恨ミシュラン 女王の会合
学生の時の友達との飲み会では、体にガタがきていることも話題の一つになります。
「僕、糖尿病」
「俺、痛風」
「私は癌」
など節をつけて歌ったりしますが、なんといってもなみいる成人病の中でも癌は成人病の王様ですね。乳癌ならば、女王様でしょうか?
その女王の会合が土曜日にありました。癌友会です。今回は同じ病院の仲間3人で集まりました。場所は銀座の個室居酒屋「K」です。6時に現地集合、4千円のノミホ付きのコースを頼みました。
某グルメサイトでは、水槽のある豪華な部屋のはずですが、実際通された部屋は天井までのパーテーションで仕切ってある一画です。
「これを個室と言い張る…」
肝心の水槽は、後ろの方にほんのちょこっと一部分だけ見えています。
「まあよかろう。料理は品数も多そうで、この値段だし…」
久々の再会を祝し乾杯!
抗がん剤をした仲間、Kちゃんが言います。
「もう手がしびれちゃって~」
「あたしも~」
など話しているうちに、料理が出てきました。
「茶碗蒸しの冷製でございます」
これは結構おいしかったのですが、次に来たのは
「豆乳の花木綿でございます」
見た目はさっきの茶わん蒸しとそっくり、味は異常に塩辛いのを除けば、さっきの茶わん蒸しと大して変わりません。
「塩辛~い!さっきの茶わん蒸しと混ぜちゃおう」
長老F原さんは、茶碗蒸しとまぜまぜして食べていました。
次に来たのは焼きナスですが、厚み5ミリ、縦横3センチ大ほどに切った一切れに味噌を塗ったものが出てきました。一人一切れずつです。
「ビールおかわり~」
忙しいのかなかなか来ません。
サラダ、焼き魚など、メニューどおりに来るのですが、どれも一人につき小皿ひとつ分、あるいは切手大の小ささで、まるで試食品のようです。
皆、口に出しては言わないものの、
「なんじゃこりゃ」
です。
テレビでも紹介されたという海鮮トマト鍋に期待するしかありません。
「海鮮トマト鍋です」
鍋いっぱいのもやしと、少しのキャベツ、ニンジン、マカロニが入っていて、サケの切り身も一人2きれほど。これも、寿司ネタ程度の大きさです。
「これで海鮮を名乗る!」
看板に偽りありと言われたくないなら、モヤシトマト鍋と言うべきです。
「濃厚チーズリゾットと言うのが来るはず」
そう思って待っていると、お兄ちゃんがご飯と小皿に少し盛ったチーズを持ってきて言いました。
「これを鍋に入れてオジヤ作ってください」
なんと!濃厚チーズリゾットとは、このことだったのか!
そしてやはり小さなデザートが来て、終わり。フライドポテトだけは大盛りでした。
くうみんは、ビールを6杯飲みました。これだけは元を取ったはずです。
「もうお時間です。お会計お願いします」
まだ飲める!しかし混んでいるから、次の人達に迷惑をかけてはいけない。
まだ飲み足りない女王様一行は、近くで客引きをしていたイケメンのお兄さんにフラフラとついて行き、スティックサラダと漬物盛り合わせで飲み直しました。グラスワイン2杯。
今回の飲み会はイマイチです。はずれです。恨ミシュランです。
おまけ
記事を書こうとメニューを見直したら、メニューには「活鮮魚のお造り」があるのに、出てこなかった。イマイチどころかイマロクくらいです。
クリックいただければ幸いです。

にほんブログ村

乳がん ブログランキングへ
「僕、糖尿病」
「俺、痛風」
「私は癌」
など節をつけて歌ったりしますが、なんといってもなみいる成人病の中でも癌は成人病の王様ですね。乳癌ならば、女王様でしょうか?
その女王の会合が土曜日にありました。癌友会です。今回は同じ病院の仲間3人で集まりました。場所は銀座の個室居酒屋「K」です。6時に現地集合、4千円のノミホ付きのコースを頼みました。
某グルメサイトでは、水槽のある豪華な部屋のはずですが、実際通された部屋は天井までのパーテーションで仕切ってある一画です。
「これを個室と言い張る…」
肝心の水槽は、後ろの方にほんのちょこっと一部分だけ見えています。
「まあよかろう。料理は品数も多そうで、この値段だし…」
久々の再会を祝し乾杯!
抗がん剤をした仲間、Kちゃんが言います。
「もう手がしびれちゃって~」
「あたしも~」
など話しているうちに、料理が出てきました。
「茶碗蒸しの冷製でございます」
これは結構おいしかったのですが、次に来たのは
「豆乳の花木綿でございます」
見た目はさっきの茶わん蒸しとそっくり、味は異常に塩辛いのを除けば、さっきの茶わん蒸しと大して変わりません。
「塩辛~い!さっきの茶わん蒸しと混ぜちゃおう」
長老F原さんは、茶碗蒸しとまぜまぜして食べていました。
次に来たのは焼きナスですが、厚み5ミリ、縦横3センチ大ほどに切った一切れに味噌を塗ったものが出てきました。一人一切れずつです。
「ビールおかわり~」
忙しいのかなかなか来ません。
サラダ、焼き魚など、メニューどおりに来るのですが、どれも一人につき小皿ひとつ分、あるいは切手大の小ささで、まるで試食品のようです。
皆、口に出しては言わないものの、
「なんじゃこりゃ」
です。
テレビでも紹介されたという海鮮トマト鍋に期待するしかありません。
「海鮮トマト鍋です」
鍋いっぱいのもやしと、少しのキャベツ、ニンジン、マカロニが入っていて、サケの切り身も一人2きれほど。これも、寿司ネタ程度の大きさです。
「これで海鮮を名乗る!」
看板に偽りありと言われたくないなら、モヤシトマト鍋と言うべきです。
「濃厚チーズリゾットと言うのが来るはず」
そう思って待っていると、お兄ちゃんがご飯と小皿に少し盛ったチーズを持ってきて言いました。
「これを鍋に入れてオジヤ作ってください」
なんと!濃厚チーズリゾットとは、このことだったのか!
そしてやはり小さなデザートが来て、終わり。フライドポテトだけは大盛りでした。
くうみんは、ビールを6杯飲みました。これだけは元を取ったはずです。
「もうお時間です。お会計お願いします」
まだ飲める!しかし混んでいるから、次の人達に迷惑をかけてはいけない。
まだ飲み足りない女王様一行は、近くで客引きをしていたイケメンのお兄さんにフラフラとついて行き、スティックサラダと漬物盛り合わせで飲み直しました。グラスワイン2杯。
今回の飲み会はイマイチです。はずれです。恨ミシュランです。
おまけ
記事を書こうとメニューを見直したら、メニューには「活鮮魚のお造り」があるのに、出てこなかった。イマイチどころかイマロクくらいです。
クリックいただければ幸いです。

にほんブログ村

乳がん ブログランキングへ
スポンサーサイト