白バラの匂う夕べは
バラの季節になりました。。
今は近くの公園で、バラが咲き誇っています。
おじさんは近くの介護施設にいるお義母さんをそこに散歩に連れて行きました。
「バラがすごいきれいだぞ」
「ふ~ん」
「アーチになっているところを通ると、バラの香りがぷ~んと漂ってくるんだ」
「へー、今日のランニングの時にでも、寄ってみる」
夕飯の支度を終え、ブログも書き、その日の夕方、ランニングに出かけました。今の時期は暑くもなく寒くもなく、そして花いっぱい、いい季節になりました。
ランニングでは、時速7キロくらいでのんびり走ります。あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ、花が咲いているのを見たり、何かの苗が植わっているのを見たり、結構楽しいものです。
今日はバラを見に行くから、少しコースを変えて、件の公園に行きました。
咲いてる!きれい!見るだけじゃなくて、香りを楽しもう。
くうみんはバラのアーチに向かいました。こんな時はランじゃなくてウォーキングでバラ見物と行こう。
「さて、バラの香りは…?」
くうみんは鼻の穴を膨らませました。しかし!
香りがない!何も香ってこない!
くうみんはさらに大きく鼻の穴を膨らましましたが、香りはありません。
代わりに近くの中華屋さんからにおってくるのであろう、炒め物にんにく風味の匂いが流れてきました。
これはこれで決して悪い匂いではないが、これじゃない!これをかぎに来た訳じゃない!
鼻の穴を元の大きさに戻し、くうみんはその場を離れました。
フィットネスクラブのサウナで、この話を周りの人に話すと、
「花ってそういうものよ」
と教えてくれました。普通の花は日中すごくいい香りを放つけれど、夕方以降は匂わなくなると。
「へ~、そうだったんですか」
普通の花は日中に香りを放つ。きっと虫を誘って花粉を運ばせるためなんだろうなあ。
くうみんはパートで働いていた市役所にあった観葉植物を思い出しました。
その子は天井に支える程背が高いのだけれど、誰も手入れをしないのでヨレヨレになっていました。
くうみんは可哀想に思って、昼休みに水をやるようにしました。だんだん元気になって、白い小さな花が紐のようになって付きました。
この子が花開くのは夕方でした。5時から女のくうみんみたいです。
5時前後になると、菜の花に似た、甘酸っぱい匂いがフロア中に立ち込めます。
「なんの匂いだろう?」
「花かな?」
職員のおぢさん達が言い合います。
観葉植物の花は地味です。ほとんどの人が気づかずにこの子の花の季節は終わりました。
その後くうみんは病を得てそこを去りました。誰も手入れをしないその子を、連れて行きたかったけれど、市役所のものを勝手に持って行く訳には行きません。
「誰か水をあげてね」
そう言って、後ろ髪を引かれる思いで、くうみんはその子と別れました。
あれからどうしているかなあ。
しろ~ば~らの、に~おぉ~う夕べはつ~き~も夢を見~ている~
くうみんにとって、この歌は白バラの歌じゃありません。誰も気づかなかった、地味~なあの子の歌なのです。
午前中に行ってきました。いい香りでいっぱいでした。

このバラは香り高い

白と黄色のコントラストは、どこか男の人っぽい

ウツギの花もきれいです

ニワゼキショウ紫バージョン

ニワゼキショウ白バージョン

これはヒメジョオン?ハルジオン?

今が盛りと咲き誇る。くうみんみたい。(〃▽〃)

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今は近くの公園で、バラが咲き誇っています。
おじさんは近くの介護施設にいるお義母さんをそこに散歩に連れて行きました。
「バラがすごいきれいだぞ」
「ふ~ん」
「アーチになっているところを通ると、バラの香りがぷ~んと漂ってくるんだ」
「へー、今日のランニングの時にでも、寄ってみる」
夕飯の支度を終え、ブログも書き、その日の夕方、ランニングに出かけました。今の時期は暑くもなく寒くもなく、そして花いっぱい、いい季節になりました。
ランニングでは、時速7キロくらいでのんびり走ります。あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ、花が咲いているのを見たり、何かの苗が植わっているのを見たり、結構楽しいものです。
今日はバラを見に行くから、少しコースを変えて、件の公園に行きました。
咲いてる!きれい!見るだけじゃなくて、香りを楽しもう。
くうみんはバラのアーチに向かいました。こんな時はランじゃなくてウォーキングでバラ見物と行こう。
「さて、バラの香りは…?」
くうみんは鼻の穴を膨らませました。しかし!
香りがない!何も香ってこない!
くうみんはさらに大きく鼻の穴を膨らましましたが、香りはありません。
代わりに近くの中華屋さんからにおってくるのであろう、炒め物にんにく風味の匂いが流れてきました。
これはこれで決して悪い匂いではないが、これじゃない!これをかぎに来た訳じゃない!
鼻の穴を元の大きさに戻し、くうみんはその場を離れました。
フィットネスクラブのサウナで、この話を周りの人に話すと、
「花ってそういうものよ」
と教えてくれました。普通の花は日中すごくいい香りを放つけれど、夕方以降は匂わなくなると。
「へ~、そうだったんですか」
普通の花は日中に香りを放つ。きっと虫を誘って花粉を運ばせるためなんだろうなあ。
くうみんはパートで働いていた市役所にあった観葉植物を思い出しました。
その子は天井に支える程背が高いのだけれど、誰も手入れをしないのでヨレヨレになっていました。
くうみんは可哀想に思って、昼休みに水をやるようにしました。だんだん元気になって、白い小さな花が紐のようになって付きました。
この子が花開くのは夕方でした。5時から女のくうみんみたいです。
5時前後になると、菜の花に似た、甘酸っぱい匂いがフロア中に立ち込めます。
「なんの匂いだろう?」
「花かな?」
職員のおぢさん達が言い合います。
観葉植物の花は地味です。ほとんどの人が気づかずにこの子の花の季節は終わりました。
その後くうみんは病を得てそこを去りました。誰も手入れをしないその子を、連れて行きたかったけれど、市役所のものを勝手に持って行く訳には行きません。
「誰か水をあげてね」
そう言って、後ろ髪を引かれる思いで、くうみんはその子と別れました。
あれからどうしているかなあ。
しろ~ば~らの、に~おぉ~う夕べはつ~き~も夢を見~ている~
くうみんにとって、この歌は白バラの歌じゃありません。誰も気づかなかった、地味~なあの子の歌なのです。
午前中に行ってきました。いい香りでいっぱいでした。

このバラは香り高い

白と黄色のコントラストは、どこか男の人っぽい

ウツギの花もきれいです

ニワゼキショウ紫バージョン

ニワゼキショウ白バージョン

これはヒメジョオン?ハルジオン?

今が盛りと咲き誇る。くうみんみたい。(〃▽〃)

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