人が来るかも知れないと言うのは落ち着かないものだ。いいですよ、と言ってくれた方が気が楽になる。

 くうみんは台湾西側より、東側の方が好きだ。西側は早くから移民が来たので開けているが、東側は日本の植民地になってから開発されたので、都会は少ない。その、のんびりしたところが気に入っている。

車窓の眺め
 こんな感じです。あれ?撮影した時は気づかなかったけど、工事中かい? 

知本駅
 知本駅は相変わらずの古い駅舎

 でも、トイレがきれいになっていた。

知本駅トイレきれいだな

知本駅のトイレは清潔
 清潔なトイレ

 バスに乗って今宵の宿、「知本センチュリーホテル」に向かった。ここはこの地きっての高級ホテルだ。

センチュリーホテルの部屋
 川が見える部屋。枕もとにはおじさんの遺影を

バスルーム
 バスルームも立派

 この後くうみんはホテル近くを偵察し、ビールを購入するなど滞在に必要な物資及び情報を収集するのだった。このホテルは2回目だが、ホテル近くにはあまりにも危険な場所があることが分かった。そして今まで気づかなかった、ご当地ルール…




 このオバさんは、どうなってしまうのでしょう?

 
 

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テーマ : 台湾旅行
ジャンル : 旅行

花蓮の中の日本 花蓮のおいしい店達

 花蓮には日本の古い建物が点在している。台湾では築後何十年もたった日本家屋が大事に保存されていて、古き良き日本を感じることができる。

検察庁の長官宿舎
 検察庁長官の官舎

日本的な建物が建っている
 日本的な建物

 文化創意産業園区に立ち寄った。

酒の工場が展示場に
 以前酒工場だった建物を、音楽や絵画発表の場にしたそうだ

 本当は入れない所なのだが、何かの団体さんが特別に入らせてもらっていた。そこにこっそり混じって見学してきた。

他の人たちに混じってそっと入った
 ふ~む、こうなっていたのか

昔の日本家屋
 日本家屋

レトロです
 レトロな工場

酒樽です
 日本酒の酒樽

 ここは以前来た時はなかったように記憶している。入場無料で、ここにある土産物屋は、手ごろな価格でセンスがいいのがうれしい。天然素材にこだわった品物を置いている。
 くうみんとしては珍しく、浴用タオルと5本指靴下を購入。
 浴用タオルは、藍で染めたものとコーヒーで染めたもの。靴下は竹炭を使ったもので、「これは品物がいいんですよ」と、売り場のオバさんが力説していた。その勢いに負けた。

 さて、今日の夕食は何を食べようかな?
 花蓮での夕食はおじさんと来た時はいつもワンタンと、小籠包を食べたものだ。今日はそっち方面に行ってみるか。

 くうみんの夕食は風呂から始まる。シャワーを浴びてから、隣の便利商店で買ったビールをぐびぐび飲んでから、店に向かった。
 まず、ワンタンの店。ワンタンの店のおすすめは2軒ある。信義街にある「液香扁食」と、中正路にある「戴記扁食」。姉妹の店らしい。今日は、中正路にある戴記扁食に行くことにした。 

 ワンタンの店
 有名人が来る由緒正しきワンタンの店

おいしいワンタン
 かなりボリュームがあるので、二人で一つ頼む人もいる。台湾人は、この先まだまだ食べ歩きをするんだから

 以前来た時は、持ち込んだものを食べている人が少なくなかった。台湾ではこれもありなのかな~、と思っていたが、
「持ち込みご遠慮ください(中国語で)」
 と言う張り紙が。やっぱり店としてはやめて欲しかったのね。

 次は小籠包の店に。入ろうとした公正包子店は、待っている人がいたので、隣の周包子店に。ここもおいしい。

周さんの店

周さん値段表
台北の値段と比べると格安

肉まん
 肉まん一つ5元。ちょっと食べ過ぎかな?

サンラータン
 サンラータン。日本のより、すっぱさ控えめ
 
 台湾の人は、酒を飲まない人が多く、お店でも頼みにくい雰囲気だ。さすがのくうみんも今回はビールを頼めなかった。台湾はおいしいんだけど、店や移動の電車の中でビールを飲みにくい、それが欠点かな?

 明日は知本温泉に行く。温泉に入るのが今から楽しみだ。バスで駅まで行こうとしたけど、バスの本数が少なくて、連絡が悪いのでタクシーを頼んでおいた。準備万端!
 
 知本温泉はいい宿を取ったのだが、近くにあまり食べ物の店がない。それだけが心配なくうみんであった。
 
 さて、このオバさんの明日の夕食は、どうなってしまうのでしょう?







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テーマ : 台湾
ジャンル : 海外情報

おじさんと行った花蓮

 今日は鉄道に乗って、花蓮に向かう。花蓮にはくうみんが癌治療の終わった後でありなおかつ、おじさんがいた時期に2、3回行ったと思う。
 
 初めて台湾に行ったときはおじさんがなぜか張り切って、何もかも手配してくれた。鉄道は当時、そんなにブームではなかったのか、当日でも簡単に席が取れた。
 台中や、台南を回ってから花蓮に着いたと思う。今夜の宿を決めようと駅前のホテル紹介所に入った。そこにいた少数民族と思われる女性にあれこれ聞いていたところに、一人の女性が乗り込んできた。
「うちに泊まりませんか?主人は日本人ですよ」
 と言うことでそっちに行くことにした。今考えると、紹介所に乗り込んでくるとは、なんと勇気ある行動だろうと思う。

 彼女の運転する車に乗って行くと、一軒の宿の前に着いた。そこが日本人片桐さんの経営する「馨憶精緻(しんいせいち)民宿」だった。
 アットホームな宿と言うのは、気を使うことが多いものだが、ここはアットホームなのに全く気を使わない不思議な宿だった。片桐さんはいつも宿の入り口に座っていて、客と一緒にちょっとした食事や酒盛りになることもあった。 
 しかし、今は片桐さんは酒をやめたので、そんなこともなくなったようだ。

 今回も片桐さんの奥さんが、駅まで迎えに来てくれた。
「お久しぶりです、くうみんです」
 雑談しながら宿に向かう。おじさんのことが思い出されて、今更ながら目がウルウルする。奥さんは台湾人だが、日本語がかなりできる。タクシーの運転手もしているそうだ。台湾の女性はとにかく逞しい。

 宿に着くと、部屋に通された。バスタブがないのが玉に瑕だが、何しろ安くて清潔、食べ歩きや観光にも便利な場所にある。

 部屋で少し休んで下に行くと、片桐さんがいた。今回は一人で行きます…そうメールで言っておいた。
「主人、実は亡くなったんです」
「やっぱり…」
 一人で行くなんておかしいと思ったのだろう。生き別れなら来るはずはないし、あるとしたら死に別れ…

 片桐さんも寄る年波のせいか、最近体調を崩したので酒をやめたそうだ。
「運動もしないとね」
 移動するときは車ばかりだが、意識して歩くようにしたらしい。

 前はフィリピン人の従業員がいたが、今は夫婦でこじんまりと経営しているそうだ。
 ここの売りは、日本語でのツアー。他の会社のオプショナルツアーは表面だけをなぞる程度で、あまり行こうとは思わないので、ほとんど参加したことはないが、片桐さんのツアーは何回か、お願いした。

 片桐さんの案内で行くツアーは大変ディープだ。
 アミ族の豊年祭や、海線・山線ツアー(これには瑞穂温泉での入浴も含まれていた)、錐麓古道(すいれいこどう)トレッキングなど、一日がかりで案内してくれた。
 
 花蓮は食べる物が安くておいしい。台北で食べると、超高級な飲茶になってしまうが、ここでは安い値段でもっとおいしい包子やワンタンが食べられる。こことばかりにガッついて食べた。

 


片桐ハウス
 宿の前に立っているのは片桐さん。馨憶精緻民宿(しんいせいちみんしゅく)と言うのは、「居心地のいい民宿」と言う意味だそうだ。日本だったら、「片桐荘」とか「片桐ハウス」とか、名付けそうだが、国民性の違いかな?

 隣が「便利商店」で、ビールも売っている。実に便利だ。
 
花蓮の定宿
 相変わらず乙女な部屋
 
片桐さんの宿ホームページ

シラスオムレツ
 片桐さんに教えてもらった海鮮の店でシラスオムレツを注文。マンボウも食べられるそうだが、マンボウは食ったことがあるし、シラスが懐かしくなったので。ちなみにマンボウの肉はイカと魚の中間くらいの歯ざわりです
 
茹でイカ
 茹でイカ。おいしかったけど、予想に反してニンニクのニホヒが…



 この宿では食事はつかない。安くておいしい店が近くにあるので、そこで食べる方が得と言うもの。朝食は近くの店で。

今日の朝食
 包子と味噌湯。味噌湯は、ワカメと豆腐で、日本の味噌汁より甘い

 すぐ近くに市場があった。珍しい果物、肉や魚を売っている。 

丸ごと鶏
 鳥だ~

豚の顔
 ひえ~、豚の顔~

ゼンマイ
 台湾のゼンマイは大きいな

おいしそう
 お惣菜がおいしそう

こんな所に花蓮のファッション
 市場ではセンスのいいお洋服も?

 魚屋さんに鮮度の良さそうなシラスがあった。醤油とわさびは持っているし、かなり心動いた。おじさんと一緒の時に、市場で買ったことはある。うまかったけど、いろいろ考えて今はやめておいた。

シラス
 これがうまいんだよな~

 さて、花蓮の街はどんなんなったかな?おいしいワンタンの店とまんじゅうの店はこの次に。

 



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テーマ : 台湾
ジャンル : 海外情報

故宮博物院は定番のお宝貸し出し中 少しでも空いている時間は?

 今回台北では、故宮博物院を観光するくらいの時間しか取れなかった。いつもなら台北は2泊するのだが、ちょっと用事があって一泊にしたからだ。

 故宮博物院には、地下鉄で士林まで行き、そこからバスに乗るのだが、去年バス代に着いて大いに疑問に思うことがあった。
 士林のバス停でバスを待っていると、日本人の親子連れがいるのに気づいた。お母さんが60代前半、息子は30代と思われる、ちょっと変わった組み合わせだ。日本人同士、話をすることになったのだが、このお母さんが、「バス代は一人30元」と言うのだ。
「えっ、15元じゃないですか?」
 何年か前に来た時は15元だったし、地球の歩き方にも「15元」とある。
「いいえ、30元で間違いありません」

 ほんとかよ?30元入れたが、運転手も何も言わない。そうか、値上がりしたのかな? 

 しかし、今回やっぱり納得できなかったので、試しに15元入れることにした。運転手は何も言わない。周りの人も15元入れているようだ。
 やっぱり15元でいいんだ。30元入れて何も言わなかったのは、もっと遠くまで行くと思ったからだろう。

 皆さん、士林から故宮博物院までは15元ですよ! 

 さて、今回せっかく故宮博物院に行ったのに、定番のお宝がなかった。他に貸し出しているそうだ。なかったのはヒスイの白菜、肉の形をした石、鯉が龍に替わる瞬間を形作った玉など。
 人気者がいないので、精彩に欠ける。

定番のお宝がない
 遠い所までわざわざ行けるか!!

 しかし、中国人観光客が多くなったからか、朝からすごい混雑でくうみんのようなチビは、なかなかお宝を見ることができない。
 そこで少しでも空いている時間は?と言うと、12時から13時までの間だ。

 団体旅行の人が多いので、お昼は一斉に食事に出かけてしまう。旅行会社も食事の時間、特に昼食はあまりずらすことはできない。だからお昼ごはんの時間は比較的空いている。穴場時間だ。


それではお宝紹介

 作り方がやっとわかったけど…象牙細工
 これも定番の象牙細工。一本の象牙を入れ子のように削って作ったらしい。作り方まではわかったが、その技術は現代ではまねできない細精密なものらしい。これは定番お宝

タダのラーメンどんぶり
 単なるラーメンどんぶりにしか見えないがこれはお宝
 
樽の模様は昔作るのは大変だったが今はマヌケなだけ
 樽のまねをしたマヌケな陶器にしか見えないけど、これもお宝
  
デコメも真っ青
 夜店で売っていそうな子供向けのブローチ…ではない
 
恋文なんか貰ってさ
 な~に、あの女、恋文なんか貰って、悔しいったらありゃしない

龍の皿
 お茶目な顔の龍

魚の皿
 この魚もお茶目

重いよ~
 お茶目ならわしだって負けておらん。何回か来たが、初めて見たお茶目オジさん

おさかなさんだよ~
 わしはもっとお茶目~。こっちも初めて見た
 
 中国の絵画は、自分がその中の人物になってみてみると面白い、とおじさんが言っていた。
「例えばここでくつろいでいるのはおじさんだ」
 
おじさんだって
 おじさんだって

「ここで労働しているのがお前だ、あっはっは!」 
 
くうみんだって
くうみんだそうです。どうとでも言え

 タダのちゃわん
 どうってことない茶碗だけどなあ

普通に急須
 どこにもありそうな急須じゃないか?
 
鹿さん
 
なんだい?バカさん
 手塚治虫の火の鳥みたいですね

 龍にも位があって、指の数が3本の龍と5本の龍では5本の龍の方が偉いのだ。

青龍だ!
 こっちの龍はお茶目な顔だけど、5本爪

かっこいい龍
 こっちはかっこいいけど3本爪。人も龍も、見かけで判断してはいけない


 明日はいよいよ花蓮だ。





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テーマ : 一人旅
ジャンル : 旅行

くうみんその後の試練

 さて、タイでくうみんを襲ったトラブルは、あの「白バイ事件」だけではなかった。台湾に無事着いて、いつも泊まる安宿に着いてやれやれと思った時のこと。
 着替えを点検していて、くうみんはとんでもないことに気が付いた。

 靴下をごっそり忘れてきた!!

 物入れが少なかったので、ほとんどの着替えは、トランクの中に入れておいたのだが、なぜか靴下だけは引き出しの中に入れていた。ほとんどが穴の開いた靴下で、順番に捨てて行こうと思ったからだ。
 しかし、中には買ったばかりの靴下もあった。くうみんは絹の5本指ソックスを愛用しているが、買ったばかりのこれも置いてきてしまった。
 
 あ~~~!!悔しい!1足か2足あっただろうか。おじさんの靴下も置いてきてしまった!これはおじさんが履いていたものをくうみんが履くようになったものだ。

 またバカバカしい、くうみんのやつ、それくらいで大騒ぎするとは…そう思うだろうか?しかし、考えてもみて欲しい!これから使えば1年は持ったと思われる5本指靴下と、おじさんの足の臭いをほうふつとさせる靴下、それを置いてきてしまったのだ。
 悔しくて悔しくて、地団駄踏んでしまうだろうが!!

 しかし、なくなったものは仕方ない。くうみんは台北に着くと、近くのユニクロで靴下を買った。台湾は食べる物は安いが、衣類などは日本とそう大して変わらない。3足組290元(1000円くらい)。

 それではこれまでの写真をご覧ください。


 バンコクのエラワン廟では、毎日祈りの踊りが奉げられる。普通は1分あるかないか。この男性はお布施の金額が多かったらしく、10分以上も踊りが続けられた。みんな真剣な顔でお祈りする。しかもギャラリーの方を見ながら真剣な顔をしなければならないのは、日本人には抵抗のある所。

真剣な祈り
 この真剣な表情を見よ。

 男性は腕に刺青をしている。海外では刺青はかなりポピュラーなようだ。日本では今は刺青、タトゥーのある人は、スーパー銭湯は断られるがそのうち変わって行くかも知れない。

 小さなハトが
 廟の屋根には小さなハトが止まっていた。しかしこのハト、どうやら飛べないように見える。はて?

 廟の入り口前に、ハトをたくさん籠に入れているお姉さんを発見。たぶんこのハトを放して、徳を積みましょうと言うことなのではないかと勝手に推測する。しかしこのハトたちも風切り羽を切られていて飛べないと思う。放したところでまた籠に戻されるだけじゃないのかな?

功徳を積むために放すらしいが
 このハトを放して徳を積みましょう

 以前、くうみんは某国のおばさんから、
「市場で魚を買って、それを海に放すと命を助けたことによって徳を積める。あなたは牛や豚を食べた罪でガンになったのだから、私と一緒に魚を放して、徳を積めばガンが治るね」
 と言われたことがある。その時は抗がん剤でつるっぱげだったので、病気のことは皆に知られていた。

 くうみんは考えた。
「牛や豚を食べた罪だと言うなら、魚じゃなくて牛や豚を助けて放さなくては意味がないのではないか?でも、そこら辺を牛や豚がうろうろするのって、危険なことだよな~」
 と言うことでその話には乗らなかった。
 
台湾の定宿、花華大飯店。ホテルはどこも高くて、いっそのことカプセルホテルにしようかと思うことも。

華華大飯店の部屋
 ここは安いから好きよ。一泊2千元(約7000円)、あれ~、そんなに安くないね~。でもこれがギリギリの所

 以前の朝食は、おかゆかサンドイッチ程度だったんだけど、今は結構品数の多いビュッフェになった。本館と分館、経営者が変わったのか?
 
朝食は「バッフェ」ですと



台北では故宮博物院を見学し、次は東側の都市、花蓮へ。
 



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テーマ : 一人旅
ジャンル : 旅行

ラヨーンであった嫌なこと だまされないために

 更新が続いたと思ったら、また途絶えてしまった。くうみんさん、どうしたのかしら?食べ過ぎで腹下しでもしたのかしら?そう思って心配な方もおられたことでしょう。もう、今は台湾の花蓮にいる。明日は知本温泉に繰り出す。

 実はなあ、ラヨーンでだまされたんじゃ。

 ずいぶん変わってしまったラヨーンの街を、うろうろしていたのだが、あそこは川があって、目的の所まですぐそばだと言うのに橋がなくて行けない、そういう所に行ってしまったんじゃ。

 だいぶ疲れてしまった。このまま行っていいものか?でも、道がなさそうだよなあ。そう思いながら歩いていると、婆さん二人と40代前後と思われるサングラスをかけた男がたむろしていた。
 婆さん二人は身なりが貧しいのはいいとして、タバコなんか吸っている。発展途上国でタバコを吸う老婆…差別する訳ではないが、先進国でタバコを吸うのと、発展途上国でタバコを吸うのとはどうも意味が違うように感じる。

 男に道を聞いた。
「このホテルに行きたいんだけど、どう行ったらいいのか?」

 何やら、そこまでバイクで送って行く、80バーツでどうだ、と言う。80バーツならバイクタクシーの相場だ。しかし、こいつ金を払おうとすると、「あとで」と言う。

 くうみんの直感が、
「こいつは怪しい」と言っている。財布を出すと、のぞき込むようなそぶりを見せる。大金は持っていないけど、100バーツ札しか持っていない。それを確認したようだ。

 あやしい。おかしい。

 だけど、疲れていたんだろうなあ。結局そのバイクに乗って騙された訳よ。
 不潔な体から発する臭い。脂肪タポタポの醜い体。触りたくないけど、つかまらない訳に行かないし。ホテルの前に着いて、100バーツ出した。すると、
「おつりがない」
 と言う。嫌だ、返せ!!
 ニヤニヤしながら、奴は100バーツ持って、逃げ去って行った。

 くうみんがバカだった。

 直感があれだけ、警報鳴らしていたのに、それに従わなかった。何より100バーツ渡した後、あいつはいくらでも隙を見せた。100バーツ札奪い取って、ホテルに両替頼めばよかったんだ。
 20バーツは日本円で大体70円くらい。たかがそれくらいで、と言うだろうか?だまされると言うのは気分の悪いことなんだよ。

 海外でだまされたくない皆さん!!
 直感は大事です。直感が、危ない、あやしいと言ったら、いくら疲れていても、魅力的でも、車にも話にも乗らないように。




 朝食に出ていた菓子パン。カスタードクリームだと思ったら…

こんな所にバナナかよ
 なんとバナナだ。こんな所にバナナかよ

金さえあれば食える
 金さえあれば食べられる活きエビ。でも、日本と違うからな
 
鶏
 逞しい鶏。この太い足を見よ。この鶏がおいしいんだよ

ひもの
 タイにも干物がある

キクくらいの大きさの花
 なんて花だろうね。大輪の菊の花くらいの大きさで、蠟梅のような艶がある

マングローブ公園
 マングローブ公園。この近くで事件発生

 気分を取り直して今回見つけたおかず屋さんへ。さつま揚げと、「これ、おいしいわよ。辛くないし」とオバさんお勧めのスープを購入。
「本当は60バーツだけど、50バーツにおまけしてあげる」
 捨てる神あれば拾う神あり。
 コープンカー。

さつま揚げ
 
 おすすめのスープ
 卵豆腐と春雨入りの鳥つみれが入っているスープ。オバさんのおすすめだけあって、うまい

 嫌なことは早く忘れよう。教訓は教訓として生かそう。そう思ったくうみんだったが、一難去ってまた一難。

 さて、このオバさんはどうなってしまうのでしょう?






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テーマ : タイ旅行
ジャンル : 旅行

ラヨーンとの出会い おじさんの思い出

 ホテルの近くには小さな店が一軒あっただけだったが、以前バーだったところにセブンイレブンができていた。一年前に訪ねた時はこんなものなかったのに。ここでビールを購入。夕食は、飛行機の中で貰ったナッツや、ラウンジでくすねてきたチーズで済ませた。朝から食べまくっていたのでお腹が空いていなかったのだ。

 次の日の朝はレストランが混んでいて、座るところを確保するだけで精いっぱいだった。ここには「なんちゃって和食」が出るのだが、今回もあった。餃子はいいとして、なんだこの「zarusoba」は。シラタキの入った野菜炒めだが、これは翌日、「yasaiitame」として登場。味は悪くない。家で作ってもいいな。

なんちゃって和食 ざるそば
 向かって左は揚げ餃子、右はざるそばですと

 おじさんと一緒に来た時は日がな一日プールサイドで本を読んで、夕方になるとその日の食糧を求めて、「おかず横丁」と呼んでいる徒歩30分ほどの所にある「屋台村」に行った。そこでその日の食糧を買って、部屋で食べた。
 このホテルはサービスアパートと言うのか、台所が付いていたので、ここで出来合いのおかずを買ったり、ブロッコリーやアスパラガス、イカを購入して、ゆでて持参のマヨネーズや醤油をつけて食べたりした。
 
 今回もマヨネーズや醤油を持参したのだが、一人だとゆでるだけのような、簡単な料理すらしようと思わない。よってマヨも醤油も使っていない。

 それに何より、おかず横丁がなくなっていた!!

 くうみんは今宵の食糧を調達せんとおかず横丁に向かった。この道には初めて来たとき、ゾウが歩いていて、大変驚いたのを憶えている。周りには何もなくて、寂しい限りだった。
 でも、今はかなりにぎやかになって、日用雑貨を売る店やレストランが点在していた。
「はぁ~、変わったな~」
 など思いながら、かつてのおかず横丁に着いた。しかし、そこには野菜やエビを商う店が2、3軒あるだけだった。

IMG_4661.jpg
 夕方になると、かつてはここに隙間もないほど、おかずを売る屋台が軒を連ねたものだった

「どうしよう」
 くうみんはもと来た道を引き返した。こことホテルのちょうど真ん中くらいに、一本の道が横断している。この道を行くと、ラヨーンのにぎやかな道に通じていて、お店もあるはずだ。
 そう思ってこの道を15分ほど行くと、一軒のおかず屋さんがあった。ここで二袋、おかずを購入。
「ハーシップバーツ」
 ここの人は日本人と同じく、余り英語を話さない。だからくうみんはタイ語の数字だけは覚えたのだ。「ハー」は5、シップは「10」、
ヌン、ソン、サン、シー、ハー、ホッ、チェッ、ペー、カウ、シップ。百は「ローイ」。これを組み合わせれば、数字はバッチリ。ただし、2は「ソン」だけど、20は「イーシップ」。

おかず屋さん
 おかず屋さん

 くうみんは、今宵のおかずを手に入れ、部屋でテレビを見ながら食べた。これから数日、こんな日々を過ごすことになる。

かつておじさんと待ったバス停
 おじさんが発見したバス停。ここでバスをのんびり待った
 
コインランドリー
 コインランドリー。日本でも最近そうだが、タイの洗剤は香りが強すぎるぞ
 
トカゲ
 水辺の街ですからトカゲも出ます
 
部屋からの夕日
 部屋からの夕日。部屋を変えてもらってよかった

 タイ版「サスケ」には、女子が登場。見事クリア。タイの女子、かっこいいぞ!
 
タイのサスケ
 果敢に挑む

彼氏が応援
 彼氏が応援。「頑張れ~」

やったわ!
 見事クリア!「やった~!!」 

ココナツカレーとチキン野菜スープ
 ココナツカレーうどんと、チキン野菜スープ

パイナップルのスープ
 向かって右は鶏肉の炒め物、左はパイナップルのスープ。パイナップルはやはり、生で食べるのが一番おいしいと思う

紙の位置が後ろで取りにくい
 何で紙の位置がこんな所なんだ!

 だけど、ずいぶん変わってしまった。この辺がにぎやかになったのは、くうみんとしてはなんだかな、だけどここに住む人たちにとっては悪いことではないだろう。
 おじさんと来るようになって、川向こうの土地が整備されてきれいになったのはうれしく思ったし、ゾウがいなくなったのも時代の変化だろう。
 でもソンテウが少なすぎるぞ!以前は15分も待てば来たのに、今は1時間に一本くらいしかないようだ。バス通りを歩いて気づいた。
 あの男性、済まない。

 ここは、おじさんと一緒にマレーシアのペナン島に行ったとき、バンコク在住の若い男性から教えてもらったのだ。
「ラヨーンっていいですよ」
 日本で言えば、伊豆のような位置づけか。外国人には観光地としてあまり知られていないが、タイ人は家族連れで来るようなところだ。
 でも、こんなに変わってしまうと、車のない観光客には過ごしにくい。

 これから、来るかどうかは微妙なところ。ゆっくり考えよう。






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テーマ : 旅行記
ジャンル : 日記

ラヨーンへ くうみんの試練

 ビジネスクラスでいいのは、並ばなくていいことだ。「プレミアムレーン」と言うのがあって、体の不自由な人や老人、子連れの人の他にビジネスクラスの人間もここに並ぶことができる。長蛇の列をしり目にもうスイスイと…

 到着したのは現地時間の14時30分、空港からラヨーン行きのバスは14時40分。バス乗り場までシャトルバスで10分から15分ほどかかるそうなので、これは間に合わない。次のバスは16時なので、いつも通り東バスターミナルに向かうことにした。

 空港からの電車でphaya thai(ガイドブックではパヤタイと表記しているが放送ではピヤタイに聞こえる)まで行き、スクンビット線に乗り換えて、東バスターミナルのあるエカマイへ。
 15時頃着いたのに、次のバスは満席なので、15時40分まで待つように言われた。しかし、バスが出発したのは16時近くで、これなら空港で16時発のバスに乗った方がよかった。あくまで結果論なので、どちらがいいかは運次第と言ったところか。

 ラヨーンまでの道のりは3時間ほどだ。19時頃到着。もう当りは暗いが、真夜中と言う訳ではない。
 タクシーに乗ろうと、運転手らしき人にこのホテルまで行きたい、いくら?と聞くと、
「ローイハーシップバーツ」

 150バーツか?そんなもんかな~。など思っていると、
「高いだろう?このソンテウに乗って行きなさい」
 と、その運転手が言うではないか!!近くにいた男性が、くうみんの重いトランクをソンテウに載せてくれた。
「コープンカー(ありがとう)」
 もう嫌とは言えない雰囲気になってしまい、そのソンテウで行くことになった。しかし、ずいぶんと街の雰囲気が変わってしまい、どこで降りていいかわからない。

 くうみんの不安はマックスになった。隣にいた若い女性に尋ねると、降りるべき場所はもうすでに過ぎてしまったと言う。ソンテウの乗客すべてが「どうしたらいいか?」考えてくれたようで、女性が下りるときに、ドライバーに
「この人をホテルまで送って欲しい」
 と頼んでいるようだった。
「私、タクシーで行きます」
 そういうと、女性ドライバーは、有無を言わさぬように言い放った。
「タクシーなんてないわよ!!」
 これは下心あり…
 
「大丈夫、このドライバーに送って貰いなさい」
 乗客すべてがくうみんに向かってそう言った(ように感じた)。

くうみん一人を乗せた乗り合いバス
 くうみん一人を乗せたソンテウ。どひゃ~、どうなるんだろう?

 ええい、ままよ!ソンテウに乗っていると、あるところで男性が、走り寄ってきた。
「やっと来た!」
 と言っているように見えたが、ソンテウは男性を無視して走り去った。くうみんはその男性の方を振り返って見た。ぼう然とする男性。来るか来ないかわからないソンテウを待って、やっと来たと思ったら乗車拒否。
「申し訳ない」
 くうみんは心の中で男性にわびた。

 ソンテウは正規のルートではなく、ホテルに直行し、ホテルのロビーに横付けされた。
「ありがとう。いくらになりますか?」
「おほほ、そうねえ…120バーツ、でいい。かな?」
「わかりました、はい120バーツ」
 ソンテウの乗車料金は一人20バーツくらいだ。客の少ないこの時間、くうみん一人で120バーツ稼げるなら、利の薄い商売をするより割はいい。庶民の交通手段を私物化し、迷惑をかけたが助かったのは事実。
  
ホテルに横付けされたソンテウ
 ホテルのロビーに横付けされたソンテウ
 
 ホテル従業員も全く驚いていない所を見ると、ソンテウの私物化はそんなに珍しいことではないようだ。
 
 この後、案内された部屋は、隣の建物の屋根しか見えないひどい部屋だったので替えてもらった。リクエストしたのは、スタンダードじゃなくて、デラックスルームのはずなんだもの。確かに角部屋だったけど、あれじゃ眺望なんてない。

 どうも、同じランク内でも、いいとは言えない部屋に案内されることが多い。これは女一人と見て侮っているのか?それとも代理店をかませているので、手数料分ホテルが損しているからそうなるのか?いずれにしても、言った者勝ち。

 この後はしばらくのんびり暮らせるはず… 
 




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テーマ : 一人旅
ジャンル : 旅行

羽を伸ばしにリゾートへ

 年末年始は家でゆっくりするつもりだったが、母がいるとそうは行かなかった。でも、向こうは楽しんだから、いいか?など思っている。

 その後に自分へのご褒美と言うのもなんだが、実は今、タイに来ているのだよ。
 今まで、家以外ではPCは使えないものと思っていたのだが、ブロ友めろんさんと一緒に旅行した時、偶然教えてもらったのだ。
「PCを旅先で使いたい?何もしなくても普通に使えるよ」
「えっ、でもなんか、器具が必要とか、契約を変えなければいけないとか、ないの?」
「ないよ」

 タイは、電圧が220ボルトだ。だから変圧器が必要なのではないかと、ずっと思っていたが、アダプターを見たら、240ボルトまで大丈夫と書いてあるではないか!!

 よし!PC持って行こう。今まで、国内では持って行ったことがあるが、今回は初の海外進出だ。

 タイのリゾート地、ラヨーンはおじさんと10年ほど前までは、毎年のように来ていた。最後に行ったのは、くうみんが抗がん剤治療をしている、その合間を縫って行ったと思う。

 丸禿げだったので帽子をかぶって行ったが、スーパーのトイレから出た時、なぜか後頭部に熱いものを感じたと思ったら、帽子をかぶっていなかった。
 このとき、本当に「熱い視線」ってあるんだと思ったのだった。

 ちょうどいい時間帯の飛行機は満席だったので、台北の空港近くのホテルで一夜を明かし、それからタイに向かうことにした。

 くうみんは飛行機はチャイナエアラインのビジネスクラスに決めている。ビジネスとは言いつつお手頃価格だからだ。それに最近は燃油サーチャージだ、空港ナントカ料だと航空券代だけでなく、いろいろ払うものがバカにならない。その料金はエコノミーでも同じだから、ビジネスの方がお得感がある。なんと言ってもラウンジでは飲みホだ。

 あまり飲まない人は飲みホは必要ないし、飛行機は移動の手段と割り切っている人もいることだろう。エコノミーとビジネス、どちらがいいかは考え方次第。

機内食ディナービーフを事前予約
 機内食の事前予約をした

 台湾の桃園空港近くのホテルは、MTR桃園駅から2つ先の大園駅下車。進行方向向かって左側に見える。暗くなってからの到着だったので、場所が分かるか不安だったが、ド派手なネオンで一発でわかった。歩いて5分ほど。
 
桃園シティスイーツ
 桃園空港近くのホテル。シティスイーツは、一泊日本円で6700円くらい。寝るだけなので値段重視。バスタブなし、シャワーのみだったがそれもやむを得ん

 朝から食べっぱなしだったので、そんなに腹は空いていないが、暗くなるとビールを飲みたくなる。どこかないかと店を探すと、ホテルのすぐ近くに小さな食堂があった。
 たぶんこのホテルの従業員や、近くで働く人、あるいはくうみんのような旅行者を相手にしているんだろう。ここでビールを4本、ご飯や麺よりつまみになるものをと、ゆで豚を購入。

 ゆで豚
 皮の所がゼラチン汁で柔らかく、かなりうまい。フォトで回転させても写真がどうしても縦になってしまう。どうして?

 ビールは残ったら持って行けばいいや、と思ったが、アルコール分4.5%のものだったので、今回は4本飲んでしまった。普段は6%のモノを3本。アルコール度数によって満足度が違うのね。

 翌日は10時15分の飛行機なので7時半くらいにホテルを出る。ホテルの人がタクシーを手配しましょうかと言ったが、そういう所はケチる。歩いて行くに決まってるじゃん、徒歩5分なんて。

 桃園のビジネスラウンジは第一ターミナルのは大変豪華だ。第二の方は大したことない。

桃園ビジネス 睡眠室
 仮眠室もあるけど、こんな所使う人いるの?ホテル代わりに使う訳にも行かないし
 
シックな室内
 派手好きの台湾人と思えないシックな室内

 この日、くうみんは午後3時半ごろバンコクに到着した。この時間なら、そんなに遅い時間ではなく今宵の宿のあるラヨーンに到着するはずである。

 しかし、くうみんを待っていたのはとんでもない試練だった。

 さて、このオバさんはどうなってしまうのでしょう?



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テーマ : 一人旅
ジャンル : 旅行

くうみん母その後

 1月1日朝食 通販で買ったおせち料理 イセエビの刺身 鶏肉と小松菜のお雑煮 昼はこの流れでデレデレと食べていたので、なし。  夕食 イセエビとホンマグロの中トロ、煮物。

 イセエビは通販で購入した。料理ばさみを使うとさばくのは意外と簡単。普通の魚より簡単かも。しかし、イセエビが「キュン、キュン」と泣くのがかわいそうだった。

「まあ、すごいご馳走ね!!」
 くうみん母も、満足げだ。イセエビを食べた後は頭で味噌汁を作った。めったに食べられないものなので、ひげの中の身まで食べた。

 食後、くうみん母は、部屋に閉じこもっていたが、初参りに誘う。歩いて15分ほどの氏神様へ。すごい行列で、50分ほど並んだ。今日帰るんだよね~。と思っていると、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で、
「3日までいていいかしら?」
 というので、
「いいよ」
 と答えた。やっぱりね。
 
 1月2日 朝食 おせち料理、お雑煮 昼 なし 夕食 ホンマグロの中トロ、牛しゃぶ

 今日は運動のため、買い物に誘う。刺身がなくなったので、再び購入。明日の朝は久々にパンでも食べようと、パン屋さんでバターロールのサンドイッチセットを購入。
 こんな時でないと食べられない本マグロの中トロは実にうまい。牛しゃぶの肉は、以前オーケーで30%オフで買ったのを冷凍しておいたもの。でも、これもうまい。

 明日は帰る予定なので、重たい荷物は宅配に出した。

 1月3日 朝 昨日買ったサンドイッチ、豆乳ラテ 昼 うどん

 最近は年越しそばに年明けうどんというらしい。なので昼はうどんにした。
 今日は帰るんだよな~、と思っていると、
「もう一泊していいかしら」
 というので
「…いいよ」
と答えた。

 犬の散歩よろしく、くうみんは母を散歩に連れ出した。これも運動不足解消のためだ。以前、町内会のハイキングで行ったコースのほんのさわりだけを歩いた。それでも母には結構な運動になったようだ。

 夕食を調達することに。作るのが面倒くさくなったので、くら寿司で、テイクアウトをすることに。電話でセットを注文。フィットネスクラブの風呂が今日からやっているので、その帰りに取りに行った。
 今回は日記をしまい忘れることもなく、余裕だった。 

 くら寿司はくうみん母が好きなのだった。はじめは友達におごってもらったそうだが、回転ずしとはいえ、寿司は寿司、きっと高いんだろうと遠慮していたら、一つ100円と聞いて驚いたそうだ。それからのファン。
 くうみんの作った煮物、特に里芋が好評だったが、残っているのは里芋は2個だけなので、これと油揚げ、ダイコン、ニンジンなどで味噌汁を作った。

 1月4日 朝 サンドイッチの残り 

 「もう一泊していいかしら?」
 また来たので、
「いいけど、6日の日曜日は朝早く用事があるから、5日までね」
 というと、さすがに遠慮したのか今日のうちに帰ることに。

 最寄り駅までではなく、わかりやすい所まで送ることにした。駅までの道中、近道を行くために信号のない所を横断。横断歩道で車が途切れるのを待っていると、一台の車が止まってくれた。
「ありがとうございます」
と言って頭を下げて運転席を見たら、丸いサングラスをかけた、こわもての男性が微笑んでいた。人を見た目で判断してはならない、と思った。

「最近、道を渡ろうと待っていると、すぐに止まってくれるのよ」
「そりゃ、婆さんだからだよ!!」
「そうかしら」
 当然だろうが!!

 しかし、県民性もあるかも知れない。神奈川では結構車が止まってくれるが、千葉では絶対にない。

 ここなら大丈夫だろうと思われる駅に着いた。くうみんは入場券を購入してホームまで行くことにした。並ぶところは優先席のある場所だ。
「哀れな年寄りなんだから、優先席に座らせてもらうのよ」
「うん、また寄せてちょうだいよ」
「…いいよ」

 電車が来た。優先席に行けばいいのに、逆の方に行ってしまい、座れずに立っている。
「優先席よ!!」
 くうみん母は、優先席が空いているのに気づいて、そこに座った。 

 電車が動いて、母が見えなくなると、くうみんはホッと息をついた。

 この年齢では、家に子供や孫が来るのが普通なのだろうが、それも大変なようだ。ときどきコメントくれるタンポポさんも大変だったようだ。

 タンポポさんのブログ記事
 
 おじさんと実家巡りをするのは、それぞれ1、2泊だったけど、それくらいがいい所かな。

  
 

 

 


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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

報告の途中ですが、こんなことが!!

 くうみん母が一泊で帰る訳がない。あ~だこ~だと言いつつ結局4泊して帰った。
 この話は置いといて…

 くうみん母が帰ってやれやれと一息ついた。そうだ、フィットネスクラブの風呂に行こう。もう開いているはずだ。

 久しぶりにスタジオでトレーニングをして、風呂へ向かった。体を洗った後、湯船に入ろうとすると、何か茶色いものが浮いている。きっとバンドエイドをクシャクシャに丸めたものだろう、そう思って湯とともに、両手ですくい上げた。しかし、それはバンドエイドではなかった。

 ゲ~~~~~!う○こ!!

 くうみんはすぐにそれをタイルの上に捨てると、クリーンスタッフを呼んだ。
「ちょっと来てくださ~い!」
 クリーンのオバがこちらに気付いた。
「どうしたんですか?」
「湯船の中に汚いものが浮いていたんです」
「う○こですか?」
「そうです」

 聞くと、今までも何回かあったそうだが、タイルの上だったと言う。湯船の中と言うのは初めてだと。
 スタッフはビニール手袋をして問題の物件をつまみ上げて処分した。
 みんなに知らせるのはどういうものかと思ったので、知っている人にだけ教えた。くうみんはこの日は湯船に入らなかった。

 おならだと思っていきんだら、本物が出てしまった…という所だろうか?温泉に年寄りが家族の介助を受けながら入っているのを見かけるが、湯船にう○こは見たことがないぞ。

 クリーンスタッフのオバに、上に言っておいてくださいとは言ったが、従業員が言うより客が言った方がいいと思い直し、家に帰ってから電話をして、支配人と話をした。
「こんなことがあったので、お湯を替えていただきたいんですけど」
「わかりました。今日は無理ですが、明日の営業には間に合うように、替えておきます」

 こんなことが以前に通っていたフィットネスクラブでもあった。こっちの場合は、誰がやってしまったのかは明白だった。サウナの中で、プールのシャワーの下で…次々とやってしまうんだもの。

 以前のフィットネスクラブでの、この話を聞いた人は、たいへん気の毒がっていた。この人は家に年寄りを抱えていた。
「それは気の毒です。家族に知らせてあげるのが親切と言うものではないですか?」

 そうかな~?だって、それ、家族に言える?
「あなたの家のばあちゃんが、フィットネスクラブで粗相をしています。何らかの手立てを講じた方がいいと思いますが」
 とか、慎重に言葉を選んだとしても、かなり言い方が難しい。

 結局、その時はあまりにも続いたので辞めてもらったと聞いた。他のフィットネスクラブにも、「こういう人が来たら注意!」と、お触れが出たそうだ。

 今のフィットネスクラブでは、誰が(犯人)なのか、まだわかっていない。
 この状態で、湯船に入るのは本当は危険なことではある。でもさ、風呂に入って湯船に入らないのも、なんか寂しいじゃない?

 オシモがゆるくなってこんなことをしてしまうのは、誰にでもあることなのかも知れない。でも、もしくうみんがそうなったら、潔く大浴場は使わないようにしよう。

 




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テーマ : ちょっとした報告
ジャンル : 日記

母来たる

 年末12月31日、くうみん母がこの家に来る。
 くうみんは、いつも使っている再生紙のごわごわのトイレットペーパーをスコッティ―の高級品に替え、いつもは抜いているエアコンのプラグをコンセントに差し込んで、部屋を暖かくして待っていた。

 最寄りの駅までは一人で行けると言うので、到着を待っていた。しかし、来るはずの時間になってもなかなか来ないので、しびれを切らして携帯にかけてみた。
「もう駅には着いているの。でも、どうやって行ったらいいかわからなくて」
「わからないに決まってるじゃない。改札前のUで服を買うフリしながら待っていて」
 寒いので暖かい店舗内で、待てるように配慮したつもりだ。自転車を飛ばして目的地に着くと、母がいない。また携帯の出番だ。
「どこにいるのよ!」
「駅前のUの前にいる」
「いないじゃない!本当に駅前?何が見える?」
「托鉢の坊さんがいる」
「ああ、あの偽坊主!」

 托鉢して金をもらおうとしている偽坊主だ。みんなわかっているから誰も恵まない。なのに性懲りもなく鐘をチ~ン、と鳴らしている。普通に働いた方が儲かると思う。そして、本人は本当に托鉢しているつもりなのかも知れぬ。
 携帯があって良かった。すぐに落ち合い、家に向かった。
「エスカレーターに乗ったような気がして、あっちこっちうろうろしていたの」
「エスカレーターに乗れたとしてもその先がわからないんでしょ?うろうろしないでさっさと電話すればいいの」

 何でもできる…そう思い込んでいるので、余計ことが複雑になる。

 家に着いた。部屋に案内し、お茶を出した。
「いいわよね~、ここは」
 
 まあねえ、住めば都とはよく言ったもの。最近はうるさいのにも慣れてきた。 
「じゃあ、一泊させてもらおう」
 えっ、一泊で帰るの?オホホ、ラッキー♪
 くうみん母は、お土産の数々を取り出した。しかし、そこに肝心なものがない。
「年越しそばは?」
「あっ、忘れた!!」
 そんなこったろうと思った。

 くうみんが先に風呂に入って次に母に入ってもらった。その間に食事に支度をする。
 「おいしいわね~、この煮物!」
 母はくうみんの作った煮物が気に入ったようだ。いつもはブツブツ愚痴ばかり言うのだが、この日は機嫌がよかった。疲れたらしく、くうみんの作った年越しそばを食べ終わると、9時過ぎには寝床に入った。

 一人になったくうみんは玄関先に隠してある日本酒を取りに行って、グラスに注いだ。今後の算段をした。本当に一泊で帰るのかな~。だったら楽でいいな~。


判るかな?
 玄関先の観葉植物の陰に巧みに隠してある日本酒。くうみん母が「女が一升瓶の酒を買うとは!」などというかも知れないので、カムフラージュが必要。
 
日本酒の隠し場所
 ほら、このように。ここに置いておくと程よく冷えておいしく飲める。

 しかし、そうは問屋が卸さなかったのは言うまでもない。


 





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プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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