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実は怒涛の一週間であった

 ここを売って引っ越すことにした。明日、便利屋さんが来て荷物を捨てる見積もりをする。

 母からそういう電話がかかってきたのが16日の月曜日。
「えっ、そんな急に?何でいきなり荷物を捨てるの?まず家を売るのに不動産屋さんに見積もり取らなきゃ」

 ということでくうみんは大手の不動産屋さんに見積もりをお願いすることにした。
「こんな感じで家を売りたいと思っています。次に住む家は、駅近で生活に便利なところがいいわね。猫もいるからペットが飼える物件。これもお願いします。ゆくゆくは私が住んでもいいし、売ってもいいし…」
 などと胸算用しているうちに、不動産屋さんからも見積もりが。大した金額じゃないけど、まあこんなものか。そのことを伝えにくうみん母に電話をすると、
「近所の人が買ってくれるというので仲介なしでこのまま売る」
 という。

 冗談じゃない。以前、くうみん母の姉に当たる人が認知症になって永遠の入院ということに。で、住んでいたマンションが空室になったので、知り合いに貸すことになったのだが、3カ月もしないうちに成年後見人であるくうみん母が、
「やっぱり出て行って欲しい」
 と言い放って弁護士を交えて大ごとになった前科があるのだ。また受け取った受け取らない、言った言わないで騒ぎになるのは目に見えている。
 という訳で、不動産屋さんに仲介をお願いするのは近所の人にも了解してもらい、今度は不動産屋さんに実際に来てもらって詳しい見積もりを取ることにした。

 それから1日後、連絡があった。
「高専賃に入居を決めてきた」
「えっ、もう?猫はどうするの?」
「猫は引き取ってくれる人がいるから大丈夫」 

 それから1、2日のうち、
「明日引っ越すことになった」
 その日は不動産屋さんが見積もりに来る日だ。
「不動産屋さんはどうするの?!」
「来たときにカギを預ける」
「何でそんなに急ぐのよ!!」

 今まで家に執着して、「絶対に売らない!!」と言っていたのに、何の風の吹きまわしだろう。

 この怒涛のような展開に、不動産屋さんもたまげたらしく、うちに電話をしてきた。
「私が見積もりに伺った時、お母様はもう出ていく準備をしていて、後は頼んだと鍵を渡されまして」
 彼が現場で目が点になっているのが目に浮かぶ。
「そうですか、ご迷惑をおかけしまして。もう認知入っているんですよ」
「はあ、それでは今度の日曜日は仮契約をしますので、ぜひ同席お願いします」
「はい、わかりました」

 ○井のリハウスの海千山千の彼もこのばあさん相手では思いやられると思ったのだろう。しかし、くうみんの住む町から母の入居先には新幹線を使っても2時間半はかかる。日曜日は大変だった。
 くうみん母のこれから住む町は、以前は駅前に大手スーパーがあったのだが、今ではそのスーパーも撤廃してしまった。
「毎日コンビニ弁当で済ませているの」
 小さなちゃぶ台の上に、コンビニで買った小さなアジフライとカボチャのサラダ、パン。

 こんなはずじゃなかった。何で勝手なことするのよ。私がそんなに信用できんのか。

 おじさん、こんな時、いてくれればいいのに。

 という訳で怒涛の一週間が終わった。ち○ことチチばかりではなかったのだよ。 




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テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

18禁かも!くううみんの若かりし頃のめざめ そして老くうみんのため息

 最近リンクを申し入れてきたブログ「風の吹くまま」が、なかなか面白い。特に「めざめ」は思わずニタッとしてしまったのでコメントをした。

 男子が女子のいない教室で…チ○コ見せっこ…おお!

 ああ、これ以上、私の口からは言えない!リンクしたのでお暇だったら見てちょうだい。しかし男っていうのは本当にこんなことをしているのか!!

 風の吹くまま…
 
 コメント
 > やはり男はそういったことで尊敬されたり軽く見られたりするものなのでしょうか?
 > 女子はそんなことありませんよ。バストの大きな子は、いかにして小さく見せるかいろい>ろ工夫していました。からかわれるのが嫌だから。折りたたんだハンカチを胸の下に仕込むのがいいそうです。

> 梅野君に許してもらえてよかったですね。アハハ。

2015/11/26 (Thu) 12:22 | ひねくれくうみん #CHU9Pd.s | URL | 編集 | 返信



くうみんさんへ

>コメントありがとうございます。

>やはり男性の場合はビッグを求めるものでございますね。
>単純と言えば単純で女性よりはおバカなだけかもしれません。
>車に乗っていても軽自動車よりはベンツがえらく感じるのは男の闘争心の現れなのかもしれませんね。

 >折りたたんだハンカチを胸の下に仕込む?
>それで小さく見える仕組みが理解できません。
>できましたら詳しく解説をお願いします。

 わっからないかな~。

>寄せて上げるのは下着メーカーも開発するところですが、大きな胸を小さく見せるブラも開発されると意外と需要があるのかもし>れませんね。

 管理人様からこのような質問が。

 女はチ○コが大きいとか小さいとか、まったく気にしません。本当です。

 はい、ハンカチを使ってちちを小さく見せる技、解説しましょう。ハンカチを2枚ばかり、細長くたたみます。それをちちの下部、みぞおち上部に入れるとあら不思議、ちちが目立たなくなるのだよ。

 これはくうみんが中学生のころ、当時愛読していた「少女フレンド」に書いてあったのだ。
「大きくて恥ずかしいからと言って、さらしをまくようなことはしちゃだめ。細く折りたたんだハンカチを胸の下あたりに入れましょう。目立たなくなるわ」

 この技は着物の着付けにもみられる。ちちが大きいと着物をすっきり着こなせない。なのでちちの下部に当たるところにタオルを入れる。その上から長じゅばんを着て、着物を着るのだよ。

 寄せて上げるだけでなく、すでに大きなちちを小さく見せるブラは売っている。服を着た時に体型をすっきり見せたいときに使う。

なぜこんなことをこのくうみんが知っているか?くうみんは、実は巨乳だからだ!ワッハッハ!!

  そうですね、小学校高学年から高校生くらいまで、いかにしてちちを隠すか、どうすれば小さくなるのか、そればかり考えていましたね。しかし、長じて20代では、これがかなり男子の目を引くということが分かり、ブスくうみんの数少ないチャームポイントの一つとなった。

 そのうち乳癌になって、部分切除をしたものの、断端強陽性、全摘の再手術を勧められたとき、私がどんなにこのちちを愛していたか、どんなにこのちちと別れたくないか、身に沁みてわかった。
 不思議なものだ。あれほど嫌だったちちがこんなにも愛しいとは。

 おばさんのちちなど、誰も見たくない。何の役にも立たない。しかし見たくもないから、役に立たないから、なくていいとは思わない。人のためにあるのではなく、自分のためにあるのだから。

 しかしな、ちちは年とともにだんだん小さくなるな。もう巨乳とは言えない。

 はぁ~…老くうみん、ため息しか出ん。







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テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ

心折れる日々とSさんのバイタリティーを思う

 この間の水曜日、朝起きたら体がだるかった。のどが痛い。鼻も詰まり気味だ。風邪をひいたらしい。こんな時はイソジンだ。朝晩うがいをしよう。そうすればすぐに治るに違いない。

 起きてすぐにおじさん及び先祖の祭壇の花の水を替え、線香をあげる。
 おじさんの祭壇はくうみんが寝る寝室にしつらえ、小さな遺影はテーブルの上に置いてある。朝起きるとおじさんが隣にいる。食事をするときもおじさんが前にいる。
 おじさんは他の先祖よりえこひいきしている。だって夫婦なんだもの。

 仕事をしている訳でもないのに、なぜか忙しく感じるのはなぜだろう。 一日はすぐに過ぎてしまう。それなのに仕事は全く進んでいない。困ったものだ。

 夕方、風呂から上がると、背中のできものが腫れているのに気づいた。脂肪の塊が、ずっと背中にあったのだけれど、ただ膨らんでいるだけなので放っておいてよいと、皮膚科の先生もおっしゃっておられた。
 いわば休火山だったのが、活火山化しつつあるらしい。化膿止めを塗る。

 翌日、風邪の具合が思わしくない。それ以上に背中の活火山がうずきだす。見ると、赤く腫れている。でも、今日は木曜日、近所のお医者さんは休みなので何とか我慢する。

 フィットネスクラブの風呂に行くと、みんな私の背中を見て驚いている。
「早くお医者さんに行かなきゃ!」
「うん、本当は今日行きたかったんだけどね、今日はお医者さん、休みでしょ?明日も行きたいんだけどね、用事があって行けないの」

 そう、金曜日はくうみん実家に行って、こまごまとした手続きの付き添いに行かねばならないのだよ。トホホ、風邪をひいた上に、活火山を背中に背負って走り回らねばならぬとは。

 金曜日当日は朝8時に家を出て、飲まず食わずで手続きの連続。家に帰ったのが夕方の6時。おっかあが心配だが、これ以上はできない。
 今日の夕飯は、簡単にできて栄養たっぷりな鍋にしよう。

 夜、寝床に入ると、背中の活火山はレベル1からレベル3くらいになったようだ。明日は土曜日、日曜の次は祝日で2連休だ。もう明日行くしかない!

 土曜日、医者に行く最後のチャンスの日。朝7時半ごろ電話が鳴った。
「なんだろう、こんな時間に」
 そう思いつつ電話を取ったら、おじさんの仕事仲間のSさんだ。
「お悔みに行きたいのよ」
 何で死後4カ月も経ったこんなマヌケな時に。
「いつでもいいですけど~」
「じゃ、日曜日の午前中行きます」
「は、お待ちしております」

 その後、近所のクリニックを訪れる。ここの先生は腰が低くて話をよく聞いてくれるので、年寄りに絶大な人気がある。

 しかし、意外と切るのが好き♡
「先生!痛いです!どうにかしてください!」
「よっしゃ~!すぐ切りましょう!」

 という訳で患者の行列を見計らって切開することに。いつもなら患者でごった返す土曜日なのに、奇跡的に空いている。すぐに切開。麻酔をするので痛くなかった。背中なので自分では見ることができず、残念なような、助かったような。絆創膏をべたべた張られたが、やむを得ん。

 これで当分の間、おとなしくせねば、そう思いつつ掃除のために床に置いてある植木鉢を持ち上げた途端、腰に衝撃が…

「あ~~~~~!!」

 痛い、腰が痛い。これはぎっくり腰というもの…すぐにおなじみの整骨院に向かった。
「これはしばらく運動できませんね」
 わかっておるわい、そんなこと。風邪ひいて、背中に噴火口が開き、おまけにぎっくり腰…心ボロボロ、満身創痍。

 その体で翌日Sさんに会った。くうみんの住む家はごく普通の家だ。整理整頓もそこそこ行き届いて、生活感もある。60過ぎていまだ独身のSさんは、そんな風情が珍しいのか、家の中をきょろきょろ見回して言った。
「家庭だなあ」
「そうですか」

 部屋の片隅や、窓辺に観葉植物が置いてあって、家具の少ない居心地のいい部屋。
 おじさんがいた頃は、朝8時になるとおじさんを起こしに行って、ふくらはぎのマッサージ、腰をもんでお尻をパンパンとたたく。おじさんはそれからノコノコ起きてくる。
 こんな居心地のいい暮らしを捨てて、いったいどこへ行ってしまったの?

「おら、今まで家庭を持ったことがないからな」
「そうですか、ご縁がなかったのかしらね」
 Sさんはそれからニコッと笑って言った。
「今まではなかったけど、これからあるかも知れないかんね」

 脳卒中で倒れること2回、半身まひをリハビリで克服、若干舌がもつれ、足を引きずるが、日常生活に不自由はない。そして、60過ぎても嫁取りを夢見るとは…

 う~む、そのバイタリティーは見習わなければならぬ。

 しかしSさん、私はパスだよ。まあ、お互い様か… 

  
 


 

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テーマ : 頑張れ自分。
ジャンル : 日記

次から次へと問題発生…そして、ちょっとだけスピリチュアル おとうの涙


 どうしたっていうのか、最近、次から次へと問題が出てくる。一つが解決したと思ったら次が来て、まだ解決していないのにまたもや問題発生。
 気が休まるときがない。

 だ~れかさんがやらかした。
 だ~れかさんが気が動転。とんでもないことし~ちゃった。

 私だって気が動転してとんでもないことはしたよ。だけど自分でちゃんと摘み取った。自分の身から出た錆は自分で受け止めた。
 
 だけど、彼らは自分の身から出た錆すらわかっていない。
「駄目だよ、そんなことしちゃ!」
「いいの!いいの!」

 いいのじゃないよ、放っておいたらこっちにも、とばっちりが来るのは明らか。
 こんな時、おじさんがいてくれたら…そう思うことばかり。

 私は大変なのに。自分のことで精いっぱいなのに。

 そう思っておじさんの祭壇を見ると、花が萎れている。おじさんの先祖の花は大丈夫。くうみん父の花はちょっと元気がない。
 おとう、おじさん、これは何かの警告?

 いつも花を買う店で、菊の花が安かったから購入。菊の花は持ちがいい。目標として2週間頑張ってくれ。

 活けた翌日、くうみん父の祭壇の花の水を替えようとしたら、なぜか水滴がはらり。どうしたんだろうと見ると、花弁が濡れている。おとうの涙…とっつぁん、くうみんを心配してくれているのかい?生きている時より今の方がくうみんを大事にしてくれているね、あなたは。

 おじさんは知らん顔しているんだよ。こんなことはおじさんの仕事なのに。 

 ということで、かなり参っています。


 


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テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

おじさんの夢

 死別した人はみんなそうだと思うが、亡くなった人に夢でいいから会いたいと願うものだ。そしてその夢を忘れたくない。
 だから私はおじさんの夢を見たときは小さなノートに書いておくことにしている。

 おじさんの残したメモのように小さなノート。おじさんはそれに今まで読んだ本や、これから読みたい本の題名を作者別に書き残している。時代物ばかりで、特に料理を題材にしたものが多い。

 そのノートにおじさんと会った夢を書き連ねている。おじさんが亡くなって4か月。今まで10回、おじさんの夢を見た。

 でも、その中で私は
「会えた!うれしい!」
と言っている訳ではない。いつもそこにおじさんがいた日々と同じような淡々とした気持ちで、おじさんに接している。

 ただたんにおじさんと他愛のない話をしているとか、おじさんが横に寝ている夢。どうしてだろう、なんでもっと喜ばないのかな?

 ある日の夢。
 二人でサイクリングする夢だ。気持ちよく二人で自転車を飛ばす。二人一緒に並んで走っていると、道が二股になっている。
 おじさんは片方の道を指して言った。
「俺、こっちに行くから」
「うん」
 と言って私は別の道にを行くことにした。目的地は同じらしいけれど。

 どうして一緒に行かなかったんだろう?いつも一緒だったはずなのに。

 夢の中での不思議な気持ち。自分でもわからない不思議な気持ち。

 

 


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テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

今思うとご先祖様はおじさんの死を知っていた?祭壇には生花を!

 うちにはおじさんの先祖の霊と、くうみん父の霊を祭っている。
 おじさん亡き後はおじさん方の霊は誰が守るのかと思っていたら、なんだ私じゃないか。おじさんのお姉さんたちは、それぞれご主人の家の霊を守ることになる。
 あたりまえだけど、女は結婚すると夫の家に取り込まれるものなんだと初めて気づいた。乗っ取ったといえばいえるが。

 さて、今思うとあの時のことは…というのを思い出した。

 祭壇に飾る花は、いつも近所のスーパーで適当に選んでおじさんの家の祭壇と、くうみん父の祭壇に、同じように活けていた。それがいつからかわからないが、おじさんの家の祭壇に活けた花が、なぜかすぐにダメになってしまう。

「どうしたんだろう?」
 おじさんともども不思議がっていた。くうみんが、くうみん父の方をえこひいきしている訳ではない。花瓶を取り換えてみたり、花の生きのいい方を、おじさんの方に活けたりもしたが、同じようにおじさんの家の祭壇の花はすぐにしおれてしまう。

 次のリンクをクリックして、写真を見てほしい。文章はこの際どうでもいい。照玉師の解釈は違っていたけれど、こういうことはデリケートな問題だ。霊能師として言ってはいけないこともあるかと思う。

おじさんが亡くなるわずか15日ほど前の祭壇の花の状態
季節外れの不思議な話

 ね、この違い、分かるでしょ?
 今から思うと、おじさんの先祖の霊は、警告を発信していたのかも知れない。
「おじさんが危ない!」
 もし、この警告の意味が分かっていたら、おじさんは今もここにいたのかも知れない。そう思うと悔しい。
今はどちらの花も同じくらいに散り、同じくらいに萎れる。

 家に先祖を祭っている皆さん、祭壇に飾る花は今は造花が多いと聞くが、ぜひ生花にして欲しい。造花ではこういった警告ができない。

 祭壇にはぜひ生花を!

 


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テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : 日記

重要人物にお会いしたこと

 このところバタバタしていて、何から書いていいかわからず、重要なことを書くのを忘れていた。

 ある日、携帯が鳴るので出てみると、M氏だった。M氏は貫禄たっぷりに言った。
「1日に行くから、2日にでも会おか。また連絡する」
 くうみんは思わず小腰をかがめて言った。
「Mの旦那~、お待ちしています」
 何やら1日はどこぞでオフ会があるらしい。主催者が太っ腹で会費は主催者持ち。そんな奇特なブロ友と出会いたいものだ。

 Mの旦那とは日本橋の改札で待ち合わせをした。改札につくとM親分が駅員相手に不安そうな顔をして何か話している。駅員に背中を向けて向こうに行こうとするのをくうみんは追いかけた。
「旦那!Mの旦那!」
 親分はくるりと振り向いた。
「おお。くうみんか」
「へ」
 日本橋にはおいしい店がたくさんあるが今日は洋食の店、たいめいけんに行くことにした。雨も降っているし、平日の12時前なので並ぶことなどないだろう。
「Mの旦那、ここです」
「ふん、ここはたばこは吸えるのか?」
「た、たばこですか?」
 店員さんに聞いてみると禁煙だが、2階の廊下に喫煙所があるとのこと。
「ほな2階や」
「で、でも旦那、2階は高いですよ」

 1階はリーズナブルなお値段で料理を楽しめるが、2階はちと高い。メニューも違う。もちろん同じメニューもあるが、2階だとおしゃれに盛り付けてあるとか、違いがある。
「たまにはえやないか」
 Mの旦那の鶴の一声で2階で食べることになった。

 1階は人でごった返しているが2階はゆっくり食べられる。意外に思ったのは一人で食事を楽しんでいる若い女性が結構見かけられたことだ。一人で安くはない食事を楽しむ…これは大人の贅沢だ。今度やってみよう。

 小皿料理を注文した。これはたくさんの料理を少しずつ楽しめる。
「うまいな」
 Mの旦那も満足そうだ。
「でしょ?Mの旦那」
 デザートはついているがコーヒーは別勘定。
「コーヒーも頼むわ」
「じゃ、私も。おねえさ~ん、コーヒー二つ」

料理
 洋食小皿料理 3200円也
デザート
 デザートはシャーベット

 Mの旦那は2回ほどタバコを吸いに席を外した。喫煙者には住みにくい世の中になったものだ。
 あまりながっちりも良くないと、河岸を変えることにした。
 Mの旦那はくうみんの分まで払ってくれた。
「そんな、悪いですよ、旦那~」
「今度はそっちが払ってや」
「へい、それじゃそうしやす」

 帰りは新幹線で帰るとのこと、東京駅に向かう。駅構内にあるコーヒーショップ「プロント」に行った。
「ここは喫煙席ありますか?」
「奥にあります」
 Mの旦那は満足そうにうなずくと、コーヒーを注文した。奥の喫煙席に向かった。そこはただ単に席が分かれているという緩い分煙ではなく、ガラスのドアで仕切られた完全分煙であった。これなら禁煙席には煙は流れてこないのでタバコを吸う人も吸わない人も、お互いに安心して過ごせる。
 
 しか~し。その中に普段タバコを吸わないものが入ったら?

 最近タバコを吸う人を見かけないと思ったら、こんなところに生息していたとは。店のどこかで一人二人がタバコをくゆらすのではない。近くにいるすべての人がタバコを吸うのだ。想像して欲しい。
 こんなに煙が充満している所に来るのは久しぶりだ。免疫がない分、苦しくなりそうだ。

  ゴホゴホ…いや、咳などしては失礼だ。こらえねば…

 うっ、うぉ~。この世の地獄じゃ…


 
 

 


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テーマ : ランチ
ジャンル : グルメ

実は今大変

 4日のことだ。朝パソコンを立ち上げようと、電源を入れ、いつものようにパスワードを入れた。しばらくすると、何かメッセージが出てきた。混乱した頭では憶えられなかったのだが、ハードに重大な欠陥があるらしい。

 リモサポに電話して、どうしたものか相談すると、
「それは機械そのものの問題なので、メーカーに問い合わせるように」
 とのこと。仕方ないと、東芝に電話すると修理が必要で、その費用が4万円近くかかる。一応お願いしたが、近くに住む以前同じ会社で働いていたHさんに連絡すると、
「買っちゃったほうがいいんじゃない?」
 それもそうだと修理をキャンセル、量販店にHさんと一緒に行き、PCを選んだ。ウィンドウズ7がいいと思ったが、エクセルやワードが入っていないという。8は使いにくい、それならいっそのこと、10にしたほうが、というアドバイスでウインドウズ10を購入した。
 設定は翌日することにして、この日は終わり。

 11月4日はくうみん父の7回忌だ。くうみん父は牛肉が好きだったので、今日はすき焼きにして、先祖の霊をテーブルに呼んで今日ばかりは父が主役に。
 もちろん他の先祖やおじさんもご相伴にあずかった。

 ここまではよかったんだけどね。

 翌日5日は設定をお願いした。
 その設定が苦戦。とりあえずインターネットだけはできるようになった。しかし、メールができない!メールの設定ができない!

 ああでもない、こうでもないとHさんは格闘していたが、あまりにも進まないので気の毒になり、
「あとはリモサポに聞いてみるから」
 と言って帰ってもらった。Hさんは恐縮しながら言った。
「悪いね、わかったら連絡するから」
 そういって帰ったが、やっぱりまだまだHさん頼みの気持ちが強い。

 どうしたものか。こういった設定はリモサポでやってくれるはずだ。今日はもう時間がないので、やめにして、早く食事の支度でもしよう。こんな面倒なこと、みんな自分でやっているのかしら?

 ああ、もう余計なことは考えないでおこう。

 面倒なことは明日、明日!

 

 


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テーマ : トラブル
ジャンル : コンピュータ

おじさんを訪ねてくれた人

 以前、おじさんの顧問先だった会社の奥さんが訪ねてきてくれた。私もたまにお会いすることがあった。税理士と言う仕事は、事務方の方がなじみがあり、従って本業をしている社長よりも事務方担当の奥さんの方がおじさんをよく知っている場合も多い。

 くうみんさん、おじさんにはお世話になりました。お葬式以来ですね、御無沙汰しております。おじさんとは市の無料相談で知り合ったんですよ。さっそく家に来てもらって顧問契約をすることになりました。

 初めて来たときはちゃんとスーツを着て来たんですが、そのうちにだんだんと普段着っぽいものを着てくるようになって、ニット帽をかぶってサンダルで来たときは本当に驚きました。
 でも、本来の仕事だけでなく、いろいろと助けていただきまして、本当に感謝しています。ありがとうございます。

 そう、おじさんは仕事の時でもジーパンで行くような人だった。自分では、それなりにオシャレに気遣っていたらしい。人と会わないときは、夏なんか下着のシャツに短パンと言う格好で外を自転車で走り回っていた。その格好で顧問先の人が住むマンションを通りかかった時、顧問先の奥さんが見ていたらしい。
「あ、うちで頼んでいる税理士さん、あの人よ」
 御主人がどれどれ、と見に来て言った。
「えっ、あれ~」
 どんなパリッとしたスーツを着ていると思ったんだろうね。さすがにこの格好では仕事に行かなかったけど。

 そうですか、そんなに喜んでくださるなんて、おじさんもあの世で感謝していることでしょう。私もうれしく思います。ありがとうございます。

 今日はランチをご一緒させてもらったが、私はどちらかと言うと夜行性。お子さんたちがいないときは一緒に居酒屋にでも行こうよ。いける口なんでしょ。ね、Sさん。

先日、マンションのロビーに出たら、たまの贅沢を味わった寿司屋の女将さんが自転車に乗って来たのが見えたけれど、心配そうにうちの窓を見上げていた。
 以前なら2枚の敷布団が干してあったのが、今は一枚だけ…

 さびしいけれど、皆さんの気持ちはうれしく思います。

 ありがとう。

  
  



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テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

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プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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