物価が高いと嘆いていたが、近所に自分で作った作物を無人販売している所があるのに気づいた。
汗水たらして作った作物なんだから、これくらいは欲しいよね…というつもりで値段をつけるからだろう、こういう所は結構高い。
しかし、この人は欲がないのか、安い値段を付けている。みて~、このジャガイモ、一盛り100円よ。測ってみると880gあった。煮崩れしにくいメークインなので、早速肉じゃがに。

余談ですが、肉じゃがで使う肉は豚ですか?それとも牛肉?
くうみんは豚肉です。でも、九州出身の人が、言っていました。
「豚肉の肉じゃがなんて考えられない!」
牛肉だとどうしても肉が硬くなるとも言っていたので、
「豚肉の方が硬くなりにくいから試してごらん。バラ肉がお勧め」
早速やってみたらしい。豚肉の方がずっとおいしいと言っていました。
関西より西は牛肉で、東は豚肉のようだ。うちが豚肉にするのは、牛は高いということもあるが。
さて。
何回か、この無人販売所を訪れたが、売っているのはいつもジャガイモ。早く行かないと売り切れてしまうのか、それともジャガイモしか収穫がないのか。
でも、楽しみが一つ増えたよ。
最近甘酒が流行っている。
甘酒と言えば、冬のものと思っていたが、古くから夏に飲むものだったようで、それが今復活したようだ。
できたものを買うのもいいけど、ここは一つ作ってみよう。以前どぶろくを作ろうと思って買った麹がまだある。
米3合を2合分の水で炊いて、2リットルの水と麹を混ぜるだけ。2、3日経ったら出来上がり…なのだが、やっと入るくらいの容器で作ったら、発酵してせっかくの甘酒がこぼれてしまった。
大きな容器に移し替えた。

飲んでみると、甘くておいしい。これに酒粕を加えるとどぶろくになるのだが、今回はノンアルで飲むことにしよう。

これは甘酒です。どぶろくではありません!
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ジャンル : 日記
新居に入ったはいいが、いろいろと気が落ち着かない日々を過ごすくうみん。
家を買ったからさぞかし気分のいいものだろうと思っていたが、そうでもないのだよ。
何でもかんでも求めるのは贅沢と言うもの。くうみんさん、わがままだな。
そういう意見もあるかも知れないが、ちょっと思い悩むことがあって…こんな大事なことに、どうして気が付かなかったんだろう?
そんな悶々とした日々を送っていたある日、おじさんとの会話を取り持ってくれるミディアムさんのことを思い出した。いつもは年一回、おじさんの誕生日前後に行くと決めているのだが、9月から料金値上げと聞いた。だったら急げ!この問題をおじさんに聞いてみたい。
という訳で、先日おじさんに会ってきた。
こんな世俗なことを聞くのは、とためらいはあったが、おじさんは解決法をちゃんと示してくれた。ちょっと面倒だが、なるほど言われてみればこの方法が一番いいかも知れぬ。
ただ、すぐ解決という訳には行かない。くうみん自身がやらなければならない。そうじゃないと前に進まない。
「面倒くさがって、先に延ばさないように」
わかったよ、やりますよ。まだまだのんびりできないな、トホホ。
おじさんは今、幽界の上部にいると言う。そこで大変努力をして修行に励んでいる。なのでみんなから尊敬され、リーダー格になっていると言う。
おじさんは割とそういうところがあった。みんなの先頭に立って何かをするような。
でも、それが「夏祭り」だったり、単なる飲み会だったりする。まあ、みんなが喜んでいるようだからいいか。
くだらないことも聞いてみた。以前、僕たちの結婚は生まれる前から決まっていたんだよ、と言っていたけどあれは、私しか手をあげなかったからなの?と聞いてみたら、
「違うよ!」
という答えが返ってきた。この言い方が、実におじさんそのものだ。
おじさんとくうみんは何回も夫婦になったけど、親子になったこともあるそうだ。おじさんがお母さんで、くうみんは男の子だったそうだ。
そう言えば箸の持ち方を教わったのは、おじさんからだった。
くうみんは男だったこともあったのか。なんとなく、そんな気もしないでもない。
引っ越しを考えたのは、以前住んでいた所に、おじさんが亡くなったことによって人の心の暗闇を見せつけられたという、苦い思い出があったから。
新しい地で心機一転、と思ったら、またまた問題勃発。
早く落ち着きたい。
どうでもいいお知らせ
この記事を書いているとき、宅配便が来ました。
何か頼んだっけ?そう思って出てみると、全く知らない大阪の会社からパキラが送られています。住所だって限られた人にしか教えていないのに、なぜ?まったく覚えがないので、受け取り拒否をしました。
これってどういうことでしょうか?
ちょっと大切なお知らせ
ミディアムさんの連絡先を教えて欲しいという問い合わせが、何件かありました。
コメント欄にメアドを貼り付けてもらうと、設定が悪いのか、メールを送信することができません。
なのでメールは、画面右側にある「くうみんにメールはこちらから」を使ってください。しかしながら、相性があるのか、携帯のメアドだと、届かないこともあるようです。PCのメアドなら確実と思われます。
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その日おじさんは、ご機嫌だった。 前から計画していた、仲間内の一泊温泉旅行がやっと実現したからだ。
おじさんは無類の風呂好きだ。その日も10時になるとフィットネスクラブの風呂に行き、まだ早いと言うのに待ち合わせ場所に向かった。
「おじさん、こんなに早く行ってもあっちで1時間近く待つんじゃないの?」
「いいんだよ、弁当選んでいる間に、時間なんてすぐ経つから」
長雨が続いていた。その日はかろうじて雨が上がっていたけれど、おじさんが泊まる予定の旅館は、裏に山がすぐ迫っているので、がけ崩れが心配だった。
「崖側じゃない方の部屋にしてもらって」
「あはは、大丈夫だよ」
玄関先で靴を履いて、ドアを開けた。
「行ってくる」
と言うように外に出たが、細く開けたドアから顔を覗かせた。
「明日の昼は海鮮丼を食べるから、夜はご飯じゃないものね」
「うん、わかった」
おじさんのいない夕食は、おじさんのあまり好まないエスニックなものや、ちょっと変わったものを食べることにしている。
その日は、キンカン卵のすき焼きだった。牛肉の代わりにキンカン卵を使うと言う、突拍子もない代物だ。キンカン卵は、くうみんの子供時代の憧れの食材だ。そんなに高いものではない所を見ると、親があまり好きではなかったんだと思う。
豆腐、シラタキ、玉ねぎ、春菊…昔はすき焼きには長ネギだったけど、今は玉ねぎの方が好きだ。
テレビを見ながらビールを飲んで、一人で夕食を食べた。
深夜、電話の鳴る音がした。誰だろう、こんな時間に…しつこく鳴る呼び出し音に、ついに電話に出ると、おじさんが大変なことになっていると…
担当の医師からも連絡が入った。
「大変厳しい状況です」
急いで支度をして、タクシー乗り場に向かった。医師からの大変厳しい状況という説明…これは後から考えると、もう駄目ですと言う意味だったらしい。
くうみんが病院に着くとおじさんは、心臓マッサージを受けていた。でも、ただ単に心臓を動かしているだけの状態だった。心臓マッサージを止めると心臓は止まってしまう。すでに亡くなっていると言うことだ。
おじさんはうっすらとほほ笑んでいた。きっと倒れた時に、また来たいな、なんて思っていたんだろう。鼻から血を出している。くうみんはティッシュで拭いた。
おじさんは、くうみんの呼んだ葬儀屋さんの車に乗せられた。くうみんはおじさんの足元に行くと、足をマッサージした。いつも朝にするように。
おじさんもくうみんも、今までの日々が、ずっと続くものだとばかり思っていたけれど、こんな風に終わってしまうことがあるんだねえ。
人はともかく、自分の身にこんなことが降りかかるなんて、夢にも思わなかった。
一日だけで終わると思った、たった一人の夕食は、その後もずっと続くことになった。
「行ってくる」
と、言ったのは、
「逝ってくる」
の方だった。
おじさんが先に逝ってしまった。
7月某日、おじさんの命日。雨降る中、墓参りに行った。おじさんの名前の次は一人分だけスペースがある。ここにくうみんの名前が入って、この家は終わり。
次はミカエルが継いでくれるって。
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テーマ : ひとりごと
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引っ越して判るのだが、土地によって物価がかなり違う。某氏によると、日本一物価が安いのは北九州だそうでそんなに田舎とも思えないのに羨ましい限りだと思う。
くうみんが神奈川に越して思ったのだが、
神奈川は物価が高い!
くうみんはもともと神奈川県出身だ。だから、千葉に引っ越した時はその物価の安さに目を見張ったものだ。
おじさんはアスパラガスが好きだったが、アスパラガスは高い。神奈川では一束350円くらいした。それが千葉ではいきなり198円程度で売られていたのだ。
買わなきゃ損!とばかり、見つけてすぐに買ったが、いつもこの値段だと言うことに気が付いてそのうち熱も冷めた。安いと思ったのは初めの頃だけで、あとはその安さにありがたみがなくなった。探せばもっと安い店があったからだ。
そう言えばおじさんのお姉さん達が、くうみんの家の近くの八百屋を、
「あそこ、安いわね」
と言っていたっけ。しかし、くうみんはそんなもので満足できずに、もっと安い所に自転車を飛ばして買いに行っていた。
「ダメです!!あれはまだ高いです。もっと安い所があります」
お姉さん達は、もっと安いってどういう所なんだろうと言う顔をしていた。
お姉さん達は神奈川に住んでいたから、その感覚なのだろう。千葉に来れば安いと思うし、神奈川の自宅近くで買い物しても、そう高いとも思わないのだろう。
しかし、くうみんは違う。
ここ神奈川は、肉も魚も野菜も高い。千葉より安いものなどない。駅前に安めの食品スーパーを見つけたが、この近くでは安いものの、千葉の安さには及びもつかない。
買うことができない。必要なものを少しづつ買っている。
この感覚に慣れるだろうか?やって行けるだろうか?ちょっと心配になってきた。
でも、やるっきゃないし。
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