おじさんの夢
死別した人はみんなそうだと思うが、亡くなった人に夢でいいから会いたいと願うものだ。そしてその夢を忘れたくない。
だから私はおじさんの夢を見たときは小さなノートに書いておくことにしている。
おじさんの残したメモのように小さなノート。おじさんはそれに今まで読んだ本や、これから読みたい本の題名を作者別に書き残している。時代物ばかりで、特に料理を題材にしたものが多い。
そのノートにおじさんと会った夢を書き連ねている。おじさんが亡くなって4か月。今まで10回、おじさんの夢を見た。
でも、その中で私は
「会えた!うれしい!」
と言っている訳ではない。いつもそこにおじさんがいた日々と同じような淡々とした気持ちで、おじさんに接している。
ただたんにおじさんと他愛のない話をしているとか、おじさんが横に寝ている夢。どうしてだろう、なんでもっと喜ばないのかな?
ある日の夢。
二人でサイクリングする夢だ。気持ちよく二人で自転車を飛ばす。二人一緒に並んで走っていると、道が二股になっている。
おじさんは片方の道を指して言った。
「俺、こっちに行くから」
「うん」
と言って私は別の道にを行くことにした。目的地は同じらしいけれど。
どうして一緒に行かなかったんだろう?いつも一緒だったはずなのに。
夢の中での不思議な気持ち。自分でもわからない不思議な気持ち。

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だから私はおじさんの夢を見たときは小さなノートに書いておくことにしている。
おじさんの残したメモのように小さなノート。おじさんはそれに今まで読んだ本や、これから読みたい本の題名を作者別に書き残している。時代物ばかりで、特に料理を題材にしたものが多い。
そのノートにおじさんと会った夢を書き連ねている。おじさんが亡くなって4か月。今まで10回、おじさんの夢を見た。
でも、その中で私は
「会えた!うれしい!」
と言っている訳ではない。いつもそこにおじさんがいた日々と同じような淡々とした気持ちで、おじさんに接している。
ただたんにおじさんと他愛のない話をしているとか、おじさんが横に寝ている夢。どうしてだろう、なんでもっと喜ばないのかな?
ある日の夢。
二人でサイクリングする夢だ。気持ちよく二人で自転車を飛ばす。二人一緒に並んで走っていると、道が二股になっている。
おじさんは片方の道を指して言った。
「俺、こっちに行くから」
「うん」
と言って私は別の道にを行くことにした。目的地は同じらしいけれど。
どうして一緒に行かなかったんだろう?いつも一緒だったはずなのに。
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