悲しむ暇なんかない! 父の死後の世界 その2
これは危ない、と思ったらまず初めにしなければならないのはお金を下ろしておくことです。意識のはっきりしているうちにカードの暗証番号を聞き出しておきましょう。病院の支払いに必要だから、と言えば納得するでしょう。
年寄りはカードを作っていない場合も多いので、その場合は通帳と印鑑を持って、ばっくれて窓口でおろします。生活に必要な程度の金額なら見て見ぬふりをしてくれますので少しずつ計画的におろします。
死んだ人の口座は銀行によっていつの間にか凍結されて、おろせなくなるのですが、これは噂によると、銀行員が街なかで葬式に気付いたらチェックして自行に口座があったら凍結すると言うアナログな方法をとっているそうです。あくまで噂の話です。
だからなのか葬式無しのくうみん父の口座は凍結されませんでした。
正式に手続きしておろせるようにするには、やれ戸籍謄本をもってこい、やれ住民票だと大変なので何百万円ならともかく、小額の預金はこうしてこっそり下ろしておくのが簡単です。
医療保険に入っているかどうかも聞き出しておきましょう。せっかくかけていても、わからないでそのままと言うこと、結構多いらしいです。
さて、父の骨壷を実家に安置したくうみんはマニュアルにしたがって公共料金の諸手続きをしました。
電気、ガス、水道の支払いをくうみん宅宛にしてもらうべく電話連絡します。片付けもしなくてはならないのでまだ止められません。あとはNHK,電話会社に連絡して、これは停止してもらいます。有料テレビの契約をしている場合は工事が必要です。
近所の人数人からありがたくも香典を戴いたので、そのお礼状は葉書に肉筆で書きました。長い病院の(これは自分の診察)待ち時間に一枚一枚お礼を書き綴ります。
そろそろ老眼の来たくうみんにとって苦行のようで、何度も気絶しそうになりました。
そして、市役所の市民課、後期高齢者健康保険、介護保険の係りに行って手続きをします。
そのとき必ずハンコと喪主の銀行口座の番号がわかるもの、葬儀屋さんの領収証か、または会葬礼状を持っていきましょう。健康保険から葬祭費として5万円支給されます。
その次は年金停止の手続きです。これをしないといつまでも年金が支払われ、おまわりさんに捕まってしまいます。必要書類は組合によって違うのですが「除籍謄本」だの「住民票」だの民生委員のハンコをもらえなど言われます。
と、これが面倒くさかった!くうみん父は職を転々としていたのでやたら企業年金の数が多く、額はわずかと言う最悪のパターンです。
「なんだ、じじい!死んだ後も、くうみんを苦しめるのかぁ!」
何度もめまいがしそうになりました。それでも数百円(本当です!)から数万円の年金未支給分がくうみんの通帳に塵のようにわずかずつ振り込まれました。
銀行の口座も数行に渡ってあり、これは通帳と印鑑でバックレておろしに行きました。数千円から多くても数万円の金額なので何も咎められずにおろすことができました。
年寄り相手の詐欺犯人は
「年寄りは葬式代くらいは持っている」
とうそぶいていると言いますがくうみん父は葬式代も持っていませんでした。永遠に生きるつもりだったのか…80超えたら葬式代の積み立てくらいはして欲しいものです。
父はがん保険に入っていたので、ここから80万円ほどのお金を受け取ることができました。少なくとも5年以上月2万円ほど掛けてこの金額です。くうみんは助かったのですがコストパフォーマンス悪すぎ。
こんなに苦労してかき集めた金を妹のマキロンはさっ、と半分持って行きました。
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年寄りはカードを作っていない場合も多いので、その場合は通帳と印鑑を持って、ばっくれて窓口でおろします。生活に必要な程度の金額なら見て見ぬふりをしてくれますので少しずつ計画的におろします。
死んだ人の口座は銀行によっていつの間にか凍結されて、おろせなくなるのですが、これは噂によると、銀行員が街なかで葬式に気付いたらチェックして自行に口座があったら凍結すると言うアナログな方法をとっているそうです。あくまで噂の話です。
だからなのか葬式無しのくうみん父の口座は凍結されませんでした。
正式に手続きしておろせるようにするには、やれ戸籍謄本をもってこい、やれ住民票だと大変なので何百万円ならともかく、小額の預金はこうしてこっそり下ろしておくのが簡単です。
医療保険に入っているかどうかも聞き出しておきましょう。せっかくかけていても、わからないでそのままと言うこと、結構多いらしいです。
さて、父の骨壷を実家に安置したくうみんはマニュアルにしたがって公共料金の諸手続きをしました。
電気、ガス、水道の支払いをくうみん宅宛にしてもらうべく電話連絡します。片付けもしなくてはならないのでまだ止められません。あとはNHK,電話会社に連絡して、これは停止してもらいます。有料テレビの契約をしている場合は工事が必要です。
近所の人数人からありがたくも香典を戴いたので、そのお礼状は葉書に肉筆で書きました。長い病院の(これは自分の診察)待ち時間に一枚一枚お礼を書き綴ります。
そろそろ老眼の来たくうみんにとって苦行のようで、何度も気絶しそうになりました。
そして、市役所の市民課、後期高齢者健康保険、介護保険の係りに行って手続きをします。
そのとき必ずハンコと喪主の銀行口座の番号がわかるもの、葬儀屋さんの領収証か、または会葬礼状を持っていきましょう。健康保険から葬祭費として5万円支給されます。
その次は年金停止の手続きです。これをしないといつまでも年金が支払われ、おまわりさんに捕まってしまいます。必要書類は組合によって違うのですが「除籍謄本」だの「住民票」だの民生委員のハンコをもらえなど言われます。
と、これが面倒くさかった!くうみん父は職を転々としていたのでやたら企業年金の数が多く、額はわずかと言う最悪のパターンです。
「なんだ、じじい!死んだ後も、くうみんを苦しめるのかぁ!」
何度もめまいがしそうになりました。それでも数百円(本当です!)から数万円の年金未支給分がくうみんの通帳に塵のようにわずかずつ振り込まれました。
銀行の口座も数行に渡ってあり、これは通帳と印鑑でバックレておろしに行きました。数千円から多くても数万円の金額なので何も咎められずにおろすことができました。
年寄り相手の詐欺犯人は
「年寄りは葬式代くらいは持っている」
とうそぶいていると言いますがくうみん父は葬式代も持っていませんでした。永遠に生きるつもりだったのか…80超えたら葬式代の積み立てくらいはして欲しいものです。
父はがん保険に入っていたので、ここから80万円ほどのお金を受け取ることができました。少なくとも5年以上月2万円ほど掛けてこの金額です。くうみんは助かったのですがコストパフォーマンス悪すぎ。
こんなに苦労してかき集めた金を妹のマキロンはさっ、と半分持って行きました。
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