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現在台湾のラウンジ

 今、台北のラウンジにいます。そこで日記を書いています。しばらく交信でしません。宇宙船くうみん、今からしばらく旅に出ます。
 それでは皆さん、しばしの別れれじゃ!
 おほほほほ…おほほ…おほ…



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26日は東京トライアルハーフ&10kmマラソンに参加!

 東京マラソンはすごい人気です。なかなか当たりません。
 その前に本番に備えてハーフまたは10キロを走りませんかと言う、いわば東京マラソンの前哨戦を、東京マラソン財団が企画しました。
 どうも東京マラソンがうまいこと行ったのでその二匹目のどじょうを狙おうと言う魂胆が見え隠れしますが、場所も墨田区大島と言うロケーション、行ってみることにしました。

 26日、おじさんを家において会場に向かいます。会場に行くときは走る服装の上にジャージと、寒ければ上着を着ます。以前はみんなそうでした。しかし最近は走る服装そのものの上に直接上着を羽織ってくる人が半分くらいいます。だからランスカやランパンをはくのかな?

 さて、会場に着いたくうみんは受付を済ませ、出店を冷かしていると、スポーツ用品店の出店がありました。
 スパッツが展示してあったので見ていると、お店の人がつつつと寄ってきて、このスパッツは大変な機能がある。足腰が安定し、疲れにくい。この大会でためし履きしてはどうかと言います。
「無料です。後で感想をうかがいます」
「あら~、じゃ、お借りしようかしら。間違えて持って帰らないようにしないとね」

 更衣室で自前のスパッツ、千いくらで買ったのを脱ぎ、借りたスパッツをはきます。これは一万数千円する代物です。そんなにいいのかねえ。
 そろそろ時間なので、荷物を預けてスタート地点に向かいました。
 指定された場所は随分後ろの方です。これではスタート地点までかなりあるなと思っていたら、案の定4分近くもかかりました。

 周りを見ると、なぜかみんな厚着しています。ただでさえ、ランスカ、ランパンで重くなるのに、ウインドブレーカーを着ている人、腰に巻いている人、中にはリュックを背負っている人までいます。
 きっと初心者で、寒いと思って厚着したんだろうな。走っているときはかなり寒くても半袖で大丈夫。足は冷えると痙攣起こすから下は、厚めの方がいいけど。

 川沿いの河川敷を走るのですが、道幅が狭いのにすごい人数で走るので、走りづらいことこの上ない。
 追い抜くのも右に行ったり左に行ったりしなければならず、速く走れません。

 スピードが出せないと言ってもゴールでヘロヘロになるのは同じです。
 記録証は、グロスタイム(スタートの合図からゴール地点まで)だけです。走り始めた地点からスタート地点までのロスタイムが考慮されず、後ろの方に並んだランナーには不利です。

 何人走ったのかも書いていないし、ネットタイム(正味時間。スタート地点からゴール地点までの時間)も書いてありません。年代別順位も書いていません。何のために時間計測のチップを付けたのか…

 タイムはあまり良くなかったです。何人走ったかわからないのでいいか悪いかわかりませんが、順位の数字はまあまあ…
 借り物のスパッツを返しに行くと、アンケートを書くよう頼まれました。
 体が楽だったか、書くところがありましたが、いつもの安スパッツと比べてどうかと言われると??はて?なのでノーコメントとしました。機能がどうこうは、よく判りませんでした。

 男女各一位の人の賞品は、東京マラソンの参加権だそうだ。参加費は一万円だから、一万円くれたと同じなのかもしれないけれど、なんだかな。
 タカビー女が、
「ご褒美は、私のパーティー参加ですことよ!」
と言っているような気がする。その後のじゃんけん大会では、スポンサーの会社からプレゼントが提供されるそうだ。
 
 何かお姉さんが配っているので、もらったら、東京マラソンチャリティーランナーの募集と書いてあった。寄付金10万円以上で東京マラソンに参加できる、とあります。
 申込者のコメントも、いくつか出ていて、
「どうしても走りたい!」
 皆さんの熱い思いが伝わってきました。寄付金は半分は、東日本震災の支援に使うと言います。でも、10万円以上なんて…
 
タオル
参加賞のタオル かなり大判だが、6千500円の参加費払ってこれ?ハーフなら普通3千500円くらい モデル おじさん

その他
うさぎのファイルと、ランチパック、アミノバリューをくれたけど、6千500円払って…

 参加賞はしょぼくれているし、しかも優勝の賞品ですら、東京マラソンの参加権!東京マラソン財団としては一円でも出さないようにってか?!

 ボランティアであろう役員の皆さんは大変感じの良い人たちでした。給水のタイミングや量もちょうどよかったし、それは良かったです。

 だけど、なんかタカビー過ぎるんじゃないか?
「参加したいんだろう?!金払えば参加してもいいですわ!優勝すれば参加を許しますわ!お~っほっほ!」

 かつての、のどかなマラソン大会、応募要項を郵送で取り寄せ、「お待ちしております」なんて書いてあって、それをまた郵送して、参加費を振り込んで…あののどかなマラソン大会は、どこへ行ったんだろう?
 のどかなあの日が懐かしい。
 
 
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 恥とゼニカネ 男と女

 昨日書いたから今日は書かんでおこ、など思っていましたが、夕飯の支度しているうちに、昨日の「だましの手口」の関連して思いついてしまいました。
「だまし…詐欺…悪い奴がいるよな。でも、だまされても恥ずかしくて言えないことってあるよな。投資話に引っかかったとか…」
など、オムライスを作るべく玉ねぎと鶏肉を炒めているときに考えているうちに、ある事件を思い出したのです。

 ある真面目な公務員、Aさんがいた。ある日、自分の家のポストを見ると、ダイレクトメールがあるのに気付いた。
 開けてみると、Hビデオのダイレクトメールだ。欲しい。見てみたい。さっそく10巻分、一万円を振り込んだ。
 しかし、ビデオは待てど暮らせど、送られてこない。これは騙された。仕方ない、諦めよう。
 しかし、詐欺はそれだけではなかった。

 ある日、自分あてに封書が届いた。誰だろうと開けてみると、
「〇〇市役所の△△さんですね。先日Hビデオを注文なさいましたね。こんなことが上司にばれたらどうなることでしょう。口止め料として100万円下記の口座に振り込まれたし」
 真面目なAさんはこれは大変と、100万円を振り込んだ。やれやれと思っていると、また同じ文面の手紙が届いた。

 こんなことが何回もあったらたまらない。Aさんは上司に相談、警察が動いた。犯人はすぐに捕まった。なんと同じ市役所の同僚だった。

 こんな事件なのですが、Hビデオを注文したことを上司に知られることがそんなに大変なことでしょうか?
 やはり公務員だからまずい、と言うことがあると思いますが、100万円、支払いますか?
 当時、会社勤めしていたくうみんは、他の人達に聞いてみました。

 男性の太多数
「男だったら当然興味がある。上司も理解するはず」

 女性の大多数
「注文しない」
 くうみんも注文しないだろうなあ。だけど、もし仮に、注文したら?

 くうみんだったら絶対支払いません。もし仮にそれが会社にばれたとしても、
「あいつならやりかねない」
「バカだねえ」
そういうキャラなので、「バカ」の一言で済むことでしょう。

 でもなあ、男はやっぱり出世に影響したら、とか考えるのかも知れませんね。犯人が同僚だったのだから、誰が一番そういうことを気にするか、そこのところも考えて人を選んだんだろうなあ。
 男だったら払う人がいると思いますが、女はくうみんだけじゃなく、みんな払わないと思います。払わないどころか、
「振り込んだ1万円、返せ!」
と、大騒ぎすると思います。

「どうせ出世なんてできないし考えてもいない。それよりだまし取った1万円返せ!100万円なんて馬鹿言ってるんじゃない!」

 女はケチですからね。恥<ゼニカネですわ!
 

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カ、カードが使えない?!だましの手口今昔

 おじさんとくうみんはベトナム旅行を計画、パソコンで検索した2,3の代理店の中から、最安のところを選びました。こんなことができるのもパソコンがあるから。あ~便利。カード決済も画面上でできますと。あ~便利。

 と、画面の指示に従って手続きを進めました。最後のクリックをすると、
「しばらくお待ちください」
のご案内。しかし!そのあと信じられないメッセージが!

「このカードは使えません。カード会社に連絡してください」
 ひえ~!使いすぎか?そんなはずはない!まさかおじさんが借り入れを?!ギャンブルか?女か?帰ったら思い知らせてくれよう!

 その前にカード会社に電話…
「カードが使えないんですけどっ!」
 出てきたお姉さんが係につないでくれました。今度はお兄さんがでて、説明してくれました。

 年末である今頃は、パソコン上で他人のカード情報を盗み、高額な買い物をしてそれをバッタ屋などに売りつけて現金化、支払いはカードの所有者へと言う事件が多発している。今回も高額な取引と見たので、一応ストップをかけた。本当にご本人様の使用と確認出来れば、解除します。

 とのことで、本人確認をしました。
「はい、結構です。ご迷惑をおかけしました」
 驚いたけど、これでカード情報泥棒を防ぐ一助になるなら、仕方ないことです。パソコンは便利だけど、泥棒にとっても便利なものなのね。
 これはハイテク手口だけど、そう言えばこんなことがあったな。

 2、3年前のことです。仕事で出かけていたおじさんが夕方帰ってきました。
「買えばよかったかな」
 何やらしきりにつぶやいているので聞いてみました。

 電車から降りて改札を出たところで車に乗った男から声をかけられた。他にも2人ほど乗っていた。

「自分たちはロレックスの展示販売をしている。今その仕事の帰りだ。何かの手違いで商品が一つ残ってしまった。これは会社には黙っていても判らない商品である。いくらでもいい、我々がこれから一杯やれる程度の金額で買ってくれないか?」

 そう言って、ロレックスと思しき時計をそっと見せたそうです。しかし、その程度の持ち合わせもなかったので買わないで帰ってきたと。

「買えばよかったな~」
 大変惜しそうに言います。賢明な諸姉ならお判りのはず。これはロレックス詐欺です。

 続きは、そう言われて2,3万円で買って「わ~い、お買い得!」と帰ってから見ると、ロレックスとは似ても似つかない粗悪品、駅に戻っても犯人はもういない…というストーリー。

「おじさん、教えてあげる。それ、嘘だよ」
 そのからくりを教えると、おじさんはすっごく驚いていました。
「えっ!あれ、偽物かよ!」
「そうよ、だから買わなくて正解。だけどずっと前から言われている古典的な手口なのに、知らなかった?」
「全然知らない!あれ、嘘かよ~」
 こっちこそあんな手口を知らないなんて信じられませんでした。ずいぶん語り継がれる手口なのですが。

 と言うことで、年末のこのくそ忙しい中、ベトナム旅行に行くことになりました。海外では、よくタクシーにだまされます。今度こそ、だまされないぞ!
 旅行の前にハーフマラソンもあります。ああ、忙しい。旅行に行くまで、もちょっとあるので、ブログも、もちょっと書きます。

 
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ランニングファッションのゆくえ 何着よう?そして何食べよう?

 先日出たマラソン大会では、他の人が着ているものと、自分の着ているものの違いを見せつけられました。
 ほとんどの人、男も女もスパッツの上に何かはいています。トランクス様のものや、スカートです。スパッツだけと言う人は男性にわずかにいる程度で、女性ではくうみんくらいなものでした。

 くうみんもランスカ、買いました。みんなが履いているのを見て、自分も欲しくなったのです。でもはいてみたら、似合わない。ごっついゴリラが腰巻つけたようなのです。

 ランスカなんてあんなもの、出っ腹やタレケツを隠すためにはくのよ。くうみんはスタイルいいから、プーヤオ(不要・中国語)なのよ~ん。なんて強がっていましたが、こう皆が履いていると、服着た人の中で一人裸でいるような恥ずかしさを感じます。

 よし!今度出る大会ではランスカはいて行こう。とりあえず今日の練習ではいてみようかしら~。ランラン。気分はお・と・め。
 と言う訳で、日曜日久々に似合わないランスカを履いて夕方4時半から走り始めました。
「今日は軽~く走ることにしよう。もうすぐ大会だし…」

 水色のランスカはいて、さっそうと走る気分は乙女のくうみん。年を全く考えず、ラララのラ~と走ります。
 くうみんは市民レベルでは速いランナー。お~っほっほと高笑いしている最中に癌宣告。ふつうトホホで涙の引退…しかし!憧れの蒲田先生に出会って、事情が変わってきたのです。

「蒲田先生も大会に出る。いつの日か同じ大会に出て、そのあと焼肉を食べたい!」
 恋心がムクムク湧いて、今日に至る。

「おほほ…」
 折り返し地点を少し過ぎ、「気分は乙女」で走っていると、突然大きな水滴が唇に落ちてきました。
「うおっ!カラスのフンか!!」
 ぬぐってみると、そうではないらしい。ほっとしたのもつかの間、大粒の雨が降ってきました。

「ひ、ひえ~」
 雨宿りなんて悠長なことしてたら冷えてしまう。これは全力疾走だ!

 ランナーくうみんは、乙女心を忘れ、女を捨てて、もう真っ暗な道をひた走ります。ところどころすでに水たまりもできて、それをよけながら走りますが、ときに、びしゃっ!!と突っ込んでしまいます。上からは大雨、下からは水たまりの逆襲、その上雷が!

 ピカッ!ゴロゴロゴロ~~~!

 このすさまじい天気の中、必死の形相で走るおば…
 はいて行ったランスカが水をすって重くなります。これは雨の中の大会や、汗だくになる大会では使わない方がいい。

 全力で走ったおかげで予定より10分ほど早く到着。こんなに違うものなのねえ。着て行ったTシャツも絞れるくらいのずぶ濡れなのに、家に着いた途端小降りになって、その5分後には晴れ間が。

 まあ、何事も経験。ランスカは大会にははいて行っちゃいかん。でもまた、一人だけスパッツオンリーもなあ…
 さて、何を着て行こうかな。

ランパン
実業団も着ているランシャツ、ランパン。このスタイルで走る市民ランナーは化石

スパッツ
いつものスタイル。しかし、こんな姿で走る人もほとんどいない

スカート
全然似合わないランスカ。でも似合う似合わないの問題じゃなく、時代の流れだ、練習の時ははくことにしよう

おじさん入り
撮影中なのに何も気にせず通り過ぎるおじさん。ちょっと~

 と言うことで次の大会ではスパッツの上にランパンをはいて行こうと思います。

おまけです
タベホ
神保町で見つけた気になる焼き肉のタベホ 

焼き肉や
こんな所に蒲田先生と一緒に行きたい。ロマンチックなムード満点のお食事会になりますわ!しかし、並んでいるのはヤローばっかり

いもや
こっちはおじさんと行ったいもや

?Ч
エビ、キス、イカ、ノリのてんぷら、味噌汁がついて550円はお値打ち!!ご飯が多いので少なめにしてもらった方がいい


 
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読書の秋 教養の秋 源氏物語 末摘花くうみん流

 先日は芸術と食欲の秋でした。秋と言えば読書の秋です。

 くうみんは特売スーパーだけでなく、図書館にもよく出没します。
 そこで「源氏物語」の文庫本を発見しました。与謝野晶子訳。現代語になっているから、普通の本と同じように読めますが、考え方、風俗が違います。
 光源氏と言うのは今で言えば浮気者の上、小さな女の子を色の目で見るような変態ではないかと思うのですが、当時は色好みと言うのは風流の一つだったようです。

 美女ばかり登場の源氏物語ですが、ただ一人、ブスがいます。末摘花です。末摘花はサフランのことだそうです。

 源氏物語 末摘花 くうみんアレンジ版
 
 「かわいい子いないかな~」
 源治君はぼやきました。手持ちの女はたくさんいるけど、みんな気が強くてたまらん。六条の御息所なんて都会的できれいだと思ったけど、会うと疲れるわ。ほんと勘弁。
 もっとバカでいいから、癒し系ののんびりした子、いないかな~。

 そんな時に常陸の太守であった親王の息女の噂を聞きつけました。
「すごくおっとりしたいい女らしいぜ」
 友達から噂を聞きつけ、スケベ心に火がついた源治君。その姫の住んでいる屋敷を探し出し、女房に話を付けて、さっそく会うことになりました。

「ね~、どんな姫様?お琴がうまいって聞いたけど」
「そ、そうですわね、ちょっと弾いていただきましょうか?」
 出てきた女房は、なぜか落ち着かずに目をきょろきょろさせています。御簾の後ろの方で、ごそごそ物音がし、
「さ、姫様、早く!」など、小声で話しあっているのが聞こえました。

 一瞬シーンとなり、「びよんびよん」つま弾くのが聞こえます。
「は~?」
そんなに上手とも思えなかったけれど、琴は最近中国から輸入され始めたばかりの楽器だし、なんといってもええとこのお嬢のすること、まあこんなものかな、と思えました。

「私のマイハニー、かわいい人、私のこの思いに応えておくれ」
「…」
「好きだってば!」
「…」
「愛しているってば!」
「…」

 何を言っても答えてくれません。隣にいる女房に
「ちょっと、女房さん、いくらなんでもタカビーじゃないの?!」
「あ~、そっかな~、あはは!」
 女房は冬なのに汗だくです。

 一方屋敷の中では、女房達が焦りの汗を流していました。
「姫様、何かお答えください!」
「何か言わないとまずいですよ~」
「だ、だって私、こんな状況初めてだもの、男の人と話すの初めてだもの」
 姫はひたすらおろおろしています。
「歌詠み係の子、どこ行ったの?」
 一応貴族の館、そういう心得のある召使も採用してあります。名をくうみんの命婦と言います。
「今、トイレいってる…あ、帰ってきた!」
「ごめ~ん、遅くなって。最近近くてさ~」
「どうでもいいからそんなこと!」
「今大変な所なのよ、源治の君がこんなこと言って…」
「うん、わかった」
そう言うと歌詠み係くうみんの命婦は、鼻をつまんで姫の声色をまねて応えます。
「私だって好き好き。あなたに会いたいわ~ん。」

「おお!姫がやっと答えてくれたぞ!しかしなんだか声がおかしいような…」
「ひ、姫は風邪気味ですから…」
「そうか、風邪うつってもいいから会わせてくれよ」

 源治君の強い押しの一手にとうとう姫に会うことを許されました。
「どへへ、うまく行ったぜ」
部屋の中は真っ暗で鼻をつままれたってわからないくらいです。源治君は楽天倫理委員会もものともせず、張り切ってことを遂行しました。

「ここまでのプロセスが面白いんだけどな~、あまり簡単なのもな~」
など、おバカなことを考えて姫の方を見ました。月明かりの中、皮のちゃんちゃんこを着た姫が浮かび上がります。
「なんで皮のちゃんちゃんこなんか着るんだよ。かっこ悪い」
 そう思いながら姫の顔を見ると、
「ひ、ひえ~~~~!!」
 なんというブス!鼻が長くて垂れていて、おまけに赤鼻!おでこは、でこっぱち、こんなブスとやっちまったのか!

「ちょ、ちょっと用事を思い出した」
 源治君は身支度もろくにせず、烏帽子はズレズレ、ちち丸出しと言う、放射線直前で逃げたsashidakさんを彷彿とさせる格好で逃げるように出ていきました。

 そのうち姫の方から贈り物が届けられました。
「なんじゃこりゃ」
 すごく趣味の悪いえんじ色の着物です。源治君はあてつけがましく超高級着物を送り返しました。
 
 鼻の頭に赤い絵の具をつけて。小さな若紫に言います。
「おじさんの鼻、こんなんなっちゃったよ、どうしよう」
「いや、そんなのかっこ悪い」
「ウソぴょん。これは絵具だよ、ワハハ…」
 そんなこと言いながらいやらしい目で若紫を見る源治君でありました。

 数年がたちました。源治君は酒を飲んだ後ひとり散歩をしていると、なんだか見覚えのある屋敷の前につきました。
「ひえ~、ボロボロじゃん。あ、これって、あの不細工な姫の家!」
 中に入ってみると、もっとボロボロで人が住んでいるようには見えません。

「悪いことしたな、しかし、もういないんじゃどうすることの出来ねえよな。いれば援助もしようってもんだが」
 さすがにバツが悪く、自分の悪さをごまかしながら、スルメをかじりつつ進んでいくと、ぼっと明るい場所があります。
「誰かいるのか?」
 不思議に思ってさらに進むと、中に人が何人かいます。女のようです。
「ま、まさか、あの姫が…」
 不気味に思いましたが姫を呼んでみました。
「ひめ~、僕だけど」
 よろよろと一人の立つ影が見えました。がたがたと戸を跳ね上げると、年老いた女房です。
「ほえっ、源治の君ではありまふぇんか?」
 部屋の中に招じ入れられました。

 姫が言いました。
「わ~た~し~、し~ん~じ~て~い~ま~し~た~」
「ひ、ひえ~!!」
 不覚にも叫んでしまいました。まるで墓の中から手がにょきっと出て、掴まれたような気がしたからです。

「あっ、あの~、忘れた訳じゃないんだ、忙しくて。ほらいろいろあるじゃん?でへへ~」
 一生懸命取り繕いましたが、そんな必要もありません。姫は忠犬ハチ公並みのおつむだし、女房達はどこにも就職先がなかった年寄りだけです。
「ふえ~ん、源治の君さま~。信じてた~」
姫は情けなく泣くばかりでした。

「ちっ、仕方ない。乗りかかった船だ。こいつも俺の扶養家族にしよう。しかたない」
源治君はそう決心しました。
 これも身から出た錆ですが、何、領地の民百姓からの税金、7割ぶんどっていたものを8割ぶんどればいいだけの話、経済的には大したことはありません。

 次第に美しく成長する若紫をいつ食ってしまおうかと、よだれを垂らしながら、源治君の女遍歴は続くのでした。
                   
                                 末摘花終わり


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芸術の秋 食欲の秋

 17日はいい天気でした。新聞の景品で山種美術館の入場券をもらったので、おじさんとともに行くことにしました。
 そしてどこかでおいしいものを食べて来ようと、図書館で借りたグルメ本を持っていきました。
 この間みたいな失敗はしたくありませんからね。しかし、あてになるかな?

 恵比寿の駅から歩いて7,8分で山種美術館に到着しました。きれいなお姉さんに切符を渡して入場。展示フロアは地下一階のみですが、主に日本画が展示されていて、見ごたえは十分です。
 個人所有の美術品を展示していると言うことですが、くうみんでも知っている画家さんが多数、教科書なんかでおなじみの絵もたくさんあります。

 浮世絵が展示されているコーナーでは、永〇園のお茶漬け海苔のおまけについてくる東海道五十三次の絵がありました。おお、同じだ!

 西洋の絵画は写実的ですが、日本の絵、特に浮世絵は漫画チックで、日本人のマンガ好きはずっと昔からDNAに組み込まれていたのではないでしょうかね。

 しかし、日本画家の皆さん、お歳になっても創作意欲が旺盛だったようで、80を過ぎてからの作品が少なくありません。
 絵を描くと言うことは大変なエネルギーが必要なことです。小学校の図画、中学以上の「美術」で、水彩画を良く描かされました。あの時はなんということもなく描いていましたが、今はもう描けないだろうなあ。 

 美術館を出ると空に素敵な雲が出ていました。
雲
 タラララ…スカートをはいた人が踊っているみたい!

 次は食い気です。持ってきたグルメ本に出ていた中華レストランです。
 ザ・ウェスティンホテル東京2階にある「龍天門」。おじさんが選びました。どうもおじさんが選ぶと中華かどんぶりものになります。

 11時30分、開店とともに入り、チャイナドレス姿の女性に案内されて席に。本にも書いてあった、ランチコース2千80円也を選びます。メインは3種類の中から選べるようになっています。おじさんは貝柱の炒め物を選び、くうみんは豆腐となすの炒め物を頼みました。
 周りはどんどん席が埋まって行きます。
 料理が来ました!
スープ
最初はスープから。キノコと卵のスープ う~ん、うまい

メイン
メインはウェイターが取り分けてくれた これで2千80円はお値打ち

「取り分けましょうか?」
「お願いします」
 あら、親切ねえ。
 一皿はかなりボリュームがあります。貝柱は大きなのが10個くらい入っています。くうみんの頼んだ豆腐となすの炒め物はマーボー豆腐のようなものです。ホテルだけど、ご飯にかけて食べました。
「おいしいね、おじさん」
「うん、これは当たりだ」
 一皿の量が多いので、2人で行って半分づつ食べるのが一番だと思います。料理を食べ終わると、ウエイトレスのお姉さんが片づけに来ました。
「おいしかったです」
「ありがとうございます。料理長に言っておきます」
なんだか本当にうれしそうでした。

杏仁豆腐
デザートは杏仁豆腐 くうみんがおじさんの分も食べた

 外に出ると、ここは恵比寿、おしゃれな街。都会に近いとはいえ、あか抜けない街に住んでいるくうみんには物珍しいものばかり。

ガーデンプレイス
こんなところやら、

ツリー
こんなもの。

恵比寿ビール園
このビール園もいつか来てみたい。

タベホ
ビール園のランチは気になるタベホも。

 おじさんと美術館に行くと帰りに「気になる今日の一枚」を語ります。
「おれ、台湾の風景画がいいな」
 くうみん達は台湾が大好き。食べるものもおいしいし、何より自然が素晴らしい。
「あれは東側の風景だろうな」
台湾の西側は、大陸からの中国人が作った街です。気候も温暖なので早くから開けました。しかし、東側は台風が多く、土地も山がちなので、今でも自然豊かです。

 くうみんが気に入ったのは、写楽の浮世絵でした。以前は写楽なんて変な絵だなあ、と思っていました。
 癖がありすぎる。浮世絵なら、くせのない鈴木晴信の美人画がいいと思っていましたが、年と共に好みが変わるのもなのか、写楽は力強くて面白い。

 東洲斎写楽は、わずか10か月の間に145枚の浮世絵を描いて、忽然と姿を消したそうです。宇宙人じゃないかと言う説もあると言います。「写楽」は、しゃらくさい、の写楽だそうです。

 くうみんはブログを始めてほぼ10か月、265の日記を書きました。宇宙人写楽は忽然と姿を消しましたが、くうみんはまだまだ地球にいます。だって一億年ここにいるんですもの。
 年齢一億なんて嘘ばっかり。そういう人もいますが、嘘じゃありませんことよ。本当だってば!嘘じゃないってば!
 
 え~い!しゃらくせえ!



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ひねくれくうみんと遅咲き過ぎる花

 この夏、流行の緑のカーテンを作ったのは以前申し上げました。もう涼しくなったから、取っ払おうとしましたが、まだ花の咲かない子がいるのでその子と、種取りのユウガオは残しておくことになったのも申し上げました。

 もう、ときは11月半ば…暑い訳がありません。日差しが強い訳もありません。いい加減切ってしまおう。取っ払ってしまおう。
 そうじゃないと近所にも
「まあ、あそこの奥さん、まだ緑のカーテンやってるわ。だらしないのね」
など、言われかねません。落ち葉は見つけると箒で掃くようにしていますが、これも面倒になってきました。

 もう、切ろう。じゅうぶん待った。許せ。

 と、アサガオを見上げると、なんと小さなつぼみが!
「はあ?」

アサガオ1
今頃になってつぼみが…

アサガオ2
判りますか?

 まだ小さくて、すぐには咲きそうにない。どうしよう、とってしまおうか?でも、こんなに寒くなったのに、けなげじゃないか、もう少し待とうか?

 なんだかこの子が、
「まだ道半ばです。もう少し待ってください。あと少しの時間を下さい」
そう言っているような気がしました。この子にはこの子のペースがあるんだろう。

 駅前の花屋で一株105円で買ってきたこの子は、成長著しいゴーヤには違いを見せつけられ、種から育てたユウガオにも先を越されたけれど、怠けた訳ではなく、きっと自分のペースを守っただけなんだろう。

 うん、マラソンもペースを守るのは大事だな。

 思えばくうみんもそうだった。
 腰が痛くて30を超えてから走り始め、40近くでフルマラソン4時間を切り、40過ぎてから表彰台に登れるようになり、そして病を得て挫折。そしていま一度の挑戦…(若い者にはまだ負けん!)

 ブログは1億歳を超えてからはじめ、今では数人のファンもいる…

 アサガオ君!やってみたまえ!おばさんは君につきあっちゃる!咲くのはクリスマスか!正月か!桜の季節か!
 雪の中のアサガオも寒々しくていいぞ!
 大根か小松菜の種でも蒔こうと思ったが、このプランターは君のものだ!
 さて、一句。

 アサガオにプランターとられて種蒔けない  くうみん


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浅草散歩と洒落こもう!

 昨日、日曜日はあんなに走って筋肉痛のおじさんとくうみん。しかしおじさんは今日は暇だと言う。だから浅草にでも行こうと言う。
 主婦くうみんはやることはたくさんあるのだが、まあいいでしょう、と言うことで出かけることにしました。

 浅草と言えば霊能師shougyoku師の東京出張所があるところです。ここでは何をしているのであろうか?お守りのセールでもしているのか?など考えつつ、浅草駅に降り立ちました。

 まず、かねてよりおじさんが「食べてみたい」と言っていた天ぷら屋に行って、早めの昼食をとることにします。
 よく「おいしい店」として、テレビや雑誌で紹介されているのです。
 11時10分開店、着いたのは15分、しかしもうほとんどの席は埋まっていました。
「わたし、1500円の」
「俺は1700円の方」

 この200円の違いはどこにあるかと言うと、かき揚げは共通で、1700円の方はエビ2匹、1500円の方は、エビ1匹にキス1匹と言うところです。どうせなら違うのが3種類入っている方がいいと思うのだが、おじさんはエビに魅力を感じるらしい。

えび2匹
エビ2匹の方

えびキス
エビ、キスの方

「いっただきま~す」
 二人で黙々と食べ始める。
「…」
 何やらコロモがふかふかして、甘くない人形焼のコロモに具が入ってタレを絡めたような感じです。エビやキスの味もしないような…
 二人で店を出ます。
「大したことないな」
「うん、でも、行かなきゃわからないことだし、一回は仕方ないよね」
 おいしかった場合は店名を出しますが、NGの場合は店名はお出ししません。あくまで個人の感想です。

 食べ終わって、浅草寺にお参りに行くことにします。
 一時は外国人客が来ない、観光客が来ないとお店の人が嘆いていたそうですが、今は平日だと言うのにすごい賑わいです。外国人観光客も大勢います。皆さん、お土産たくさん買って、日本を元気にしてちょうだい。

浅草寺
浅草寺山門

 山門をくぐると、線香の煙がもうもうとたち登っているところがあります。悪いところに煙をかけると、良くなると言うあれです。
 みんな「自分は頭が悪い」と思っているのか、頭に煙をかけています。
 おじさんは頭と、痛む太ももに煙をかけています。くうみんは頭と、ちちに煙をかけました。

 浅草と言えば花やしきです。このレトロな遊園地はディズニーランドに押されて他の遊園地が閑古鳥泣いている中、なかなかにぎわっています。外を歩いていても、
「うわぁぁ~~~!!」(男の声)
「きゃ~~~!!」(女の声)
と言う絶対大人のものと思われる歓声が聞こえて大変楽しいものです。入場料大人900円。

花やしき
ちと小さいが…中央のゴンドラが上に行ったり下に行ったりを3回ほど繰り返す。きゃ~!!

  何やら怪しい映画館があるので近寄ってみると、エロ映画館でした。エロじゃなくて、ポルノ映画と言いましたね。まだこんなのがあるなんてレトロな街、浅草ならではです。
 モロダシやそのものずばりではなく、見えそうで見えない、劣情をそそる映画を魅せて欲しいものです。3本立て1200円。

エロ映画館
今時ポルノ映画館てあるんだ!下部は楽天倫理委員会カット


 スカイツリーを撮ろうと、カメラを構えたら、お店のおばさんが
「そこじゃなくてもうちょっと向こうの方が、いいわよ」
と教えてくれました。
「は、ありがとうございます」
 ふむ、なるほど、こっちの方が下まで撮れる。

スカイツリー
ベストアングルのスカイツリー お店のおばさん指導による


「…帰ろうか?」
「うん、どこ見ていいかわからないね」

 浅草は近いのでいつでも行けると思って、結局行かないで終わっていたところです。そして、見どころも浅草寺くらいしか知らないのに、ガイドブックも持たずに来るもので、どこを見ていいかわかりません。
 今度来るときはちゃんとガイドブックを持ってこなければ…

 灯台もと暗し。スカイツリーもと、もっと暗し。


 
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ひねくれくうみん「味スタ2011 6時間耐久レース」に参加

 くうみんはフィットネスクラブのランニングサークルに入っています。そのサークルで
「みんなで参加しよう。味スタ6時間耐久レース」
と言うのに参加しました。
 正式には、「味の素スタジアム6時間耐久リレーマラソン」と言います。

 6時間も走るの?と思っていたら、1チーム5人くらいで、好きなだけ(1周でも可)走って、次の人につなぎ、また順番が来たら好きなだけ走り…を繰り返して、6時間リレーするんだそうです。
 病弱くうみんは、これなら大丈夫であろうとおじさんとともに参加することにしました。

 当日は朝早く、おじさんとおばさんがぞろぞろと若いインストラクターに引率されて電車に乗ります。何か遠足に行くようでした。
 電車が空いているうちにメンバー表を書きます。1チーム5人で、くうみんとおじさんは違うチームです。メンバー表には年齢を書く欄があります。他の4人はくうみんより大幅に年下でした。
「ウソかいちゃだめだぞ。ちゃんと申告しろよ」
隣でおじさんがささやきます。何よ、みんな老けた顔してさ。正直に書きます。一億歳。

 会場は東京郊外の京王線で行く飛田給。よだきゅうさんの似顔が思い浮かびます。
 各チーム、一人づつエースがいて、その人達は果敢にも2週、3周します。
「くうみんさん、2周づつ走る?」
「あら~、1周にしておいて~、おほほ」
 くうみんも準エース級と思われるのはうれしいが、まだ道半ばだし、もう少しすると、ハーフマラソンもあることだし、1周づつで勘弁。それでも走れば鬼の形相、酸欠の金魚となるのは言うまでもありません。

 昼食は売店でもあるだろうと高をくくっていましたが、出店があまりなく、食べたいと思うものがありません。配給のバナナでしのぎます。

 おじさんのチームにトラブルが発生。走り終えた女性がリレーしようとしたら次の走者がいない!おじさんによると3分くらいのロスがあったと言うことで、その女性はカンカンに怒り次の走者(若い女性)に、長~い説教をしていました。
「結構きつい性格なんだなあ」
おじさんとともにその様子を見て、ひそひそ噂しましたが、いつもよりずいぶん速いタイムだったとのこと、きっといっしょけんめに走ったんだろうなあ。気持ちは判る。

 しかし!その、「長い説教をした女性」は用事があると言うことで途中で帰ってしまったのです。
 おじさんのチームはエース1名の他はあまり早くない女性陣と、おじさん。あまり使えない面子ばかりです。
「俺、もう限界~」
 それでなくてもがんばりすぎていたエース田中さんは、死にそうな顔をしていました。その時、同じチームの女性が健気にも言いました。
「私、2週走ります!」
偉いぞ!みっちゃん!それに引き換え、おじさんは…

 こうして5人で走ると、1時間に一回くらいのぺースで自分の出番になります。くうみんは6周、12キロ走りました。続けて12キロ走るのはペース配分を考えて走るのでスピードもそれなりですが、一回2キロならダッシュです。全力疾走して休み、また全力疾走して休み…そういう練習はあまりしないのでいい機会でした。
 11月某日、関東某所でハーフマラソンがあるのです。それが今度の本番です。大きな大会なので入賞は無理だと思いますが、とりあえず本気出そう。

 6時間が過ぎると、大会は終了です。
「おい、早く帰ろう」
 今までのんびりしていたおじさんが、急にせかせか急ぎ始めました。
「先に帰ります」
 写真撮影をしようと言うインストラクターにことわって、足早に味の素スタジアムを出ます。
「今日は日本シリーズなんだ!おじさんは帰ったらすぐに風呂に行って、すぐに帰るからね!お前は好きにしてくれればいい!」

 今日も中日対ソフトバンクの日本シリーズが放映されます。今までのんびりしていたおじさんは、家に帰るとくうみんを置き去りにしてフィットネスクラブのお風呂に猛スピードで走って行きました。

 お~、速い!  

 
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水上温泉 またまた潜入 交通費込、一泊2食付1万2千500円 激安温泉ツアーその2 サミ~な!

 宿の無料送迎バスで今宵の宿に向かうおじさんとくうみん。
「どんなところか?」
「食事は居酒屋風であろうな」
 20分ちょっとでお宿に到着します。想像していたよりずっと立派なお玄関に、仲居さんが並んでご挨拶です。

玄関
立派なお玄関

「いらっしゃいませ」
 フロントで受け付けを済ませると、少し待つように言われます。
「あの、カギは?」
「ただ今係りの者がお部屋にご案内します。そのものがお持ちしますので少しお待ちください」
くうみん達はいつも安い宿ばかりなので、フロントでカギを受け取った後、自分で部屋まで行くのが常なので係の案内なんて忘れていました。
「そう言えば昔はそうだったな!」

 若いお兄さんが荷物を持って、部屋まで案内してくれました。
「こちらのお部屋です」
 右側が建物で遮られているけれど、山が良く見えるいい部屋です。ふろ、トイレ付。紅葉もきれい。お兄さんが退出した後、外に出ましたが、ここは上州、かかあ天下とからっ風、前田さ~んの口癖、
「サミ~な!!」
と言うことで早々に撤退、風呂に入ることにします。

 お風呂は露天風呂と大浴場が離れているところにあるとのこと、まず露天風呂に潜入します。洗い場に仕切りがありません。
 露天風呂は当たり前と言えば当たり前ですが、洗い場も外なので、ほんと、サミ~です。

 シャワーで、かけ湯をバシャバシャやって、湯船に入ります。そこに張り紙があるのに気付きます。
「屋根なしのところに行くと一部の部屋から見えてしまいます。ご注意を」
 屋根なしのところに行くと、なるほど窓が見えます。
 露天風呂と言うのは、ただ外にあると言うだけでぐるりを塀で囲って、全然景色が見えない場合もあります。ここは全然とまでは行かないにしても、あまり景色がいいとは言えません。適当なところで切り上げて、次は大浴場に潜入です。

 大浴場は、ふむふむ、これはいいんでないかい?洗い場はちゃんと仕切りで区切られているし、内湯からの眺めもいい。そして外には露天風呂があるではありませんか!
 ほお、さっきの露天風呂よりこっちの方が眺めがいいねえ。
ふろ
内側から外を見たところ。外にも湯船がある。

 お風呂から上がると、ビールをたらふく飲み、もう一度風呂に入って食事会場へ。

夕食
なかなかいい食事内容

 今回はハーフバイキングと言うことで、うどん鍋と、お通し、刺身などはあらかじめセッティングしてありますが、ローストビーフ、サラダ、握りずし、天ぷらなどかなりの種類がタベホです。
 タベホと言うと、血沸き肉踊ります。取れるだけ取って、セッティングされた料理を食べないと言うのも品がないので、食べるバランスに気を付けて…
 タベホにしては味が良く、つい昔を思い出し、がつがつモリモリ…最後のご飯はハッシュドビーフでしめ、おなかはぱっつんぱっつんです。久々にこんなに食べた…

 この後はふろにも入らず、そのまま寝てしまったことは言うまでもありません。おじさんは何回か、風呂に行ったそうですが、全く気づきませんでした。

 反省。食べ過ぎると、他の楽しみがなくなります。これからは気をつけねば…

 翌日起きるともう8時近くでした。いかん、ここは8時半までに朝食会場に行かねばならんのだ。それでも起きた後のお風呂には入りたいおじさんとくうみん、風呂に浸かり、ビールを飲んで、食事会場に着いたのはもう8時半ギリギリでした。
 迷惑な客だと思っただろうが、お許しください。

「わ~い!!カレーがあるぅ」
カレー好きおじさんは喜んでいました。朝食のメニューは、和食中心で、お約束の温泉卵、きんぴら、青菜の煮びたしなど、バラエティー豊かで、味もいいです。マグロのづけもありました。山の中だけど、海の宿にも負けない新鮮さ、これも流通が発達したからでしょう。

朝食
食べた後。いつもながらくうみんはおじさんの3倍食べる

 帰りも送迎を頼みました。途中の矢瀬の道の駅で下してもらい、狙っていたお土産を買います。名物のうどん、キノコセット、食用のほうずき…

道の駅
上毛高原近くにある道の駅 どケチくうみんも納得のお値段

きのこ
安くて質のいいきのこ 生ナメコ150円 シイタケとシメジのパック350円

ほおずき
食用のほうずき100円 トマトのような食感と洋ナシのような香りで、甘い

 今回のお宿は激安にもかかわらず、食事内容やお風呂もなかなかいいレベルです。特にお風呂は源泉かけ流しです。シャワートイレも完備だし、また来てもいいな。
 でも、廊下がサミ~な。これは節電のため、むしろいいことかも知れぬ。

 さて、買い物を終え、ホームで帰りの新幹線を待ちます。待っている間、何回か新幹線が通過しましたが、そのど迫力ときたら!
 バリバリバリ!
 何秒か構内に見えたと思うと、すぐになくなります。ホームにいる人は皆、一瞬呆然とします。

「すごいな」
「うん」

 そうだ!入ってくる新幹線を撮らねば!にわか撮り鉄、くうみんの血が騒ぎます。前に邪魔なおやぢがいると思ったらこのおやぢも撮り鉄でした。

「負けるものか!」
 おやぢとならんでMAXたにがわ408を待ち構えるくうみん。
 ごごご…
 来た!いい感じ!カシャーッ!!

 くうみんはおやぢとともにシャッターを切りました。失敗するはずのないデジカメ撮影!動く電車を撮影する瞬間!しかし!!

「えっ!」
 くうみんは思わず我とわが身をなぐりたい衝動に駆られました。
「うそっ!ぎゃ~~~っ!」
 
 信じられないメッセージがデジカメの窓に示されていたのです!!

「カードがありません」

 
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水上温泉 またまた潜入 交通費込、一泊2食付1万2千500円 激安温泉ツアー

 1万2千500円で1泊2食付き、往復バス代込なら箱根小涌園。しかしそれが新幹線で水上温泉と言ったら…新幹線で上毛高原まで往復1万2円近くする。それなのに、温泉旅館に一泊2食付き、新幹線往復込みで1万2千500円!信じられない!

 ツアー名、温泉がいい値。びゅう東日本です。お宿は源泉かけ流しが自慢の松乃井。
「この値段じゃ、ボロボロじゃないか?」
「ボロボロの宿でも文句は言えないね」
そう言いつつも行かずにはおれないおじさんとくうみん。行ってきました!

 東京駅からMAX谷川409に乗ります。これは2階建ての新幹線で、安いツアーだからか、座席は1階しか選べません。安いんだから…と思えばそれも許せると言うものです。
 いつも通り昼からビールを飲んでいい気分で酔っ払います。
「これで1万2千500円!」
「安いのはいいね~」

たにがわ
これがMAXたにがわです

一階からの眺め
一階からの眺め。ホームがこんな位置に見える
 
 11時52分に出発、1時08分には早くも上毛高原に到着します。お宿のお迎えは3時05分にならないと来ません。バスもあるのですが、どケチくうみんはバス代をも節約したいのです。
 観光案内にはボランティアの人がいるので、その人に見どころを聞いて、近くを散策することにしました。

 水上と言えば前田議員のホームグラウンドです。ここで前田議員は日夜町民の皆さんのために、
「サミ~な!!」
など言いながら懸命に働いているのです。
「前田議員…」
 しみじみと前田さ~ん!を思い浮かべながら、矢瀬親水公園、矢瀬遺跡を回ります。

 観光地としては地味ですが、住居跡や、親水公園は、景色も良くのんびり散策するのにちょうどいいところです。
 例えて言えば、京都のような大きな観光地が料亭なら、料理のすご~く上手なお母さんの手料理のような気取らなさがあります。どちらも違う良さがあります。

紅葉
こんな美しいところに前田さ~んが住んでいる

遺跡
縄文遺跡。住居跡だと言う

くうみん
童心に帰り、滑り台で遊ぶくうみん。オレンジ色の小さな物体がそれ。

 大きな滑り台があったので早速滑ってみます。
「ひえ~~~~!!」
 怖いかと思いましたが、そんなにスピードも出ず、これなら小さな子供でも安心です。しかし、おお!下がローラーのように回るので、マッサージ効果があります。
「おじさん!お尻のマッサージになって気持ちいいよ!」
「なんじゃそりゃ!判らん」
「とにかくやってみれば判るから」

おじさん
くうみんに言われてやってみたおじさん

「ほんとだ、気持ちいい!」
 前田さ~ん、疲れたときはやってみるといいよ。

 公園には道の駅もあります。どうせこんなところ、高いでしょ?観光地の土産物屋ではいつも高いんで買わないんだけど、おお!ここは安い!
「こんな立派な大根が1本100円!こんなりっぱな白菜が120円!」
 安いのですがいかにも重過ぎます。軽量級を買うことにしますが、今日は買わずに帰りに買うことにしました。
 遺跡を見たり、公園で遊んだりしているうちに3時近くになりました。道の駅から上毛高原駅までは歩いて12分ほどです。
 駅まで歩いて行くと、送迎のバスがありました。

 続く

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よだきゅうシンデレラ物語

 2011年、妖怪の館にある一家が住んでいました。
 よだきゅう子はお父さんと二人暮らしをしていましたが、お父さんはいつも旅に出て留守がちなので、新しいおかあさんを迎えました。継母はおじさんに先立たれて、娘二人を連れてここに嫁いできました。くうみんと言います。

「せっかく押し倒して結婚したのに、いつも留守じゃねえ…」
 継母はぶつくさ言っています。
「よだきゅう子、掃除がすんだら次はまき割りだよ!」
 全自動掃除機ルンバが、動き回る中、拭き掃除をしていたよだきゅう子は答えました。
「は、はい、ただいま」
「お前は仕事がたくさんあるからね、今日のお城のパーティーには不参加でいいね」
「は、はい…」

「お前たちはおめかしして!どっちでもいいから王子様を腕づくでも、ものにするんだよ!」
「は~い、お母様」
二人の娘たちは美肌パック、美容ローラーなど、あらゆる化粧道具を駆使してお肌の手入れにいそしんでいます。長女はshougyoku、次女は直弟子と言います。

 夕方、3人は貸衣装に身を包み、馬車に乗って、お城に向かいました。
 一人残されたよだきゅう子はドラゴンズ優勝祝いで近所からいただいたズワイガニでいっぱいやっていました。このカニも、継母には黙って隠しておいたのです。

「いぢ悪なおかんや姉ちゃんも行ってしもたがや。でらーうまいがや。こら、命の洗濯だぎゃね」
 おいしくカニ鍋をつついていると、火もないのに、煙が出てきます。
「な、なんだがね!!」
「おほほ…怪しい者じゃありません。魔法使い、まゆですわ!」
「十分怪しいがね!」
「いいえ、そんなことはどうでもいいの。私、あなたをお城に連れて行ってあげるわ」
「そんなことより、このカニ鍋が…」
言う間もなく魔法使いまゆはよだきゅう子に魔法をかけて、全身金色の衣装にしてしまいました。

「こ、これは全部金だがな!なんと、腰巻までも金色だがや!」
「さ、それで王子様はあなたのとりこ。外にも金の馬車を用意しているわ。行きなさい!」
「そ、それよりカニ鍋…」
「ただし、12時までに帰るように。魔法はそこまでしか効かないの」

 何やら強い力で押し倒され、気づいたら馬車はお城の入り口に着いていました。
「12時までには帰るようにね、ぴょん」
 何やらウサギのような御者が言いました。

 お城には国中の娘たちが集まって、妍を競っています。門番は美しい姫が来るたびに、声をあげます。
「デリカ伯爵と弘ちゃん姫、おな~り~」
「阿修羅男爵こと、cocoa姫、おな~り~」
 そしてよだきゅう子が、会場に現れた時です。門番は
「うっ」
と言ったまま絶句してしまいました。何しろ全身がまばゆく光る黄金です。
「どこの姫様かしら?」
「黄金の輝きが美しすぎる!」
 そのなかにはいぢ悪な継母や姉さんがいるのが見えましたが、黄金の姫がよだきゅう子だとは気付いていません。

「これはこれは黄金の輝きの姫、私とダンスを踊っていただけませんか?」
「いえ、わい…私は、炭坑節くらいしか踊れんがね」
「大丈夫、私のリードに合わせて」
 王子様の腕に抱かれ、よだきゅう子は夢のようなひと時を過ごしました。

 ふと気づくともうすぐ12時です。
「しまったがや!」
「うわぁ!」
 王子様をまき割りで鍛えた太い腕で押し倒すと、よだきゅう子は高校時代は陸上部だった俊足で一目散にダッシュしていきました。
 階段で躓き、ふと見ると、金の腰巻が脱げています。付け直している暇はありません。急いで馬車に乗り、家に帰ると、馬車はカボチャに、御者はウサギに変わっていました。
「うさぎの御者だったがや…」

 テーブルの上にはカニ鍋がそのまま残っています。こんなのを継母たちに見つかったら大変なことになります。冷えていますが、十分おいしいカニ鍋です。そのまま食べて片付け終え、屋根裏部屋に戻ると、継母たちが帰ってきました。
「あの姫はいったい誰かしら?」
「ね、なんかいい匂いしない?」
「カニ鍋のような…」
 よだきゅう子は生きた心地がしませんでした。

 その翌日、お城からの使いが新聞交換よろしくトラックからスピーカーで呼ばわります。
「この腰巻がぴったりの姫はおらぬか。この腰巻がぴったりの姫はおらぬか」
 継母は娘たちを読んで言いました。
「ダメもとで私だと名乗りなさい!」
 shougyukuも、直弟子も、
「私です!私です!」
と、口々に言って我先に腰巻を巻いて見せました。
「ダメ、ぶかぶかだわ!」
「わたしも!」
「このうそつきめ!ひっ捕らえよ!」
 ねえさん達は羽交い絞めにされて連行されていきました。

「あの、私…」
 よだきゅう子が名乗りをあげました。腰巻を巻くと、なんとぴったりです。
「おお、あなた様があの姫であらせられるか!」

 意地悪な継母は叫びます。
「こいつのはずがありません!私はこいつをお城にはいかせませんでした!」
「なんと、この娘をお城に行かせなかったと言うのか!国中の娘を連れてこなければいけないと言う決まりだったのに、それを無視するとは法律違反!こいつもひっ捕らえよ!」
「あ、あ~!お許しください!」
 しかし許されるはずもなく、姐さんと同じ檻の中に入れられてしまいました。
「ったく、お母さんたらばかね」
「ちくしょ、憶えてろよ、よだきゅう子のやつ!」

 よだきゅう子はお城に招かれ、王子様の寝室に連れていかれました。
 王子様はよだきゅう子に押し倒され、脳震盪を起こしていたのです。
「王子様!ごめんだがね!許してちょ!」
「よだきゅう子…いいんだよ…金ぴかの君が好きだ」
「私、もう金ぴかじゃないがや!」
「心は金ぴかだよ」
 王子様とよだきゅう子は熱い口づけを交わしました。

 その後二人は結婚し、幸せに暮らしましたが、継母たちはどうなったでしょう。
 仮にもよだきゅうお妃の親族なので、罪人はまずいと、釈放されましたがその後、継母は夫とは離縁されました。

「継母くうみんがパートの飛脚をしているのを見た」
「娘たちがレジ打ちのバイトをしているのを見た」
と言う噂を聞きますが、はっきりとしたことは判りません。

 めでたし、めでたし。

 
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女優募集!

 突然ですが、ブロ友よだきゅう氏を主人公にした童話風物語を書こうと思っています。
 そこで我こそはと思う方、女優になっておくれでないかい?
 募集は悪役2名、魔法使い約1名です。
 8日の昼ごろまで。もし誰もいなければこちらで適当にブロ友割り振ります。


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巻貝大発生!捕っても捕ってもトホホのホ

 くうみんはメダカを飼っています。初めは10匹買ったのに、いつの間にか今は6匹になってしまいました。もう2年近く飼っているので死んでしまうのは仕方ないのですが、いっこうに卵も産まない、よって増えることもないのです。

 しかし!買った覚えもないのにいつの間にか棲みつき、大繁殖をしているものがいます!
 巻貝です!
 水草のウイローモスはレッドビーシュリンプ(サクラエビくらいのエビ)を買った時に同時に買ったのですが、その時は巻貝はいませんでした。メダカを買った時に稚貝が紛れ込んでいたとしか考えられませんがその時はメダカだけを買ったのです。
 あの、水の中に貝の稚貝が?信じられませんがそうなのでしょう。見えないくらいの貝がいつの間にか大繁殖!

巻貝
いつの間にこんなことに!(11月1日写す)

でかまきがい
誰の子を産んだんだ! 
だっておら達それくらいしか楽しみがなくて…

メダカ
あるじだらしないぞ!
うえ~ん、軒を貸して母屋を取られるとはこのことでした~。
 
 自然界なら食べられてしまったり、厳しい環境に耐えられなくなって死んでいったりするのでしょうがここは栄養満点のエサは保証付き、冷暖房完備でお人よしのメダカが一緒にいるだけと言う恵まれた環境です。増えることはあってもへることはないのです。

 やむを得ない。かわいそうだが淘汰せねば…くうみんは水草のウィローモスを掬い取り、なるべく巻貝を振り落とし、汚れた水を半分くらい捨ててメダカをバケツに移動させました。
「すまん!生きとし生けるもの、殺生はしたくない!しかしこのままではいかんのじゃ!許せ!」
 ウィローモスをフリフリしながらくうみんは貝を振り落とし、見た目巻貝はほとんどいなくなったかのように見えました。

 しかし翌日、メダカにえさをやろうと水槽を覗き込むと、信じられない光景を目にしたのです。
 巻貝がまだいる!しかもあんなにフリフリしたはずなのに、まだ大量に生き残っている!

巻貝2
いや、どうも。でへへ。(3日写す)

「はあ~」
 そんなヤワな奴じゃない。かわいそうなんて言っていたら、メダカの方がやられてしまう。もっと捕獲すべきなのだが、あまりやるとメダカの方がストレスたまって死んでしまいそう。

 別に居てはならんと言っている訳ではないのだよ。でも、もうちょっとおとなしくして欲しいのだよ、おばさんは。
 そう、この身の中に隠し持っている、くうみんのかわいい癌細胞のようにね。
 


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これから時々休む事にします 

 今年の1月28日からブログを始めて以来、今までほとんど休みなく書いていました。休むのは旅行のときくらいで、ほとんど休まず、ブログを書いてきました。

 ブログ村の順位が下がるのが怖い、そしてみんなに見捨てられるのが怖い、そういう気持ちがあったことは否定できません。
 2,3日休んでも全然順位の下がらない実力派とは違い、くうみんは毎日せっせと書き続け、チリを拾うようにして点数稼いで来ました。

 それと言うのも、マラソンと言う競技の代わりに始めたものだから、どうしても勝ち負けにこだわったのではないかと、自己分析しています。

 マラソンは、腰痛治療のために始めたのです。
 それがはまってしまい、筋トレ、長距離走、インターバルトレーニング、みっともないくらい日々練習して、そして体を壊すようなこともして、速い、と言われるようになったのです。
長くゆっくりと言うたとえで、
「人生はマラソン」
なんて言いますが、マラソンは結構速いよ。

 旅行から帰って、ブログの管理画面を開くと見るも無残にアクセス数が少なくなっているものでした。これをまた旅行前の水準にあげるのは至難の業でした。
 
 でも、そんなにがつがつしなくても、もう少し肩の力を抜いて細く長くやっていくことができればいいんじゃないか?そう思う気持ちができてきました。

 順位にはこだわりませんが、みんなに読んでもらいたいと言う気持ちは変わりません。だからランキング用バナーも、相変わらずつけておきます。

 癌の人、他の病気の人、そして健康な人、みんなに楽しんでもらいたい。病気だからと言って、内にこもらずに、一緒に生活を楽しんで行こうよ、そういうブログでありたいです。
 これから時々休みます。それではこれからもくうみんをよろしく。

 今日は父の命日。今から線香をあげてきます。



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父の命日近し 西太后陛下来たる!

 11月近くになると思い浮かぶのは、
「父の命日が近い」
と言うことです。2年前、入院したかと思ったら、8日目、11月四日に亡くなり、まだうら淋しい頭を頂いて、初めて自分で葬儀を執り行なったのでした。

 今年はどうしよう、去年は一人で墓参りして終わりだったかな。

 墓参りには結構行っている方です。毎日ランニングしているので、あそこまで走って行ったらどれくらいだろうと、行ってみたら30分足らずで行けることが判ったので月一くらいで手を合わせていました。手ぶらですが。

 なので命日だからって、どうでもいっか~、別になんもやらんどこ~。など思っていたら、11月1日、突然電話が鳴りました。
「もしもし、わたしだけど」
なんと西太后陛下からであります。
「もうすぐ命日でしょ?私、今から行こうと思うのよ」
「えっ、それじゃ明日にしてよ。こっちも何も用意していないし。明日来て一晩泊まって行けばいいじゃん」
 今から行くなんて勘弁してくれ。

「そうね、それじゃ、そうするわ」
 と言う訳でにわかに忙しくなりました。簡単に掃除をし、仏様用の花を買います。明日の夕飯は寿司でも取ろうか?いや、あそこのおいしい寿司屋は休みだから、ウナギでも買って来よう。

 二日、陛下は駅から歩いて30秒のくうみんの家にたどり着くことができず、「駅前の交番まで来るように」仰せられ、指示通りお出迎えをした。
「こっち側じゃないよ~。反対側だよ~」
「あら、そうだった?」
 今は1時、くうみん実家からここまでは2時間以上かかるはず。
「お昼食べたの?」
「食べてない」

 夕方来るとばかり思っていたのでお昼ご飯は作っていません。コンビニでおにぎりを購入。
家に着くとおにぎりとお茶で遅い昼食を済ませ、疲れたのか昼寝させてもらう、と布団にもぐりこまれました。
 夕飯は予定通りうな重、くうみん手作りの煮物やお吸い物を堪能なされました。
「これおいしいわね、いい味だわ」
「は、恐縮です」
 陛下はくうみんの作った食事をおいしそうに召し上がり、中日ヤクルト戦について、おじさんと意見を交わします。
 しかし、良く食べるばあさんです。残るだろうと踏んでいた鳥モツと野菜の煮物は完食でした。

 翌日はタクシーで納骨堂に行き、二人でお参りです。
納骨堂
くうみん父の眠る納骨堂

 10年納めていただいて20万円、管理費なし、その後は共同墓に合葬されると言います。これなら無縁様になることもなく、安心だと思ってここにしました。しかも安い。

 くうみん父と西太后陛下ことくううみん母は、くうみんと妹マキロンが子供の頃離婚、その後再婚しました。
 女っていうのは別れた男のことなんかこれっぽっちも未練がないものですが、くうみん母もその例外ではなく、
「な~によ、あんな男」
てなものでしたが、死んだ後は別のようです。祀っておかないとまずい、祟られるようなことをしたのかも知れません。

 くうみんの家に戻ると、陛下は先日行われた10キロマラソンの完走証に気づきました。
「5位なんて…こんなに走れるようになったのね」
 陛下は感無量な目をしました。
「電車が混まないうちに帰る」そう言って、西太后陛下は帰って行きました。

 ランニングで上位に入ったのを喜んだのは単に成績がいいと言う事ではなく、上位に入れるほど、くうみんの健康状態が回復したのがうれしかったと言う方が正解でしょうね。陛下もくうみんの母なのです。その気持ち、ありがたや。
 
 しかしな、今度来るときは時間くらい教えてくれ。ご飯の支度もあるんだから。駅からの道が判らなければ、下手に動かずすぐさま電話するように。

 神出鬼没、マイペースな陛下。あなた様にはいつも振り回されるくうみんであります。
 

   

 
 

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潜入シリーズ 今度はライブに潜入だぁ!

 とあるエージェントより、ライブ潜入の命令を受けたくうみん。そこは不健康な雰囲気にあふれたところだと言う。
「こんな所は許してはなりませんことよ、奥様!」
「そうですわ、私たちの目でしかと確かめて、悪所撲滅を目指しましょう!」

 一緒に行くことになったのはガン友のkazoo。彼女も正義感の強い奥様だ。
 所は高田馬場「四谷天窓」。特にしっかり見て来て欲しいと言われたのは、20時50分ごろ出番のONE-TRICK PONYの二人組。

 それまでに打ち合わせもあるので6時半高田馬場早稲田口待ち合わせ、ほぼ時間通り二人は出会う。
「久しぶり~」
「3年後検診も無事でよかったね~」
 二人とも同じ時期に手術したのであった。目的の「四谷天窓」の場所を確認すると、打ち合わせのための場所を探すことにした。

「あの~、お店をお探しですか?」
イケメンのお兄さんが声をかけてきた。
「うひょ~、イケメンねえ。何があるの?」
「えっと、肉でも魚でもあります」
 もうどうでもいいのでお兄さんについて行くことにした。
「お子さんの関係でこちらにいらしたんですか?」
 そんなこと聞くな!

 焼き鳥、サラダ、鳥もやし炒め、その他を食べつつビールをガンガン飲み、今後の打ち合わせをする。
「最近手荒れがひどくて~」
「私は痺れがひどくて~」

 がはがは飲んでいくうち、気も大きくなり、適当な時間に店を後にする。
 そして問題のライブハウスへ…ここには食べるものと言うと、どら焼きと豆くらいしかないと言う。なんでライブハウスでどら焼きなんだ!

 2千500円を払ってチケット購入、ワンドリンク付き。
「ジャックダニエルをロックで」
 一方のkazooはくうみんの知らない酒の名前を言っていた。
 今日は3組が演奏すると言う。第一組の演奏は終わっていた。次は、マーフィーとその仲間達である。
マーフィー歌う
この地味な男がマーフィーだ!

パーカッション
パーカッションは野生の叫びだ!ウッホ~!!

マーフィーと女性
ねえちゃん、こっち向け~!!

イケメン
音楽のことはようわからんが、いい男は判る。うひょ~。

 マーフィーは純日本風地味~な男であるが、歌いっぷりはド派手だ。
「いいぞ!にいちゃん!」
思わずそう言ってしまいそうだったが、いかん!私たちはこの者どもを更生する立場なのだ!

いよいよ次は問題のONE-TORICK PONYの二人組。

ポニー二人
なんという奇抜な格好だ!年齢不詳のみゅう、カボチャパンツがよく似合うぞ!

サイモン
彩文透、一体いくつになったんだ!派手すぎるぞ!

ポニーと骸骨
骸骨登場。しかしおばさんは骸骨が意外にでっぱらだったのを見逃さなかった。

 うわ~いいぞ~!!やるじゃないか~!歌が終わるたびに拍手!楽しいじゃないか~!!
「奥様!結構楽しいもんですわね!」
「おほほ、エージェントのことは忘れましょう!」
 
 プロとアマチュアの違いはうまい下手でなく、いかに楽しませるかが、問題だと思います。だからユーミンなんて言っています。
「私は歌は下手。だけどお客様が楽しんでくれてなんぼです」
 その意味ではマーフィー君達もPONYも立派にプロの領域です。もちろん演奏や歌もうまいですよ。
 しかし、芸の道は厳しい。これだけじゃ食っていけんだろうなあ、など余計なことを考えてしまう、おばさんくうみん。

 11月6日は、マーフィーのソロライブだそうです。見た目は地味だが、なかなか聞かせてくれるミュージシャンです。
 何をもらっている訳ではありませんが、興味があったら行ってみてください。

 PONY、歳は気にせず大いにやってくれ!
 そして出番1番めのパンプキンワゴンさん、聞けなくて残念です。

 おばさんは君たちが大好きだよ!

 場所はこちら

http://www.otonami.com/tenmado/map/index.htm
張り付け方が判らない。これで勘弁

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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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