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きれいな眉毛の書き方 期間限定会長のお作りになったスライドショーを追加しました

 今回の四国旅行で、親分こと会長は激しい下がり眉だとわかりました。

「高校の時、先輩に剃ってもらったりしたんや。でも、どうしてもダメなのや」
 ため息混じりにおっしゃっておられた。
「お公家さんみたいになってしまうのや」
 そして諦めた、と。
 
 高校生のくせに、眉毛を剃った?不良だったのかしら?ひょっとして学生服の裏地に鯉の絵が書いてあったりして…

 くうみんは高校生の時は、パッチンどめで前髪を止め、靴下は三つ折りソックス、カバンは使い込んで台形という、全く色気のない女子高生でしたけどね。

 さて…

 抗がん剤治療をした人ならわかると思いますが、抗がん剤で抜けるのは頭髪だけではありません。体じゅうの毛という毛が抜けるのです。

 眉毛ももちろん抜けます。普通に眉毛を書くのは、生えているところに書き足したり、切ったりするので比較的簡単です。
 しかし抗がん剤ですべて抜け落ちてしまうので、そこに眉毛を書くのはかなり難しいことです。

 まず、目頭。ムッと、顔をしかめてシワになったところが眉毛を書く起点です。目尻は黒目の外側のところを一番高くして目頭方向からペンシルで眉毛を書いていきます。ここから目尻と小鼻を結んだ延長線上を眉毛の終わりにします。これが基本です。
 自分にあった眉毛になるようアーチ型にしたり、直線型にしたりしましょう。

 くうみんは眉毛が抜けてしまうまで眉毛のことなんか考えたことはありませんでした。結構普通に生えていましたから。
 だけど、抜けてしまって自分で書くようになると、眉毛で目の印象がずいぶん違うものだと思いました。
 眉毛、おそるべし!

 大丈夫、会長、くうみんが眉毛書いてあげるって。
 
使用前
IMG_4659 怪しい3人.jpg
 う~ん、これはちょっと…

使用後
IMG_4659 眉毛改造.jpg
男前度2割アップ

 抗がん剤で眉毛の抜けた皆さん、参考にしてくださいね!色は真っ黒よりダークな茶色のほうが自然ですよ!

 おまけ

 水曜日期間限定スライドショー
IMG_4196富士山と夕日.jpg
 スライドショーは終わりました


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四国の旅 番外編こっちのほうが上品 そしてオフ会予告  

 今回の四国旅行は、親分の濃いキャラクターに隠れてしまいましたが、ぴょん子さんに会うのも当初からの目的でした。
 ぴょん子さんはくうみんの一番古いブロ友です。

 お気に入り登録も知らず、当時あったメール機能の使い方も知らず、そして改行することも知らなかったので、読みにくいことこの上ないくうみんブログをしんぼう強く読んでくれました。感謝です。

 今回、初めてお会いしたのですがくうみんとはまた違った美貌の方でありました。その方からお土産にいただいたのは、高知のお菓子たくさんと、サンキャッチャー、ペリドットのイヤリングです。サンキャッチャーは、部屋の中に吊るす飾りですが、空気を浄化すると言われています。

麗しのサンキャッチャー2.jpg

IMG_4733麗しのサンキャッチャー.jpg

ここにあると神秘的な光を放つサンキャッチャーですが、

IMG_4722三チャッチャー.jpg
部屋の中ではこんなに健康的な光に変わります。

 材質は水晶でしょうか?水晶はパワーストーンの中でも、浄化にオールマイティーな力がありますね。

 以前ぴょん子さんに注文して作ってもらったペリドットのイヤリング、台湾でなくしてしまいました。とっても気に入っていて、ブロ友のタカ母さんからも
「とっても似合っているわよ」
と言われて気をよくしていたのに。

 そしたら、作ってくれました。新しいイヤリング。
IMG_4710いやりんぐ.jpg

 普通緑色の石は、癒し系なのですが、ペリドットは緑色でも活発な力をくれる石だということです。
 だから何となくこのイヤリングをつけると、ウキウキした気分になります。本当です。

 今回四国に着けて行ったのはラリマーのペンダントです。これもぴょん子さんに作ってもらいました。これは癒し系。

 いつもはウキウキペリドットか、または癒し系ならムーンストーンのペンダントをしたくなるのですが、今回は何故かラリマーに心惹かれました。
 この石に癒されたかったのかもしれません。

 その時その時で、服に合う石というよりも、これが今の気分に合っている、という石があるのです。

 ぴょん子さんは、風の森で「石遊び」というパワーストーンのお店をやっています。
最近更新していないようですが

 5月25日(土)オフ会を目論んでいます。くうみんは夜行性なので、6時ころから東京銀座近辺を考えています。
 場所は未定です。予算は6千円くらいまでで抑えたいと思います。

 早期申込した方はくうみんの近くの席に座れるという特典があります。もうすでに、shougyoku師が申し込んでいるので、くうみんの右隣はshougyoku師で決まりです。左隣は?

 参加希望の方はプラつぶくださるか、または画面左上のhomeクリックすると、「くうみんにメールはこちらから」というのが出ますので、そこからメールください。

 その際、ハンドルネームまたは本名、メアド、携帯電話番号を明記してください。
 5月15日までに連絡願います。
 
IMG_4696ふくろう.jpg
眠そうな昼間のフクロウ くうみんみたい

IMG_4659 怪しい3人.jpg
くうみんの首から下がるラリマーボール、わかりますか?やっぱり濃過ぎる3人組



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四国最終日

 これまで2日間親分にはお世話になりっぱなしでした。

「○×△◇◆!」
(訳)S市からは高知龍馬空港まで送ってやる。

 ここ、S市から高知龍馬空港まではは、電車とバスを乗り継いで4時間近くかかります。

「車で行くとどれくらいなんだろう?」
「電車とバスを乗り継いで4時間近くだろ?車だと3時間くらいなのかなあ」
 おじさんとくうみんは話し合いました。親分は8時ころ迎えに来てくださると言います。

 当日の朝は荷物をまとめてスタンバイします。
 部屋の電話が鳴りました。フロントのお姉さんです。
「親分さんがお見えです」
「ありがとうございます、すぐ行きます」

 ロビーに降りると、親分がダンボール箱を足元に置いていました。中には卵と夏みかんが入っています。卵は市場で買ってきたとおっしゃいます。
「え~、親分、こんなに頂いてばかりで悪いな~」
「これ、荷造りせいや、郵便局に寄っていこ」
 くうみんは得意の荷造りをしました。学生時代にバイトで憶えた包装技術は結構役に立ちます。

 高知龍馬空港までの道すがら、親分は運転しながら観光案内してくださいました。
「ここらへんは平家の落人が住んでいるのや」
「ほお」

 関東の方にも、ところどころ平家の落人の村はあります。
 今では日本全国同じようなものですが、平家が敗れたくらいの時代は都会と地方では、雲泥の差がありました。

 都では庶民でも木で作った家に住んでいるのに、関東や、この地では、まだ竪穴式住居で、素焼きの土器を手作りしていた、というような。

 華やかな暮らしをしていた平家の落人が竪穴式の生活に逆戻りする…いつかまた、のリベンジを心に秘めていただろうと想像します。

 そして今、四国のJRはほとんどが単線であるとわかりました。関東で単線は、ほとんどありません。

 でも、人口が少ないからそれでちゃんと足りている、何も数分おきに電車が来なくても、朝夕最低限必要な電車が走っていれば事足りる、それで十分じゃないかと思いました。
 だから四国は空気がきれい、空がきれい、緑がきれい。

 あ、S市のあの臭いはどうにかして欲しい。

 高知龍馬空港には、1時間半ほどで到着しました。電車とバスを乗り継ぐと4時間近く…う~ん、やはり違う。
 このあたりを観光するのも、時間的に帯に短し襷に長しなので、親分に空港でおろしてもらいました。

 親分の車には、こんにゃくの一斗缶と、甘夏が積んでありました。
「これを今からぴょん子さんの家に持っていくのや」

 きっと、くうみんからぴょん子さんは美人だった、というのを聞いて持って行く気になったに違いありません。
「親分、今回はありがとう」

 空港で荷物を預け、土産物屋を物色していると、携帯がなりました。くうみんが携帯に出ると、親分です。
「芋けんぴを買ったんや。さっきのところで待っててくれ」
 頂いてばかりです。向こうに着いたら、なにか贈ろう。

 しばらく空港前で待っていると、親分の車が来ました。
「これ、お土産や」
 芋けんぴの入った袋をくれました。
「親分、ここまでしていただいて、ありがとうございます」
「じゃあ」
 そう言って親分は立ち去っていきました。

 空港の土産物を物色していると、携帯がなりました。きっとまた親分だと思いました。まだ何かくれるのかなあ?

「今度は何くれるの?!」
 いきなり言ったら、
「あ、あの~、僕T平ですが…」
「あ~、T平君、失礼しました。おじさん、T平君だった」
 おじさんのいとこの子、T平君でした。
「ああ、T平くん」

 親分から、さすがにもう電話は来ませんでした。


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手に下げているのが親分のくれた芋けんぴ

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ヤンマーの帽子をかぶった龍馬くんも見送ってくれた。龍馬くんも今は農業を営んでいるらしい

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IMG_4708ズドン.jpg

 四国の旅は終わりました。


 
  


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かの有名な金比羅山へ こんぴら狗と讃岐富士、そして讃岐うどん

 S市では、親分が知っているという「グランフォーレ」というビジホに2泊しました。洋室、和室があって、選べるのですが今回は和室にしました。食事なしで一人5千円ちょっと。

 畳は焼け焦げがあって、あまりきれいとは言えませんが広くて、お風呂は家のお風呂のように湯船の外で体を洗えます。水回りは改修したようで、きれいです。

 4月10日は金比羅山観光です。親分はホテルまで車で迎えに来てくれました。親分はよくしゃべります。
「○×△□◆!!」
 例によって早口で訛りの激しい言葉です。そのうえ音楽まで流しているので、よく聞き取れませんが、やはり日本語、ところどころ聞き取れた単語をつなぎ合わせると、意味もわかるというものです。

「こんぴら○△□…駐車場◆△■!!」
(訳)金比羅山についたら、駐車場を探さなければならない。

「◆○△…ここ…△○!!」
(訳)よし、ここにしよう。

 駐車場を借りたところで杖を貸してくれました。親分に従って石段を登ります。親分もおじさんも途中から遅れ気味。

 くうみんはマラソンのために今まで鍛えただけあって、これくらい何のその。ああ、またマラソンのことを思い出してしまった。エントリーし忘れ…ガックリ。
 最近ついていませんが、一番の大ボケはやはりマラソンのエントリーをし忘れたこと。

 本殿に到着すると、あらまあ、なんと眺めのいいことでしょう!
 お賽銭を100円投げ入れ、またてんこ盛りのお願いをしました。
「濡れ手でアワ、楽して金が転がり込みますように。美人ナンバーワンになれますように。マラソンで一位になれますように」

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本殿前から見える讃岐富士

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おじさんとくうみん

IMG愛媛富士を見る.jpg
讃岐富士に見とれる親分。讃岐富士、ああ讃岐富士、讃岐富士

 本店の周りをぶらぶらしていると、お守りを売っていました。親分は一番安い500円のお守りを買いました。

「くうみんは買わないの?」
「お守りはお返しするのが大変だから、いい」
 そこでおみくじを引きました。「こんぴら狗みくじ」です。
 そしたらなんと大吉! 
 願い叶う、待ち人来る、失せ物見つかる、やった~!もう大丈夫、なはず。

 こんぴら狗とは?
 江戸時代は旅行は禁じられていましたが、寺社仏閣に参るのは例外とされ、お伊勢さんや金比羅山に行くのは憧れでした。
 でもなかなか行けるものではないので、他の人に代理で行ってもらうこともありましたが、飼い犬を代わりにお参りさせることもあったのです

 ワンコは首に「こんぴら参り」と書いた袋を下げて、飼い主の木札、初穂料、自分のエサ代を持って旅人から旅人へと引き渡され、道々の人の世話を受けて、飼い主の代わりに金比羅山参りをし、そしてまた人々の世話を受けながら帰っていったと言う事です。
 金比羅参りを果たしたワンコを「こんぴら狗」と言ったそうです。

 頼んだぞ、こんぴら狗!

 「昼◇△×食べたいか」
(訳)昼は何を食べたいか?

 それはもちろん、讃岐うどん!

 名物讃岐うどんの店に行きました。セルフの店です。こういう場合、どうやっていいのかわかりませんので、親分の指導に従い、無事釜あげうどんを注文しました。

IMG_4687初めてのセルフうどん.jpg
親分の指導がなければ注文できなかったかも知れぬ

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あら~、取材だわ~。美しい私がこんな所でうどん食ってるなんてみんなにしれたら恥ずかしい~

 夕食はホテルの建物内にある居酒屋でお食事です。
IMG_4699刺身.jpg

IMG_4697すじ煮込みと枝豆.jpg
牛すじ煮込み。これにもにんにくがたっぷりと…

 昨日もそうでしたが、親分は酒を飲みません。一生やめると誓ったのです。キリンオールフリーをお召し上がりです。私達はビールを飲みまくりました。

 こっちの刺身は関東と違って、ひと仕事しています。例えば鯛だったら、昆布でしめてあるとか、他の刺身も何らかの手を加えているものが多いようです。

 カツオのたたきも、表面を焼いています。あれは食中毒が流行ったあと、生もの禁止令が出たので、表面だけ焼いて
「生じゃない!」
と言い張ったのが始まりと言いますが、その方がおいしいと気づいたのかもしれません。

 関東なら醤油一本のところですが、ポン酢を使うこともあれば少し味を変えた醤油を出す場合もあり、バラエティー豊かです。
 ただ、関東者は普通の醤油が好きで、東京の料理屋で、「変わり醤油」出しても、普通の醤油を選ぶ人が多いとか。
 好みですが、その土地のものは試してみたいです。

 この日も親分はおごってくださいました。大丈夫なのでしょうか?
 

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四国の親分ついに登場

 オールドイングランド山の手ホテルのチェックアウトタイムは太っ腹の12時までですが、そんなにゆっくりもしていられないので、11時くらいにはチェックアウトしました。

 路面電車でJR松山駅に行くのですが、間違えて伊予松山市駅で降りてしまい、150円均一の料金を二重に払う羽目になりました。悔し~!!

 今治までは特急で1時間くらい。いよいよ親分さんと初顔合わせです。電車から降りる前にグラサン、マスク、帽子を装着し、手に傘を持ちます。
 親分にわかってもらえなかったら大変だもの。目印は早めに装着しなきゃ。

IMG_4642くうみんです.jpg
こんな格好です。おほほ、似合うかしら?

 と、その時おじさんの携帯がなりました。
「お前、出ろ」
「もしもし、親分さん?」
「今、正面入口や」
「あ、そうですか?おじさん!正面入口だって~」
「誰かに聞け」
 改札を出るとき、ちょうど駅員さんがいたので聞いてみました。
「あの、正面入り口と言うのはどちらですか」
「あっちです」
 駅員さんは、左側の方向を指差しましたが、その目はなにか怯えたような色が浮かんでいました。

「親分、正面入口に来たけど~」
「ほんまか?誰かに聞け」
「聞いたってば」

 その時、水色の車の前に一人の小柄な男性が立っていました。思い切りの下がり眉、目と鼻の穴の大きさが同じくらいのこの男性…

「おお、くうみん、ここや」
「あ、親分、はじめまして」
 くうみんはグラサンとマスクと帽子を外しました。
 親分は荷物をトランクに入れると、車を走らせました。

 親分はしまなみ海道のビュースポットに案内してくださいました。
 IMG_4643ミスターxとおじさん.jpg
親分とおじさん

 初めて見る四国側からの瀬戸内海は、かなり潮が速いらしく、ここから見ても海の表面がざわついているのがわかります。瀬戸内海というと穏やかな海と思っていましたが、島が多いので、潮流が複雑になって流れが激しいそうです。(親分解説)
IMG_4645この塩で魚が美味しくなる.jpg
厳しい環境が魚をおいしくする

「だからここら辺の魚は身がしまっておいしいのや」
「ふ~ん、そうかぁ」
 タイにいたのはスポーツマンの鶏。ここにはスポーツマンの魚がいる。ここの鯛は他の海にいる鯛よりも瞬発力が強いのか。ここの鯖は他の海の鯖よりも持久力が優れているのか。
 くうみんもスポーツをしているけれど、食べられるのはやだ。

 昔の銅山跡を見学後、海岸沿いの道を親分の思い出話を聞きながらドライブ。

「特別名誉子分さんというのが、おったのに、いつの間にか一般子分が蹴散らしてしまいおった」
「へー、悪い奴ですね、その一般子分」
「あほたん!」
 その時、運転する親分の背中が泣いているように見えたのはくうみんの錯覚だったのか?
 
 いつの間にか車は大きな工場の近くにたどり着きました。
「ここは工場のにおいで臭いのや」
「え。そうなの?」
 はじめはわからなかったけれど、なにやら屁のような臭いが…
「ほんとだ!」
 しかし、これなら2、3発ぶっぱなしても分からないなと思ったくうみんであった。

 その後次第に寂しい場所に車は移動していきます。着いたのはS寺です。
「由緒正しそうな寺やろ?でも、そんなに由緒はないんや」
「そうなんですか?」
「住職が友達なんや、ちょっと声かけてきよ」

 お寺の境内にある住宅の玄関に向かって親分が声をかけると、中から年配の女性が出てきました。
「こんにちは、住職おる?」
「まあ、どうぞお上がりください」
 中に入らせてもらい、しばらくすると住職が現れました。

「こっち、俺の子分なんや」
「なんですか、それ」
「へい、親分がいつもお世話になっておりやす」

 お茶を出してもらったあと、この寺の縁起を説明してくださいました。さっきの親分の言い方とは違って、由緒正しい寺なんである、とのことでした。

「このツボも、大変値打ちあるものと伝えられています」
「ほお、そんなに素晴らしいもの」
「この書も、ど偉い方の筆になるものです」
「ほお、それは素晴らしい」

 何が素晴らしいのかよくわかりませんが、とにかく由緒正しいものばかりだと、住職はおっしゃりたいようです。

IMG_4661由緒正しきツボ.jpg
由緒正しきいわれのあるツボ

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誰か偉い方が書いた書

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向かって右から由緒正しい寺の住職、おじさん、くうみん

「ここでは鐘は突き放題なんです。どうですか?」
「えっ、鐘突きホ?」
「はい、除夜の鐘も皆さんに突いていただきます。108人目で終わりというのも気の毒なので、並んだ人は全て突いていただいています」

 なんという太っ腹な住職でしょう。普通鐘を突くのはご遠慮下さいと言われるか、または賽銭をくれるなら突いてもいいと言われるものです。
「わ~い、鐘つかせて~」
 くうみんもひと突きしました。

IMG_4666鐘つきおじさん.jpg
おじさんはウソと鐘をつくのが好き

「もう少し経ったら境内でバーベキューをするのや」
 それまでおとなしくしていた親分が口を挟みました。
「えっ、お寺の境内でバーベキュー?」
「そうですね、もうすぐすることにしましょう」
 住職はあくまで穏やかに言いました。どうも野菜だけのバーベキューではなく、肉も焼くようです。境内でそんなことをする…おおらかな住職です。

 この後親分と食事に行きました。雰囲気のいい割烹で、今まででいちばんいい食事をいただきました。
「こんなにいい食事、いくら位するんだろう?」
 急に財布が心配になってきました。

IMG_4669カニです.jpg
おお~!!卵満載、身のたっぷり付いたカニだ~~~!!

IMG_4668メバルかな?.jpg
 メバルの煮付けです。

 他に、刺身に天ぷら、牛しゃぶ鍋…とにかく竜宮城に行ったかのようなご馳走だったので、写真を撮るのを忘れてしまいました。
 関東の煮付けは、砂糖と醤油で真っ黒に煮つけてあって、どうも好きではないのですがこちらの煮付けは薄味に仕立ててあって、おいしいです。
 
 気になる支払いですが、親分がおごって下さいました。
「親分、そんな…」
「気にするな」
「ご馳走様。あ…」

 その横顔には哀愁が漂っていました。後ろを向いた、その背中が、本当は特別名誉子分さんに奢りたかった…と言っているようでした。

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親分にお土産に5袋持っていったピーナツ、おじさんがひと袋食べてしまった。おじさんにピーナッツを持たせるのは、馬に人参を運ばせるようなもの、ワンコに肉を運ばせるようなもの。

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4月8日 道後温泉へ

 暴走族のような名前のホテルは10時チェックアウトでしたが、乗る予定の電車は、10時58分、「10時半くらいならいてもいい」と言われ、10時半に宿の送迎で駅に行きました。

 駅前は都会では信じられないくらい静かです。でも、地方都市では駅前より少し離れたところの方が賑やかなことはよくあります。
 ここも、少し離れたところにポツリポツリとお店がありました。

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のどかな江川崎駅

IMG_4598え川崎駅前.jpg
きれいなところだなあ

 電車に乗り込み、宇和島まで行き、次の松山行きが出るまで、駅近くを散策。ちょうど昼時なので、スーパーに入って食料とビールを調達しました。

 ここで買った炙り鯖寿司は鯖の身が厚くて感激です。
 くうみんがいつも買う回転寿司チェーンの店では鯖の身が痩せていて、しかも均等ではありません。これはどれを食べても身が厚い。単なるスーパーの寿司とは思えない、いい仕事しています。

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四国の人の遊び心 アンパンマン列車

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 アンパンマンの作者やなせたかしさんは四国出身。年取っても子供の心を忘れないっていいね

 JRを乗り継いで路面電車に乗り換え、道後温泉へ。
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 ここには夏目漱石が好きだったという温泉があります。その裏手に小さな神社がありました。早速ここで神様にお願いをしました。
「一生遊んで暮らせますように」
「美人ナンバーワンになりますように」
「マラソン速くなりますように」
 たった10円でこのてんこ盛りのお願い、虫が良すぎますか?
 
IMG_4637道後温泉内部.jpg
道後温泉内部、坊ちゃんの間です。風呂に入らなくても入場料250円で坊ちゃんの間や天皇家専用のお風呂の見学ができる

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下から撮ると、信じられないくらい逞しく写るのを発見

IMG_4619やらし.jpg
こんなところも。ミュージック?はて?音楽館かな?

 今宵の宿はオールドイングランド山の手ホテルという長ったらしい名前のホテルです。ロビーも立派で部屋も広く、お勧めです。一泊朝食付きで某ホテルサイトで一人7千円。
 はじめは一泊2食でお願いしていたのですが、夕食はフレンチでした。

 しかし、四国にお住まいの親分から「魚が美味しいところだから、和食にするように」という命令が下され、それならいっその事夕食は外で食べようということになったのです。
 夕食は、道後温泉本館のすぐ近くにある安くておいしいと評判の「おいでん屋」へ。
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かつおのたたきはこのところ毎日食べていた

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レバニラのレバーをあさりに替えた炒め物。これがおいしい!

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天ぷらうどんもおいしかったです。
 他にもいろいろ食べました。二人で5千円しませんでした。

 明日はいよいよ今治で問題のブロ友「親分さん」に会います。

 実は今日の朝8時ころ、寝ていたら携帯がなりました。
 ぴろろろろろ~(携帯の音)

 おじさんは傍らでケツ出して寝ています。くうみんは携帯を探し出し、起き抜けの声で答えます。
「ふぁ~い、くうみんれす」
「俺や。明日はどうなっとるんじゃ」
「ほぇ、親分れすか?あすは11時58分今治着の電車で行きまふ~」
「俺の車はプリウスや。プリウス、わかるやろ?」
「えっと、車のことはわからないのれすが…」
「水色の車や。どんなカッコで来るのや」
「グラサンかけてマスクして、帽子かぶって黒い傘さしていきまふ~」
「おう、それなら分かる」
「それじゃよろしくお願いしますふ~」

 いよいよ真打ち登場!


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四国3日目 四万十のバカヤロー!!

 開けて7日は台風一過、ではないがピーカンのいい天気、高知サンライズホテルは11時チェックアウトなので朝市に出かけました。

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昨日の雨が嘘みたい

 意外と近くに高知城があったのでそちらにも足を伸ばします。

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高知城 

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ツツジがきれい

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 こんなすてきな生花がたくさんありました。花回廊と言うんだそうです。こんなすてきな生花、どんな方が生けるんだろうと思ってみていました。

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この方々が生けていたんですね。

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高知城前のくうみん

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きれいな緑

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坊さんかんざし、買うを見た…の播磨屋橋。くうみんも抗がん剤で丸ハゲの時、おじさんから、この歌を歌われた 

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2両編成で、指定席は一両の半分

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窪川からは四万十1号に乗って

 途中の窪川では、ランナーの皆さんが高知方面に帰るのに出くわしました。あんなブドウは酸っぱいと思っても、気持ちはグラグラ。

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ぐやじ~

 窪川から清流四万十1号に乗りました。一両編成で、バスのように整理券が出て、しかもワンマン。料金は運転手さんの近くにある料金ボックスに入れます。

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 車窓からの景色はとってもきれいで、特に観光しなくても、充分これが観光になりました。
 しかし、マラソンのゴール地点である土佐昭和から、またランナーの皆さんが乗り込んで…グラグラ。

 今日は四万十川ほとりの宿に泊まります。いい宿だとの噂です。
 今宵の宿のある江川崎に到着したのは4時25分頃。駅に着くと宿の人がもう迎えに来ていました。

 チェックインを済ませ、部屋に入りました。6畳の和室、ちと狭いが「四万十川に面する部屋」とのことでしたので、さぞや四万十川がよく見えると思い、窓の前にかかっていた障子を開けました。サッ!!
「なんぢゃこりゃあ~~~!!」

 そこにあったのは清らかな清流ではなく、無粋なコンクリートのホテルの屋根、清流は、というと、チビのくうみんが背伸びしてやっと少し見える程度です。

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窓からの眺め

 すぐにフロントに電話しました。
「ちょっと、部屋を変えてちょうだい」
「は、何か?」
「川が全然見えないじゃないの。清流沿いの部屋って言うから、川が見えると思うの、当然でしょ!看板に偽りありよ!」
「はあ、上と相談します」

 結局、川がよく見える部屋に帰るとしたらあと2千円払え、と言われて部屋を変えるのを断念しました。

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 鮎の塩焼き。少し食べたところ

 食事は結構良かったですが量が少ないです。旅館、ホテルの夕食が少ないなんてめったにありません。小食の方向きと言うのもありましたが、そっちを選んだらどうなっていたことか。

 ダメなホテルは伏字です。ホテルS羅四万十、です。
 ヒントは「暴走族みたいな名前」のホテルです。


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高知2日目は大荒れ あんなブドウは酸っぱいよ

 4月6日土曜日の高知は朝から雨が降っていました。今日はこの近辺を観光しようと思っていましたが、こんな時はホテルで本でも読んでいるに限る。
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どんより

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ホテルの朝食 昨夜あんなに飲んだのに、朝から食欲旺盛。こっちのアジの開きは頭を開いていないのに気づきました。関東では頭も開いてあります

 と言う訳で一日寝ていたのでなんもありませんでした。しかし、夜行性のおじさんとくうみんは夕方5時頃からひょこひょこ起きだし、昨日は入れなかったひろめ市場に行きました。今はもう、雨も止んでいます。でも、こんなに天気が悪かったんだから、今日は入れるだろう、と思っていたら、あらやっぱり満員。
 で、昨日は入れなかった「帯屋」に行きました。昨日と同じお兄さんが入口にいました。
「昨日はいっぱいで入れなかったのよ」
「そうでしたか?」
 お兄さんは愛想よく言って、奥に声をかけました。
「二名様~~!!」

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ここでもやっぱりカツオのたたき

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餃子の具をシソでまいたシソ餃子 ニンニク大活躍

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昨日も食べた海苔巻き
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サラダ

 本当だったら明日はマラソン、だから今日は禁酒のはず。飲めるのは、いいなあ、と思いつつ…

「ああ、今日は本当だったら須崎のホテルに泊まっていたはず…」
「でもよ、こんな天気じゃ電車止まっていたかも知れないぜ」
「うん、それもそうだね」
「たとえ動いたとしても、こんな天気で大荷物持って、移動って、結構疲れるぞ」
「うん、今日本州から来る人は、どうだろうね。飛行機は運休かも」
 
 これって、ブドウを取れないきつねがあんなブドウは酸っぱいよ、ていうお話と同じだな。

 マラソンに出られないタヌキがどうせ電車が止まって行けないよ、って話している。


 追記
 家に帰ってからJR四国 4月6日で検索、6日四国の鉄道は乱れに乱れた、との情報入手。 
 伊野駅~窪川間12時18分より不通、4月6日16時現在未だ運転再開せず。窪川はマラソンスタート地点の最寄駅。本州からは普通は7日の桜マラソン参加者は6日に高知に来るであろうに、飛行機の欠航続出では、高知にも来られまい。
 くうみん達は高知でのんびり出来て良かった。

 タヌキくうみんは言いました。

 あんなブドウは酸っぱいよ。
 


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初めての四国路

 4月5日金曜日、くうみんとおじさんを乗せた14時発JAL1489便は羽田から高知龍馬空港へと飛び立ちました。

「お飲み物はいかがですか~」
 CAが、ドリンクサービスに来ました。
「おじさんにはコーヒー、私はスープをください」

 くうみんが初めて飛行機に乗ったのは学生の時だけど、あの頃は国内線でもサンドイッチの機内食が出たなあ。いかん、歳がバレる。
 
 高知が近づいてきます。
「わあ、おじさん!田んぼだ~」
「田んぼの中に家が建っている~」

IMG_4515初めての四国.jpg
おお!高知だ!

 周りの景色は成田に似ています。高知龍馬空港には15時30分ころ到着しました。バスで高知市内のはりまやばしで下車。

 今宵の宿はこの近くのサンライズホテルです。
 なぜここにしたかというと、大浴場があるからです。

 くうみんがホテルを決める絶対条件は
・冷蔵庫があること(空なら尚良し。コンピュータ式は△)
・シャワートイレがあること(特におじさんのリクエスト)
・コンビニが近いこと
・値段が手頃なこと

 大浴場があれば尚可ということで、ここ、サンライズホテルはバッチリの条件だったのです。

「いらっしゃいませ」
「お世話になります。大浴場、ありますよね」
「そんなに大きくはありませんが、あります」
「そんなに大きくなくていいです」
 くうみんは鷹揚にうなづくと部屋に向かいました。

 早速近くのローソンでビールを購入、冷蔵庫に収納した後、おじさんとくうみんはお風呂に行きました。

 女湯はステンレスの浴槽で、4、5人入れる程度の大きさですが、なかなかいい湯です。風呂から上がってビールを飲んで、今日は初ぴょん子さんと対面です。どんな人だろう?楽しみです。

 6時ちょっと過ぎた頃、携帯がなりました。
「今ホテルに着いたん。部屋まで行くから待っててくれる?」
 高知の言葉は関西弁に似ています。
「うん、わかった」

 しかし、待てど暮らせどぴょん子さんは来ません。
「どうしたんだろう?」
「ここ、本館と別館に分かれているから、違う方いったんじゃないか?」
「それじゃ、こっちから行ってみようか?」

 結構マヌケな人だなと思いつつ、エレベータを一階まで降りると、そこに背の高いほっそりした女性がただずんでいました。

「ぴょん子さん?」
「くうみんちゃん?」
 
 いつも不思議に思うのは、ブロ友と初めて会うときは、なぜかすぐにわかります。目隠し写真すら見ていなくても、まず間違えません。

 ブログでは自分の考え、思いを文章にしますが、見た目も自分の考え、思いに影響されているのかも知れません。

「今日はうるさいだけのところだけど、ひろめ市場に行こうと思うんよ」
「あー、地元の人で賑わってるという、かの有名なひろめ市場!」
「ううん、あそこは観光客しか行かへんの」 
「えっ、そうなの?」
「観光客が大きな声で話すところなんよ」
 でも、ま、話のタネに。

 しかし、今日は金曜日だからか、もう席がありません。
「もう席がないな。他にしよ」
「どこでもいいです」
IMG_4527ひろめ市場.jpg
かの有名なひろめ市場

IMG_4528ひろめ市場内部.jpg
6時過ぎでこの賑わい

 ぴょん子さんの案内で「帯屋」という居酒屋に行ったけれど、ここも満員、この姉妹店の二十四万石というところに入りました。

 ここでは、禁断の「カツオのタタキにんにくスライス添え」や、「うつぼの唐揚げ」を食べました。
 初めてのウツボは酔っ払っている上、唐揚げなので抵抗なく食べられました。ほかにも「鯨のさえずり」とか、名前は忘れたけど、巻貝を煮たものとか、初めての味が満載でした。

 二人の健康に対する考えは、一致しているのでうんうんと頷くことが多く、いつものように
「そんなんじゃダメだ!」
「検査、治療を嫌がるとは何事!」
 と叱られてトホホ状態になることもなく、酒がどんどん入りました。

「次行ってみよう」
 なんとハシゴです。かなり酔っていますが、もうこの際じゃんじゃん行ってみよう。
 この近辺では若い人が歌を歌ったり、マジックを披露していました。



IMG_4520高知の夜.jpg
マジックを披露するお兄さん。重い水晶玉が、お兄さんの手にかかると、重力をなくしてしまう。

 次に行ったのは路地裏の小さな居酒屋です。ここは観光客にはちょっと入りづらい。高知の美味しい日本酒をマスターに選んでもらって、飲みました。

 もうベロベロで、くうみんは次第に記憶を失いつつありました。気がつくともう11時を過ぎています。
 ぴょん子さんは車で来たはず、どうするのかと思ったら、運転代行を頼むんですと。
「また会おうね」
「それじゃね」
 初顔合わせはこうして終了したのでありました。

 しかし。ぴょん子さん、酒強いなあ。繰り返しますが、ぴょん子さんはスラリと背の高いほっそりした人です。白いレースの服がよく似合って、白百合のようです。このお方があんなに大酒を飲むとは…高知弁で「たっすいがはいかん」のです。「中途半端はいかん」という意味です。
 
 ぴょんこさんは白百合。くうみんを花に例えると?
 ぺんぺん草だと思っていましたが、最近親分が、「くうみんおおたぬき」と、言っています。

 という事でオオタヌキモかな?

キャプチャ 大たぬきも.JPG
オオタヌキモの花。結構きれい。親分、ありがとう
 


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悲しみの四国路はハチャメチャの予感

 マラソンのために四国に行くことを決めたのに、エントリーし忘れるという大失態をやらかしたくうみん。落ち込みは激しく、しばらく立ち直れませんでした。

 悲しい…なんということだ!しかし、キャンセルするのもバカバカしい。行こう。普通の旅行として。しかし、マラソン前夜の宿は、ランナーがたくさん宿泊していることが予想されるので、ここはキャンセル、高知市内のホテルに二泊に変更しよう。せいぜい楽しんでこよう。ブロ友にも会う予定だし。
 
 四国旅行は4月5日から6泊7日です。
   
 四国にはブロ友が2人います。
 高知には一番古いブロ友のぴょんこさんがいます。年下ですが、(くうみんは1億歳なので)初めてのブログで分からないことをいろいろ教えてもらったので、くうみんとしてはぴょんこさんの方がお姉さんのような感覚です。

「金曜日に行くから会おうよ」
「そうね、楽しみだわ」
 
 もう一人は瀬戸内海側の某県S市に住む、親分さん。こちらにも連絡を入れました。

「もしもし、親分。くうみんです」
 くうみんは親分に勝手に子分にされてしまいました。戸惑っていたのですが、何となく飼い慣らされてしまい、今日に至っています。

「道後温泉にも行く予定ですので、そこらへんでお会いできればと思うのですが」

「○✖△□◆!!」
 親分は早口の上、訛りがあるのでよく聞き取れません。道後では何を食べるのか、お聞きのようです。
「一応、フレンチということになっています」

「○✖△□◆!!」
(訳)「道後は魚の美味しいところだ。洋食でなく、和食にしなさい」

「えっ、でも、泊まるホテルではフレンチがお勧めと…」

「○✖△□◆!!」
(訳)「ダメだ!絶対に和食だ!」

「そうですか、では変更できるかどうか問い合わせてみます。で、そのあとしまなみ海道でも案内していただけたらと思います。そのあとは親分のお住まいであるS市のビジホにでも泊まって、10日に高知市に戻りたいと思いますので」

「○✖△□◆!!」
(訳)「9日に、しまなみ海道を観光するとして、10日は金比羅山でも案内しよう。その後高知まで送るのは大変なので、いっそのことS市に9、10日と2泊してくれた方がこちらとしては楽である。11日は朝早く高知の空港まで送ってやろう」

「えっ、そんな、フルに観光案内してくださる上に高知まで送ってくださると?いいです、S市に泊まったら、電車とバスで高知まで行きますから」

「○✖△□◆!!」
(訳)「くうみんはこっちの交通事情を知らない。四国は公共の交通が非常に不便である。大丈夫、遠慮するな。高知まで無事に送ってあ・げ・る」

 親分は、有無を言わせぬド迫力で言います。
「そうですか、恐縮ですがよろしくお願いいたします」

「は~」
「どうしたんだ」
「9、10日、両方観光案内してくれるって。11日はS市から高知の空港まで送ってくれるって。そんなにしてくれるなんて、悪くて」
「う~ん。悪いなあ」

 とりあえず道後温泉は夕食なしのプランに変更しました。ホテルの近所でおいしい和食の店を探そうと思います。
 そして9日から親分の住むS市のホテルを2泊予約しました。


 当初の予定
  4月5日(金)飛行機で出発 高知市内泊 ぴょん子さんと一緒に夕食
   6日(土) 高知近辺を観光 同じホテルに宿泊       
   7日(日)四万十市の四万十川沿いのホテルに一泊
   8日(月)道後温泉に一泊
   9日(火)親分に観光案内を頼む。その後親分の住むの住むS市に宿泊
  10日(水)バスと電車で高知へ行き、高知市内に宿泊
  11日(木)飛行機で羽田へ

 変更後
4月5日(金)飛行機で出発 高知市内泊 ぴょん子さんと一緒に夕食
   6日(土) 高知近辺を観光 同じホテルに宿泊       
   7日(日)四万十市の四万十川沿いのホテルに一泊
   8日(月)道後温泉に一泊
   9日(火)親分にしまなみ海道の観光案内を頼む。その後親分の住むの住むS市に宿泊
  10日(水)親分に金比羅さん観光案内してもらう。同じくS市に宿泊
  11日(木)S市から高知龍馬空港まで、親分に送ってもらう。飛行機で羽田へ

 こんなんなりました。 
 
 さて、これからくうみんとおじさんの珍道中が始まります。そこに親分が絡んでくると、これは大変なことになる予感。


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悲しみよこんにちは

 3月某日、パソコンに向かい、メールを打っていると電話が鳴りました。
「ひねくれさんのお宅でしょうか?」
「はい」
「くうみんさんですか?」
「はい、そうです」
「私、○○署の光浦です」
「は、は~!!その節はどうも」

その節3月7日の日記

 話を要約すると、不起訴になったとのこと。訴えたお水ビルのオーナーも「おばさん二人が勘違いしただけのようだから」大事にならないようにしてやってくれとのご意見。そして光浦と、伊東四郎刑事が
「こんなんじゃ起訴しても仕方ない」
と、上司に掛け合ったとのこと。特にくうみんの場合は、下の奥さんに騙されてしまったという感じが濃厚に伺えるとのこと。そうでしょ?私は騙されただけなの。

「いや~、そうですか。出頭できなくて残念だな~」
「そうですか?我々としては一番いい解決だったと思っています。今回はうまく不起訴になりましたが、毎回こうはいきませんので今後は気をつけてください」
 真面目すぎる人、キライ。
「はい。そうですね、あの奥さんのいうことを頭から信じ込んでゴミを運んだというのは軽率でした。今後そういう場合は警察なり行政にまず連絡するようにします」

 くうみんが興味あったのは取り調べの時のカツ丼です。あれは出入りの業者から出前を取るそうで、よだきゅうさんが言うように、
「脂身ばっかり」
 という訳ではなさそうです。

 そして官支給の食事というのも、わざわざまずいシャケを取り寄せたり、わざわざまずいご飯を遠くから持ってくる訳ではなく、出入りの業者から仕入れるものなので、至って普通の味だと、以前漫画家の東海林さだお氏が言っていました。
 朝はご飯と卵焼き、漬物と汁物。昼はパンとジャム。夕食は質素なコンビニ弁当のようなものだそうです。

 さて、不起訴になったのはいいことですが、まだ悪いことの残り香がありました。

 今度の日曜日、4月7日に四国の四万十さくらマラソンに出場するはずだったのですが、エントリーカードが待てど暮らせど送られてきません。
 同じ日本ですが、配送に長くかかることはよくあることとのんびりしていましたが、月曜日の夕方、思い行って聞くことにしました。

 ぴ・ぽ・ぱ

「はい、事務局です」
「すみませ~ん、エントリーカードがまだ送られないんですけど~」
「はい、調べて連絡します」
 おじさんに事務局から連絡があるはずなので聞いておいてくれるように、万が一、エントリーできていなかったら特別にどうにかならないか聞いてくれるように言って、くうみんはそのまま走りに行きました。

 今日はゆっくり1時間走り。火曜日は筋トレ。水曜は50分ジョグ。その後10分ずつ走る時間を減らして前日土曜日は休養と禁酒。
 そう、本番に合わせて着々と体を作っていたのです。

 ラン終了後、家に帰ると、おじさんの口から信じられないことが…
「エントリーしていない。もうどうにもならない」

 がちょ~~~~~ん!
「うそでしょ!」
「もう一度明日、聞いてみればどうか?」

 そう言えばいつもクレジットカード払いにするのだけれど、支払いのお知らせが来ていない。もう一度確認。やっぱり払っていない!
 こんなの初めてです!きっと飛行機を手配したり、宿の手配したりで、それに紛れて分からなくなっちゃったんだ!
「悲しい~」

 市民ランナーとは言え、ロングスローディスタンス(長く、ゆっくり、続けて)を基本に、苦しいインターバルトレーニング、苦手な筋トレ、常に体を鍛え、食事も食べ過ぎないよう気をつけていたのに。
 東京マラソンからひと月しかないから、その後は体をだましだまし、難しい調整をしてきたのに。

 こうなったら四国には普通の観光として行きます。でも、スタート地点のお宿はランナーがいっぱいいて悲しいからキャンセルしました。他探そう。

 四国では楽しんでこようと思います。でも今はまだ、立ち直れません。

 
IMG_4514 アシックスブースト.jpg
くうみんがこの日のために注文したアディダスエナジーブースト。


楽天のこのショップで3月30日(土)10時pm注文。「4日までに届けろ~」と、わがままを言ったら、「はいはい~わかりました~」と、4月の1日に届いた。送料込、ポイントを使ってお得感が。

IMG_4498 26日ソメイヨシノ.jpg
26日はソメイヨシノ満開

IMG_4512 30日遅咲きの桜.jpg
30日、遅咲きの桜満開

 くうみんの花咲くのは一体いつか?くうみんは花の咲かない種類なのか?
 ああ、悲しみよ、こんにちは。
 

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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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