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近頃よく聞く健康寿命

 今、健康寿命という言葉を新聞その他でよく見かけます。
 介護の必要なく、自分で何でもできる状態でいる年齢だそうです。
 男性の方が、健康寿命後の期間が短く、女性は長い傾向にあると、新聞にはありましたが、くうみんの経験上もそうだと思います。

 女はヨレヨレの期間が長い。周りを見ていても、男はボケる間もなく、ころっと行きますが、女はヨイヨイになってもしぶとく生きています。

 これ、くうみんが一番恐れている状態であります。

 以前、おじさんと話をしたことがありました。
「どうしよう、100まで生きてしまったら?貯金そんなにないし、年金だってあてにならないし」

 おじさんが、パソコンで現在の貯金と、もらえるであろう年金などの収入と、あまり惨めでない普通の暮らしをしたとして、支出を計算しました。
「95まではこの程度の生活ができる」

「95?だって、おじさんのばあちゃんは97まで生きたし、こっちのばあちゃんは96まで生きたし…もっと長生きしたら、どうするのよ!」
「これ以上生活の質を落としたくないし…」
 など言っておりました。

 その後、まあ、こんな病気にもなったことだし、そういう心配はしなくていいと思うようになりました。
「よかったなあ、癌で」
「うん!」

 いくつまで自分で、お金の管理を滞りなくでき、旅行にも人の助けを借りずに行けるかというと、どうも75歳くらいが限界のように思います。

 うちは子供がいないから、老人施設は確定だけど、お金の管理はどうすればいいのか?
 
 民間の施設には、内科のお医者さんは訪問に来るけれど、例えば、皮膚科、眼科は家族が連れて行って欲しい、というところも多いです。

 子供がいない、またはいても遠方にいるから、家族の力に頼ることが難しい人はたくさんいます。
 そのうちに制度も整っていくとは思いますが…

 おじさんに先立たれ、楽しく一人暮らしを満喫していたものの、認知症を患う。
 「私は大丈夫だ!」
 と意地を張り、行政の力及ばず、ある日干からびて、糞尿にまみれて発見される老女…

「アパートの自室で白骨化して発見されたくうみんさん(98)」
 新聞の小さなベタ記事…

 くうみんは死ぬよりもヨレヨレになるのが怖いです。癌より長生きが怖いです。


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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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