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吹っ飛んだ洗濯物 非常用ハシゴを考える

 2時半、鼻をフンフンさせながら特売品あさりの旅から帰ったくうみんは、戦利品を冷蔵庫、その他所定の場所にしまいました。
 洗濯物をそろそろ取り込まねばと、バルコニーに向かいました。バスタオル、おじさんのソフトボールのユニフォームなど、大物は竿に干してありましたが、タオルや靴下などのかかった物干しが見当たりません。はてどこに消えたかときょろきょろしましたが、なんと隣のビルの屋上に…
洗濯物
吹っ飛んだ洗濯物。ああ、どうしましょう

 どうしよう、そうだ、不動産屋さんに言ってみよう。
 くうみんはすぐそばにある不動産屋さんに行き、社長に言いました。社長と言っても小さな不動産屋さんなので、社長兼営業兼広報兼…なお方です。

「隣のビルの屋上に洗濯物が落ちちゃったんですけど、どうにかなりませんか?!」
「非常用ハシゴがあるにはあるけど、登れるようなものでは…」

 ハシゴ
ここを登れと言うのか!

 一緒に隣のビルまで行き、ハシゴを見上げます。
「あれなんですけど、命掛けてまでやるようなものでは…高価なものですか?」
「いえ、高価ではないんですけど…」

 考えてもみて欲しい!いくらどうでもいいものでも、普段見えるところに自分たちの靴下、タオル、そして下着類が野ざらしになっているという状況を!
 3日後、3か月後、3年後…ずっとずっとそこにあるという状況。いつもいつもそんな光景を見なければならず、眠れない日々…そして精神に異常をきたす…あ~~~!!

「あっ、山建さ~ん!」
 上を見ていた社長が叫びました。
「うん?なに?」
 頭にタオルを巻いたおっちゃんがにゅっと顔を出しました。
「この人がそっちの屋上に洗濯物を落としたんだって!取れるかなあ!」
「できるよ!ちょっと待って!」
「偶然業者さんが来ていました。取ってくれるそうです。ここで待っていてください」
「はいありがとうございました」

隣のビル
隣のビルの入り口。ここは普通だが非常時はお寒いぞ!

 ほどなく件のおっちゃんが照れ笑いをしながら洗濯物を持ってきてくれました。
「これですね」
「はい。いや~、お恥ずかしい。どうもありがとうございました」
 くうみんも照れ笑いしながら答えました。
 ああ、良かった。これで安心して眠れるというものです。

帰ってきた洗濯物
無事帰った洗濯物。安い高いの問題ではない。

 しかし、写真にある通り、危なくて行き来のできないような非常ハシゴが、非常時に役立つものでしょうか。普段使わないとしても、せめて訓練の時にはみんなが安心して使えるようなものでないと、非常時に役立つとは思えません。

 いつになく真面目なひねくれくうみんのコメントでした。 

  
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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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