気に入らないオバレジ係 成敗してやった、フン!
くうみんがよく行く小さな食品スーパーに、何かと突っかかってくるオバレジ係がいる。
初めてポイントカードが導入されたとき、
「これ、どうやって使うんですか?」
と聞いたら、
「そんなに慌てなくてもそのうちわかりますよぉ」
と、いかにも面倒くさそうに言う。
その時は後ろに人が並んでいたので、「フン!」と思ったが、そのままそこを立ち去って行った。
それで、「こいつは何を言ってもおとなしくしている客だ」と思ったのか、なにかとぞんざいな態度を取った。ぞんざいな態度だけではこちらも何も言えないので、「気に入らないオバだな」と思いつつ、そのまま日は経って行った。
その日、品物を選んでレジに行くと、あの気に入らないオバレジ係の所に並ぶはめになった。そんなところに並ばなきゃいいじゃん、そう思うだろうが、何しろ小さな食品スーパー、2台のレジしかなくて、そこにフォーク並びするルールなのだ。
くうみんの番になって、オバの前に品物の入ったかごを置いた。
「袋、要りません」
レジ袋を貰わないと、エコポイントが1ポイント貰える。にもかかわらず、オバはポイントをくれなかった。
「エコポイントついていませんよ」
オバに、レシートを見せた。
するとオバは「袋要りません」と書いたカードを指し示しながら、言った。
「エコポイントを付けるなら、このカードをかごに入れてください」
なんだと!口頭で言えばいいんじゃないの?!
「ちょっと、あなたいつも一言多いのよ!」
くうみんは初めて言い返した。しかし、オバはそれには答えず、
「ありがとうございました」
と、にこやかに微笑むだけだった。
「聞いているの?!」
「またどうぞお越しください」
質問に答えない、これは無礼店員の常套手段だ。
こいつに言ってもダメだ。周りを見渡すと、店長がいた。くうみんは店長の前に向かった。
「あのレジ係のオバさん、エコポイントはカードをかごに入れないと付けられないなんて言うんですよ!
店長は品物を並べる手を休めて答えた。
「口頭で言えばいいのですが…」
「そうよね!でも、あの大柄な、丸顔の、たらこ唇のオバさんはそれじゃだめだって言うんですよ!ちょっと注意しておいてちょうだい!」
「はい、わかりました」
くうみんは憤然とそのスーパーを後にした。もっともこの店長も名ばかり店長なので、あのオバに一喝されて終わりかも知れん、そうも思った。
その2、3日後、くうみんはまたそのスーパーを訪れた。レジにあのオバがいる。
くうみんは、品物を選んでレジに向かった。あのオバに当たったら嫌だな。そう思ってレジに向かうと、ついさっきまでオバのいたレジには、籠が縦に立てかけてあった。レジ休止中の合図だ。
はて、どこに行ったのだろう?そう思って見渡すと、品物の整理なんかしている。くうみんがサッカー台(品物を袋に入れる台)に行くと、外に出てしまった。
外に出ると、オバはくうみんの自転車のすぐそばにいた。
くうみんはオバを無視して自転車に手をかけた。オバは、
「ありがとうございました~」
などほざいていた。
逃げている?
その後、何回か行ったのだが、明らかにくうみんを避けているのがわかる。客がいないときはレジ係はオバちゃん同士でおしゃべりするのが常だが、くうみんが行くと、このオバは品物の整理をするようになった。
客が多くて避けることができないときは、くうみんはこのオバのレジに当たったときは、
「このカードを入れないと、エコポイントが付かないんですよね?!」
と嫌味を言ってやった。
オバがぞんざいな態度を取ることはその後なくなった。
しかし、明らかに避けているぞ。
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初めてポイントカードが導入されたとき、
「これ、どうやって使うんですか?」
と聞いたら、
「そんなに慌てなくてもそのうちわかりますよぉ」
と、いかにも面倒くさそうに言う。
その時は後ろに人が並んでいたので、「フン!」と思ったが、そのままそこを立ち去って行った。
それで、「こいつは何を言ってもおとなしくしている客だ」と思ったのか、なにかとぞんざいな態度を取った。ぞんざいな態度だけではこちらも何も言えないので、「気に入らないオバだな」と思いつつ、そのまま日は経って行った。
その日、品物を選んでレジに行くと、あの気に入らないオバレジ係の所に並ぶはめになった。そんなところに並ばなきゃいいじゃん、そう思うだろうが、何しろ小さな食品スーパー、2台のレジしかなくて、そこにフォーク並びするルールなのだ。
くうみんの番になって、オバの前に品物の入ったかごを置いた。
「袋、要りません」
レジ袋を貰わないと、エコポイントが1ポイント貰える。にもかかわらず、オバはポイントをくれなかった。
「エコポイントついていませんよ」
オバに、レシートを見せた。
するとオバは「袋要りません」と書いたカードを指し示しながら、言った。
「エコポイントを付けるなら、このカードをかごに入れてください」
なんだと!口頭で言えばいいんじゃないの?!
「ちょっと、あなたいつも一言多いのよ!」
くうみんは初めて言い返した。しかし、オバはそれには答えず、
「ありがとうございました」
と、にこやかに微笑むだけだった。
「聞いているの?!」
「またどうぞお越しください」
質問に答えない、これは無礼店員の常套手段だ。
こいつに言ってもダメだ。周りを見渡すと、店長がいた。くうみんは店長の前に向かった。
「あのレジ係のオバさん、エコポイントはカードをかごに入れないと付けられないなんて言うんですよ!
店長は品物を並べる手を休めて答えた。
「口頭で言えばいいのですが…」
「そうよね!でも、あの大柄な、丸顔の、たらこ唇のオバさんはそれじゃだめだって言うんですよ!ちょっと注意しておいてちょうだい!」
「はい、わかりました」
くうみんは憤然とそのスーパーを後にした。もっともこの店長も名ばかり店長なので、あのオバに一喝されて終わりかも知れん、そうも思った。
その2、3日後、くうみんはまたそのスーパーを訪れた。レジにあのオバがいる。
くうみんは、品物を選んでレジに向かった。あのオバに当たったら嫌だな。そう思ってレジに向かうと、ついさっきまでオバのいたレジには、籠が縦に立てかけてあった。レジ休止中の合図だ。
はて、どこに行ったのだろう?そう思って見渡すと、品物の整理なんかしている。くうみんがサッカー台(品物を袋に入れる台)に行くと、外に出てしまった。
外に出ると、オバはくうみんの自転車のすぐそばにいた。
くうみんはオバを無視して自転車に手をかけた。オバは、
「ありがとうございました~」
などほざいていた。
逃げている?
その後、何回か行ったのだが、明らかにくうみんを避けているのがわかる。客がいないときはレジ係はオバちゃん同士でおしゃべりするのが常だが、くうみんが行くと、このオバは品物の整理をするようになった。
客が多くて避けることができないときは、くうみんはこのオバのレジに当たったときは、
「このカードを入れないと、エコポイントが付かないんですよね?!」
と嫌味を言ってやった。
オバがぞんざいな態度を取ることはその後なくなった。
しかし、明らかに避けているぞ。
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