お値打ちの宿松風苑
くうみんのもとには旅行のパンフレットが毎月何冊か送られてくる。トラピックスはあまり使わなくなったせいか、いつの間にか送って来なくなった。クラツーと、旅物語、そしてHISが、送ってよこす。HISは海外でもないと使わないが、クラツーや旅物語は格安ツアーや格安宿でだいぶお世話になっている。
おじさんがいた頃は宿泊とJRがセットになったのをよく利用した。でも、今はくうみん母の近くで宿をとるパターンばかりなので、宿は2人で泊まるとしても、JRはくうみん一人、正規の値段で行かなくてはならなくなった。
不経済だ。なので、なるべく安い宿を探して泊まる。伊東園ホテルグループは一泊二食7千800円なのでよく利用する。しかし、毎回だと飽きる。
今回は網代温泉「松風苑」に泊まることにした。JTB旅物語の泊まるんばで特別価格9千500円という驚きの価格!しかも部屋食ですって!
宿泊当日、くうみんはくうみん母の入居している老人施設に迎えに行った。部屋の様子も変わらず、まあそこそこ平和に暮らしているようだ。
田舎ゆえ、電車の本数も限られているので、乗り遅れないよう余裕を持った時間に出ようとするのだが、忘れ物をしたり、知り合いに自慢したりでなかなか駅に着かない。
「まあ、どちらへ?」
「おほほ、娘と一緒に温泉に」
網代駅に着くと宿に電話をして迎えに来てもらった。宿は、車で5分程度の所にあったが、高台なので外を散歩したら帰ってくるのが大変そうだ。近くにコンビニもない。
通された部屋は山側の余り眺めがいいとは言えない部屋だったが、今が盛りのツバキがきれいだった。そしてミカンが、すぐそばにたわわに実っている。くうみん母にとって目の毒だ。
「あんなにミカンがたくさんなっているのに、採れないわ!!」
欲張りのくうみん母は心底悔しそうだった。
庭園が自慢だと言うので、くうみん母と一緒に歩いてみることにした。
そこにはくうみん母にとって目の毒がたくさんあった。おいしそうなミカンのなったミカンの木、フキノトウ、アシタバ、そしてツクシ…そこでは採ろうとするのを止めるのに一苦労した。
風呂はまあ普通なのだが、お湯がいいと評判らしい。うん、いい湯だ。
食事は部屋食。部屋で食事できるなんていつ以来だろう?この安い料金で申し訳ない。
食事は、おいしい。刺身は新鮮だし、豚肉とキャベツの陶板焼きはキャベツの甘みがなんとも言えない味を出している。しかし、量が少ない。旅館の食事というのはビュッフェじゃなくてもお腹パッツンパッツンになるものだが、ここではそうではない。やっぱり安いからか?

これと刺身盛り合わせと蒸しイセエビが付く
朝は風呂に入ってビールを飲んだ。これが温泉宿の楽しみ。危険はないか、これからどう行動すべきかなんて、まったく考えなくていい平和な日本の温泉旅…海外じゃこうは行かない。

これは朝食
チェックアウトは10時なので、電車の時間の連絡を考えると結構忙しい。くうみん母を追い立てて、母を入居先に送っていく。
「お昼はおいしいそばが食べたいわ」
「ん~、じゃ、そば屋行こうか?」
この近くにおいしいそば屋なんてないと言うので、おいしいそばを求めてまたまた電車に乗る。
くうみんは母は、せいろそば、くうみんは鶏南を注文したが、母は「天せいろ」を注文したつもりで間違えたようだ。てんぷら盛り合わせを追加注文。
先に来たせいろそばを、てんぷら盛り合わせが来るまで食べるのを待った。天ぷらが来たらくうみん母は、そばと天ぷらをモリモリと食べ始めた。
「最近食が細くなって…でも、食べないのに太る一方なの」
など言っていたが、そんなに食べて何が食が細いだ!食べないのに太るだと?!くうみんは言った。
「大丈夫、お母さんは私も及ばないほど食べているから」
「そうかしら、オホホ~」
くうみんの大食いはくうみん母譲りだったのか…
そばを食べ終わると、それぞれの家に向かうことになった。母は下り電車、くうみんは上り電車。時刻表を見ると、下り電車が来るのはまだ先だ。
「あら電車、あと20分も待つわよ」
くうみんは母は、改札に向かった。
「待つのは、いいの」
そういうとくうみん母は、下り電車ホームへと降りて行った。いつまで大丈夫か?おじさんのお母さんならあの年でもう何もわからない状態だったんだから、たいしたものと言えば言える。
いろいろなところに一緒に行くのも冥途の土産だ。
今回泊まった松風苑、まあまあおすすめだが、とにかく食事の量が少ない。それが証拠に、いつもなら持って帰る料理が一品や二品あるはずなのに、今回は手ぶらだ!!
ま、食べ過ぎはよくないから、腹八分でいいのかも知れない。
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おじさんがいた頃は宿泊とJRがセットになったのをよく利用した。でも、今はくうみん母の近くで宿をとるパターンばかりなので、宿は2人で泊まるとしても、JRはくうみん一人、正規の値段で行かなくてはならなくなった。
不経済だ。なので、なるべく安い宿を探して泊まる。伊東園ホテルグループは一泊二食7千800円なのでよく利用する。しかし、毎回だと飽きる。
今回は網代温泉「松風苑」に泊まることにした。JTB旅物語の泊まるんばで特別価格9千500円という驚きの価格!しかも部屋食ですって!
宿泊当日、くうみんはくうみん母の入居している老人施設に迎えに行った。部屋の様子も変わらず、まあそこそこ平和に暮らしているようだ。
田舎ゆえ、電車の本数も限られているので、乗り遅れないよう余裕を持った時間に出ようとするのだが、忘れ物をしたり、知り合いに自慢したりでなかなか駅に着かない。
「まあ、どちらへ?」
「おほほ、娘と一緒に温泉に」
網代駅に着くと宿に電話をして迎えに来てもらった。宿は、車で5分程度の所にあったが、高台なので外を散歩したら帰ってくるのが大変そうだ。近くにコンビニもない。
通された部屋は山側の余り眺めがいいとは言えない部屋だったが、今が盛りのツバキがきれいだった。そしてミカンが、すぐそばにたわわに実っている。くうみん母にとって目の毒だ。
「あんなにミカンがたくさんなっているのに、採れないわ!!」
欲張りのくうみん母は心底悔しそうだった。
庭園が自慢だと言うので、くうみん母と一緒に歩いてみることにした。
そこにはくうみん母にとって目の毒がたくさんあった。おいしそうなミカンのなったミカンの木、フキノトウ、アシタバ、そしてツクシ…そこでは採ろうとするのを止めるのに一苦労した。
風呂はまあ普通なのだが、お湯がいいと評判らしい。うん、いい湯だ。
食事は部屋食。部屋で食事できるなんていつ以来だろう?この安い料金で申し訳ない。
食事は、おいしい。刺身は新鮮だし、豚肉とキャベツの陶板焼きはキャベツの甘みがなんとも言えない味を出している。しかし、量が少ない。旅館の食事というのはビュッフェじゃなくてもお腹パッツンパッツンになるものだが、ここではそうではない。やっぱり安いからか?

これと刺身盛り合わせと蒸しイセエビが付く
朝は風呂に入ってビールを飲んだ。これが温泉宿の楽しみ。危険はないか、これからどう行動すべきかなんて、まったく考えなくていい平和な日本の温泉旅…海外じゃこうは行かない。

これは朝食
チェックアウトは10時なので、電車の時間の連絡を考えると結構忙しい。くうみん母を追い立てて、母を入居先に送っていく。
「お昼はおいしいそばが食べたいわ」
「ん~、じゃ、そば屋行こうか?」
この近くにおいしいそば屋なんてないと言うので、おいしいそばを求めてまたまた電車に乗る。
くうみんは母は、せいろそば、くうみんは鶏南を注文したが、母は「天せいろ」を注文したつもりで間違えたようだ。てんぷら盛り合わせを追加注文。
先に来たせいろそばを、てんぷら盛り合わせが来るまで食べるのを待った。天ぷらが来たらくうみん母は、そばと天ぷらをモリモリと食べ始めた。
「最近食が細くなって…でも、食べないのに太る一方なの」
など言っていたが、そんなに食べて何が食が細いだ!食べないのに太るだと?!くうみんは言った。
「大丈夫、お母さんは私も及ばないほど食べているから」
「そうかしら、オホホ~」
くうみんの大食いはくうみん母譲りだったのか…
そばを食べ終わると、それぞれの家に向かうことになった。母は下り電車、くうみんは上り電車。時刻表を見ると、下り電車が来るのはまだ先だ。
「あら電車、あと20分も待つわよ」
くうみんは母は、改札に向かった。
「待つのは、いいの」
そういうとくうみん母は、下り電車ホームへと降りて行った。いつまで大丈夫か?おじさんのお母さんならあの年でもう何もわからない状態だったんだから、たいしたものと言えば言える。
いろいろなところに一緒に行くのも冥途の土産だ。
今回泊まった松風苑、まあまあおすすめだが、とにかく食事の量が少ない。それが証拠に、いつもなら持って帰る料理が一品や二品あるはずなのに、今回は手ぶらだ!!
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