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予定外更新 大風注意報は洗濯物注意報!

 9日は大風が吹いていた。ブラック内職が忙しいくうみんは昨夜のうちに洗濯を済ませて、外に干していた。

 あ~、今回のブラック内職は厄介だ。次はもう、やめようかな?

 そんなことを考えながらふと窓の外を見ると、洗濯ハンガーがないのに気が付いた。えっ!どうしたんだろう。
 慌てて外を見ると、非常階段に運動用スパッツが引っかかっていて、はるか下の地面にはタオルが落ちているのが見えた。肝心の物干しハンガーは向かいのマンションのとあるベランダに落ちているのが見える。
 慌てて外に出て、回収できるものは回収し、問題のマンションのロビーに向かった。

 そこに掃除をしている女性がいたので、聞いてみた。
「すみません、この位置の部屋は何号室になりますか?」
「それだと○○号室ですね。どうかしたんですか?」
 洗濯物がその部屋のベランダに飛ばされたことを話すと、その女性は答えた。
「そこの人は会社に行ってしまいましたよ。住んでいるのは男の人ですね」

 そっか~、男か~、恥ずかしいな~。でも、そのままにして置く訳にも行かないし。
 くうみんは洗濯物が飛ばされたことと、携帯の電話番号を書いた手紙を、郵便受けに入れておいた。

 夕方、携帯が鳴るので出てみると、くだんの男性からだった。ああ~、良かった~。

 外に出て待っていると、向こうの方から洗濯物をぶら下げた男性があらわれた。白髪頭なので老けて見えるが、お肌がまだ若い。年の頃なら40代半ばくらいだろうか?

「洗濯ハンガー、ボロボロですよ」
「はあ、この風で飛ばされたんですものね、当然です。これ、つまらないものですが」
 そう言ってくうみんは、「鶏もも肉の柚子胡椒炒め」のレトルトが入った紙袋を差し出した。女性ならお菓子や食材がいいだろうけど、男性はそんなのは欲しくないだろう。これなら男性でも面倒ではないと思って、持って来たのだ。

「そんな、気を使わなくても…」
 男性は辞退したが、気持ちよく受け取ってくれた。こんな時、受け取って貰えないとこっちが困ってしまう。

 ああ、よかった。タイツがちょっと恥ずかしいけど、他はランパン、普通ソックス、5本指ソックス、布巾に雑巾と、色気のないものばかりだ。誰もオバさんのパンツなんか興味はないだろうが、パンツがあると、やっぱりお互い気まずいものだ。

吹っ飛んだ洗濯もの
 大破した洗濯ハンガー


 ここにパンツが干されていなかったのは、本当に奇跡としか言いようがない。 






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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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