なかなか治らない足に業を煮やした野獣はいつも行く整骨院でマッサージだけでなく、ハリも打ってもらった。
ハリはその時は楽になるけれど、時間がたつにつれて元に戻ってしまう。何回かやっているうちに良くなるのかも知れないが、焦り始めた心には気長に、と言う言葉が入らなくなる。
その時野獣の頭に浮かんだもの…
「くうみんさん、私のヒーリング、よく効きますよ」
おお、shougyoku師、あなたはヒーラーであらせられた!
shougyoku師はくうみんのブロ友である。初めは大垣の一都市で細々と霊能師をしていたのが、このところめきめきと頭角を現わし某大臣のお子様の病気平癒祈願の他、テレビにも出演、予約でいっぱいのレストランならぬ予約でいっぱいの心霊道場になりつつある。
先日2月7日、BSテレビに出たときに神様が照玉師に降りた。その時の怖い顔と言ったら…
「私こんな怖い顔するの~!!きゃ~!」
照玉師も初めて見る神様が降りた時の自分の姿に驚きを隠せなかった。
ものは試し、やってみよう。
「あの~、足を治していただきたいのですが、いつがいいでしょう?」
「今度東京に行ったときに治療しましょう」
「それじゃ22日、この日はマラソンの予定でしたがこの足では参加できないので、この日にお願いします。6時から仲間内の宴会があるんですが、一緒にどうです?メンバーはマダムⅩとマダムZです」
「いいわね、行きましょう」
ということで22日、都内某所の「天教照玉心霊道場」に行くことになった。
午後2時30分、道場着。一度お邪魔したことのあるマンションの一室だ。まさか本当にヒーリングを受けるとは思わなかった。誘われたのはもちろん癌治療だが、
「癌はどうでもいい」
というスタンスなのでする気はなかった。しかし、足が痛くては走れぬ。
しばし雑談。いろいろと悩み相談もして時間は過ぎて行った。
「それじゃ、始めましょう」
くうみんには何か悪いものがついているからこんな痛みが出るのであろうか?いよいよその正体が明らかになる。
何がついているというのか?きつねか?たぬきか?
カーペットの敷いてある床にさらに小ぶりのカーペットを敷き、枕代わりのクッションが置かれた。そこにうつぶせに寝るように言われ、ヒーリング開始。
不思議なことに痛いところに触れてくる。整体師のようにぐっと押して痛いところを探すのではなく、そっと触れるだけだ。
「炎症のあるところは判るんです」
軽く触れる程度なのだが、次第に痛いところが特定されていく。
「尻もちついたことはない?」
「尻もちはかなり前についたことがあります」
尾瀬の山の中で、滑ってしたたかにお尻を打ったことがある。
「ここに古い傷がある。これが影響しているわよ」
shougyoku師はくうみんの太ももの一部に手を当てた。
何ときつねやたぬきがくうみんについていたのが原因ではなく、くうみんが尻もちをついたのが原因であったか!!
その後shougyoku師はくうみんの尻をポコポコ打ち据えた。
パシーッ!パシーッ!shougyoku師はお経を唱えながらくうみんのお尻を打ち据えたりさすったりした。
その間30分もしなかったと思う。しかし、不思議なことに痛みがかなり良くなっている。
「尻もちをついたときの古傷」の部分に痛みが特定されている。
足腰を痛めた人ならわかると思うが、「どこが痛いかわからない状態」というのがある。痛みが放散していたり、痛いところが複数あると痛いところが判らないのだ。
くうみんの場合、その状態だったのが、今は痛いところが特定された。
「湿布の上にホカロンの小さいのを貼り付けてそれを痛いところに貼るといいのよ」
照玉師、それは霊能師のアドバイスというより、オバちゃんの知恵であるな。
「どうもありがとうございました」
礼を言って、今度は仲間内の宴会場に。
電車の中ではshougyoku師の意外に活発な少女時代を聞かせてもらった。
おにいさんばかりの末っ子だったので、お兄さんのまねがしたくてしたくてたまらなかったそうだ。
「お兄ちゃんが水泳するのにフンドシをしていたの。だから私もフンドシをしたいって泣いたの」
「えっ、女の子がフンドシですか?それは…」
ローラースケートも、スピードスケートを走っていたという。今のおしとやかなお姿からは想像がつかない。
そんなこんなで目的の駅に着いた。方向音痴のマダムⅩは、改札前で待っていた。もう一人の美魔女マダムZは直接来るという。
お店は都内某所にある居酒屋だ。いい店は名前を出すことにしているが、ここは勘弁。だっていつも混んでいて、予約なしでは入れないんだもの。マダムZも、すぐに合流。ここはくうみんがマダムZに教えた店なのだが、今はすっかりマダム行きつけの店となった。メニューの選定はマダムZにお任せした。
4人の美魔女は飲みかつ食い、いい加減酔っぱらったところでお開きとなった。あ、照玉師は酒飲みません。この方だけが素面です。
方向音痴の照玉師は酔っ払いのマダムⅩに任せてくうみんは一人家路についた。
足がこのまま良くなるといい。照玉師によると、
「好転反応が出て、痛くなることもあるわ」
判りやすく、好転反応と言ってくれたけれど、良くなる前に悪い反応が起こると言う、瞑眩(めんげん)のことですね。
翌23日、ホカロン類似品と、湿布を買って、言われたとおりに貼り付けた。もういい加減よくなってくれよ。
昨夜、2月24日午前1時くらいに、気持ち悪くなって便器を抱えて嘔吐した。こんなことはめったにない。これも好転反応か?
今日、2月24日、近くの総合病院に行って、検査をお願いするつもりです。
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テーマ : セラピー&ヒーリング
ジャンル : 心と身体