日本でも乳がん予防的切除 正反対の選択をしたくうみんは考える
アンジーが予防的乳房切除に踏み切ったのは、少なからず波紋を呼びました。
そして件数は少ないものの、日本でも実施されていたというのが報道されました。
自分で考えてしたことならば、人がとやかく言う事ではありません。しかし、この手術を受けようと思う方、乳がんサバイバーのくうみんとしては手術のリスクも念頭に置いて欲しいと思います。
皮膚を残して乳腺だけを切除するのだから、なかにバッグを入れれば見た目はきれいになることでしょう。中には「もっと大きなバッグを入れて欲しい」と、リクエストして、叶姉妹ばりの巨乳を手に入れることもできそうです。
見た目は普通の乳房と同じ。しかし問題点としては次のようなことが考えられます。
乳がんになって全摘した人はみんな言います。「胸に鉄板を入れたように重苦しい」と。このQOLの低下は大きい。
乳房の感覚はどうなるのか?
くうみんは部分切除でしたが、やはり部分的に感覚のないところがあり、リンパ郭清の後遺症か腕の裏側に感覚がありません。
そして普通、乳がんで全摘すると感覚がなくなりますが、この場合も感覚がなくなるのではないか?
以前、くうみんは、オーブンを使っていて、腕の内側に熱いところを当ててしまったらしいのですが感覚がないため気づかず、熱いお風呂に入ったりサウナに入ったり…風呂上がりに腕の裏側を触ってびっくり、大きな水泡が点々と。
この程度ならいいのですが、痛くないから傷ややけどがひどくなっても気づかず、命の危険にさらされることだって考えられます。
そして大人の会話になりますが、乳首の感覚もなくなるんじゃないか?乳首は確かに自前だろうけど、感覚は?
夫婦間、パートナー間では大事なことではありませんか?
読売新聞5月24日の夕刊によると、特定の遺伝子に変異があると、「70歳までに56%~87%が乳がんになり」、「27%~44%が卵巣がんになる」ということです。
しかし命に関わるガンとそうでないガンがあるとの説もあります。(近藤誠氏ガンもどき理論)
ガンを体内に持っていたとしても、生活に影響なく暮らしている人はたくさんいます。放射線医、近藤誠先生によると、天寿を全うして亡くなった方を解剖したら、ガンがあったというのはよくあることといいます。
癌=死ではないのです。
それに70歳近くで発病したとしても、乳がんは進行が遅いので、立派に天寿を全うしたと言える年齢まで生きていくことが可能です。
卵巣がんについては確率としてはかなり低いのではないか、だいぶ数字にばらつきがあるのは遺伝子の変異の形がそれぞれ違うからなのか、定かではありませんが。
そしてなにより、
「予防的乳房切除が乳がんの発症リスクを下げることは確実」であるが「死亡率を下げるかどうかは不明」
と、当のお医者さんが言っていることです。そう、ガンがあっても、問題なく生きていくことは可能だと、お医者さんも認めているのです。
そしてくうみんがもう一つ懸念しているのは、本人は望んでいないのに、家族が強く勧めるケースが出てくるのではないか、ということです。
くうみんは部分切除でした。しかし強陽性で、全摘の再手術勧告を受けました。セカオピ、サドオピ、外科医でなく放射線医に聞きました。外科医とは違う見方をすると思ったからです。
しかし、すべて全摘の再手術を勧める意見でした。
考えに考え、「こうなったら治療ではなく、人生観」と思いました。
手術はしない、ホルモン剤も2年前にやめました。
命よりちちを取ったつもりのくうみんでありました。でも結果オッケー。
太平洋をイカダで渡るような気がしたのも事実です。
今は別に再発のことなんか考えていないし、何より元気でいられます。悩んでいるのはホルモン剤の後遺症、手指の関節炎です。
将来、予防的切除をしてよかったと思う人がいる反面、しなければよかったと後悔する人もいるかと思います。そのために事前の情報収集は大事です。
そういったリスクを踏まえて、本人が望み、手術に踏み切るならばくうみんは是、と思うのです。
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そして件数は少ないものの、日本でも実施されていたというのが報道されました。
自分で考えてしたことならば、人がとやかく言う事ではありません。しかし、この手術を受けようと思う方、乳がんサバイバーのくうみんとしては手術のリスクも念頭に置いて欲しいと思います。
皮膚を残して乳腺だけを切除するのだから、なかにバッグを入れれば見た目はきれいになることでしょう。中には「もっと大きなバッグを入れて欲しい」と、リクエストして、叶姉妹ばりの巨乳を手に入れることもできそうです。
見た目は普通の乳房と同じ。しかし問題点としては次のようなことが考えられます。
乳がんになって全摘した人はみんな言います。「胸に鉄板を入れたように重苦しい」と。このQOLの低下は大きい。
乳房の感覚はどうなるのか?
くうみんは部分切除でしたが、やはり部分的に感覚のないところがあり、リンパ郭清の後遺症か腕の裏側に感覚がありません。
そして普通、乳がんで全摘すると感覚がなくなりますが、この場合も感覚がなくなるのではないか?
以前、くうみんは、オーブンを使っていて、腕の内側に熱いところを当ててしまったらしいのですが感覚がないため気づかず、熱いお風呂に入ったりサウナに入ったり…風呂上がりに腕の裏側を触ってびっくり、大きな水泡が点々と。
この程度ならいいのですが、痛くないから傷ややけどがひどくなっても気づかず、命の危険にさらされることだって考えられます。
そして大人の会話になりますが、乳首の感覚もなくなるんじゃないか?乳首は確かに自前だろうけど、感覚は?
夫婦間、パートナー間では大事なことではありませんか?
読売新聞5月24日の夕刊によると、特定の遺伝子に変異があると、「70歳までに56%~87%が乳がんになり」、「27%~44%が卵巣がんになる」ということです。
しかし命に関わるガンとそうでないガンがあるとの説もあります。(近藤誠氏ガンもどき理論)
ガンを体内に持っていたとしても、生活に影響なく暮らしている人はたくさんいます。放射線医、近藤誠先生によると、天寿を全うして亡くなった方を解剖したら、ガンがあったというのはよくあることといいます。
癌=死ではないのです。
それに70歳近くで発病したとしても、乳がんは進行が遅いので、立派に天寿を全うしたと言える年齢まで生きていくことが可能です。
卵巣がんについては確率としてはかなり低いのではないか、だいぶ数字にばらつきがあるのは遺伝子の変異の形がそれぞれ違うからなのか、定かではありませんが。
そしてなにより、
「予防的乳房切除が乳がんの発症リスクを下げることは確実」であるが「死亡率を下げるかどうかは不明」
と、当のお医者さんが言っていることです。そう、ガンがあっても、問題なく生きていくことは可能だと、お医者さんも認めているのです。
そしてくうみんがもう一つ懸念しているのは、本人は望んでいないのに、家族が強く勧めるケースが出てくるのではないか、ということです。
くうみんは部分切除でした。しかし強陽性で、全摘の再手術勧告を受けました。セカオピ、サドオピ、外科医でなく放射線医に聞きました。外科医とは違う見方をすると思ったからです。
しかし、すべて全摘の再手術を勧める意見でした。
考えに考え、「こうなったら治療ではなく、人生観」と思いました。
手術はしない、ホルモン剤も2年前にやめました。
命よりちちを取ったつもりのくうみんでありました。でも結果オッケー。
太平洋をイカダで渡るような気がしたのも事実です。
今は別に再発のことなんか考えていないし、何より元気でいられます。悩んでいるのはホルモン剤の後遺症、手指の関節炎です。
将来、予防的切除をしてよかったと思う人がいる反面、しなければよかったと後悔する人もいるかと思います。そのために事前の情報収集は大事です。
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