失敗その1
実はなあ、このクルーズ、直前に値下げになったランクがあったのだ。くうみんが予約した船室は海側窓付きだったんだけど、もう一つ上のランクのバルコニー付きの船室、お客が集まらなくてくうみんの選んだ窓付きの船室と、同じ値段に値下がりしたのだよ。
同じ値段になったんだから部屋を変えられないものかと問い合わせたら、
「ダメです」
とのこと。あまり粘るのもなんだかな、と引き下がったんだけど、値下がりした船室を予約した人にはちゃんと返金があったらしい。そう言えば結構「値下げしました」というのを見かける。
悔しい。許せない。でも、どうにもならない!コスタビクトリア、考えろ!
そこで反省と今後の対策。
値下げしました、というのを狙ってツアーを選ぶ。
船旅をよくすると言う人に聞くと、それは時の運で待っていたらいっぱいになってしまうこともあるし、仕方ないと。でも、どうしても行きたいツアーがあるならともかく、
「ちょっと行ってみようかしら?」
というくらいなら、値下げ狙いでいいのではないかと思う。
ゴールデンウィークやお盆は一杯になる可能性が高いけど、休み明けのツアーは人が集まらない可能性が高い。今度はヘタ打たないぞ!
失敗その2
くうみんではないが、横浜で、出国手続きをしていると、家族と思われる一行が足止めされていた。何と間違えて古いパスポートを持ってきてしまったそうだ。
「おうちはどこですか?」
「岩手です」
「あ~」
というようなやり取りがあった。この人たちはどうしたんだろう。古いパスポートを持っていた人を残して乗船したか、全部キャンセルしたかは定かではない。私なら古いパスポートを持っている人だけ帰ってもらう。それが自分だとしても。
失敗その3 柳川で汗ふきタオルを落とした。旅館でもらったものだがまだ新しく、生地もしっかりしていた。きっと、今頃ズタボロで白秋道路あたりに落ちているか、ゴミ箱にあることだろう。悔しい。
失敗その4 いつもはお一人様席に案内されるのに、その昼食の時はお一人様、夫婦者混合席になった。くうみんの隣は年配のご夫婦。
「ご主人は?」
と聞かれたので、
「はあ、去年亡くしまして」
と言ったらもう大変。
「あなた、再婚なさいよ」
勘弁してくれ!そんなことをあなたに言われたくない。しかし、喧嘩する訳にも行かず、
「はあ」
「そうですね」
「いや~、どうも」
それらのセリフを交互に答えるくうみんであった。
おじさんが亡くなってまだ一年もたっていない。再婚なんて、そんなことをまだ考えられない。死に別れの人はどんなに若くても再婚なんてことは考えられないと思う。少なくとも、自分から結婚相談所に行くようなことはない。ましてや私はガン持ちだし。愛する人を死に別れなんて悲しい目に合わせるなんてできない。
ただ、恋をしてしまった場合は別だと思うけど。
今だおじさんの身の回りのものを捨てることができないでいるくうみんには、おじさんを捨て去ることなんて、まだできない。ほっといてくれ。
船旅と飛行機とどっちがいいか、それはどちらにもいい所がある。だけど今の所くうみんは飛行機かな。できればビジネスクラスに乗って、しこたまビールやワインを頼んでお手頃価格の宿に泊まる。この方がいい。
でも、もっと居心地がいいのは、鉄道で国内を旅行することだ。だからこの2、3年、おじさんとの旅行は国内になっていた。クールジャパン、外国人でさえ日本が最高と言っているのに、日本人のおじさんとくうみんが日本を最高と言わない訳がない。
旅行にはいつもおじさんと行っていた。楽しかった。でも、おじさんはもういない。
初めての一人旅は船旅だった。それなりに楽しくはあるが、なんでおじさんがいないんだろう?そう思うと寂しくもあった。
そうではあるけれど、これからも一人旅をすることだろう。
めろん君、 とりあえず約束通り、ギリギリ翌日のアップだ。
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テーマ : 旅の情報・準備
ジャンル : 旅行
お久しぶりです。くうみんです。初めての船旅を終えて、今博多にいます。海外から帰ると、楽しい旅ももう終わりと名残惜しい気持ちはもちろんありますが、やはりホッとするものです。
博多に着いた時も、やはりホッとしました。まだ家に着いていないのにね。生まれ故郷ではないけれど、日本に帰ってきた。日本語が通じるんだ。そう思う気持ちがあるんでしょうね。さて、気になる船旅は…
レンタルのスーツケースを引いて、出発地の横浜港の最寄り駅である日本大通り駅に着くと、くうみんはコンビニを探した。やがて来る「酒日照り」のために、最後のビールを飲もうと思ったのだ。駅構内にコンビニがあったのでそこを覗くと、ビールコーナーへ行った。いつもなら発泡酒や第3のビールでいいのだが、ここは奮発してエビスビールの500ミリリットル缶にした。
少しでもぬるくならないように夏物マフラーでくるんで、飲めそうなところを探した。いくら何でも道路にしゃがんで飲むことはできない。
少し歩くと、公園があったのでそこの木陰のベンチに座ってビールを飲むことにした。
初めての船旅…楽しみにしていたが、しかしビールを自由に飲むことができないのは不安だった。今までないシチュエーション…いや、一度だけあったな。
その昔マレーシアのレダン島に行ったときのことだ。マレーシアはイスラム教の国で、西側は酒には割と自由なのだが、東側は厳格で、酒屋はない。旅行者は酒が飲めると言っても、それこそホテルのビールを飲むしかない。
おまけにミニバーのビールをもっとくれと言っても彼らは酒を飲まないから、そんなにたくさん飲むと言うことが理解できないらしく、6本以上は持ってきてくれない。仕方なくバーで飲んだり、ミニバーのビールを隠しておいて新しいビールを補給させるという苦肉の策に出た。
帰ることになって空港の売店でビールだと思って買ったのが、オレンジジュースだったときは腹が立った!!
おほん。横道に逸れましたな。しかし、ことほどかようにおじさんもくうみんも酒が好きなのですよ。禁酒法が制定されたら、きっと自分で密造することでしょう。
ビールを飲み終わったくうみんは、一人トコトコ出国審査へと向かった。

さあ、これからこのオバさんはどうなってしまうのでしょう!
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テーマ : 海外クルーズ
ジャンル : 旅行
以前から船旅にあこがれていた。かつてヨーロッパに新婚旅行に行ったとき、その中に地中海クルーズを入れていたのだが…
当時の回想
今日はお待ちかね、期待の地中海クルーズだ、と張り切っていたら、現地係員の言うことがおかしい。
「今日から3泊4日のクルーズですよね?」
「えっ、それはお客様からキャンセルされたはずですが」
日本の手配会社から、おじさんとくうみんは気が変わって、クルーズはやめにしてミコノス島に行きたいと言い出した。変更頼む、と。
「私達、そんなこと言っていません!」
しかしもう時遅く、ミコノス島一泊ツアーに参加するしかなかった。くうみんの落胆…想像するに余りあるではないか。
その旅はトラブル続きだった。
行きの成田空港でホテルが突然変わったのを知らされた。カタカナで書かれたホテル名なので、現地で調べようがなかった。
飛行機の一部が手配できていなかった。
ホテルまでの送迎を頼んでいたのに来なかった、などなど。
そのたびに初めての海外旅行だと言うのに、脂汗を書きながら、自分たちで何とかせざるを得なかった。
手配したと言う会社はクルーズのキャンセルについてあれこれ言い訳をしていたけれど、旅行会社に勤めている友達曰く、
「バカが間違えたのよ~」
とのことだった。
その分のお金は返してくれたけど、お金なんか返されるより、クルーズがしたかった。それ以来、頭の中にクルーズの夢が張り付いていた。おじさんは旅行が好きだったけれど、船旅の手配と言うと二人とも尻込みしてしまい、普通に飛行機で行く旅ばかりだった。
そして今。
ここ数年、船旅がポピュラーになった。くうみんは今は亡きおじさんに生前言ったことがある。
「クルーズに行こうよ」
「ダメだ、酒が高いから」
船旅は食事やソフトドリンクは無料だが、酒は有料だ。大酒飲みのおじさんは、そんなのに乗って5泊も6泊もしたら、何十万使うかわからないと、船旅に参加しようとしなかった。
そしておじさん亡き後…
ある日、ネット検索したら格安船旅を見つけた。3泊4日で3万9千800円より。横浜港出発、済州島に立ち寄り、博多に到着するコース。
いいじゃん、安いじゃん。それにこのくらいの日数なら、ビールの持ち込みも10本あれば間に合うだろう。済州島に行ったらビールの補充もしよう。
そう思って一人部屋を申し込んだ。海側の部屋で一人部屋にするとそれなりのお値段になったが、憧れの船旅なんだし、いいじゃないの。
船旅は博多までなので、そこからは福岡を観光して帰ろう。
やった~。美しき未亡人、ミステリアスくうみんの大人の旅…
さっそく申し込んだが、あれれ?
くうみんの申し込んだ船はカジュアル船で、安いので飲み物で稼ごうと言う魂胆らしく、無料の水やコーヒーはあるものの、ほとんどの飲み物はアルコールを含めてすべて有料。
持ち込みも厳重にチェックされ、スーツケースはエックス線を通され、手荷物検査ももちろんあると言う。アルコールだけでなく、すべての飲料は見つかったら没収だと言う。
おまけに船に入ったらもう船の外に出てはいけないと来た!買いに行けないよ~。
ちなみにおじさんのお姉さんたちもクルーズに何回か参加しているが、ランクが上の船だからか、船にチェックインした後も外に出ることは可能で、
「くうみんさん、一度チェックインした後にビールを買いに行けばいいわ」
と言っていたのだが…
安い船はまるで香港辺りの悪質な土産物屋のように客を囲い込む。
どこにもくうみんと同じ、持ち込みを考える輩はいて、アルコールを荷物に忍ばせるビニールパックなども売っているそうだが、気泡や色でバレることもあると言う。こんなん持ち込んでバレたら、申し開きのしようもござらぬ!!
禁酒か?いや、高いけど少しくらいは飲もうか?そうだ、せめてもの抵抗、出発前に船の前でビールをひっかけようか。
という訳で楽しいよりも、酒どうしようの方が大きい、憧れのトホホクルーズ、行ってきます。
海は広いな大きいな 月は登るし 日は沈む
海にお船を浮かばせて 行ってみたいなよその国
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テーマ : クルーズ
ジャンル : 旅行
4月に名前がわからないようにコメントをしてくださいましたZ様、マラソンのお誘いありがとうございます。
せっかくメアドを書いてくださったのですが、これに返信しようとすると、
「アカウントを作成してください。メアドとパスワードを入力してください」
など、訳の分からないことを聞いてくるのです。
「パスワード?何それ?」
覚えていないのでパスワードを忘れた時の手続きをしようとすると
「エラーです」
新規登録かなと思って新規で作成しようとすると、
「既に登録されています」
など、私にはわからないことだらけです。
なのでお返事できずにいます。もし、連絡したい場合は、画面右側に、
「くうみんにメールはこちらから」
がありますので、こちらでお願いします。そちらのメアドも名前も公開されずに送信できます。
今までどうしようと心に引っかかっていましたが、こんな手を使ってお知らせできたらと…
すみません、冷たいのではないのです。PCが苦手なのです。
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テーマ : お知らせ
ジャンル : ブログ
静岡から帰ったのは29日だった。その次の日、30日にはドジ霊能師、照玉師がうちに遊びに来ることになっている。ブロ友のmamatamさんも一緒だ。
くうみんは飲む前にフィットネスクラブに行って風呂に入りたいので待ち合わせは夕方6時とし、駅で待ち合わせをすることになった。風呂から出て携帯の履歴を見ると5時40分くらいに照玉師から電話があったようだ。今5時45分。そんなに待たせていない。さっそく電話をかけてみた。
「照玉師、今どちらに?」
「今、駅前にいるのよ」
「すぐに迎えに行きますから、待っててください」
くうみんは自転車を飛ばし、駅前に着いた。あさっての方向を向いている照玉師の姿が見えた。
「照玉師!照玉師!」
「あら~、くうみんさん、こんにちは」
くうみんの家は駅近なので、すぐに家に案内した。のどが渇いていたので、一杯ひっかけようとしたらmamatamさんから電話だ。また駅に引き返して迎えに行った。
このオバ3人組で、近くの居酒屋で飲み、かつ食った。今日は照玉師がうちに泊まることになっている。あまり飲まないようにしないと寝てしまう。
「くうみんさん、今日はあまり飲まないのね」
mamatamさんに指摘された。やっぱりわかるか~?
いい加減腹いっぱいになった所でくうみんの家に戻って、ビールやお茶でおしゃべりタイム。
しかし、眠い。くうみんは大酒飲みだがすぐに眠くなってしまう。
一生懸命寝ないように努力するがもう駄目だ。先に寝かせてもらった。その後mamatamさんは終電ぎりぎりで帰ったらしいが、このくうみん、爆睡していた。
お客様を差し置いて寝てしまう。おじさんがいた時はおじさんが相手をしてくれたものだが、今はそういう訳には行かないのだった。
気が付くと朝だった。飲み物と果物の簡単な朝食の後、和やかに歓談。照玉師はドジ霊能師であらせられる。だからスピリチュアルな話が満載だ。どこそこの病院にお爺さんと子供の霊が住み着いていたとか、日本の未来はこうなるとか、興味深いことを話してくれる。
「本当ですか~?」
「う~ん、どうしよう」
そのたびに感心したり、悩んだり。しかし照玉師、さすがだ。くうみんが本当は話をするのが苦手、というのがちゃんとわかっていた。くうみんはおしゃべりなイメージで見る人が多いと思うが、実はあまりしゃべらない。
ドジ霊能師照玉師は、夕方になって帰って行った。
あまり言ってしまうとパニックになるようなことも話してくれた。でもほんとかね?!って、実は今も半信半疑なのだよ。
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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記
28日から一泊して、静岡県某所でおじさんの叔父さんの納骨式に参加した。
おじさんの家はカトリックで、この叔父さんも信者なので、教会で式を執り行った。外国人の神父様だ。なかなかいい男なのだが、なぜか手が震えている。ブロ友のキララさんによると、カトリックの神父様は妻帯できないので大酒飲みが多いと言うが、この神父様もそうかも知れぬ。
そう言えば今は亡きおじさんは私と言うものがありながら、酒をこよなく愛し、やはり手が震えていたのだった。
お墓は車で40分ほどの山奥にあって、海が見えて眺めはいいのだが、冬は道路が凍結してお参りに来られないと言う。
お墓の前に着くとみんなで線香をあげた。
納骨を仕切ってくれている女性は、
「カトリックなので本当は線香はあげないのですが、奥様の希望であげることになりました」
と、言い訳をしていた。
「私が決めたことよ!」
叔父さんの奥さんである叔母さんは車いすに座って声をあげた。
うちにはおじさん家、くうみん家両家の祭壇があって、くうみん家は無宗教で葬式をあげた。しかし、もともと天台宗なので線香をあげてもおかしくないが、おじさん家はカトリックなので線香は本来あげない。
にもかかわらずおじさん家の祭壇にも線香立てを置いている。なぜかと言うと、お参りに来てくださる人はかなりの確率で線香をお土産に持ってくるからだ。
せっかく持ってきてくれたのにあげないのもなんだしな、ということで線香をあげることにしたのだ。くうみんが決めた訳ではない。
さて、無事に納骨を済ませると、今度は食事会。お腹が空いた。何を食べるのかな、楽しみだ。
また車を飛ばして街中に戻ると、一件の和食屋さんに案内された。
「お二階に用意してございます」
「に、二階ですか?!」
叔父さんの長男であるK君が聞き返した。だって叔母さんは車いす…
「あの~、一階の方が足も延ばせるし、楽ですよと御案内したのですが、お電話くださった方が2階がいいと…」
お店の人が言い訳をした。
その時、車いすに座っている叔母さんが言い放った。
「私が決めたことよ!」
もちろん自力では2階に行くことも降りることもできないので男性陣のお世話になって移動した。叔母さん、相変わらずだ、と皆言っていた。
海の近くだけあって料理はおいしかった。しかし男っていうのは良く食べるな。おじさんも若い頃は良く食べたが、晩年は食がすっかり細くなってくうみんの方がよく食べた。
30代、40代の男と言うのはまだまだ若いのか信じられないほどよく食べていた。
君達だ、団子3兄弟のうちの二人組。
食事が終わって、電車に乗り込む。おじさんのお姉さん達と一緒だ。今回納骨した叔父さんの奥さんである叔母さんは、自分の意見をはっきり言う人(我儘とも言う)であるが、亡くなった叔父さんを大変に愛していたらしい。
おじさんの親族はみんな夫婦仲がいい。
うちもだよね、おじさん。
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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記