引っ越し準備中の地震 来ないでね!
16日には千葉で震度4くらいの地震があった。くうみんの住んでいる所では震度2くらいの揺れだったのではないかと思う。いずれにせよ、大した被害はなかったようだ。
そして次の日に地震が来たのは群馬で、ここは千葉より揺れは大きかったが、大丈夫なようだ。
これで終わりと思いきや、ついに大阪北部で震度6強の地震が発生、5人の死亡が確認されたと言う。亡くなった方がいると言うのは、やはりやるせないものだ。東日本地震のときとはスケールが違うが、犠牲者の中には小さな女の子もいたそうで、お亡くなりになった方のご冥福を祈るばかりだ。
くうみんは2011年3月11日の地震のとき、癌の診察のため、病院から帰ったばかりだった。この日、主治医に
「ホルモン剤を辞めたい」
と相談したのだが、あれだけ自分の高説を押し付ける主治医が、簡単に「いいよ」と言ってくれて、ラッキ~!と思って機嫌良く帰ったのだった。
「どっへっへ~、良かった♡」
など思いながら着替えていると、突然の大揺れ。
「おじさん、地震だ!」
「な~に言ってるんだよ、地震なんか…はあぁ~~~~~!!」
おじさんは本棚を押さえつけ、くうみんは食器棚を押さえつけた。
「おじさん、怖いよ!!」
「おじさんも怖い!!」
ガス、水道が止まってしまったことは憶えているが、電気はどうだったのか、憶えていない。
おじさんと一緒に近くのスーパーに行くと、お弁当が半額で売っていた。今思うと、お店の人の心意気だったのだろう。こんな時はお弁当を買う人が増えて、高くても欲しいと言う人はたくさんいたはずだ。
そこで買ったお弁当をおじさんと食べた。風呂も入れなかったが、まだ3月でそんなに暑くなかったので助かった。
テレビで家具の固定のことを特集していたが、うちの場合、背の低い和ダンスや、背が高くても横幅のある洋服ダンスは倒れなかった。
倒れそうになったのは本棚と食器棚だ。
どちらも高さが185センチ程度で、横幅が90センチほどと狭い。そしてガラスの観音開きの扉が付いているのも共通している。食器棚の下には地震のときのためにストッパーをかませていたが、何の役にも立たなかった。
家具の固定のためには天井まで届くような段ボールを置くのがいいと聞き、置くことにした。専用の段ボールを売っているそうだが、普通の段ボールで手作りしてもいいと。うちはこれ。
人間、入れる方より出す方が大事と感じたものこのときだ。うちは大丈夫だったけど、下水道が使えなくなった家では、歯磨きした水さえ流せなかったと聞く。夜中でも外の仮設トイレを使うのは怖いし寒いし、大変だっただろう。
くうみんが防災のために常備しているのは、飲用の水12リットル、手洗い用の水16リットル、水で戻せるアルファー米10食、その他缶詰は日常的に購入したり食べているもの、携帯用トイレ3日分程度。そして絶対必要なのがウエットティッシュ。手が洗えないから、これは地味に重宝する。
ガラスが飛び散った室内をはだしで歩いてけがをしたと言う人の話も良く聞くので、枕もとにスリッパのような履物。
いろいろ書き連ねてきたが、今の日本で被災しなかったと言う人の方が、少ないのではなかろうか?このくうみんですら、被災したのだから。
普段している備蓄も、今は引っ越し準備のため、水は飲んだり使ったりしてもうない。食料もなくなりつつある。防災用品も段ボールに入って、どこにあるのか探さなければならない。
今、地震が来たら、どうにもならない。
サナギ状態の蝶、脱皮後のカニ、そして引っ越し準備中のくうみんは襲われたら一巻の終わりだ。
どうか、引っ越しが終わるまでくうみんの近辺では地震がありませんように。
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そして次の日に地震が来たのは群馬で、ここは千葉より揺れは大きかったが、大丈夫なようだ。
これで終わりと思いきや、ついに大阪北部で震度6強の地震が発生、5人の死亡が確認されたと言う。亡くなった方がいると言うのは、やはりやるせないものだ。東日本地震のときとはスケールが違うが、犠牲者の中には小さな女の子もいたそうで、お亡くなりになった方のご冥福を祈るばかりだ。
くうみんは2011年3月11日の地震のとき、癌の診察のため、病院から帰ったばかりだった。この日、主治医に
「ホルモン剤を辞めたい」
と相談したのだが、あれだけ自分の高説を押し付ける主治医が、簡単に「いいよ」と言ってくれて、ラッキ~!と思って機嫌良く帰ったのだった。
「どっへっへ~、良かった♡」
など思いながら着替えていると、突然の大揺れ。
「おじさん、地震だ!」
「な~に言ってるんだよ、地震なんか…はあぁ~~~~~!!」
おじさんは本棚を押さえつけ、くうみんは食器棚を押さえつけた。
「おじさん、怖いよ!!」
「おじさんも怖い!!」
ガス、水道が止まってしまったことは憶えているが、電気はどうだったのか、憶えていない。
おじさんと一緒に近くのスーパーに行くと、お弁当が半額で売っていた。今思うと、お店の人の心意気だったのだろう。こんな時はお弁当を買う人が増えて、高くても欲しいと言う人はたくさんいたはずだ。
そこで買ったお弁当をおじさんと食べた。風呂も入れなかったが、まだ3月でそんなに暑くなかったので助かった。
テレビで家具の固定のことを特集していたが、うちの場合、背の低い和ダンスや、背が高くても横幅のある洋服ダンスは倒れなかった。
倒れそうになったのは本棚と食器棚だ。
どちらも高さが185センチ程度で、横幅が90センチほどと狭い。そしてガラスの観音開きの扉が付いているのも共通している。食器棚の下には地震のときのためにストッパーをかませていたが、何の役にも立たなかった。
家具の固定のためには天井まで届くような段ボールを置くのがいいと聞き、置くことにした。専用の段ボールを売っているそうだが、普通の段ボールで手作りしてもいいと。うちはこれ。
人間、入れる方より出す方が大事と感じたものこのときだ。うちは大丈夫だったけど、下水道が使えなくなった家では、歯磨きした水さえ流せなかったと聞く。夜中でも外の仮設トイレを使うのは怖いし寒いし、大変だっただろう。
くうみんが防災のために常備しているのは、飲用の水12リットル、手洗い用の水16リットル、水で戻せるアルファー米10食、その他缶詰は日常的に購入したり食べているもの、携帯用トイレ3日分程度。そして絶対必要なのがウエットティッシュ。手が洗えないから、これは地味に重宝する。
ガラスが飛び散った室内をはだしで歩いてけがをしたと言う人の話も良く聞くので、枕もとにスリッパのような履物。
いろいろ書き連ねてきたが、今の日本で被災しなかったと言う人の方が、少ないのではなかろうか?このくうみんですら、被災したのだから。
普段している備蓄も、今は引っ越し準備のため、水は飲んだり使ったりしてもうない。食料もなくなりつつある。防災用品も段ボールに入って、どこにあるのか探さなければならない。
今、地震が来たら、どうにもならない。
サナギ状態の蝶、脱皮後のカニ、そして引っ越し準備中のくうみんは襲われたら一巻の終わりだ。
どうか、引っ越しが終わるまでくうみんの近辺では地震がありませんように。
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テーマ : 地震・天災・自然災害
ジャンル : ニュース